「リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー」(2020/03/15 (日) 18:17:51) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<div class="main"> <div>はーい、みんなこにゃにゃちわ~。<br> あなたの無表情宇宙人こと長門有希ちゃんでーす。<br> おっと、ダメダメ、わたしはキョンくんのものなんだからねっ。<br> あ、気軽にユッキーって呼んでくれていいよ。<br> ああっ、でもでも本当は愛しのキョンくんにユッキーって呼んでもらいたいっ。<br> ユッキー♪ キョンくん♪<br> なんちゃってなんちゃってきゃーー♪<br> …はー、何かいきなり疲れたなー。<br> だーってさぁー、いつもどおり一番乗りで部室に来てキョンくんを待ってたら、<br> ハルにゃんが入ってくるなり<br> 「有希!今日の活動は休止!キョンが来たら伝えといて!以上!!」<br> って言ってどっか行っちゃうんだもん。<br> まあ最初は「えっ、じゃあ今日ってキョンくんとふたりっきり!?やだやだどーしよー♪」<br> とか思ったよ?<br> でもさぁー、ずーっと待ってるのにキョンくん全っ然来ないんだもんー。<br> もうユキ待ちぼうけー。<br> せっかくこうしてわたしがあなたのために待ってるっていうのに!<br> キョンくんの薄情者ー。<br> あー、でもでも、キョンくんのためならこんな時間なんてなんてことないわー。<br> だってわたし主観時間で594年間も同じこと繰り返してきたんだもんねー。<br> そのおかげで思考回路がおっかしなことになっちゃうし。<br> まあ今はこの状態気に入ってるからいいんだけどねー。<br> うーん、でもみんなの前では普段通りにしなくちゃいけないってのは正直辛いものがあるよー。<br> </div> <br> <div>家では手作りのキョンくん抱き枕を抱いて<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんはあはあキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br> ってゴロゴロできるから少しはストレス発散できるけど、<br> なーんかしばらくすると何ていうか…すっごいむなしさを覚えるからそのままふて寝。<br> みんなの前でこのてんそ…いたっ、かんだ…<br> テンションでいくとぜぇったいドン引きされるしなぁー。<br> もーぅつまんなーいー。<br> つまんないよー。<br> つまんないからキョンくんが来るまで心の中でキョンくんの名前を何回呼べるかやってみよっかな<br> </div> <br> <div>っ。<br> せーのっ。<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんはあはあキョンくんキョンくんキョンくん<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br> キョンくんキョンくんキョンくん大好きっ♪キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンく<br> </div> <br> <div>ん<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョ<br> 「うぃーっす」<br> キタ━━━( ゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚ )━━━!!!!<br> あれ、今の何かしら。<br> でもキョンくんが来てくれたからなんでもいーや、気にしないっ♪<br> 「あれ、長門だけか」<br> ああん、もうっ。<br> 「長門」なんで他人行儀に呼ばずに「ユッキー♪」って呼んでよう。<br> ってそんなこと一度も言ったことないから呼んでくれるはずないんだけどねー…。<br> </div> <br> <div> さて、今にもキョンくんに抱きついちゃいたいけどそんなことしたら<br> キョンくんに変な女だって思われちゃうわ。<br> 平常心平常心…。<br> うー、心臓ばくばくいってるよー。<br> 「ハルヒは?いないのか?」<br> うぅー、もうっ。<br> こんな時までハルにゃんなのー?<br> いつものことだけどちょーっと傷つくよう。