「幸福な鶴屋さん　３」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら

「幸福な鶴屋さん　３」(2020/06/06 (土) 00:45:35) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<p>ある日の放課後、私はいつものように部室棟の物置で昼食をとっていた。</p>
<p>以前教室で弁当を広げた際、まとめて３Ｆの窓から放り投げられてしまって以来、ここが私の食堂になった。</p>
<p>&#160;</p>
<p>様々な教材が積み上げられており、窓からさす陽ざしも大半が遮られている。<br />
覚られぬように蛍光灯も点けていないので、</p>
<p>正午にもかかわらず異様な不気味さを、この教室はかもし出していた。<br />
が、あまりの椅子や机が所狭しと積まれているため、ある意味では快適な面もあったと思う。</p>
<p><br />
「・・・」</p>
<p><br />
誰か、来た。　気配で、わかった。</p>
<p><br />
おそらく教材を取りに来た教師か、文科系の部活動員が備品を取りに来たのだろう。</p>
<p><br />
私は手早く昼食の弁当をたたみ、物陰に息を殺して隠れた。<br />
ここで見つかったら、また何を言われるか・・　たまったものではない。</p>

<p>ある日の放課後、私はいつものように部室棟の物置で昼食をとっていた。</p>
<p>以前教室で弁当を広げた際、まとめて３Ｆの窓から放り投げられてしまって以来、ここが私の食堂になった。</p>
<p> </p>
<p>様々な教材が積み上げられており、窓からさす陽ざしも大半が遮られている。<br />
覚られぬように蛍光灯も点けていないので、</p>
<p>正午にもかかわらず異様な不気味さを、この教室はかもし出していた。<br />
が、あまりの椅子や机が所狭しと積まれているため、ある意味では快適な面もあったと思う。</p>
<p><br />
「・・・」</p>
<p><br />
誰か、来た。　気配で、わかった。</p>
<p><br />
おそらく教材を取りに来た教師か、文科系の部活動員が備品を取りに来たのだろう。</p>
<p><br />
私は手早く昼食の弁当をたたみ、物陰に息を殺して隠れた。<br />
ここで見つかったら、また何を言われるか・・　たまったものではない。</p>