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キョンvs古泉」(2020/06/09 (火) 10:05:19) の最新版変更点

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<div class="main"> <div>ここは、どこだ?…ハルヒが精神の暴走により、世界は崩壊された…<br /> 今、ここにいるのは…どこかの宇宙である。<br /> それなのに、息は出来る…<br /> 「…これで、何もかも…終わったってか?」<br /> 目を閉じたらいいだろうと思った。</div> <br /><div>????「閉じても無駄ですよ」<br /> 誰だ!?<br /> 古泉「僕ですよ…この世界が終わり、新たな世界へと生まれ変わるんですよ…」</div> <br /><div>古泉!?(長門「全ては古泉が仕掛けた」 みくる「私は未来へ帰らないと行けないのです…ですから、古泉君を…」)<br /> 思い出した…全ての原因はお前なのか!?<br /> 古泉「はははははは…何と仰るですか?キョンさん!僕は全て計画通りですよ!<br />   あなたは所詮、涼宮さんの鍵に過ぎない!」<br /> 俺は!違う!俺は、ハルヒの鍵ではない!古泉ぃっ!</div> <br /><div>古泉「ならば、あなたは、涼宮さんの何だと言うのですか!」<br /> ハルヒの何だと?俺は…俺は…<br /> 古泉「もはや、これまでだと言うんですよ!僕はね、新世界が欲しかったのですよ!<br />   全ては腐ってるからね!」<br /> ………俺は…<br /> 古泉「核汚染!環境破壊!くだらない法律!戦争!何もかも腐ってたんですよ!だからこそ、涼宮さんを精神暴走させて壊すしかなかったんですよ!」<br /> …っ!?<br /> 古泉「分かりますか?僕の気持ちが…あなたには分かりますか!?」<br /> …いいや<br /> 古泉「何故ですか?」<br /> 「…分かってないのは…貴様だ!これは、全てお前のエゴじゃねぇか!?<br /> お前の言うお前のインテリは…ただのナンセンスに過ぎないんだよっ!<br /> 世界が腐ってるだとぉ?確かに、腐ってる!だけど、俺は、俺がいた世界が好きなんだよ!<br /> それが何故分からんのか!?古泉ぃっ!」<br /> 古泉「はい、あなたの仰る通りに、僕には分かってませんよ!僕はね、どんな新世界あるのか…<br />   それが楽しみなんですよ!」<br /> 「それを、エゴって言うんだよっ!古泉!」</div> <br /><div>さっきから、姿を見せてないな…だったら!<br /> 「古泉っ!姿を現せ!さっきからどこにいるんだ!」<br /> 古泉「仕方ないですね…僕はここにいますよ。」<br /> と、俺の目の前に古泉がいた…<br /> 「古泉!貴様は何を考えて…ここまでやって来たんだよ!」<br /> 古泉「観察してたんですよ!涼宮さんとあなたをね!」<br /> 何だと!?今まで観察してた!?」<br /> 古泉「まぁ、監視してたと言った所でしょうか…なかなか、面白かったですね…<br />  涼宮さんとあなたの恋愛状況はとっても面白かったですね!だけど、残念です!<br />  あなたとの付き合いは、これまでなんですよ!何故なら、あなたはこの世界から…<br />  消えるんですよ」<br /> くっ…<br /> 古泉「絶望しなさい!泣きなさい!狂いなさい!もう、あなたの運命はここまでなんですよ!」<br /> 「そんな事はしない!俺はまだ絶望してないっ!古泉っ!貴様はこの俺が止めてやるっ!」<br /> 古泉「無理な事は言わないで下さい…あなたは…僕の…!?」<br /> 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」<br /> 古泉「バカな…こんな力が…あるなんで…!?」<br /> な、何だ…俺は、力ある?…ならば…<br /> 「俺の力よ!今すぐ…あの場所へ連れてけぇぇっ!!」<br /> 古泉「……っ!?」<br /> と、同時に光を放し、吸い込まれそうな感覚がした…</div> <br /><div>ここは?……ここは、俺が通ってる高校?<br /> …閉鎖空間の中にいるのか?