<br> 「…あなたが来たら、今日の活動は休止だと伝えるよう、涼宮ハルヒに言われた」<br> 「何だ、そうなのか…教室で言やいいのによ…ったく」<br> そうよねー、わざわざキョンくんに手間をかけさせるなんてハルにゃん、許せないっ!<br> あー、でもでも、そのおかげでキョンくんとこうしてふたりっきりになれたわけだし、<br> やっぱりハルにゃんありがとー。<br> 「しかし、あっちぃなー。長門、お前暑くないか?」<br> 「…へいき」<br> んーん、ほんとは全っ然平気じゃないの。<br> あ、でもそれは気温のことじゃなくって、<br> もうキョンくんがわたしに話しかけてくれただけでうれしくって<br> もうものすごい勢いで体温が上昇してるんだけどそこは悟られないように<br> 調節機能をフル稼働して体温の低下に回してるんだけど<br> ああっ、ごめんねキョンくんっ。<br> できればすぐにでも抱きしめてその火照った身体を冷ましてあげたいんだけど、<br> そんなことしたらきっとキョンくん驚いて偽者じゃないかなんて疑っちゃうかも。<br> ん?火照った身体を?冷ましてあげる?<br> きゃーっ、ちょっとちょっとこれってやらしくない?<br> やらしくない?やらしいって!うわーまた体温上がってきちゃった<br> うなれ!わたしの中の冷却装置!<br></div> <br> <div>「何かねぇかな…」<br> なんてことをやってたらキョンくん、いつの間にか冷蔵庫の中をあさってる。<br> なるほど、何か冷たいもので中から身体を冷やそうってことね。<br> そんなことをしなくちゃいけないなんてほんと、人間って大変ね。<br> 「お、これは…」<br> キョンくんが何かを発見したもよう。<br> なになにー?わたしにも見せてー。<br> 「パッキンアイス…懐かしすぎる…」<br> うわー、何あれおもしろそう。<br> 何で真ん中が凹んでるのかな?<br> うーん、597年間も生きてるのに、594年間ずーーーーっとキョンくんのことばっかり見てたから<br> あんまり他のことには興味わかなかったもんなー。<br> よっし、キョンくんと話を合わせるためにもいろんなことお勉強しなくっちゃ。<br> 「…長門?…欲しいのか?」<br> え?欲しい?何が?キョンくんを?<br> その…すごく…欲しいです。<br> って、気付いたらわたし、キョンくんのことをじーーっと見つめてたみたい。<br> えーっと、これはあれね。<br> アイスが欲しいかどうかってことね。<br> さっきの勘違いがほんとだったらよかったのになあ。<br> ユキちょっと残念。<br> でもでも、キョンくんがせっかく欲しいのかって聞いてくれてるんだから<br> ここはもらっておかないとバチがあたっちゃうわ。<br> だからキョンくんにしか分からないくらいの角度で頷きます。こくり。<br> 「そうか、じゃあ、ほら」<br> キョンくんがアイスをぱきんって真っ二つに!<br> うわ、なにこれおもしろっ!!<br></div> <br> <div> っていうかキョンくん、わたしのことちゃんと見ててくれるのよね。<br> わたしの気持ちを分かってくれる人なんて、きっとこの世にキョンくんくらいしかいないわ。<br> でもそれでもいいの!むしろ推奨!!<br> そんなことを考えていたらキョンくんがわたしにアイスの片方を差し出してくる。<br> いただきまーす♪<br> 「あー…うまい」<br> そう言いながらキョンくんは机に肘をついてアイスをほおばってる。<br> ちょっとだらしない格好だけど、キョンくんがかっこいいから全然気にならないわ。<br> わたしもちょっとかじってみる。<br> …うーん、ちょっと大味な感じねー。<br> でもキョンくんからもらったものだって思いながら食べると美味しさは<br> 何倍にも何十倍にもなっちゃうからふっしぎー。<br> 「長門、美味いか?」<br> そりゃあもう、キョンくんからもらったものが美味しくないわけないじゃない!<br> というわけで頷く。こくり。<br> 「そっか…あー、あち」<br> もうっ。キョンくんをこんなに苦しませるなんて夏ってのは何なのかしら。<br> ちゃっかり情報操作でもしちゃおうかな。<br> でも、そんなことしたらまたキョンくんに「インチキするな」って怒られちゃうかも。<br> やっぱりやめとこ…。<br> ああ…でもキョンくんとふたりっきりのこの空間。<br> 今すぐにでもわたしの情報制御下に置きたい気分。<br> でもそんな強引な手を使ったらキョンくん困っちゃうよね。がまん、がまん…。