「ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令(プロローグ)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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私は今「彼」と一緒にいる<br>
「彼」を殺すために一緒にいる<br>
「彼」は私の親友の兄だ<br>
親友は私の使命を知らない<br>
しかし私は何故今すぐ「彼」を殺さないのだろう<br>
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<br>
数年前にこの使命を与えていられたら<br>
確実に私は「彼」を殺すだろう<br>
しかし最近変な感覚が私の中にある<br>
なんだこれは・・・<br>
なんだこれは・・・・<br>
なんだこれは・・・・・<br>
数年前にはまったく感じられなかった感覚だ<br>
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「彼」が私を見てきた<br>
私は顔を彼に向けようとする<br>
しかしできない<br>
できたとしても直視できない<br>
なぜ・・・<br>
なぜ・・・・<br>
なぜ・・・・・<br>
<br>
親友は言う<br>
「顔が赤いよ~?」<br>
「彼」が言う<br>
「どうした?熱でもあるのか??」<br>
そんなはずはない<br>
私は至って健康だ<br>
しかし今まで以上に変な感覚はする・・・・<br>
<br>
私は「彼」を見ると変な感覚が起こる<br>
私は「彼」と話すと変な感覚が起こる<br>
私と親友が「彼」について話すと変な感覚が起こる<br>
私が「彼」を思うと変な感覚が起こる<br>
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もしかしたら、これ最も持ってはいけない<br>
感覚なのではないか<br>
そしたらこれはもしや<br>
「恋」なのかもしれない<br>
<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
嘘だ<br>
何故そう感じてしまうんだ<br>
私は彼を殺すのだ<br>
殺すために彼といるのだ<br>
<br>
私の感情は彼に恋をしている<br>
私には「彼」を殺すという使命がある<br>
私がもし「彼」を殺さなければ<br>
私が使命を破ったことで殺されるだろう<br>
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私が「彼」を殺したら<br>
親友が悲しむだろう<br>
私もとても悲しむだろう<br>
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わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
わからない<br>
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私は恋をとるべきか<br>
使命をとるべきか<br>
どうすればよいのだろう<br>
私はどちらが正しいのかわからない<br>
いまどうすれば良いのかわからない・・・・・・<br>