<br /> 「……行こう…」<br /> 体育館…いない<br /> 俺のクラス…いない<br /> 職員室…いない<br /> 中庭…いない<br /> 後は……俺にとって大切な場所…</div> <br /><div>          SOS団部室</div> <br /><div>ここだな……と、俺はドアノブを握って開けようと思った時に…<br /> ん?中に誰がいる?</div> <br /><div>???「うっ…ううっ…」</div> <br /><div>…泣いてる?誰だ?何か、懐かしい感じがする……まさか!?<br /> 俺は、すぐドアを開けた。</div> <br /><div>???「!?だ…誰!?」<br /> …俺が捜し求めた人…そして、俺にとって大切な人…ずっと守りたかった人…<br /> 「す…す、涼宮ハルヒ?」<br /> ハルヒ「キ…キョン?キョンな…の?」</div> <br /><div>…俺が守りたかった人……涼宮ハルヒがいた…<br /> 「ハ…ハルヒ…」<br /> ハルヒ「キョン…あたし、何でこんな所にいるの?怖かったよ…」<br /> 「あぁ、俺がいるから…大丈夫だ…」<br /> ハルヒ…あぁ、やっと会えた…ハルヒ…<br /> ハルヒ「キョン、どうやって夢から目覚めるの?」<br /> …ハルヒは、知らない…ハルヒのせいで世界は無くなった事は知らない…<br /> 「……あぁ、どうやって、目覚めるか?」<br /> …俺は、嘘ついた…ハルヒを安心するために…<br /> ハルヒ「キョン…あたし…」<br /> ハルヒ…</div> <br /><div>古泉「はーっはっはっはっはっ…話はこれまでしておきましようかね!」<br /> !?…古泉!?<br /> 「古泉っ!」<br /> 古泉「ふふ…キョンさん、まさか…あんな力あると思いませんでしたよ?」<br /> 「黙れ!貴様のせいで…世界が…世界がぁぁぁぁぁぁぁっ!」<br /> 古泉「おっと、いいパンチじゃないですか?それ、キックです!」<br /> 「くおっ!?きっ、貴様っ!?」<br /> ハルヒ「な…何なの!?一体!どうしたのよ!?」<br /> 古泉「涼宮さん…あなたは気付いてないと思いますか…世界は、あなたのせいで<br />   壊したのですよ」<br /> ハルヒ「…!?そ…そんな…そんなの嘘よ!」<br /> 古泉「ホントだとも!あなたのお陰で…世界は消えたんですよ!長門さんも<br /> みくるさも!阪中さんも!谷口さんも!国木田さんも!鶴屋さんも!あなた達の親も全て消えたんですよ!<br /> いわば…亡くなったと等しいと思いますよ!」<br /> 「古泉っ!?貴様!よくも、ベラベラと喋りやがって!!」<br /> 古泉「これが、真実だと言うんですよ!それが、何故分からないんですか!?」<br /> 「貴様!?」<br /> ハルヒ「…嘘…嘘でしょ?嘘だよね…あ、あぁ……いやあぁぁぁぁぁぁ…」<br /> !?<br /> 「ハルヒ!?」</div> <br /><div>くっ…ハルヒ!<br /> 「ハルヒ!とにかく、逃げるぞ!」<br /> ハルヒ「…あ…あぁ…ぁぁ…」<br /> と、俺は、ハルヒを連れて逃げた<br /> 古泉「逃がしはしませんよ…!?…か、体が動か…ない!?…まさか!?」<br /> 長門(あなたの思うようにはさせはしない…)<br /> 古泉「くっ、この期に及んで、ここまでするんですか!?長門さん!?」<br /> 長門(私は…あの世界は好き…あの世界の事を愛してる…だから、あなたを止める!)<br /> 古泉「…なるほど、これなら…どうですか!?」<br /> 長門(!?…な、何?…う、あ…あぁぁ…あ、頭が…くっ…頭痛がす…ご…い……)<br /> 古泉「……長門さん、この私を甘く見過ぎた…では…」</div> <br /><div>その頃のキョンとハルヒは…校長室にいた…<br /> 「ハルヒ…」<br /> ハルヒ「…あたしは、多くの人を殺したって事なの?キョン…」<br /> 「違う、ハルヒは殺してない」<br /> ハルヒ「だったら、何で!古泉君があんな事言ったのよ!」<br /> 「落ち着け!ハルヒ!」<br /> 「っ!?」</div> <br /><div>…何だ?この静けさは…<br /> 俺は、ハルヒを守れるのだろうか…<br /> …ハルヒ…<br /> 「ハルヒ、お前は…何も殺してない…ハルヒがあるべきだった物を消しただけだ…」<br /> ハルヒ「……」<br /> 「長門は、宇宙人…朝比奈さんは、未来人……そして、古泉は…超能力者…お前が望んだ奴が近くにいた…」<br /> ハルヒ「…キ「ハルヒ!