<br> ああ、キョンくんったらなんて罪深い人なのかしら。<br> こんなに自分のことを想ってる女の子がすぐ近くにいるっていうのに、全然気付いてないみたい。<br> わたしから想いを告げられたらどんなに楽なのかしら。<br> でもあれよね。きっとそんなことしたら、またキョンくん<br> ハルにゃんか誰かのドッキリなんじゃないかと疑っちゃうわ。<br> </div> <br> <div>あーもう、もどかしいっ!<br> まったく、どうして最初っから朝倉ちゃんみたいに作ってくれなかったのよ。<br> 恨むわよ、おとーさん。<br> はぁーあ、何だか悲しくなってきちゃった。<br> でも、キョンくんがわたしのことを気づかってくれたのはうれしかったから、<br> せめてこれだけは伝えよう。<br></div> <br> <br> <br> <br> <br> <div>「…ありがとう」<br></div> <br> <br> <br> <br> <br> <div>うー、ヘタレなわたしでごめんねキョンくん。<br> でもでもっ!いつか必ずキョンくんの心をげっちゅしてみせるんだからっ!<br> 負けないわよハルにゃん!<br> ついでにみくるんとイッキーも!!<br> うーもうっ。<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンきゅっ<br> …またかんだ。<br></div> <br> <br> <br> <div>     お  わ  り!!!<br></div> <br> <br> <br> <div>リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー2<br></div> <br> <div>胸。胸胸胸胸むねムネMUNEむね正宗。<br> ハルにゃんがまたみくるんのおっぱいをこねくり回してるわ。<br> みくるんがきゃあきゃあ可愛い悲鳴を上げて逃れようとしてるけど<br> ハルにゃんはそれをがっちりホールドして離さない。<br> 何よ、ハルにゃんだってけっこういいおっぱいしてるじゃないの。<br> 今まで一度だってハルにゃんがわたしを襲ったことなんてなかったわ。<br> 男どころか女も巨乳が好きな時代なのかしら。<br> キョンくんもちょっと油断するとみくるんのおっぱい凝視してるし。<br> 震えるぞハート!燃え上がるほどに嫉妬!!<br> もう何なのよキョンくんっ!アラストルでも召還しちゃおうかしら。<br> 小さな胸にだって魅力はあるんだからねっ。<br> ペーチャパイ♪そのちいさなむねに~♪<br> はーあぁ…むなしくなってきちゃった。<br> 朝倉ちゃんも喜緑ちゃんもそれなりにあるっていうのに。おとーさんのばかっ。<br> でもね…キョンくんの気持ちもちょっと分かるの。<br> あのやわらかそーなおっぱい。わたしだって憧れちゃう。<br> …わたしの胸がおっきくなったら、キョンくんどう思うかしら。<br> なーんて考えてたら部室の戸が開いてキョンくんが入ってきた。<br> 「おい、ハルヒ。いい加減にしろよ…」<br> 「何よーキョンだって触ってみたいくせにー」<br> 「ば、馬鹿を言うな!いいから早く朝比奈さんを放せ」<br> 「ちぇー、つまんないのー」<br> ありゃ、ハルにゃん意外に素直にみくるんを解放した。<br> みくるんはあはあ言ってしゃがみこんでる。ちょっと可哀想。<br> 「おや、お取り込み中でしたか」<br> イッキーが入ってきた。…イッキーも何だかんだいってキョンくんのことを狙ってるから要注意だわ。<br> でもだいじょうぶっ、キョンくんはわたしが守ってあげるっ!<br> そしてきっとキョンくんを振り向かせてみせるわ!<br> 胸だって、キョンくんにインチキって言われないように頑張っちゃうんだから!<br> だから…待っててね、キョンくん♪<br></div> <br> <br> <br> <br> <div>ハイテンションユッキー番外~古泉一樹の本音<br></div> <br> <br> <div>やあどうも、微笑み超能力者こと古泉一樹です。<br> 今日も今日とて団長殿に振り回される毎日ですが、皆さんにお伝えしなければいけないことがあるのです。<br> それは…僕が、彼を…そう、ここでは「キョンくん」などと呼ばれていますが、彼を愛してしまったということ。<br> 他の男ではいけません、僕の心は彼のためにあるのです。<br> とはいえ、僕も年頃の男子です。この気持ちに気付く前は…<br> 涼宮さんの太陽のような笑顔や、朝比奈さんの愛くるしい姿や、長門さんのミステリアスな魅力に惹かれたりもしました。