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涼宮ハルヒの冒険(仮) プロローグ」(2007/01/28 (日) 04:39:32) の最新版変更点

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<p>プロローグ<br> <br> 日常生活の回想<br> <br> <br> 「なぜ、俺たちはこんな所で怪物と戦っているんだ?」<br> 「今はそれを気にしている余裕は無い、目の前の状況をなんとかするべき」<br> 確かに長門の言う通りだが、<br> 今の状況を受け入れられていない、<br> 俺にとって長門のセリフには非常に不安を感じていた<br> まず、今の状況を話そう<br> 簡単に言えばゲームのRPGの世界に迷い込んだというな感じだ<br> そこで、スライムらしき物体と、いかにも凶暴そうな狼と戦っている<br> 俺は剣を持っているが、正直戦闘は初めてで不安だ<br> 長門が後ろから情報操作(魔法?)で援護してくれているが<br> 長門の情報操作による回復もできなくなりそうで、非常にやばい状況だ<br> 朝比奈さんと鶴屋さんはどこに居るのか?<br> それにハルヒをこれからどうするのかもわからない<br> 「長門!狼は倒したが、このスライムまったく攻撃が効かないぞ!!」<br> 「解析の結果、火に弱い事が判明、こちらで攻撃する。」<br> そういったあと長門はまたあの呪文を唱えた<br> 「bmobemalfcigamedomlliks」<br> <br> スライムが蒸発していく・・・<br> とりあえず助かったみたいだ。<br> 落ち着いたところで、なぜこんな事になったのか、昨日を思い出してみるか<br> <br> 金曜日の放課後<br> <br> 俺と古泉はチェスをしていた<br> 今のところは俺の優勢だがまだまだ油断はできない状況だ、<br> そういえばさっきから視線を感じるのだが・・・<br> ふと横を見ると長門がチェス盤を見ていた<br> いつの間に横に居たんだ、お前は<br> 「なんだ、長門もやりたいのか?」<br> 「見てるだけ」<br> 「あなたの番ですよ」<br> 「じゃあ、ここにポーンを動かして・・・」<br> ばーーーん!!<br> 部室のドアを勢い良くあけたのは・・・<br> 「明日は怪物を探すわよ!!」<br> ハルヒだ・・・<br> いつもこいつに振り回されている<br> しかも話が急すぎる!!<br> 「おいハルヒ、怪物探すってあてがあるのか?」<br> 「もちろん!この近くの森に怪物が出たって噂が流れてきたのよ」<br> やれやれ・・・<br> 誰だ?そんな噂をながしたのは?<br> 「あなたは重大なミスを犯している。それに気付かなければ、あなたはこの勝負に負ける」<br> え?俺がミスしているって?そんなはずないのだが・・・<br> もう一度戦況を確認してみる・・・<br> 「ちょっと、きいてるの!?」<br> 「あの~、お茶はいりましたけど~」<br> 半ば無視してるようにみえるが<br> メンバーみんながちゃんと内容を把握してる場合が多い<br> なぜだろう?ハルヒの言う事は大して価値が無いのに<br> <br> 「さーてこれから計画を話すわよ」<br> 「なにぃぃぃ!?そこから攻めてくるのか!?」<br> 「明日は、森の中を探索して」<br> 「まだ驚異ではない。攻められた所を守るべき」<br> 「おやおや、汗が出てますよ」<br> 「ハァハァ・・・あせって興奮しただけだ・・・」<br> 「弁当は絶対必要ね、後は何が必要かしら?」<br> 「今度はこちらが攻められていますね」<br> 「そうだ、双眼鏡がいるわね、あとは・・・」<br> 「あつい・・・帰ってシャワー浴びなきゃな」<br> 「おや、本格的にやばくなってきましたね」<br> 「いまはキョンくんが攻めているんですか?」<br> 「こら!!あんたたち聞いてるの!?」