「SONG OF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET-　プロローグ」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら

「SONG OF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET-　プロローグ」(2007/04/04 (水) 00:07:04) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

冬は人が暖かく感じる。もちろん肌に感じる冷たさは冬そのもの。通り過ぎていく風が証人。<br>

震える体をさすりながら私は学校の校門をくぐる。でも、寒い、と口には出せない。<br>

他の女の子より暖かい格好してるんだもん。口に出して言ったら怒られちゃう。まぁ、怒られないけどね。<br>

ちなみにそんな私の格好は男子用の制服。女子が着るのはおかしい。けど、私は大丈夫なの。<br>

だって、学校では男の子だもん。ふりだけどね。おかげで、今は毎日が辛い。だって、<br>

「おはよう、国木田」<br>
「キョン、おはよう」<br>
大好きな彼に気持ちを伝えることさえ出来ないんだから。<br>

<br>
―――あの空は何を見ているのか。この地面は何を見ているのか。<br>

―――始まりか。経過か。結末か。<br>
―――未来と現在と過去。終わりから始まる唄。<br>
<br>
SONG OF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET-<br>
<br>

<p>冬は人が暖かく感じる。もちろん肌に感じる冷たさは冬そのもの。通り過ぎていく風が証人。<br />
震える体をさすりながら私は学校の校門をくぐる。でも、寒い、と口には出せない。<br />
他の女の子より暖かい格好してるんだもん。口に出して言ったら怒られちゃう。まぁ、怒られないけどね。<br />
ちなみにそんな私の格好は男子用の制服。女子が着るのはおかしい。けど、私は大丈夫なの。<br />
だって、学校では男の子だもん。ふりだけどね。おかげで、今は毎日が辛い。だって、<br />
「おはよう、国木田」<br />
「キョン、おはよう」<br />
大好きな彼に気持ちを伝えることさえ出来ないんだから。<br />
<br />
―――あの空は何を見ているのか。この地面は何を見ているのか。<br />
―――始まりか。経過か。結末か。<br />
―――未来と現在と過去。終わりから始まる唄。<br />
<br />
SONG OF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET-</p>
<p>&nbsp;</p>
<ul>
    <li><a href="http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2418.html">第一話へ</a></li>
</ul>