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スイトピー様


L:スイトピー={
 t:名称 = スイトピー(ACE)
 t:要点 = ゴシックロリータ,巻き髪
 t:周辺環境 = 夜明けの船
 t:評価 = 全能力18
 t:特殊 = {
  *スイトピーのACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。
  *スイトピーのみなし職業 = 世界貴族,船乗り,パイロットとしてみなす。
  *スイトピーはジェントルラットの全能力評価を評価+1する。
 }
 t:→次のアイドレス = アキリーズ・ボーランドウッド(ACE),オーキ・マイト(ACE),ブラック・レイディ(ACE),成熟スイトピー(ACE)

設定文章

絢爛世界における火星の特権階級マワスプの少女。
ジェントルラット藩国内では何故か次女王と見られている。

藩国民は(妙な事に、何が楽しいかは判らないが)藩王代理がスイトピーに会う事を望む者や、それに乗じて起こるであろうお祭り騒ぎを期待してスイトピーが藩国に来る事を望むものが多かった。
この小さな藩国では、女王が云々等といった事を隣の家の結婚話以上に考えている者など余り居なかったのだ。

勿論、隣の家の結婚話以上に考える者も居なかったわけではない。
しかし、その一部は一部で、伝統通りに事が進むなら良し、という意見が多数を占めていた。

外から来た人物に最高地位をどうのという話は争いの種となるのが常ではあるが、ジェントルラット藩国ではスイトピーが来る事を拒む理由の有る者など何処にも居らず、
喜び踊って歓迎するものしか居なかった。

この話は藩王代理が多少煩わしい文章ではあるが詳しく書いているので、そちらを参照するのが良いだろう。

以下藩王代理日記より引用


夢から目覚めたその時に、ついにその日は来たのだと確信しました。
朝の澄み切った空気が、窓から入る眩い陽光が、それを教えてくれるのです。

城の廊下を喜び浮かれながら歩いていると、私の嬉しそうな様子を見て疑問に思ったのでしょう、声を掛けられました。
「どうされたんですか?藩王代理。」
この国を支える技族である深山さんでした。
「あぁ、深山さん。ついに、ついにその日が来たのです。」
深山さんは何の事やらと少し首を捻りましたが、直に気付いてなるほどと手をポンと叩きました。

「それじゃみんなの分の一張羅を用意します。・・・メガネとか。執事服に。」
何故執事服にメガネなのかは私には不思議でしたが、折角の好意ですし特に問題にせず私は頷きました。
「では、よろしくお願いします」
「任せてください。せっかくだから全員分ちゃんと用意しますよ!」
そう勢い良く言って、深山さんは急いで何処かへと向かっていきました。

私は外へと向かいました。
どうしようもなく体を動かさずに居られないからです。
この歓喜の躍動を抑えて体を止めておく事など全く以て至難の業なのです。
私は初めて夏至の日を迎える仔犬のように、新しい事に挑戦する鼠のように、全く落ち着きが無くなっていたのです。
何匹かの城の鼠がまるで寄り添うように私の歩みに続きました。

城を出れば優しい山風が私を包むように撫ぜました。
私は麓の街へと続く山道を景色を見渡しながら下って行きました。
雪に覆われるジェントルラット藩国の景色はキラキラと輝いています。
不思議に思って私は目を凝らしました。湖は当然ながら、街が、森が、何も無いはずの雪原すらも輝いているのです。
これはどうしたものかと考えてみると、なるほど、心当たりがありました。
恐らく、気温が暖かくなってきているのです。
雪解けの水が流れて小さな小さな幾筋もの川を作り出し、光を瞬かせているのでしょう。
まるでこの日を祝うようだと、私は更に更に嬉しい気持ちに心を満たされながら私は歩を進めました。

中腹の辺りで下方から此方へとやって来る人が居ました。この国の摂政を務めるたららさんです。
「代理!ついに来ましたね!」
たららさんも既にこの日の到来に気付かれているようでした。
「国中に伝えてきました!街も村ももうお祝いムードです。私も準備しないと!」
たららさんはそう言い終わるか終わらないか分からないうちに急いで道を登っていきました。
私は見えなくなるまでたららさんを見送った後、そのまま道を下っていきました。
何匹かの山の鼠がまるで寄り添うように私の後に続きました。

山道を下りきると街へと続く森の短い小道へと入ります。
雪の間から懸命に咲く花と雪を白い葉のように付ける木々が私を迎えてくれます。
何処からとも無く鳥の美しい鳴き声が聞こえてきます。まるで私を祝福してくれているようです。
私はありがとうと一人呟いてその小道を抜けました。
何匹かの森の鼠がまるで寄り添うように私の後に続きました。

森を抜ければそこは街の入り口です。
街は既にその日を祝う準備でいつもの何倍かの活気を見せていました。
私の姿を見かけた町の人は我先にと「おめでとうございます!」と祝ってくれます。
私は出来る限り一人一人に「ありがとうございます。」と声をかけつつ、
子供が居ればポケットから数にゃんにゃんほどをお小遣いに渡しながら歩を進めました。
何匹かの街の鼠がまるで寄り添うように私の後に続きました。

小さいながらもいつもより少しだけ騒がしくなった村、いつもとあまり変わらない星見司の天文台、何時も騒がしいのがもっと騒がしくなったホープや整備士達の居る地下基地。
私は出来る限り藩国中を歩き回りました。
そして藩国中の鼠がまるで寄り添うように私の後に続きました。

日が落ちる時、私は小さな山の頂上に居ました。
周りでは私に付いて来た何匹もの鼠達が歓喜に満ちた祝いの踊りを踊っています。
ひたすらに、ひたすらに。
見ているだけで私もついつい体が弾むようです。

どうしたものかと空を見上げると、その日の星は心なしか何時もよりも更に素晴らしい輝きでした。
私は星神アブタマルに感謝の言葉を述べた後、ゆっくりと鼠達と共に踊り始めました。

おまけ

フィーブル新聞社でまとめて頂いた、ジェントルの足跡です。
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