<br> 「聞いている」<br> 俺が口を開く前に先に口を開いたのは長門だった<br> 「何がどう聞いているのか説明してみなさいよ」<br> 「明日森で弁当と双眼鏡をもって探索」<br> 少ない文字で、必要な事を言う長門にはいつも助けられている<br> ハルヒは話が長いんだよ!!<br> 「やっほー、みくるいるっ?」<br> そういいながらドアを勢い良く開けたのは鶴屋さんだ<br> 「あれ?みくるはいないにょろか?」<br> 鶴屋さん・・・ドアの後ろ・・・<br> 「いたいですぅ・・・」<br> 「にょろーん・・・」<br> めがっさ空気が和んだ・・・って何言ってんだ俺は!!!<br> 非日常的なシーンに何度も巻き込まれているせいか精神が若干不安定なようだ・・・<br> 明後日ゲーセンでも行くか・・・<br> <br> 「そうだ、鶴屋さんも明日、森の探索に行かない?」<br> 「おい、ハルヒ何も巻き込む必要ないじゃないか」<br> 「別にいいにょろよー、明日ちょうど一人で出かけようと思ってたっさ」<br> なんか、俺のことなんてまったく気にせず会話してるな・・・<br> その後、鶴屋さんが来てから話がとんとん拍子に進み、あっという間に計画が決まった<br> どうやら鶴屋さんは話をまとめるのがうまいらしい<br> とりあえず、古泉をチェスでとどめを刺し、<br> ついでに長門を相手に戦ってみたが、流石宇宙的アンドロイド、俺の戦略はまったく通じず<br> 三個しか駒を取れなかった上ポーンでとどめを刺された<br> 「さーて、明日は森の前公園に10時集合!!遅刻したら罰金よ!!」<br> 次の日、地獄のような日になるとはこのときの俺はまだ知らなかったんだ。<br> 公園の名前が適当だが、作者の都合と言う事で勘弁してくれ<br> <br> 次の日・・・<br> <br> 集合場所に一時間前に来たおれはみんながまだ来てないのを見て少しほっとしていた<br> 罰金だけは避けたかったからだ<br> もうポケットマネーがそこを尽きた・・・<br> 十分後ハルヒと鶴屋さんが来た<br> 「やっほー」<br> 「あなたにしてはめずらしいわね、さては金がなくなったんでしょ。」<br> いちいち気に障る事いうなよ<br> 「あっ、誰か来たわよ」<br> 振り返ると朝比奈さんが走ってきていた<br> 「はぁはぁ・・・、最後ではないですよね?」<br> 「まだ二人が来てませんが、僕たちもさっき来たばかりですよ」<br> それから三分後<br> 古泉が余裕の表情で歩いてきていた<br> こいつにはあせる状況というものが無いのか?<br> さらにその十分後、長門が来た。<br> 珍しい、長門が遅刻する事なんて無かったのに<br> まあ、厳密に言えば遅刻じゃないのだが<br> 「バスが遅延した」<br> 「バスが遅れた理由は?」<br> 長門は何も言わずポケットからペッパーとかかれたビンを取り出した<br> なるほど、胡椒したのか・・・<br> って、誰がうまい事言えって(ry<br> <br> 長門の冗談はさておき<br> 森の探索を始めた俺たちだが<br> あたりには木がうっそうと生えており<br> いかにも何かが出てきそうな雰囲気だ<br> 本当にでてこないよな!?<br> <br> 「ここ、怖いですぅ・・・」<br> 朝比奈さんが手を握っているがそれを気にしている余裕が無かった<br> 冗談抜きで怖いぞ<br> 一番前を歩いていたハルヒが突然止まった<br> 「何か居る・・・それも只者じゃない・・・」<br> 「明らかに私達とは仲良くしてくれなさそうですね。」<br> 冷静な解説をするのはやめてくれ<br> しかもさっきから恐怖が胸の奥から沸いてくる。<br> ここは危険、そんな言葉が頭をよぎっている<br> 「ここは嫌な感じがするにょろ・・・」<br> 「怪物を怒らせちゃったんじゃないか?今からでも遅くない、戻ろうぜ。」<br> しかし足が動かない。<br> ほかのみんなも同じみたいだ<br> 周りを警戒しながらその場から動かない<br> 完全に動きを封じられている・・・そのまま五分くらい経っただろうか?<br> ダメだ恐怖でおかしくなりそうだ<br> メンバー皆も不安な顔や真剣な表情で周りを見ている<br> 「フハハハハハハ!!」