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長門が朝倉を倒して数日後。

俺は、いつものように、部室に向かっていた。

ガチャリ。

ドアを開けると、いつもの位置で、本を読んでいる長門が、

いた。

 

キョン「長門、お前だけか?」

 

長門は、視線を本から俺にやり、少しつぶやいて、

また本に戻した。

俺は、パイプ椅子に座り、長門に視線を送った。

あれ?何かおかしい?一体なんだ?

俺は、いつもとおかしいと思った。

長門は、いつも本は、膝に置いて本を読んでいるが、

今日は、本を手で胸元あたりまで持ってきて読んでいる。

なぜだろう?と考えていたら、

 

長門「相談がある。」

キョン「何だ。」

 

長門の相談に俺は、耳を傾けた。

 

長門「このごろ、視力が落ちたと思っている。」

キョン「確かに、朝倉との戦いで、俺を守るため

    攻撃を受けたとき眼鏡を落とし、そして、

    眼鏡の再構成を忘れたらしいとか、言ってたな。」

長門「そう。」

キョン「やはり、眼鏡をかけないとだめか?」

長門「でも、眼鏡は、・・・」

 

長門は、続きの言葉を言わなかった。

言われなくても俺には、予想がついた。

多分俺が長門に、眼鏡をしてないほうが

可愛いと思うぞ、と言ったからである。

 

キョン「長門、言わなくても予想は、つく。」

 

長門は、少し頬を赤らめた。

どうやら図星のようだ。

 

キョン「ああ、悪かった視力についてだったけな?」

長門「そう。」

キョン「じゃあ、長門、コンタクトをつければどうだ?」

長門「コンタクト?」

 

どうやら長門は、コンタクトを知らないらしい。

 

キョン「じゃあ簡単に説明するぞ。」

長門「そう。」

キョン「コンタクト正確に言うとコンタクトレンズという。」

長門「コンタクトレンズ。」

キョン「そうだ。眼鏡のレンズには、度というのが入っているだろ。」

長門「そう。」

キョン「その度を変えないで、レンズをすごく縮小をし、目につけられる

    サイズにして、目に付けるのが、コンタクトレンズというものだ。」

長門「目に付ける?」

 

どうやらあまり理解できてないらしい。

 

キョン「長門、明日は、土曜日だよな。」

長門「そう。」

キョン「ならいつものところに、10時に集合な。」

長門「了解した。」

 

話を終えて数分後、ハルヒ、古泉、朝比奈さんの3人が、

来ていつものように部活が始まった。

 

 

 

 

そして土曜日、いつもの公園に、955分についた。

そこには、珍しく私服を着た長門がいた。

 

キョン「わりい、長門待ったか?」

長門「平気。」

 

ということは、待ったんだな。

 

キョン「じゃあ昼飯は、奢ってやるよ。」

長門「ありがとう。」

 

ん?今のは、空耳か?小さくありがとう

といわれた。

 

キョン「じゃあいくか。」

長門「どこに?」

キョン「コンタクトが売ってそうなスーパーだ。」

 

俺は、長門と一緒にスーパーに入った。

 

 

 

 

 

ビンゴ!!運良くこのス-パーにはコンタクトが売っていた。

俺は、店員に声をかけた。

 

キョン「すいません。」

店員「なんでしょう?」

キョン「コンタクトを買いたいんですけど・・・」

店員「買うのは、あなたですか?」

キョン「いえ、この子です。」

 

俺は、長門を店員に見えるようにした。

 

 

 

 

その後、俺と長門は、店員の質問などを答えたり、

長門の視力検査などを見守っていた。

その間長門は、ずっと無表情だった。

そして、1時間後にできるといわれ、俺と長門は、店を、

後にした。

 

キョン「さて、コンタクトができるまで飯でも食うか。」

長門「そう。」

 

ん?一瞬だけ笑顔を見せたのは気のせいだろうか?