<br> しかし、彼はそれ以上に!僕の心を掴んで離さない!!<br> 何故かは分かりません。気が付けば僕は、彼に恋をしていました…。<br> 許されざることだというのは解っています。僕の歩むのは、正しく茨の道。<br> しかし!それでも!「恋」というものを知ってしまった者の誰が!己の気持ちを偽ることが出来るというのでしょうか!<br> 最初は、涼宮ハルヒの監視だけを目的として動いていたつもりでした。<br> しかし、気付けば僕は…いつの間にか、彼だけを見ていた…。<br> この気持ちに気が付き始めたのは、彼と初めて二人で閉鎖空間に行った時のこと…。<br> 彼と手を繋いだ瞬間、僕の身体を何かが駆け抜けました。<br> まさかこれが…始まりだったとは。僕がしばしば彼に顔を近付け過ぎるのもその為ですよ。<br> 彼と二人で同室になった時はもう自分を抑えるのに必死でしたね。<br> …そうそう、彼と涼宮さんは気付いていないようですが、<br> 長門さんと朝比奈さん。彼女らもまた、彼に好意を抱いているようです。<br> 何と罪深い人なのでしょう、彼は。<br> 校内でも間違いなくトップクラスに入る美貌の持ち主の女性3人に好かれ、男である僕の心まで奪ってしまおうとは!!<br> 流石は「神」に選ばれるだけのことはありますね。<br> …おや、電話だ。誰からでしょう。<br> …また閉鎖空間? やれやれ、困った女神様だ…今度は何がお気に召さなかったのでしょうか。<br> しかしご安心ください。<br> 「貴方」の居る世界は、この古泉一樹が壊させたりしませんよ。<br> さて、今日も張り切っていくとしましょうか。<br></div> <br> <br> <br> <div>『ふんもっふ!!』<br></div> <br> <br> <br> <div> ハイテンションユッキー番外~朝比奈みくるの本音<br></div> <br> <br> <br> <div>こんばんは、朝比奈みくるです。<br> 今日も涼宮さんにいたずらされちゃいました。はあ…。<br> でも、今日もキョンくんが助けてくれたんです。やっぱり優しいな、キョンくん…。<br> あ、でも、涼宮さんのことが嫌いってわけじゃないんですよ?むしろ、好き、かな。<br> あの人のおかげで、キョンくんに出会えたわけだし…。<br> それにSOS団の活動も、本当に楽しいと思ってるんです。<br> あの映画の時は、恥ずかしすぎて死んじゃうかと思ったけど…。<br> そういえば映画の時の、古泉くんのお姫様抱っこ。ちょっと、ドキッとしちゃったな…。<br> 女の子だもん、それくらいはいいよね…。ごめんねキョンくん<br> 古泉くんには申し訳ないけど、やっぱりわたしは、キョンくんが好き。<br> 未来から来たわたしが、「今」の彼を好きになるのは、禁則事項かもしれないけど…。<br> それでもやっぱり、自分の気持ちに嘘はつけない。わたしは、キョンくんが好き。<br> …そういえば、長門さんも何だか、キョンくんのことが好きって感じがする。よく分からないけど、そんな気がする。<br> それに…古泉くんも。男の子が男の子を好きだなんて…何だかいけない感じ。<br> あの映画の時は、古泉くんわたしのことどう思ってたのかしら?<br> ううん、余計なことは考えちゃダメよね。<br> それに、自惚れるわけじゃないけど、今のところわたしが一番有利だわ。<br> キョンくん、わたしのことずっと見ていてくれてるもの。ちょっと恥ずかしいけど…やっぱり嬉しい。<br> でも…涼宮さんの気持ちにも、ちゃんと気付いてあげてね?<br> 同じ女の子のわたしには分かる。涼宮さんはキョンくんのことが大好きだってことが。<br> だから、わたしは抜け駆けする気なんてない。<br></div> <br> <div>恋は、正々堂々。<br> SOS団のみんなが、わたしのライバル。<br></div> <br> <div>わたしの恋は、きっと禁則事項。<br> それでもわたしは…あの人のことが、好き。<br> だから、いつかこの想いが報われる日まで。<br></div> <br> <div>朝比奈みくる、がんばります!!<br></div> </div> <!-- ad -->