<br> 誰だ、不気味な声をあげたのは?<br> 後ろを振り返ると<br> ハルヒがナイフを持ち、長門がそれを受け止めているという光景が目に入った<br> どこかで見たことあるぞ、このシーン<br> 「あなたは、肉体は涼宮ハルヒしかし、人格は別人格、何らかの方法で操っていると推測される」<br> 「なにがどうなってるさっ!?」<br> 「おい、長門!どうなってる!?」<br> 「原因は不明。しかし現在の涼宮ハルヒはまったくの別人格。」<br> 「閉鎖空間が発生!!急速に拡大しています!!」<br> 「こんな事既定事項にはないですっ!」<br> さっぱり状況が理解できない。<br> 唯一わかるのはいままで一番最悪な状況だということだ<br> <br> 急展開すぎだろ!!<br> 「この力、大いに使わせてもらうわ。」<br> 「この状況を何とか出来んのか!!」<br> 「今の涼宮ハルヒは別人格とはいえ肉体は<span style= "COLOR: rgb(255,0,0)">彼女</span>そのもの。傷つける事は出来ない」<br> どうすれば良い!!<br> 一体どうすれば!?<br> <br> パシーン!!<br> 「目を覚ますにょろ!!」<br> 鶴屋さん・・・<br> 今の状況を簡単に説明すると鶴屋さんが,横に回り頬を叩いたという状況だ(わかりにくいな<br> 「気が変わったわ・・・この先の小屋で待ってる。覚悟が出来たら、来なさい。」<br> ハルヒはそのまま森の奥に消えていった<br> いや、別人格なんだからこの表現はおかしい<br> ハルヒ(偽)とでも呼ぶべきか<br> 「今の状況はまずいですね・・・閉鎖空間の拡大はしてないものの、<span style="COLOR: rgb(255,0,0)">涼宮さん</span>が何者かの手に落ちるとは思っても見ませんでした」<br> 「情報統合思念体も、今の状況に絶望している。これから<span style="COLOR: rgb(255,0,0)">彼女</span>を正常化に向かうのが最優先。」<br> 状況がいまいちわからない鶴屋さん(俺もだが)は少し困惑している様子だったが<br> 「じゃあ、<span style= "COLOR: rgb(255,0,0)">ハルにゃん</span>にも一度会いにいくにょろ!!」<br> といつもの元気な声に変わっていた<br> <br> しばらく森を進んでいくと、いかにも崩れそうな小屋があった。<br> こんな所で何をするんだ?<br> 「長門、ハルヒは一体どうなったんだ?」<br> 「先ほどから異常空間の発生を確認している。それが涼宮ハルヒの精神に直接アクセスしたと考えられる」<br> 「長門さんは、<span style= "COLOR: rgb(255,0,0)">涼宮さん</span>の精神に何者かがいると考えているようです。」<br> 「解説するのはいいんだが、顔が近い!離れろ!」<br> その後、長門と古泉の解説を聞いていたのだが長すぎて半分くらいしか理解できん<br> まあそれでもいいほうだと思うが。<br> <br> 俺なりに話をまとめてみると、<br> ハルヒは何者かに操られている<br> 原因は異常空間の先の何者か<br> 相手はハルヒの能力が目当て<br> じゃまになる俺たちをさっき葬ろうとしていたなどなど・・・・<br> 「じゃあ何故、偽ハルヒはこんな小屋に呼び出した?」<br> 「私達が、只者じゃない事に気付いたのでしょう。そこで別の方法を考えたのでは?」<br> 「<span style= "COLOR: rgb(255,0,0)">彼女</span>の正常化がされなければ、この問題が解決することはない。」<br> とりあえず俺たちは小屋に入る事にした。<br> がちゃ・・・<br> 誰も居ない?<br> 全員が小屋の中に入ったが、ハルヒが現れる様子は無い<br> もしかして・・・<br> バタン!!<br> 後ろで大きな音を立ててドアが閉まった。<br> しまった!罠だ!!<br> 次の瞬間には変なにおいがして、皆が倒れていくのが見えた。<br> <br> そしてそのまま俺の意識もブラックアウトした・・・<br> <br> プロローグ終わり</p> <ul> <li><a href= "http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2021.html">第一章</a>に続く</li> </ul> <br>
