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【涼宮ハルヒの病院】●とキョン」(2007/01/15 (月) 18:00:40) の最新版変更点

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<div class="main"> <div>午前中の診察が終わり、医局でくつろいでいる。<br> 朝比奈さんがお茶を淹れてくれる所は、SOS団の頃と変わりないな。<br> 勿論、甘露であることも変わりない。<br> ただ、朝比奈さんはお茶を淹れたあとに「外来の仕事がありますので<br> ぇ〜」と言いながら仕事に戻っていった。ハルヒは高校の頃と変わらず<br> どこかに行っているし、長門は外来が長引いてまだ仕事が終わっていな<br> い。<br> つまり、医局にいるのは古泉と俺だけ、と言うわけだ。<br></div> <br> <div> 「相変わらず、朝比奈さんの淹れてくれるお茶をおいしそうに飲んでい<br> ますね。」<br> ああ、それだけは高校時代から変わってないがな。一気に飲み干すハ<br> ルヒとは違うんだ。お前はどうなんだ?<br> 「僕にとっても、癒しの一服ですよ。仕事が忙しいだけに、このお茶を<br> 飲みながらあなたと話すこの時間が癒しになっていますよ。」<br> なんだ、古泉、顔が近いぞ。息がかかる。気持ちが悪いぞ。<br> 少し体を引きながら、話を変えてみる。<br></div> <br> <div> なあ、古泉、よく消化器内科なんか選んだな。一日中検査漬けなんて<br> 俺には耐えられんぞ。<br> 「いや、内視鏡も慣れれば面白いものですよ。僕に適性があったのでし<br> ょうね。指先は器用だと、自分では思っていますからね。」<br> 午前中に胃カメラをしまくって、このあとは大腸カメラか、ご苦労な<br> ことだな。<br> 「いえいえ、趣味と実益を兼ねると言いますか。」<br></div> <br> <div>冷や汗が走る。<br> 適 性 ? 趣 味 と 実 益 ?<br> 肛門からカメラを挿入するのが"適性"で、"趣味と実益"だと!?<br> 今更、高校時代から奴に立っていた噂を思い出す。<br></div> <br> <div> 「この頃、僕の腕も上達して、かなり自信がついてきたのですよ。もし、<br> あなたに大腸カメラが必要なときは、僕が担当してもいいですよ。」<br> 古泉、お前は俺をそんな目で見ていたのか?<br> 「おや、何のことです?」<br> 0円スマイルは変わらず、奴が近づいてくる。<br> やめろ、本当に近づくな、「プルルルルルル....<br></div> <br> <div>野郎の院内PHSが鳴った。<br> 「はい、もう準備が整ったのですね。分かりました。5分後に参ります。」<br> こっちを見るな!<br> 「残念です、午後の検査が始まるようです。」<br> 何が「残念」なんだ! 頼むから、そのスマイルでこっちを見るな!<br> 「続きはまた後ほど。」<br> 古泉は医局から出て行ったが、冷や汗はまだ出ている。<br> 後に何をしようと言うんだ、古泉! <br></div> <br> <div>【了】<br></div> <br> <div>【おまけ】<br> 長門が医局に戻ってきた。さっきの古泉の話をしてみた。<br> </div> <br> <div>「ユニーク。」<br> たしかにユニークだが。俺の身になってくれ。命の危険はあまり感じない<br> が、貞操の危険は非常に感じるところだ。<br> 「彼は元々そう。適性がある。」<br> 適性と言っても、内視鏡の適性ではないと思うのは俺だけか? それより<br> "もともと"ってどういうことだ? 俺にはその手の趣味はないぞ。<br> 「……大丈夫。彼よりもうまくできる自信はある。」<br> アッー!!<br></div> </div> <!-- ad -->

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