俺たちは、ファミリーレストランに入った。

 

キョン「さっきも言ったように、奢ってやるからな。」

長門「ありがとう。」

 

今度は、はっきりと聞こえた。

ありがとう、と・・・

 

キョン「あ・・・え?」

長門「・・・・・・・・」

 

俺は、どう答えればいいかわからなかった。

少し間をおいた後、

 

キョン「な、長門、好きなの頼んでいいぞ」

長門「そう。」

 

長門が大食いをしてくれたもので、かなりの金がかかった。

そして、コンタクトレンズを取りにスーパーに行った。

 

 

 

 

キョン「あのコンタクトレンズは・・・?」

店員「できていますよ。」

 

俺は、店員からコンタクトレンズを受け取り、

 

キョン「長門、これが、コンタクトレンズだ。」

 

といい長門に渡した。

 

長門「ありがとう。」

 

あれ?まただ。ついでにおまけみたいに笑顔がついてきている。

これで今日、笑顔を見たのは、3回目だな。

あ?1回目は、コンタクトを選んだときのことであった。

 

 

 

 

 

 

店員「カラーコンタクトもありますが?」

長門「カラーコンタクトって何?」

キョン「あ、そういえば忘れてたな。カラーコンタクトは、

    目に付けると、目の色が変わるものだ。」

長門「そう。」

 

そのとき俺は、無意識のうちに、

 

キョン「だが、お前は、その黒のきれいな瞳が、好きだがな。

    ・・・・・!わりい、今のは、妄言だ。忘れてくれ。」

長門「そう。」

 

そのときであった笑顔を見せてくれたのは・・・

何故かそのときは、長門に見とれていた。

長門にも感情を表に出すときがあるのだなと・・・

 

 

 

 

 

話に戻ろう。

まだ、時間が余っていたので、

 

キョン「長門、時間がまだあるので、どこかいくか?」

長門「そうする。」

キョン「場所は・・・」

長門「図書館。」

 

即答だな。まあ、断るつもりもないしな。

 

長門「1つ頼みがある。」

キョン「何だ?」

長門「飲み物がほしい。」

キョン「ああ、いいぜ。」

 

近くの自販機で、ジュースを買い飲んだ。

ここも、俺のおごりで・・・俺の財布がと思ったが、

長門のありがとうと、あの笑顔を思い出せばどうでもいいと

思った。

そして俺と長門は、図書館を目指した。

 

 

 

 

 

図書館に着き、

長門は、いつものように本を読みに言った。

俺は、寝ようかと思ったが、さっきの長門の笑顔を思い出すと

睡魔も襲ってこない。仕方なく本を読んだ。

この本は、何気に面白いな。今日借りるか・・・

その前に読みきることも可能だな。

 

 

この本の物語は、こうだ。

主人公は、女子のほうで好きな男子がいた。

しかし友達もその男子が好きだった。

友達の女子は、その男子を軽いいじめで好きにさせていた。

しかし主人公は、ほとんど無口(まるで長門だな)。

数日後、紙切れを入れておき放課後、告白した。

そのとき、いいと言われたが、なぜ好きになったと聞くと

「俺は、無口なやつがすきなんだよ」

というストーリーだ。

 

いつの間にか夕方になっていた。

 

キョン「長門、借りたい本は、あるか?」

長門「これ・・・」

キョン「よし借りるか・・・長門カードを」

長門「はい・・・」

 

本を借りてその日は、分かれた。

 

 

 

 

そして月曜日、部室に行くと、定位置で

長門が、借りた本を読んでいた。

 

キョン「長門、コンタクト・・・」

長門「している。」

キョン「やはり、眼鏡をかけてないほうがいいな。」

 

長門は、頬を少し赤らめた。

俺は、話を続けた。

 

キョン「長門、聞きたいことがある。」

長門「何。」

キョン「俺がハルヒ以外を好きになっても何とかできないのか?」

長門「できる。ただし、貴方の協力が必要。」

 

俺は、ほっとした。

そして、

 

キョン「長門好きだぞ。」

 

といった。

 

長門「私も。」

 

そのときの長門は、太陽の光で輝いていて、

その顔には、満面の笑みを浮かべていた。

 

その後俺は、長門と付き合っている。

ほとんど二人の時は、「有希」と読んでいる。

ある日、

 

キョン「有希」

長門「何?」

キョン「とまりに行っていいか?」

長門「いい。」

 

これからは、長門と楽しく学校生活を送れそうだ。

 

 

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最終更新:1970年01月01日 09:00