よく聞け!俺が言ってる事は全て本当だ!」<br /> ハルヒ「キョン…」<br /> 「俺は、あの世界は好きだ!お前だって、あの世界は好きだろう?」<br /> ハルヒ「……うん、好きよ…」<br /> …ハルヒ、俺はお前を守りたい…大切したい…</div> <br /><div>           付き合いたい!</div> <br /><div>「ハルヒ…よく聞け…」<br /> ハルヒ「……」<br /> 「俺は…俺は…」</div> <br /><div>ズゥゥゥゥウン…</div> <br /><div>「な、何だ!?」<br /> 古泉「さてさて、どこにいるでしょうか?」<br /> 廊下の方から声聞こえるって事は…近いって事か!?<br /> 古泉「僕の剣からは逃がれられませんよ?」<br /> 剣だと!?こいつ…俺を殺す気満々かよ!?<br /> ちっ!…ん?日本刀?何で校長室に?<br /> …使うか…<br /> ハルヒ「ちょっとどこへ行くの!?」<br /> 「……ハルヒ、俺は今から戦わなきゃいけないんだ…終わったら、終わったら…一緒に帰ろう」<br /> 行くか!<br /> ハルヒ「キョン!…頑張って、生きて帰って来て…」<br /> 「……了解…」</div> <br /><div>「古泉!」<br /> 古泉「やっと出て来ましたか!キョンさん!」<br /> 「お前がやってる事は、この俺が修正する!」<br /> 古泉「やってみるがいい…僕に勝つ事なんて出来ませんからね?」<br /> 「ふざけるな!」<br /> と、日本刀を抜いて構える俺<br /> 古泉「やりましょうか」<br /> と、剣を持って構える古泉<br /> 「……」<br /> 古泉「……」</div> <br /><div>ピション、ピションピショォォン…(水道の水滴が落ちる音)</div> <br /><div>「!…こぉぉぉぉぉいずみぃぃぃぃぃぃぃっ!!」<br /> 古泉「!…キョォォォォォォォォンっ!!」<br /> 両者ぶつかり、鍔迫り合いする両者<br /> 「貴様が間違った方向へ行くから、こうなったんだよ!」<br /> 古泉「僕は間違ってなどいない!」<br /> 「何だと!」<br /> 鍔迫り合い解除、両者、引く<br /> 古泉「僕は正しい方向へ行ったんだ!それが分からんのか?キョン!」<br /> 「違う!お前は間違ってるんだよ! だから、ハルヒはあんなに弱い女の子になったんだぞ!」<br /> 古泉「何故、ハルヒにこだわる?」</div> <br /><div>「…俺は…ハルヒの事を愛してるんだよ!愛してるんだ!」<br /> 古泉「なっ!?何だ、この力は!」<br /> 「ハルヒによって消えた者達よ!俺に力を!」<br /> みくる(私は、キョン君の力になりたいです)<br /> 長門(私達は負けてない)<br /> 谷口(キョン!頑張れよ!)<br /> 国木田(キョン、学校で何か話そうよ)<br /> キョン妹(キョンくん、頑張ってー)<br /> 母さん(頑張りなさい!キョン!)<br /> 「はあぁぁぁぁ…」<br /> 岡部(キョン、成績上がるように頑張れ!)<br /> 阪中(頑張って!)<br /> 喜緑(頑張って下さい)<br /> ミヨキチ(頑張って下さい、お兄さん)<br /> 皆…俺の事を見てる…何だ、この暖かさは…<br /> そうか、見守ってくれてるんだな…皆…<br /> 「古泉っ!!」<br /> 古泉「な、何だ!?」<br /> 「俺は、今までハルヒとやって来た事は間違ってないっ!!」<br /> 古泉「ぼ、僕は、屈せはせん!僕のやった事は間違ってない!死ね!キョン!」<br /> 「死ぬのは貴様だ!」<br /> 皆の力が日本刀に集まって、刀が長くなった…そして、俺は古泉の方へ突っ込む<br /> 「ここから…いなくなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」<br /> 古泉「な、何ぃっ!?」</div> <br /><div>サジャッ…</div> <br /><div>俺は、電光石火のように走り、斬った…</div> <br /><div>古泉「な、バカな…そ…そんな…バカな!?」