<div class="main"> <div>はーい、みんなこにゃにゃちわ~。<br /> あなたの無表情宇宙人こと長門有希ちゃんでーす。<br /> おっと、ダメダメ、わたしはキョンくんのものなんだからねっ。<br /> あ、気軽にユッキーって呼んでくれていいよ。<br /> ああっ、でもでも本当は愛しのキョンくんにユッキーって呼んでもらいたいっ。<br /> ユッキー♪ キョンくん♪<br /> なんちゃってなんちゃってきゃーー♪<br /> …はー、何かいきなり疲れたなー。<br /> だーってさぁー、いつもどおり一番乗りで部室に来てキョンくんを待ってたら、<br /> ハルにゃんが入ってくるなり<br /> 「有希!今日の活動は休止!キョンが来たら伝えといて!以上!!」<br /> って言ってどっか行っちゃうんだもん。<br /> まあ最初は「えっ、じゃあ今日ってキョンくんとふたりっきり!?やだやだどーしよー♪」<br /> とか思ったよ?<br /> でもさぁー、ずーっと待ってるのにキョンくん全っ然来ないんだもんー。<br /> もうユキ待ちぼうけー。<br /> せっかくこうしてわたしがあなたのために待ってるっていうのに!<br /> キョンくんの薄情者ー。<br /> あー、でもでも、キョンくんのためならこんな時間なんてなんてことないわー。<br /> だってわたし主観時間で594年間も同じこと繰り返してきたんだもんねー。<br /> そのおかげで思考回路がおっかしなことになっちゃうし。<br /> まあ今はこの状態気に入ってるからいいんだけどねー。<br /> うーん、でもみんなの前では普段通りにしなくちゃいけないってのは正直辛いものがあるよー。</div>   <div>家では手作りのキョンくん抱き枕を抱いて<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんはあはあキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br /> ってゴロゴロできるから少しはストレス発散できるけど、<br /> なーんかしばらくすると何ていうか…すっごいむなしさを覚えるからそのままふて寝。<br /> みんなの前でこのてんそ…いたっ、かんだ…<br /> テンションでいくとぜぇったいドン引きされるしなぁー。<br /> もーぅつまんなーいー。<br /> つまんないよー。<br /> つまんないからキョンくんが来るまで心の中でキョンくんの名前を何回呼べるかやってみよっかな</div>   <div>っ。<br /> せーのっ。<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんはあはあキョンくんキョンくんキョンくん<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br /> キョンくんキョンくんキョンくん大好きっ♪キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンく</div>   <div>ん<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョ<br /> 「うぃーっす」<br /> キタ━━━( ゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚ )━━━!!!!<br /> あれ、今の何かしら。<br /> でもキョンくんが来てくれたからなんでもいーや、気にしないっ♪<br /> 「あれ、長門だけか」<br /> ああん、もうっ。<br /> 「長門」なんで他人行儀に呼ばずに「ユッキー♪」って呼んでよう。<br /> ってそんなこと一度も言ったことないから呼んでくれるはずないんだけどねー…。</div>   <div>さて、今にもキョンくんに抱きついちゃいたいけどそんなことしたら<br /> キョンくんに変な女だって思われちゃうわ。<br /> 平常心平常心…。<br /> うー、心臓ばくばくいってるよー。<br /> 「ハルヒは?いないのか?」<br /> うぅー、もうっ。<br /> こんな時までハルにゃんなのー?<br /> いつものことだけどちょーっと傷つくよう。<br /> 「…あなたが来たら、今日の活動は休止だと伝えるよう、涼宮ハルヒに言われた」<br /> 「何だ、そうなのか…教室で言やいいのによ…ったく」<br /> そうよねー、わざわざキョンくんに手間をかけさせるなんてハルにゃん、許せないっ!<br /> あー、でもでも、そのおかげでキョンくんとこうしてふたりっきりになれたわけだし、<br /> やっぱりハルにゃんありがとー。<br /> 「しかし、あっちぃなー。