藩国設定
にゃんにゃん共和国亡命後でもやはり、ジェントルラット藩国は一年を通して非常に寒く、厳しい環境のなかに在る。藩国を囲んでいる森の全てが針葉樹林で、広葉樹が植生するには不可能なほどの気候だ。冬になると吹雪が起こる日が続き、そんなとき、御役所仕事以外はまともに働く人はいない。皆、暖かい家で温かいスープや度数の高いお酒を飲みながらのんびりと過ごすことにしている。
国の生活の中心は北の森にある中心街である。藩王の居城と軍事施設を除く政庁等のほとんどの重要な施設は此処に集約されている。
この中心街から森の中へと通じる道は、藩王の居城へと続く唯一の道である。城に続く道を亡命前と同じく一本にしたのはジェントルラットの趣味なだけであるらしい。しかし、そのために、人や物資はここに向かって移動する傾向がある。食料生産地ではないが、城に近いので主に商業で賑わう。
その居城は高い山の上にある。ゆえにその高い山はジェントルラットの住む山ということで鼠山と呼ばれている。城から見える景色は絶景であり、時々観光客も来る。
中心街の南西には小さな湖がある。湖に氷が張っている日には、亡命前と同じくわかさぎ釣りを楽しむ観光客が押し寄せる。
西南には農作に適した土地があり、広い畑をいくつも持っている農家が農村を作っている。実りの季節ともなると見渡す限りの小麦が周囲を黄金色に染め上げる。漁村と並んで藩国の食料生産地として重要な位置づけをなされている。
この中心街から森の中へと通じる道は、藩王の居城へと続く唯一の道である。城に続く道を亡命前と同じく一本にしたのはジェントルラットの趣味なだけであるらしい。しかし、そのために、人や物資はここに向かって移動する傾向がある。食料生産地ではないが、城に近いので主に商業で賑わう。
その居城は高い山の上にある。ゆえにその高い山はジェントルラットの住む山ということで鼠山と呼ばれている。城から見える景色は絶景であり、時々観光客も来る。
中心街の南西には小さな湖がある。湖に氷が張っている日には、亡命前と同じくわかさぎ釣りを楽しむ観光客が押し寄せる。
西南には農作に適した土地があり、広い畑をいくつも持っている農家が農村を作っている。実りの季節ともなると見渡す限りの小麦が周囲を黄金色に染め上げる。漁村と並んで藩国の食料生産地として重要な位置づけをなされている。
南東の森には、藩国の拠点が揃っている。この近辺は一般国民は立ち入り禁止になっている上にうっそうとした森が広がっている。しかも、その大部分が地下に存在しているので人目につくことはまずない。飛行場と整備工場は性質的に地下に作るのは良くないと判断されために、例外として地上に建設された。それでも偽装はされていて、上空などからはかなり発見されにくい。地上部分からは想像できない広大な面積を誇る地下施設。アイドレス工場やバトルメードの養育期間、および寮などが一年中休むことな国のために働いている。
同じ森には星見司が仕事をするための天文台もあるが、こちらは特に偽装はされていない。国立図書館との往復も良く行われていて、昔からある古風な施設なので知っている人も多いからだ。
同じ森には星見司が仕事をするための天文台もあるが、こちらは特に偽装はされていない。国立図書館との往復も良く行われていて、昔からある古風な施設なので知っている人も多いからだ。
我が藩国は、古来より藩王は絶対に女性でなくてはいけないしきたりとなっている。元居たわんわん帝國の歴史自体が古いので、これがいつの頃からの決まりかは誰も知らない。少なくとも、城と国立図書館に収められている歴史書などを紐解いてみても、過去に女性でない者が藩王に即位していた事実は存在しない。
だがしかし、ジェントルラットを名乗る怪しい人物が現藩王となっている。怪しい人物ではあるものの、れっきとした前藩王の子息。国の重役や国民は即位に良い表情をすることはなかったが、前藩王は女児に恵まれず、仕方なしに藩王の座についている。ただ、不満を回避するために藩国内では藩王代理という形で国を治めており、国民や藩王自身も別に藩王にふさわしい女性がどこからか流れてかないかなー、と言っている。
これとは別に、王犬のダッシュが即位してもいいんじゃないか、という声も一部の者から上がっていたときもあった。
(文章:吉沢葉月 修正:雨中正人)
だがしかし、ジェントルラットを名乗る怪しい人物が現藩王となっている。怪しい人物ではあるものの、れっきとした前藩王の子息。国の重役や国民は即位に良い表情をすることはなかったが、前藩王は女児に恵まれず、仕方なしに藩王の座についている。ただ、不満を回避するために藩国内では藩王代理という形で国を治めており、国民や藩王自身も別に藩王にふさわしい女性がどこからか流れてかないかなー、と言っている。
これとは別に、王犬のダッシュが即位してもいいんじゃないか、という声も一部の者から上がっていたときもあった。
(文章:吉沢葉月 修正:雨中正人)