<br /> 「古泉、貴様は哀れな者だな…」<br /> 古泉「くっ…キョン…貴様…」<br /> 「俺は、迷わない…俺がいた世界へ帰るからな…」<br /> 古泉「……」<br /> 「俺は、あの世界は好きだから、帰りたい…」<br /> 古泉「…キョンさん」<br /> 「ん?」<br /> 古泉「僕の負けです…元に戻す方法は一つあります」<br /> 「…それは何だ?」<br /> 古泉「あなたの思い…ハルヒさんの思い…その二人の思いを一つにするんです…」<br /> 「古泉…」<br /> 古泉「僕も…あの世界は好きですよ…キョンさん、最後に言わせて下さい…」<br /> 「ん」<br /> 古泉「今まで楽しかったですよ…あんないい思い出は無かったのですからね…」<br /> 「そうだな…」<br /> 古泉「キョンさん」<br /> 「あん?」<br /> 古泉「僕は…眠りま…す…」<br /> 「あぁ」<br /> 古泉「…あ…が…とう…ご…い…す…」<br /> 「古泉、ありがとう…そして、さようなら」</div> <br /><div>            古泉(さようなら…)</div> <br /><div>キョン「ハルヒ!」<br /> ハルヒ「キョン!」<br /> っと、え?ハルヒが俺に抱き締めた?<br /> ハルヒ「あたし、あんたが帰って来ないかと思ったわよ…うっ、だから…ふぇ…」<br /> そうか…そういう事か…<br /> 「スマン、ハルヒ…泣くな…俺が無事に帰って来たんだぞ?」<br /> ハルヒ「うっ……うん…」<br /> …ハルヒ…<br /> 「ハルヒ、聞いてくれ…俺は、お前の事が好きだ!好きなんだよ!」<br /> ハルヒ「!?…あたしもだよ…キョン…愛してるよ…」<br /> と言い、キスをした</div> <br /><div>――ハルヒ、帰ろう…本来あるべき世界へ<br /> ――うん、帰ろう!あたし達の世界へ</div> <br /><br /><div>         ――帰ろう!</div> <br /><br /><br /><div>エピローグ</div> <br /><div>あれから、1週間経ったかな?<br /> 本来あるべき世界へ戻れた…<br /> 変わった所は何も無いか…<br /> 一つ驚いたのがあった。<br /> 長門、消えたはずの長門がいた<br /> 長門「私は、この世界が好きだから…」<br /> 朝比奈さんも帰って来た。<br /> みくる「私は、こここの時代の方がいいと思います…楽しいですからね!」<br /> そして…<br />     古泉<br /> 「な!?何で、古泉かココに?」<br /> 古泉「あなたが戦ってたのは、僕の闇です…ですか、それはもう終わった事です」<br /> そうか、アレは闇だったんだな…<br /> こうして、SOS団も復活したのである<br /> ハルヒ?ハルヒは…</div> <br /><br /><div>谷口「おーぃ、キョン!」<br /> 「ん?何だ、谷口?」<br /> 谷口「お前に聞くけど、ナンパする時に「君の心に今すぐアクセス」って言えばいいかな?カッコいいだろ?」<br /> …谷口、それかっこ悪い<br /> 谷口「よし、ナンパして来るぜ!」<br /> おーおー、頑張れよ…俺は応援しないけどな<br /> ハルヒ「キョン!」<br /> 「ん?何だ?ハルヒ?」<br /> ハルヒ「…あー…うー…(チラッ」<br /> 鶴屋さん(ハルにゃん、頑張るにょろー)<br /> みくる(頑張って下さい)<br /> ハルヒ「……あのさ、キョン…」<br /> 「はいはい、言ってみ」<br /> ハルヒは可愛い…<br /> 俺に迷惑するけど楽しい<br /> それに、一緒にいると何だが幸せだ</div> <br /><div>ハルヒ「明日――」<br /> キョンは優しい<br /> あたしに心配かけるけどそれでもいい<br /> それに、あんたがいると元気になるよ</div> <br /><div>        ありがとう、ハルヒ<br />          お疲れ、キョン</div> <br /><div>            完</div> <br /><div>あれから、谷口はどうしたって?勿論、フラれたとさ (♪チャンチャン!)<br /> 谷口「キョンっ!貴様は!…俺のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」</div> </div>
