青の厚志2
1999年3月。幻獣の上陸しその侵略の傷跡生々しい熊本にやってきた一人の少年がいた。
名を速水 厚志という。
とりえもなく、能力もなく、学徒動員に対し生存する確率が高かろうというただそれだけで戦車部隊を希望をした、何の変哲もない少年であった。
とりえもなく、能力もなく、学徒動員に対し生存する確率が高かろうというただそれだけで戦車部隊を希望をした、何の変哲もない少年であった。
そして入学した戦車学校で、速水厚志は一人の少女とであった。
名を芝村 舞という。
強大な権力を持つ軍閥であり陰謀の巣窟である芝村一族の末の姫にして市井の戦車学校に入校し、努力を恥じ入りながら劣勢の戦況を覆さんと続けてきた誇り高き少女であった。
強大な権力を持つ軍閥であり陰謀の巣窟である芝村一族の末の姫にして市井の戦車学校に入校し、努力を恥じ入りながら劣勢の戦況を覆さんと続けてきた誇り高き少女であった。
彼女とであって少年は変わった。
熊本に来たただ生き延びるためにどんな卑屈なことでもするのんきで間抜け(ぽややんと評される)な少年は、一人の少女を守るため、そしてついでに世界を救うため、最後の最後のただ一瞬のそのときに銀の剣を振るうために努力を重ねる生き方を選んだのであった。
熊本に来たただ生き延びるためにどんな卑屈なことでもするのんきで間抜け(ぽややんと評される)な少年は、一人の少女を守るため、そしてついでに世界を救うため、最後の最後のただ一瞬のそのときに銀の剣を振るうために努力を重ねる生き方を選んだのであった。
かくして、少年は、青の厚志となった。
厚志の、また、厚志の所属する5121対戦車小隊の活躍で熊本は防衛に成功し、幻獣の無視できぬ防衛線となったのである。
厚志の、また、厚志の所属する5121対戦車小隊の活躍で熊本は防衛に成功し、幻獣の無視できぬ防衛線となったのである。
時は、過ぎ。
青の厚司は世界を渡り、世界を救い、また、愛する少女のいる世界に戻ってきた。
今では、背は伸び、その眼差しは何にも屈せぬ青い輝きを宿し、伸びた青い髪を隠そうともしない。青の青としての生き様を体現する青の王である。
青の厚司は世界を渡り、世界を救い、また、愛する少女のいる世界に戻ってきた。
今では、背は伸び、その眼差しは何にも屈せぬ青い輝きを宿し、伸びた青い髪を隠そうともしない。青の青としての生き様を体現する青の王である。
とはいえ、相変わらずぽややんないつかの雰囲気もそのままに、男らしくなった割にかわいらしいエプロンに新婚の奥さんよろしくおたまなど持っていたりする。相変わらずかわいいもの大好きで、広島は山岳騎兵の雷電が大のお気に入りなのであった。
ついでに、というか、彼にとっては思考の第一なのだが、愛する芝村 舞にもかなりめろめろなのだった。彼女がいなくなったら世界の一つや二つは破滅しようという勢いである。そのおかげでだいぶ年下の東原 望という少女にたしなめられたこともあるほどである。
と、青の厚志は、そんな青年になろうという年頃の少年である。
(amur@ビギナーズ王国)
(amur@ビギナーズ王国)
“そは青の青 青に魅せられ誰よりも青たるを望むもの”
あの誰よりも誇り高い少女のために、誰よりも強くなろうと思った。
僕は、人類決戦存在、HEROなんかじゃない。僕はあの女の子のおかげで変わることが出来た、ただのヒロイン。
それだけだよ。
僕は、人類決戦存在、HEROなんかじゃない。僕はあの女の子のおかげで変わることが出来た、ただのヒロイン。
それだけだよ。
~もふり・雷電所感~
雷電は、いい。
舞が喜んでる。
子供達も雷電のぬいぐるみで喜んでる。
うん。…あんまり夢中になりすぎて、舞に何か起きないか心配になるけれど。
言うと怒られるので何か起きる前に全力で何かが起こる可能性を排除しておこう。
(有無を言わさず各所に電信)
舞が喜んでる。
子供達も雷電のぬいぐるみで喜んでる。
うん。…あんまり夢中になりすぎて、舞に何か起きないか心配になるけれど。
