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「『ヒマワリ』」(2007/01/15 (月) 04:01:45) の最新版変更点
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今日は夏のよく晴れた日。<br>
蝉の声、まぶしい日差し。<br>
そんな中を俺はハルヒと並んで歩いている。<br>
「ねえ、キョン。見て、ヒマワリ!」<br>
道ばたにはヒマワリ。<br>
「ほんとだ。そういえば、ヒマワリって太陽の方を向いて動くって言うよな」<br>
「そうね。たしかにそう言うわよね」<br>
「ヒマワリは太陽が好きなのかな」<br>
突然ハルヒが笑う。<br>
「何だ、突然笑って?変なこと言ったか?」<br>
いや、わかってるんだ。みなまで言うな。今の俺は確かに変なことを言った。<br>
「んー、いつもならあたしがヒマワリのこと言い出して、キョンが興ざめなこと<br>
言うのになあって思ったらおかしくて。あんたいつもなら言わないようなこと言ってるし。<br>
でもそうね、ヒマワリは太陽が好きなんでしょう。きっと」<br>
<br>
突然どうでもいいことを聞きたくなった。<br>
「SOS団のやつらを何かでたとえるとしたら、どうなる?」<br>
「何よ、突然。でも、そうね。……やっぱ、やめ。あんたから言いなさい」<br>
俺からかよ。<br>
<br>
……。<br>
「そうだな、たとえば俺はヒマワリだな」<br>
ハルヒがきょとんとしている。そして俺の言葉の意味をようやく飲み込んだらしい。<br>
笑いながら怒鳴った。<br>
「何それ?暑さで頭がおかしくなった?全然違うじゃない。<br>
あんたとヒマワリを一緒にしたら、ヒマワリに失礼よ!」<br>
なんかひどいこと言われてるが、構わずに続けることにする。<br>
<br>
「俺がヒマワリでな、お前が太陽なんだよ」<br>
<br>
<br>
fin.<br></p>
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