<div class="main"> <div>ここは、どこだ?…ハルヒが精神の暴走により、世界は崩壊された…<br /> 今、ここにいるのは…どこかの宇宙である。<br /> それなのに、息は出来る…<br /> 「…これで、何もかも…終わったってか?」<br /> 目を閉じたらいいだろうと思った。</div> <br /> <div>????「閉じても無駄ですよ」<br /> 誰だ!?<br /> 古泉「僕ですよ…この世界が終わり、新たな世界へと生まれ変わるんですよ…」</div> <br /> <div>古泉!?(長門「全ては古泉が仕掛けた」 みくる「私は未来へ帰らないと行けないのです…ですから、古泉君を…」)<br /> 思い出した…全ての原因はお前なのか!?<br /> 古泉「はははははは…何と仰るですか?キョンさん!僕は全て計画通りですよ!<br />   あなたは所詮、涼宮さんの鍵に過ぎない!」<br /> 俺は!違う!俺は、ハルヒの鍵ではない!古泉ぃっ!</div> <br /> <div>古泉「ならば、あなたは、涼宮さんの何だと言うのですか!」<br /> ハルヒの何だと?俺は…俺は…<br /> 古泉「もはや、これまでだと言うんですよ!僕はね、新世界が欲しかったのですよ!<br />   全ては腐ってるからね!」<br /> ………俺は…<br /> 古泉「核汚染!環境破壊!くだらない法律!戦争!何もかも腐ってたんですよ!だからこそ、涼宮さんを精神暴走させて壊すしかなかったんですよ!」<br /> …っ!?<br /> 古泉「分かりますか?僕の気持ちが…あなたには分かりますか!?」<br /> …いいや<br /> 古泉「何故ですか?」<br /> 「…分かってないのは…貴様だ!これは、全てお前のエゴじゃねぇか!?<br /> お前の言うお前のインテリは…ただのナンセンスに過ぎないんだよっ!<br /> 世界が腐ってるだとぉ?確かに、腐ってる!だけど、俺は、俺がいた世界が好きなんだよ!<br /> それが何故分からんのか!?古泉ぃっ!」<br /> 古泉「はい、あなたの仰る通りに、僕には分かってませんよ!僕はね、どんな新世界あるのか…<br />   それが楽しみなんですよ!」<br /> 「それを、エゴって言うんだよっ!古泉!」</div> <br /> <div>さっきから、姿を見せてないな…だったら!<br /> 「古泉っ!姿を現せ!さっきからどこにいるんだ!」<br /> 古泉「仕方ないですね…僕はここにいますよ。」<br /> と、俺の目の前に古泉がいた…<br /> 「古泉!貴様は何を考えて…ここまでやって来たんだよ!」<br /> 古泉「観察してたんですよ!涼宮さんとあなたをね!」<br /> 何だと!?今まで観察してた!?」<br /> 古泉「まぁ、監視してたと言った所でしょうか…なかなか、面白かったですね…<br />  涼宮さんとあなたの恋愛状況はとっても面白かったですね!だけど、残念です!<br />  あなたとの付き合いは、これまでなんですよ!何故なら、あなたはこの世界から…<br />  消えるんですよ」<br /> くっ…<br /> 古泉「絶望しなさい!泣きなさい!狂いなさい!もう、あなたの運命はここまでなんですよ!」<br /> 「そんな事はしない!俺はまだ絶望してないっ!古泉っ!貴様はこの俺が止めてやるっ!」<br /> 古泉「無理な事は言わないで下さい…あなたは…僕の…!?」<br /> 「うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」<br /> 古泉「バカな…こんな力が…あるなんで…!?」<br /> な、何だ…俺は、力ある?…ならば…<br /> 「俺の力よ!今すぐ…あの場所へ連れてけぇぇっ!!」<br /> 古泉「……っ!?」<br /> と、同時に光を放し、吸い込まれそうな感覚がした…</div> <br /> <div>ここは?……ここは、俺が通ってる高校?<br /> …閉鎖空間の中にいるのか?<br /> 「……行こう…」<br /> 体育館…いない<br /> 俺のクラス…いない<br /> 職員室…いない<br /> 中庭…いない<br /> 後は……俺にとって大切な場所…</div> <br /> <div>          SOS団部室</div> <br /> <div>ここだな……と、俺はドアノブを握って開けようと思った時に…<br /> ん?