長門、お前暑くないか?」<br /> 「…へいき」<br /> んーん、ほんとは全っ然平気じゃないの。<br /> あ、でもそれは気温のことじゃなくって、<br /> もうキョンくんがわたしに話しかけてくれただけでうれしくって<br /> もうものすごい勢いで体温が上昇してるんだけどそこは悟られないように<br /> 調節機能をフル稼働して体温の低下に回してるんだけど<br /> ああっ、ごめんねキョンくんっ。<br /> できればすぐにでも抱きしめてその火照った身体を冷ましてあげたいんだけど、<br /> そんなことしたらきっとキョンくん驚いて偽者じゃないかなんて疑っちゃうかも。<br /> ん?火照った身体を?冷ましてあげる?<br /> きゃーっ、ちょっとちょっとこれってやらしくない?<br /> やらしくない?やらしいって!うわーまた体温上がってきちゃった<br /> うなれ!わたしの中の冷却装置!</div>   <div>「何かねぇかな…」<br /> なんてことをやってたらキョンくん、いつの間にか冷蔵庫の中をあさってる。<br /> なるほど、何か冷たいもので中から身体を冷やそうってことね。<br /> そんなことをしなくちゃいけないなんてほんと、人間って大変ね。<br /> 「お、これは…」<br /> キョンくんが何かを発見したもよう。<br /> なになにー?わたしにも見せてー。<br /> 「パッキンアイス…懐かしすぎる…」<br /> うわー、何あれおもしろそう。<br /> 何で真ん中が凹んでるのかな?<br /> うーん、597年間も生きてるのに、594年間ずーーーーっとキョンくんのことばっかり見てたから<br /> あんまり他のことには興味わかなかったもんなー。<br /> よっし、キョンくんと話を合わせるためにもいろんなことお勉強しなくっちゃ。<br /> 「…長門?…欲しいのか?」<br /> え?欲しい?何が?キョンくんを?<br /> その…すごく…欲しいです。<br /> って、気付いたらわたし、キョンくんのことをじーーっと見つめてたみたい。<br /> えーっと、これはあれね。<br /> アイスが欲しいかどうかってことね。<br /> さっきの勘違いがほんとだったらよかったのになあ。<br /> ユキちょっと残念。<br /> でもでも、キョンくんがせっかく欲しいのかって聞いてくれてるんだから<br /> ここはもらっておかないとバチがあたっちゃうわ。<br /> だからキョンくんにしか分からないくらいの角度で頷きます。こくり。<br /> 「そうか、じゃあ、ほら」<br /> キョンくんがアイスをぱきんって真っ二つに!<br /> うわ、なにこれおもしろっ!!</div>   <div>っていうかキョンくん、わたしのことちゃんと見ててくれるのよね。<br /> わたしの気持ちを分かってくれる人なんて、きっとこの世にキョンくんくらいしかいないわ。<br /> でもそれでもいいの!むしろ推奨!!<br /> そんなことを考えていたらキョンくんがわたしにアイスの片方を差し出してくる。<br /> いただきまーす♪<br /> 「あー…うまい」<br /> そう言いながらキョンくんは机に肘をついてアイスをほおばってる。<br /> ちょっとだらしない格好だけど、キョンくんがかっこいいから全然気にならないわ。<br /> わたしもちょっとかじってみる。<br /> …うーん、ちょっと大味な感じねー。<br /> でもキョンくんからもらったものだって思いながら食べると美味しさは<br /> 何倍にも何十倍にもなっちゃうからふっしぎー。<br /> 「長門、美味いか?」<br /> そりゃあもう、キョンくんからもらったものが美味しくないわけないじゃない!<br /> というわけで頷く。こくり。<br /> 「そっか…あー、あち」<br /> もうっ。キョンくんをこんなに苦しませるなんて夏ってのは何なのかしら。<br /> ちゃっかり情報操作でもしちゃおうかな。<br /> でも、そんなことしたらまたキョンくんに「インチキするな」って怒られちゃうかも。<br /> やっぱりやめとこ…。<br /> ああ…でもキョンくんとふたりっきりのこの空間。<br /> 今すぐにでもわたしの情報制御下に置きたい気分。<br /> でもそんな強引な手を使ったらキョンくん困っちゃうよね。がまん、がまん…。<br /> ああ、キョンくんったらなんて罪深い人なのかしら。<br /> こんなに自分のことを想ってる女の子がすぐ近くにいるっていうのに、全然気付いてないみたい。