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「涼宮ハルヒの夢幻 エピローグ」(2007/01/14 (日) 07:44:31) の最新版変更点
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<div class="main">
<div>エピローグ<br></div>
<br>
<div>とある日の夕方<br>
俺はベッドの上であの時の事を振り返った。<br>
人の記憶は面白い代物である。<br>
あの日、俺は焦っていたはずであり、一度は諦めて死を悟った。<br>
今では「これもまたいい思い出」で終わりそうである。<br>
こうして人間は自分に都合の悪い(時には良い)情報を処理しているのだろう。<br>
</div>
<br>
<div>俺はこの世界で産声をあげ、感じた。<br></div>
<br>
<div>俺には、ハルヒがいる。<br>
そして、その周りには、いや、「この世界」には、俺達を支えてくれる仲間がいる。<br>
仲間のおかげで、俺はいる。<br>
こいつらのおかげで、俺達は地を踏みしめる事が出来る。<br>
</div>
<br>
<div>誰にも邪魔させない。<br>
だって、俺達は最強なんだぜ。<br>
無敵艦隊だろうが、銀河系軍団だろうが、史上最強打線だろうが怖くない。<br>
</div>
<br>
<div>ハルヒがいる限り。<br></div>
<br>
<div>突然、電話が鳴る。<br>
びっくりして、ベッドから跳ね起きる。<br>
煩い。良いこと言っている途中なんだ。<br></div>
<br>
<div>「もしmー」<br>
「キョン!!明日、映画観に行くわよ!!」<br>
「明日?……悪い。明日は用事が入ってる。」<br>
「え〜?そんなの断っちゃいなさいよ。」<br>
「ごめんな。大事な用事なんだ。」<br>
「あたしと用事のどっちが大事なの!?」<br>
やれやれ、いつものパターンか。<br>
「ハルヒの方が大事。」<br>
「え?………な、なら来なさいよ!!」<br>
「俺はいつでもここにいる。映画なら、いつでも行けるさ。<br>
明後日でも、その次でも、なんなら毎日行ってやってもいいぞ。」<br>
「ははーん。言ってくれるじゃない。<br>
じゃあ明後日ね。遅れたら、死刑&私刑&罰金だからね♪それと………」<br>
それと?<br>
「ありがと。」<br>
「は?」<br></div>
<br>
<br>
<div>
俺がこの一文字の疑問形をいい出す前に、電話は切れた。<br>
俺は再びベッドで仰向けになる。<br>
「明日……何買おうかな。オルゴール……ぬいぐるみ………ネックレス……だめだ。朝比奈さんに聞こう。」<br>
もうすぐハルヒの誕生日。<br>
ハルヒへのプレゼントを考えながら、また深い深い夢の内へと誘われる。<br>
</div>
</div>
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