中に誰がいる?</div> <br /> <div>???「うっ…ううっ…」</div> <br /> <div>…泣いてる?誰だ?何か、懐かしい感じがする……まさか!?<br /> 俺は、すぐドアを開けた。</div> <br /> <div>???「!?だ…誰!?」<br /> …俺が捜し求めた人…そして、俺にとって大切な人…ずっと守りたかった人…<br /> 「す…す、涼宮ハルヒ?」<br /> ハルヒ「キ…キョン?キョンな…の?」</div> <br /> <div>…俺が守りたかった人……涼宮ハルヒがいた…<br /> 「ハ…ハルヒ…」<br /> ハルヒ「キョン…あたし、何でこんな所にいるの?怖かったよ…」<br /> 「あぁ、俺がいるから…大丈夫だ…」<br /> ハルヒ…あぁ、やっと会えた…ハルヒ…<br /> ハルヒ「キョン、どうやって夢から目覚めるの?」<br /> …ハルヒは、知らない…ハルヒのせいで世界は無くなった事は知らない…<br /> 「……あぁ、どうやって、目覚めるか?」<br /> …俺は、嘘ついた…ハルヒを安心するために…<br /> ハルヒ「キョン…あたし…」<br /> ハルヒ…</div> <br /> <div>古泉「はーっはっはっはっはっ…話はこれまでしておきましようかね!」<br /> !?…古泉!?<br /> 「古泉っ!」<br /> 古泉「ふふ…キョンさん、まさか…あんな力あると思いませんでしたよ?」<br /> 「黙れ!貴様のせいで…世界が…世界がぁぁぁぁぁぁぁっ!」<br /> 古泉「おっと、いいパンチじゃないですか?それ、キックです!」<br /> 「くおっ!?きっ、貴様っ!?」<br /> ハルヒ「な…何なの!?一体!どうしたのよ!?」<br /> 古泉「涼宮さん…あなたは気付いてないと思いますか…世界は、あなたのせいで<br />   壊したのですよ」<br /> ハルヒ「…!?そ…そんな…そんなの嘘よ!」<br /> 古泉「ホントだとも!あなたのお陰で…世界は消えたんですよ!長門さんも<br /> みくるさも!阪中さんも!谷口さんも!国木田さんも!鶴屋さんも!あなた達の親も全て消えたんですよ!<br /> いわば…亡くなったと等しいと思いますよ!」<br /> 「古泉っ!?貴様!よくも、ベラベラと喋りやがって!!」<br /> 古泉「これが、真実だと言うんですよ!それが、何故分からないんですか!?」<br /> 「貴様!?」<br /> ハルヒ「…嘘…嘘でしょ?嘘だよね…あ、あぁ……いやあぁぁぁぁぁぁ…」<br /> !?<br /> 「ハルヒ!?」</div> <br /> <div>くっ…ハルヒ!<br /> 「ハルヒ!とにかく、逃げるぞ!」<br /> ハルヒ「…あ…あぁ…ぁぁ…」<br /> と、俺は、ハルヒを連れて逃げた<br /> 古泉「逃がしはしませんよ…!?…か、体が動か…ない!?…まさか!?」<br /> 長門(あなたの思うようにはさせはしない…)<br /> 古泉「くっ、この期に及んで、ここまでするんですか!?長門さん!?」<br /> 長門(私は…あの世界は好き…あの世界の事を愛してる…だから、あなたを止める!)<br /> 古泉「…なるほど、これなら…どうですか!?」<br /> 長門(!?…な、何?…う、あ…あぁぁ…あ、頭が…くっ…頭痛がす…ご…い……)<br /> 古泉「……長門さん、この私を甘く見過ぎた…では…」</div> <br /> <div>その頃のキョンとハルヒは…校長室にいた…<br /> 「ハルヒ…」<br /> ハルヒ「…あたしは、多くの人を殺したって事なの?キョン…」<br /> 「違う、ハルヒは殺してない」<br /> ハルヒ「だったら、何で!古泉君があんな事言ったのよ!」<br /> 「落ち着け!ハルヒ!」<br /> 「っ!?」</div> <br /> <div>…何だ?この静けさは…<br /> 俺は、ハルヒを守れるのだろうか…<br /> …ハルヒ…<br /> 「ハルヒ、お前は…何も殺してない…ハルヒがあるべきだった物を消しただけだ…」<br /> ハルヒ「……」<br /> 「長門は、宇宙人…朝比奈さんは、未来人……そして、古泉は…超能力者…お前が望んだ奴が近くにいた…」<br /> ハルヒ「…キ「ハルヒ!よく聞け!俺が言ってる事は全て本当だ!」<br /> ハルヒ「キョン…」<br /> 「俺は、あの世界は好きだ!