<br /> わたしから想いを告げられたらどんなに楽なのかしら。<br /> でもあれよね。きっとそんなことしたら、またキョンくん<br /> ハルにゃんか誰かのドッキリなんじゃないかと疑っちゃうわ。</div>   <div>あーもう、もどかしいっ!<br /> まったく、どうして最初っから朝倉ちゃんみたいに作ってくれなかったのよ。<br /> 恨むわよ、おとーさん。<br /> はぁーあ、何だか悲しくなってきちゃった。<br /> でも、キョンくんがわたしのことを気づかってくれたのはうれしかったから、<br /> せめてこれだけは伝えよう。</div> <br /> <br /> <br /> <br />   <div>「…ありがとう」</div> <br /> <br /> <br /> <br />   <div>うー、ヘタレなわたしでごめんねキョンくん。<br /> でもでもっ!いつか必ずキョンくんの心をげっちゅしてみせるんだからっ!<br /> 負けないわよハルにゃん!<br /> ついでにみくるんとイッキーも!!<br /> うーもうっ。<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンくん<br /> キョンくんキョンくんキョンくんキョンくんキョンきゅっ<br /> …またかんだ。</div> <br /> <br />   <div>     お  わ  り!!!</div> <br /> <br />   <div>リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー2</div>   <div>胸。胸胸胸胸むねムネMUNEむね正宗。<br /> ハルにゃんがまたみくるんのおっぱいをこねくり回してるわ。<br /> みくるんがきゃあきゃあ可愛い悲鳴を上げて逃れようとしてるけど<br /> ハルにゃんはそれをがっちりホールドして離さない。<br /> 何よ、ハルにゃんだってけっこういいおっぱいしてるじゃないの。<br /> 今まで一度だってハルにゃんがわたしを襲ったことなんてなかったわ。<br /> 男どころか女も巨乳が好きな時代なのかしら。<br /> キョンくんもちょっと油断するとみくるんのおっぱい凝視してるし。<br /> 震えるぞハート!燃え上がるほどに嫉妬!!<br /> もう何なのよキョンくんっ!アラストルでも召還しちゃおうかしら。<br /> 小さな胸にだって魅力はあるんだからねっ。<br /> ペーチャパイ♪そのちいさなむねに~♪<br /> はーあぁ…むなしくなってきちゃった。<br /> 朝倉ちゃんも喜緑ちゃんもそれなりにあるっていうのに。おとーさんのばかっ。<br /> でもね…キョンくんの気持ちもちょっと分かるの。<br /> あのやわらかそーなおっぱい。わたしだって憧れちゃう。<br /> …わたしの胸がおっきくなったら、キョンくんどう思うかしら。<br /> なーんて考えてたら部室の戸が開いてキョンくんが入ってきた。<br /> 「おい、ハルヒ。いい加減にしろよ…」<br /> 「何よーキョンだって触ってみたいくせにー」<br /> 「ば、馬鹿を言うな!いいから早く朝比奈さんを放せ」<br /> 「ちぇー、つまんないのー」<br /> ありゃ、ハルにゃん意外に素直にみくるんを解放した。<br /> みくるんはあはあ言ってしゃがみこんでる。ちょっと可哀想。<br /> 「おや、お取り込み中でしたか」<br /> イッキーが入ってきた。…イッキーも何だかんだいってキョンくんのことを狙ってるから要注意だわ。<br /> でもだいじょうぶっ、キョンくんはわたしが守ってあげるっ!<br /> そしてきっとキョンくんを振り向かせてみせるわ!<br /> 胸だって、キョンくんにインチキって言われないように頑張っちゃうんだから!<br /> だから…待っててね、キョンくん♪</div> <br /> <br /> <br />   <div>ハイテンションユッキー番外~古泉一樹の本音</div>   <div>やあどうも、微笑み超能力者こと古泉一樹です。<br /> 今日も今日とて団長殿に振り回される毎日ですが、皆さんにお伝えしなければいけないことがあるのです。<br /> それは…僕が、彼を…そう、ここでは「キョンくん」などと呼ばれていますが、彼を愛してしまったということ。<br /> 他の男ではいけません、僕の心は彼のためにあるのです。<br /> とはいえ、僕も年頃の男子です。