<p>プロローグ<br> <br> 日常生活の回想<br> <br> <br> 「なぜ、俺たちはこんな所で怪物と戦っているんだ?」<br> 「今はそれを気にしている余裕は無い、目の前の状況をなんとかするべき」<br> 確かに長門の言う通りだが、<br> 今の状況を受け入れられていない、<br> 俺にとって長門のセリフには非常に不安を感じていた<br> まず、今の状況を話そう<br> 簡単に言えばゲームのRPGの世界に迷い込んだというな感じだ<br> そこで、スライムらしき物体と、いかにも凶暴そうな狼と戦っている<br> 俺は剣を持っているが、正直戦闘は初めてで不安だ<br> 長門が後ろから情報操作(魔法?)で援護してくれているが<br> 長門の情報操作による回復もできなくなりそうで、非常にやばい状況だ<br> 朝比奈さんと鶴屋さんはどこに居るのか?<br> それにハルヒをこれからどうするのかもわからない<br> 「長門!狼は倒したが、このスライムまったく攻撃が効かないぞ!!」<br> 「解析の結果、火に弱い事が判明、こちらで攻撃する。」<br> そういったあと長門はまたあの呪文を唱えた<br> 「bmobemalfcigamedomlliks」<br> <br> スライムが蒸発していく・・・<br> とりあえず助かったみたいだ。<br> 落ち着いたところで、なぜこんな事になったのか、昨日を思い出してみるか<br> <br> 金曜日の放課後<br> <br> 俺と古泉はチェスをしていた<br> 今のところは俺の優勢だがまだまだ油断はできない状況だ、<br> そういえばさっきから視線を感じるのだが・・・<br> ふと横を見ると長門がチェス盤を見ていた<br> いつの間に横に居たんだ、お前は<br> 「なんだ、長門もやりたいのか?」<br> 「見てるだけ」<br> 「あなたの番ですよ」<br> 「じゃあ、ここにポーンを動かして・・・」<br> ばーーーん!!<br> 部室のドアを勢い良くあけたのは・・・<br> 「明日は怪物を探すわよ!!」<br> ハルヒだ・・・<br> いつもこいつに振り回されている<br> しかも話が急すぎる!!<br> 「おいハルヒ、怪物探すってあてがあるのか?」<br> 「もちろん!この近くの森に怪物が出たって噂が流れてきたのよ」<br> やれやれ・・・<br> 誰だ?そんな噂をながしたのは?<br> 「あなたは重大なミスを犯している。それに気付かなければ、あなたはこの勝負に負ける」<br> え?俺がミスしているって?そんなはずないのだが・・・<br> もう一度戦況を確認してみる・・・<br> 「ちょっと、きいてるの!?」<br> 「あの~、お茶はいりましたけど~」<br> 半ば無視してるようにみえるが<br> メンバーみんながちゃんと内容を把握してる場合が多い<br> なぜだろう?ハルヒの言う事は大して価値が無いのに<br> <br> 「さーてこれから計画を話すわよ」<br> 「なにぃぃぃ!?そこから攻めてくるのか!?」<br> 「明日は、森の中を探索して」<br> 「まだ驚異ではない。攻められた所を守るべき」<br> 「おやおや、汗が出てますよ」<br> 「ハァハァ・・・あせって興奮しただけだ・・・」<br> 「弁当は絶対必要ね、後は何が必要かしら?」<br> 「今度はこちらが攻められていますね」<br> 「そうだ、双眼鏡がいるわね、あとは・・・」<br> 「あつい・・・帰ってシャワー浴びなきゃな」<br> 「おや、本格的にやばくなってきましたね」<br> 「いまはキョンくんが攻めているんですか?」<br> 「こら!!あんたたち聞いてるの!?」