お前だって、あの世界は好きだろう?」<br /> ハルヒ「……うん、好きよ…」<br /> …ハルヒ、俺はお前を守りたい…大切したい…</div> <br /> <div>           付き合いたい!</div> <br /> <div>「ハルヒ…よく聞け…」<br /> ハルヒ「……」<br /> 「俺は…俺は…」</div> <br /> <div>ズゥゥゥゥウン…</div> <br /> <div>「な、何だ!?」<br /> 古泉「さてさて、どこにいるでしょうか?」<br /> 廊下の方から声聞こえるって事は…近いって事か!?<br /> 古泉「僕の剣からは逃がれられませんよ?」<br /> 剣だと!?こいつ…俺を殺す気満々かよ!?<br /> ちっ!…ん?日本刀?何で校長室に?<br /> …使うか…<br /> ハルヒ「ちょっとどこへ行くの!?」<br /> 「……ハルヒ、俺は今から戦わなきゃいけないんだ…終わったら、終わったら…一緒に帰ろう」<br /> 行くか!<br /> ハルヒ「キョン!…頑張って、生きて帰って来て…」<br /> 「……了解…」</div> <br /> <div>「古泉!」<br /> 古泉「やっと出て来ましたか!キョンさん!」<br /> 「お前がやってる事は、この俺が修正する!」<br /> 古泉「やってみるがいい…僕に勝つ事なんて出来ませんからね?」<br /> 「ふざけるな!」<br /> と、日本刀を抜いて構える俺<br /> 古泉「やりましょうか」<br /> と、剣を持って構える古泉<br /> 「……」<br /> 古泉「……」</div> <br /> <div>ピション、ピションピショォォン…(水道の水滴が落ちる音)</div> <br /> <div>「!…こぉぉぉぉぉいずみぃぃぃぃぃぃぃっ!!」<br /> 古泉「!…キョォォォォォォォォンっ!!」<br /> 両者ぶつかり、鍔迫り合いする両者<br /> 「貴様が間違った方向へ行くから、こうなったんだよ!」<br /> 古泉「僕は間違ってなどいない!」<br /> 「何だと!」<br /> 鍔迫り合い解除、両者、引く<br /> 古泉「僕は正しい方向へ行ったんだ!それが分からんのか?キョン!」<br /> 「違う!お前は間違ってるんだよ! だから、ハルヒはあんなに弱い女の子になったんだぞ!」<br /> 古泉「何故、ハルヒにこだわる?」</div> <br /> <div>「…俺は…ハルヒの事を愛してるんだよ!愛してるんだ!」<br /> 古泉「なっ!?何だ、この力は!」<br /> 「ハルヒによって消えた者達よ!俺に力を!」<br /> みくる(私は、キョン君の力になりたいです)<br /> 長門(私達は負けてない)<br /> 谷口(キョン!頑張れよ!)<br /> 国木田(キョン、学校で何か話そうよ)<br /> キョン妹(キョンくん、頑張ってー)<br /> 母さん(頑張りなさい!キョン!)<br /> 「はあぁぁぁぁ…」<br /> 岡部(キョン、成績上がるように頑張れ!)<br /> 阪中(頑張って!)<br /> 喜緑(頑張って下さい)<br /> ミヨキチ(頑張って下さい、お兄さん)<br /> 皆…俺の事を見てる…何だ、この暖かさは…<br /> そうか、見守ってくれてるんだな…皆…<br /> 「古泉っ!!」<br /> 古泉「な、何だ!?」<br /> 「俺は、今までハルヒとやって来た事は間違ってないっ!!」<br /> 古泉「ぼ、僕は、屈せはせん!僕のやった事は間違ってない!死ね!キョン!」<br /> 「死ぬのは貴様だ!」<br /> 皆の力が日本刀に集まって、刀が長くなった…そして、俺は古泉の方へ突っ込む<br /> 「ここから…いなくなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」<br /> 古泉「な、何ぃっ!?」</div> <br /> <div>サジャッ…</div> <br /> <div>俺は、電光石火のように走り、斬った…</div> <br /> <div>古泉「な、バカな…そ…そんな…バカな!?」<br /> 「古泉、貴様は哀れな者だな…」<br /> 古泉「くっ…キョン…貴様…」<br /> 「俺は、迷わない…俺がいた世界へ帰るからな…」<br /> 古泉「……」<br /> 「俺は、あの世界は好きだから、帰りたい…」<br /> 古泉「…キョンさん」<br /> 「ん?」