この気持ちに気付く前は…<br /> 涼宮さんの太陽のような笑顔や、朝比奈さんの愛くるしい姿や、長門さんのミステリアスな魅力に惹かれたりもしました。<br /> しかし、彼はそれ以上に!僕の心を掴んで離さない!!<br /> 何故かは分かりません。気が付けば僕は、彼に恋をしていました…。<br /> 許されざることだというのは解っています。僕の歩むのは、正しく茨の道。<br /> しかし!それでも!「恋」というものを知ってしまった者の誰が!己の気持ちを偽ることが出来るというのでしょうか!<br /> 最初は、涼宮ハルヒの監視だけを目的として動いていたつもりでした。<br /> しかし、気付けば僕は…いつの間にか、彼だけを見ていた…。<br /> この気持ちに気が付き始めたのは、彼と初めて二人で閉鎖空間に行った時のこと…。<br /> 彼と手を繋いだ瞬間、僕の身体を何かが駆け抜けました。<br /> まさかこれが…始まりだったとは。僕がしばしば彼に顔を近付け過ぎるのもその為ですよ。<br /> 彼と二人で同室になった時はもう自分を抑えるのに必死でしたね。<br /> …そうそう、彼と涼宮さんは気付いていないようですが、<br /> 長門さんと朝比奈さん。彼女らもまた、彼に好意を抱いているようです。<br /> 何と罪深い人なのでしょう、彼は。<br /> 校内でも間違いなくトップクラスに入る美貌の持ち主の女性3人に好かれ、男である僕の心まで奪ってしまおうとは!!<br /> 流石は「神」に選ばれるだけのことはありますね。<br /> …おや、電話だ。誰からでしょう。<br /> …また閉鎖空間? やれやれ、困った女神様だ…今度は何がお気に召さなかったのでしょうか。<br /> しかしご安心ください。<br /> 「貴方」の居る世界は、この古泉一樹が壊させたりしませんよ。<br /> さて、今日も張り切っていくとしましょうか。</div> <br /> <br />   <div>『ふんもっふ!!』</div> <br /> <br />   <div>ハイテンションユッキー番外~朝比奈みくるの本音</div> <br /> <br />   <div>こんばんは、朝比奈みくるです。<br /> 今日も涼宮さんにいたずらされちゃいました。はあ…。<br /> でも、今日もキョンくんが助けてくれたんです。やっぱり優しいな、キョンくん…。<br /> あ、でも、涼宮さんのことが嫌いってわけじゃないんですよ?むしろ、好き、かな。<br /> あの人のおかげで、キョンくんに出会えたわけだし…。<br /> それにSOS団の活動も、本当に楽しいと思ってるんです。<br /> あの映画の時は、恥ずかしすぎて死んじゃうかと思ったけど…。<br /> そういえば映画の時の、古泉くんのお姫様抱っこ。ちょっと、ドキッとしちゃったな…。<br /> 女の子だもん、それくらいはいいよね…。ごめんねキョンくん<br /> 古泉くんには申し訳ないけど、やっぱりわたしは、キョンくんが好き。<br /> 未来から来たわたしが、「今」の彼を好きになるのは、禁則事項かもしれないけど…。<br /> それでもやっぱり、自分の気持ちに嘘はつけない。わたしは、キョンくんが好き。<br /> …そういえば、長門さんも何だか、キョンくんのことが好きって感じがする。よく分からないけど、そんな気がする。<br /> それに…古泉くんも。男の子が男の子を好きだなんて…何だかいけない感じ。<br /> あの映画の時は、古泉くんわたしのことどう思ってたのかしら?<br /> ううん、余計なことは考えちゃダメよね。<br /> それに、自惚れるわけじゃないけど、今のところわたしが一番有利だわ。<br /> キョンくん、わたしのことずっと見ていてくれてるもの。ちょっと恥ずかしいけど…やっぱり嬉しい。<br /> でも…涼宮さんの気持ちにも、ちゃんと気付いてあげてね?<br /> 同じ女の子のわたしには分かる。涼宮さんはキョンくんのことが大好きだってことが。<br /> だから、わたしは抜け駆けする気なんてない。</div>   <div>恋は、正々堂々。<br /> SOS団のみんなが、わたしのライバル。</div>   <div>わたしの恋は、きっと禁則事項。<br /> それでもわたしは…あの人のことが、好き。<br /> だから、いつかこの想いが報われる日まで。</div>   <div>朝比奈みくる、がんばります!!</div> </div>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: