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GANTZ」(2007/03/05 (月) 00:19:01) の最新版変更点

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GANTZ<br> First mission<br> ・・・・は?<br> どこだここ?<br> 気が付くと俺は何の家具もない、いたって普通の空き部屋にいた。<br> いや、普通じゃない点が一つだけあるな。<br> 部屋の中にある直径一メートル程の黒い球<br> 何だこれ?<br> <br> その部屋には30代位のサラリーマン風の男と<br> 不精髭をはやし、サングラスをかけ、髪はボサボサのおっさん<br> そして・・・普通の男の子、中学生くらいか?特筆する点は特に無い。<br> 「また出てきた・・・」<br> 「君も死んだのか?」<br> おっさんが聞いてくる。死んだ?<br> 俺が覚えているのは・・・<br> ハルヒを助けに行って、後ろから銃(多分)を突きつけられて・・・駄目だ、そこから思い出せない<br> 「いえ、よく覚えてないんです。それよりここは───」<br> と、ここで黒い球からレーザーらしいものが出てくる。<br> それは刺繍のように横に行ったりきたりしてあるものを形成している<br> いや・・・これは・・・・・「人」だ。<br> 足から出てきているんだが、これ本物か?<br> CTみたく体の断面が目の前に現れる。やばい、吐きそうだ・・・っておい、この制服北高じゃないか?<br> <br> 「キョン?」<br> 「ハルヒ!?どうしてここに?」<br> 「そんなのあたしが聞きたいわよ。あっ!みくるちゃんは!?」<br> 「大丈夫だ、古泉がついてるし、長門に救助を呼んでもらった」<br> 「そう、ならいいけど・・・」<br> あ、また誰か出てきた<br> 「!!何よこれ!?キョン!」<br> 「俺もわからないんだ」<br> 今度はレーザーが一度に三本さしだされる<br> 出てきたのは・・・<br> おいおい、SOS団全員集合ってわけか。やれやれ・・・<br> <br> 「ここ、どこですか?あたし、どうなるんですか?」<br> 朝比奈さんは相変わらず、長門も・・・いつも通りだな。<br> ただ、古泉だけが違った。<br> 正直、あんな顔の古泉は初めて見たな。<br> 驚きと恐怖が入り混じった。いつもの古泉からはおよそ想像も出来ないような顔だ。<br> 黒い球を呆然と見つめたまま、古泉が口を開いた<br> 「この状況について・・・少しですが心当たりがあります。私の知ってる範囲でよければ、お話しますが」<br> 誰も何も言わなかったが、場の空気が十分答えになったようで、古泉は説明を始めた<br> <br> 「まず、あの黒い球。機関では『ガンツ』と呼ばれています。間もなくあの球から武器と、スーツが支給されます。<br> スーツは必ず着用してください。命に関わる問題ですか──」<br> <br> あーたーらしーい<br> あーさがきた<br> きーぼーうの<br> あーさーが<br> よーろこーびに<br> むねをひーらけ<br> おーおーぞーら<br> あおーげー<br> <br> ・・・球がラジオ体操の歌を歌い始めた<br> 「何だ?」<br> そして、黒い球に先ほどは無かった文字が浮かび上がってくる<br> <br> てめぇ達の命は<br> 無くなりました<br> 新しい命を<br> どう使おうと<br> 私の勝手です。<br> という理屈なわけだす<br> <br> 「す」が逆さまになってるが・・・これは何だ?<br> 「てめぇ達の命は無くなりました・・・」<br> リーマンが呟く<br> 「私・・・死んだの?」<br> 朝比奈さんはもちろん、ハルヒまで怯えている。<br> かく言う俺も何がなんだか分からないし、怖くて仕方ない。<br> 長門を玄関まで連れて行く、こいつが頼りだ<br> <br> 「長門、これはどういうことだ?」<br> 「分からない」<br> 「何も?」<br> 「分かるのは、情報操作が使えなくなっている事と、情報統合思念体と一切連絡が取れない事だけ」<br> ってことは?<br> 「今、私はあなたたちと何ら変わりない『人間』になっている」<br> マジかよ・・・<br> ここで、黒球には文字の代わりにおかしな生き物(人間か?)の写真が出てきた<br> <br> <br> てめえ達は今から<br> この方をヤッつけに行って下ちい<br> <br> ネギ星人<br> 特徴<br> つよい<br> くさい<br> <br> <br> 好きなもの<br> ねぎ<br> 友情<br> <br> 口ぐせ<br> ねぎだけで十分ですよ!<br> <br> 「この方を・・・やっつけに・・・」<br> 「教えてくれ古泉。俺達はこれからどうなるんだ?」<br> 「端的に言えば、これから『狩り』が始まります。命を懸けた戦いです<br> もうすぐその球が開きますから必ずスーツを着てください」<br> その直後、まさに古泉の言葉に応えるように黒球は開いた<br> 中には・・・武器か?<br> おもちゃみたいな短銃と、ショットガンのような銃、銃口がY型になった銃があった<br> 「これ・・・何だ?」<br> 「すみません、それは僕にも分からないんです。とりあえず持っておいて下さい」<br> 「うわっ!な、中に人が!!」