<br> 「聞いている」<br> 俺が口を開く前に先に口を開いたのは長門だった<br> 「何がどう聞いているのか説明してみなさいよ」<br> 「明日森で弁当と双眼鏡をもって探索」<br> 少ない文字で、必要な事を言う長門にはいつも助けられている<br> ハルヒは話が長いんだよ!!<br> 「やっほー、みくるいるっ?」<br> そういいながらドアを勢い良く開けたのは鶴屋さんだ<br> 「あれ?みくるはいないにょろか?」<br> 鶴屋さん・・・ドアの後ろ・・・<br> 「いたいですぅ・・・」<br> 「にょろーん・・・」<br> めがっさ空気が和んだ・・・って何言ってんだ俺は!!!<br> 非日常的なシーンに何度も巻き込まれているせいか精神が若干不安定なようだ・・・<br> 明後日ゲーセンでも行くか・・・<br> <br> 「そうだ、鶴屋さんも明日、森の探索に行かない?」<br> 「おい、ハルヒ何も巻き込む必要ないじゃないか」<br> 「別にいいにょろよー、明日ちょうど一人で出かけようと思ってたっさ」<br> なんか、俺のことなんてまったく気にせず会話してるな・・・<br> その後、鶴屋さんが来てから話がとんとん拍子に進み、あっという間に計画が決まった<br> どうやら鶴屋さんは話をまとめるのがうまいらしい<br> とりあえず、古泉をチェスでとどめを刺し、<br> ついでに長門を相手に戦ってみたが、流石宇宙的アンドロイド、俺の戦略はまったく通じず<br> 三個しか駒を取れなかった上ポーンでとどめを刺された<br> 「さーて、明日は森の前公園に10時集合!!遅刻したら罰金よ!!」<br> 次の日、地獄のような日になるとはこのときの俺はまだ知らなかったんだ。<br> 公園の名前が適当だが、作者の都合と言う事で勘弁してくれ<br> <br> 次の日・・・<br> <br> 集合場所に一時間前に来たおれはみんながまだ来てないのを見て少しほっとしていた<br> 罰金だけは避けたかったからだ<br> もうポケットマネーがそこを尽きた・・・<br> 十分後ハルヒと鶴屋さんが来た<br> 「やっほー」<br> 「あなたにしてはめずらしいわね、さては金がなくなったんでしょ。」<br> いちいち気に障る事いうなよ<br> 「あっ、誰か来たわよ」<br> 振り返ると朝比奈さんが走ってきていた<br> 「はぁはぁ・・・、最後ではないですよね?」<br> 「まだ二人が来てませんが、僕たちもさっき来たばかりですよ」<br> それから三分後<br> 古泉が余裕の表情で歩いてきていた<br> こいつにはあせる状況というものが無いのか?<br> さらにその十分後、長門が来た。<br> 珍しい、長門が遅刻する事なんて無かったのに<br> まあ、厳密に言えば遅刻じゃないのだが<br> 「バスが遅延した」<br> 「バスが遅れた理由は?」<br> 長門は何も言わずポケットからペッパーとかかれたビンを取り出した<br> なるほど、胡椒したのか・・・<br> って、誰がうまい事言えって(ry<br> <br> 長門の冗談はさておき<br> 森の探索を始めた俺たちだが<br> あたりには木がうっそうと生えており<br> いかにも何かが出てきそうな雰囲気だ<br> 本当にでてこないよな!?<br> <br> 「ここ、怖いですぅ・・・」<br> 朝比奈さんが手を握っているがそれを気にしている余裕が無かった<br> 冗談抜きで怖いぞ<br> 一番前を歩いていたハルヒが突然止まった<br> 「何か居る・・・それも只者じゃない・・・」<br> 「明らかに私達とは仲良くしてくれなさそうですね。」<br> 冷静な解説をするのはやめてくれ<br> しかもさっきから恐怖が胸の奥から沸いてくる。<br> ここは危険、そんな言葉が頭をよぎっている<br> 「ここは嫌な感じがするにょろ・・・」<br> 「怪物を怒らせちゃったんじゃないか?今からでも遅くない、戻ろうぜ。」<br> しかし足が動かない。<br> ほかのみんなも同じみたいだ<br> 周りを警戒しながらその場から動かない<br> 完全に動きを封じられている・・・そのまま五分くらい経っただろうか?