<br /> 古泉「僕の負けです…元に戻す方法は一つあります」<br /> 「…それは何だ?」<br /> 古泉「あなたの思い…ハルヒさんの思い…その二人の思いを一つにするんです…」<br /> 「古泉…」<br /> 古泉「僕も…あの世界は好きですよ…キョンさん、最後に言わせて下さい…」<br /> 「ん」<br /> 古泉「今まで楽しかったですよ…あんないい思い出は無かったのですからね…」<br /> 「そうだな…」<br /> 古泉「キョンさん」<br /> 「あん?」<br /> 古泉「僕は…眠りま…す…」<br /> 「あぁ」<br /> 古泉「…あ…が…とう…ご…い…す…」<br /> 「古泉、ありがとう…そして、さようなら」</div> <br /> <div>            古泉(さようなら…)</div> <br /> <div>キョン「ハルヒ!」<br /> ハルヒ「キョン!」<br /> っと、え?ハルヒが俺に抱き締めた?<br /> ハルヒ「あたし、あんたが帰って来ないかと思ったわよ…うっ、だから…ふぇ…」<br /> そうか…そういう事か…<br /> 「スマン、ハルヒ…泣くな…俺が無事に帰って来たんだぞ?」<br /> ハルヒ「うっ……うん…」<br /> …ハルヒ…<br /> 「ハルヒ、聞いてくれ…俺は、お前の事が好きだ!好きなんだよ!」<br /> ハルヒ「!?…あたしもだよ…キョン…愛してるよ…」<br /> と言い、キスをした</div> <br /> <div>――ハルヒ、帰ろう…本来あるべき世界へ<br /> ――うん、帰ろう!あたし達の世界へ</div> <br /> <br /> <div>         ――帰ろう!</div> <br /> <br /> <br /> <div>エピローグ</div> <br /> <div>あれから、1週間経ったかな?<br /> 本来あるべき世界へ戻れた…<br /> 変わった所は何も無いか…<br /> 一つ驚いたのがあった。<br /> 長門、消えたはずの長門がいた<br /> 長門「私は、この世界が好きだから…」<br /> 朝比奈さんも帰って来た。<br /> みくる「私は、こここの時代の方がいいと思います…楽しいですからね!」<br /> そして…<br />     古泉<br /> 「な!?何で、古泉かココに?」<br /> 古泉「あなたが戦ってたのは、僕の闇です…ですか、それはもう終わった事です」<br /> そうか、アレは闇だったんだな…<br /> こうして、SOS団も復活したのである<br /> ハルヒ?ハルヒは…</div> <br /> <br /> <div>谷口「おーぃ、キョン!」<br /> 「ん?何だ、谷口?」<br /> 谷口「お前に聞くけど、ナンパする時に「君の心に今すぐアクセス」って言えばいいかな?カッコいいだろ?」<br /> …谷口、それかっこ悪い<br /> 谷口「よし、ナンパして来るぜ!」<br /> おーおー、頑張れよ…俺は応援しないけどな<br /> ハルヒ「キョン!」<br /> 「ん?何だ?ハルヒ?」<br /> ハルヒ「…あー…うー…(チラッ」<br /> 鶴屋さん(ハルにゃん、頑張るにょろー)<br /> みくる(頑張って下さい)<br /> ハルヒ「……あのさ、キョン…」<br /> 「はいはい、言ってみ」<br /> ハルヒは可愛い…<br /> 俺に迷惑するけど楽しい<br /> それに、一緒にいると何だが幸せだ</div> <br /> <div>ハルヒ「明日――」<br /> キョンは優しい<br /> あたしに心配かけるけどそれでもいい<br /> それに、あんたがいると元気になるよ</div> <br /> <div>        ありがとう、ハルヒ<br />          お疲れ、キョン</div> <br /> <div>            完</div> <br /> <div>あれから、谷口はどうしたって?勿論、フラれたとさ (♪チャンチャン!)<br /> 谷口「キョンっ!貴様は!…俺のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」</div> </div>

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