<br> リーマンが腰を抜かして球の中身を指差す<br> 球の中にはスキンヘッドで、裸の男が座っていた<br> 体に多くの機械が取り付けてあって口には人工呼吸器が取り付けてある<br> 「古泉くん・・・これ誰?」<br> 返事の変わりに肩をすくめる。元に戻りつつあるな・・・<br> 「スーツって、これか?」<br> おっさんが「キョン」と書かれた白い箱を持っている<br> 「なんで・・・知ってんだよ。」<br> 「分からない事は置いておきましょう。とにかく今はスーツを着てください」<br> 箱の中には黒いタイツみたいな服があった。ところどころに小さなレンズが取り付けてある<br> みんな服を上に着ているのであまり変わらないが、朝比奈さんのスーツ姿は少し見てみたかったな・・・<br> 「もうすぐ『転送』が始まります。決してその場から動かないように」<br> そういう古泉が最初に転送され始めた<br> 「古泉!」<br> 「古泉君!」<br> 「あわてないで、僕は大丈夫ですから絶対にその場を動かないで下さいね」<br> 古泉の体が頭から徐々に無くなって・・・消えた<br> 「次は俺か・・・」<br> 今度は中坊が転送され始めた<br> やがてそいつも消えて、次は・・・<br> <br> 「キョン・・・」<br> 俺か<br> 特に違和感は無かったが、転送が目のところまで来ると、突然景色が変わる<br> あの部屋から住宅街へ<br> やがて皆到着したが、古泉はいっこうに来ない<br> 「古泉君は?」<br> 携帯にもでない。いったい何やってんだ<br> 「あの少年もいない・・・」<br> リーマンが不安そうにつぶやく。<br> おっさんと長門はスーツに付いていたリモコンを弄ってばかりだ<br> 「もう、帰っていいんですかね?まだ仕事が残ってるんですが」<br> 「でも、古泉君が動いちゃ駄目って言ってましたよ・・・?」<br> おっさんが口を挟む<br> 「動くなって言われても、肝心の本人がいなんじゃあ・・・・」<br> 「連絡があったら、ここに電話してよ」<br> リーマンの名刺を受け取る。東野っていうんだ<br> 皆で帰り始めて、しばらくしたら『ピンポロパンポン♪』とおかしな電子音が聞こえてきた<br> 「何この音?」<br> 着メロか?<br> だんだん大きくなってくる。さすがにうるさいな<br> と、その時だった<br> 東野の頭が膨張して・・・・<br> バンッ!<br> <br> ・・・・・破裂した<br> <br> 「う・・・」駄目だ、抑えられない<br> 「うええええぇっ」<br> 床に吐しゃ物が散乱する。めまいがする。最悪の気分だ<br> いや、それよりも<br> 死んだ<br> 東野が、目の前で<br> 周りを見ると長門とおっさんだけが無表情<br> あとの二人は俺と一緒だ。<br> 「・・・引き返そう」<br> おっさんに従って、元の場所に戻ることになった<br> 古泉・・・・何やってんだよお前<br> <br> 「あわてないで、僕は大丈夫ですから、絶対にその場を動かないで下さいね」<br> 視界が住宅街に切り替わる<br> とにかく、皆は待機させて僕だけでも早くミッションを終わらせないと。<br> と、誰かが転送されてきた<br> 彼は・・・<br> 「来ましたか、とりあえず皆が──」<br> その瞬間、急に体が物凄い勢いで後ろに引っ張られる<br> 襟を掴まれ、彼に引きずられているみたいだ。<br> それにしても凄い早さだ、車といい勝負になる<br> これがスーツの力か<br> そして、勢い良く投げ飛ばされ、地面に転がる。公園か<br> 体勢を立て直す暇も無く、蹴りを食らう<br> 体が吹き飛び、時計台にぶつかる<br> その時、キュウゥゥゥンと音を立て、スーツのレンズから液体が溢れる。<br> 「これは・・・?」<br> 突然、うつぶせになっている背中に足が乗る。起き上がろうとしてもまったく動かない<br> 「教えてやるよ、スーツがオシャカになったんだ」<br> 「・・・やはり、経験者ですか」<br> 「何故お前はGANTZの事を知っている?死にたくなかったら吐いた方が身のためだぞ」<br> 頭に、鉄の感触が当たる。あの銃か<br> 「・・・昨日、機関に情報が入ったんです。GANTZについて」<br> 「機関とはなんだ?」<br> まだ、死にたくはなかったので、洗いざらい吐いた。機関のこと、涼宮ハルヒのこと、SOS団のこと<br> 「なるほどね、良く分かったよ。ご苦労様」<br> ギョーン<br>
<ul class="plugin_recent_ul"> <li><a title="GANTZ OPENING (2m)" href= "http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2260.html"><font color="#000000">GANTZ OPENING</font></a></li> <li><a title="GANTZ First mission (39s)" href= "http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2261.html"><font color="#000000">GANTZ First mission</font></a></li> </ul>

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