「朝倉涼子を婚約者 狭間のお話「ある日の古泉２」」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら
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<p>「弱りましたねぇ・・・まさか僕たちの学校の生徒が被害を受けるとは」<br />
本当に僕は弱っていた。この頃、閉鎖空間が一気に発生したのだ。<br />
おそらく何かされてイライラというよりも不安定な状況におけるストレスが原因で。<br />
その不安定な状況と言うのは最近起きたある事件がきっかけで発生している。<br />
涼宮さんのクラスメイトが二名殺されたという連続通り魔殺人事件。<br />
吸血鬼の仕業と囁かれるその事件の被害の手が学校まで伸びたという恐怖か不安からか涼宮さんは不安定になってしまったらしい。<br />
機関総動員でテレビ局に掛け合うべきだったと今更後悔している。<br />
「涼宮ハルヒは現状では不安定。ただ、今は彼と接触して幾分かは正常化している模様」<br />
「どうしたら良いんでしょうかねぇ・・・。機関内部も相当混乱してますから。お二人は何か？」<br />
「禁則事項には触れないので言うんですけど、これは規定事項には無い事なんです。時間の中のバグなんです。だから未来でも混乱が起きちゃって」<br />
「情報統合思念体も未知の現状に対して困惑している」<br />
つまり、頼れる所はどこにも無いという事に成ってしまうわけですか。ん～。<br />
「現状は難しいですね。涼宮さんは・・・彼に任せるしかないでしょうね」<br />
「大切なのはそのキョンくんをどうするかですね。護衛をするとしたら古泉くんか長門さんに頼むしかないですね」<br />
「そこらへんは大丈夫だと思いますが、相手がどんな存在なのか掴めてないですからね・・・申請した際に機関がどう動くか」<br />
部屋が沈黙に満たされる。<br />
ぐぅ～～～。<br />
「・・・とりあえず、カレー食べる？」<br />
「「はい、いただきます」」</p>
<p>とりあえずご飯を食べてから対処を考えるとしましょう。</p>
<p>「「「いただきます」」」<br />
・・・しかし、僕らは本当にゆっくりですね。あ、このカレー前より美味しい。</p>
