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「甘いプリンの秘密 第2話」(2020/03/12 (木) 23:34:52) の最新版変更点
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<div>放課後の部室でのことだ。<br></div>
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<div>
俺が部室に行くと、そこには置物のように鎮座して読書する長門の姿があった。<br>
「あれ、他には来てないのか?」<br>
そう聞くと長門は、黒光りする瞳をこちらに向け、<br>
僅かに首を縦に動かしただけだった。<br>
「そ、そうか…」<br></div>
<br>
<div>正直に言おう。<br>
俺はこの雰囲気があまり好きではない。<br>
そりゃあ確かに、長門は役に立つし、何回も助けてもらった。<br>
だが、やはりこの無口な有機アンドロイドと<br>
2人きりになるというのは、慣れないものだ。<br></div>
<br>
<div>と、その時のことである。<br></div>
<br>
<div>読んでいた本をパタンと閉じた長門は、<br>
椅子から立ち上がり、冷蔵庫の前に立った。<br>
そして、冷蔵庫の扉をパタンと開け、<br>
中から大きな皿を取り出し、俺の目の前に出した。<br></div>
<br>
<div>「…食べて」<br>
「これは?」<br>
「…プリンと呼ばれる食べ物。涼宮ハルヒによって強制的に作らされた」<br>
「そ、そうなのか…」<br>
あの野郎<ハルヒ>、長門にもこんなことをさせていたのか。<br>
</div>
<br>
<div>
言わずもがな、そのプリンもやはり、『おっぱい』と呼ばれる形をしていた。<br>
ハルヒが作ったやつよりも小ぶりだった。<br></div>
<br>
<div>俺は長門に手渡されたスプーンを持ち、<br>
そのプリンを食べた。<br>
ハルヒの時と同じで、このプリンもとても甘かった。<br></div>
</div>
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<div class="main">
<div>放課後の部室でのことだ。</div>
<div>俺が部室に行くと、そこには置物のように鎮座して読書する長門の姿があった。<br />
「あれ、他には来てないのか?」<br />
そう聞くと長門は、黒光りする瞳をこちらに向け、<br />
僅かに首を縦に動かしただけだった。<br />
「そ、そうか…」</div>
<div>正直に言おう。<br />
俺はこの雰囲気があまり好きではない。<br />
そりゃあ確かに、長門は役に立つし、何回も助けてもらった。<br />
だが、やはりこの無口な有機アンドロイドと<br />
2人きりになるというのは、慣れないものだ。</div>
<div>と、その時のことである。</div>
<div>読んでいた本をパタンと閉じた長門は、<br />
椅子から立ち上がり、冷蔵庫の前に立った。<br />
そして、冷蔵庫の扉をパタンと開け、<br />
中から大きな皿を取り出し、俺の目の前に出した。</div>
<div>「…食べて」<br />
「これは?」<br />
「…プリンと呼ばれる食べ物。涼宮ハルヒによって強制的に作らされた」<br />
「そ、そうなのか…」<br />
あの野郎<ハルヒ>、長門にもこんなことをさせていたのか。</div>
<div>言わずもがな、そのプリンもやはり、『おっぱい』と呼ばれる形をしていた。<br />
ハルヒが作ったやつよりも小ぶりだった。</div>
<div>俺は長門に手渡されたスプーンを持ち、<br />
そのプリンを食べた。<br />
ハルヒの時と同じで、このプリンもとても甘かった。</div>
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