<br> ダメだ恐怖でおかしくなりそうだ<br> メンバー皆も不安な顔や真剣な表情で周りを見ている<br> 「フハハハハハハ!!」<br> 誰だ、不気味な声をあげたのは?<br> 後ろを振り返ると<br> ハルヒがナイフを持ち、長門がそれを受け止めているという光景が目に入った<br> どこかで見たことあるぞ、このシーン<br> 「あなたは、肉体は涼宮ハルヒしかし、人格は別人格、何らかの方法で操っていると推測される」<br> 「なにがどうなってるさっ!?」<br> 「おい、長門!どうなってる!?」<br> 「原因は不明。しかし現在の涼宮ハルヒはまったくの別人格。」<br> 「閉鎖空間が発生!!急速に拡大しています!!」<br> 「こんな事既定事項にはないですっ!」<br> さっぱり状況が理解できない。<br> 唯一わかるのはいままで一番最悪な状況だということだ<br> <br> 急展開すぎだろ!!<br> 「この力、大いに使わせてもらうわ。」<br> 「この状況を何とか出来んのか!!」<br> 「今の涼宮ハルヒは別人格とはいえ肉体は彼女そのもの。傷つける事は出来ない」<br> どうすれば良い!!<br> 一体どうすれば!?<br> <br> パシーン!!<br> 「目を覚ますにょろ!!」<br> 鶴屋さん・・・<br> 今の状況を簡単に説明すると鶴屋さんが,横に回り頬を叩いたという状況だ(わかりにくいな<br> 「気が変わったわ・・・この先の小屋で待ってる。覚悟が出来たら、来なさい。」<br> ハルヒはそのまま森の奥に消えていった<br> いや、別人格なんだからこの表現はおかしい<br> ハルヒ(偽)とでも呼ぶべきか<br> 「今の状況はまずいですね・・・閉鎖空間の拡大はしてないものの、涼宮さんが何者かの手に落ちるとは思っても見ませんでした」<br> 「情報統合思念体も、今の状況に絶望している。これから彼女を正常化に向かうのが最優先。」<br> 状況がいまいちわからない鶴屋さん(俺もだが)は少し困惑している様子だったが<br> 「じゃあ、ハルにゃんにも一度会いにいくにょろ!!」<br> といつもの元気な声に変わっていた<br> <br> しばらく森を進んでいくと、いかにも崩れそうな小屋があった。<br> こんな所で何をするんだ?<br> 「長門、ハルヒは一体どうなったんだ?」<br> 「先ほどから異常空間の発生を確認している。それが涼宮ハルヒの精神に直接アクセスしたと考えられる」<br> 「長門さんは、涼宮さんの精神に何者かがいると考えているようです。」<br> 「解説するのはいいんだが、顔が近い!離れろ!」<br> その後、長門と古泉の解説を聞いていたのだが長すぎて半分くらいしか理解できん<br> まあそれでもいいほうだと思うが。<br> <br> 俺なりに話をまとめてみると、<br> ハルヒは何者かに操られている<br> 原因は異常空間の先の何者か<br> 相手はハルヒの能力が目当て<br> じゃまになる俺たちをさっき葬ろうとしていたなどなど・・・・<br> 「じゃあ何故、偽ハルヒはこんな小屋に呼び出した?」<br> 「私達が、只者じゃない事に気付いたのでしょう。そこで別の方法を考えたのでは?」<br> 「彼女の正常化がされなければ、この問題が解決することはない。」<br> とりあえず俺たちは小屋に入る事にした。<br> がちゃ・・・<br> 誰も居ない?<br> 全員が小屋の中に入ったが、ハルヒが現れる様子は無い<br> もしかして・・・<br> バタン!!<br> 後ろで大きな音を立ててドアが閉まった。<br> しまった!罠だ!!<br> 次の瞬間には変なにおいがして、皆が倒れていくのが見えた。<br> <br> そしてそのまま俺の意識もブラックアウトした・・・<br> <br> プロローグ終わり</p> <ul> <li><a href= "http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2021.html">第一章</a>に続く</li> </ul> <br>

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