言うと怒られるので何か起きる前に全力で何かが起こる可能性を排除しておこう。
(有無を言わさず各所に電信)
<猛き青髪の少年>
かつてのぽややんのおもかげはすべてなくなったがなにひとつ変わらないのは彼が愛する少女ゆえ。美しい不敵さをその見た目に孕んだ少年。その行動原理はすべてただ一つの愛の下に従えられており、そのために時として(しょっちゅう)感情的に暴走するあたりはさすがのヒロイン。料理教室で数多くの同志(乙女ときたま男もまじってる)の想いを叶える手助けをしている。かっこいいんだけどエプロンとお玉が似合うというのもどうなんだろう。
(城華一郎@レンジャー連邦)
(城華一郎@レンジャー連邦)
(辻斬燕丸@芥辺境藩国)
(島鍋 玖日@鍋の国)
速水厚志という少年がいる。
青い髪に、不適な目の少年だ。
彼は、第五世界の5121小隊で活躍した。
その5121小隊で、ある少女に出会った。
彼女の名は芝村舞。
誇り高い雰囲気を纏わせ、
流れるような黒髪をポニーテールにし、
何かに挑むような目の少女なのである。
誇り高い雰囲気を纏わせ、
流れるような黒髪をポニーテールにし、
何かに挑むような目の少女なのである。
速水厚志、後に青の厚志と呼ばれる人物は、
芝村舞に恋をした。やがて、二人は結ばれて。
晴れて恋人同士となった。
そんな二人だった。
芝村舞に恋をした。やがて、二人は結ばれて。
晴れて恋人同士となった。
そんな二人だった。
ある日のこと。
青の厚志はエプロンにお玉という微笑ましい姿で
愛する舞のための食事を作っていた。
この人物、バレンタインの時舞に送られたチョコを
「僕の作ったもの以外を舞が食べるのは嫌だ」と
周りに人がいる時堂々と言い放った経歴がある。
青の厚志はエプロンにお玉という微笑ましい姿で
愛する舞のための食事を作っていた。
この人物、バレンタインの時舞に送られたチョコを
「僕の作ったもの以外を舞が食べるのは嫌だ」と
周りに人がいる時堂々と言い放った経歴がある。
完成した食事を白いテーブルクロスに並べて、
朝食が出来たことを知らせようと舞の居るところへ向かった。
朝食が出来たことを知らせようと舞の居るところへ向かった。
すると。
彼女は、雷電と戯れていた。
「ふかふかのもこもこ・・・」とかつぶやいている。
普段は凛々しい顔が緩み、満面の幸せそうな笑顔である。
彼女は、雷電と戯れていた。
「ふかふかのもこもこ・・・」とかつぶやいている。
普段は凛々しい顔が緩み、満面の幸せそうな笑顔である。
青、雷電に嫉妬した。
とても嫉妬した。
だから、舞に声をかけた。
とても嫉妬した。
だから、舞に声をかけた。
「朝食できてるよ」
その声に振り向いた舞に笑いかけて、
厚志は舞を朝食の席へ誘う。
厚志は舞を朝食の席へ誘う。
二人の日常が、今日も始まる。
(かすみ@FEG)
(かすみ@FEG)
(くま@鍋の国)
○青の休息
青の休息などと題名がついているが,青に休まる暇はない。
なぜなら青には舞が全てだからだ。彼は舞の心の幸せと身体の健康のために全てを捧げている。
なぜなら青には舞が全てだからだ。彼は舞の心の幸せと身体の健康のために全てを捧げている。
食事は第一世代の彼女の口に合うよう添加物の無い食品を手配して何かの間違いで異物混入がないよう自分で調理し,
その料理技術だって舞に喜んで食べて貰えるように万能執事顔負け級に磨き上げている。
その料理技術だって舞に喜んで食べて貰えるように万能執事顔負け級に磨き上げている。
また彼女が戦いで傷つかないように自らの戦闘能力を鍛え希望号を駆って戦場を巡り万難を排し,
少しでも体調が万全から崩れるように見えれば(それが青のせいで精神的によろめいたのだとしても)精密検査のために入院させる勢いで心配する。
少しでも体調が万全から崩れるように見えれば(それが青のせいで精神的によろめいたのだとしても)精密検査のために入院させる勢いで心配する。
そうして,本質として恋する乙女な青の厚志は,舞に全てを捧げるが故に舞の一挙一動に一喜一憂するのだ。
だからこそ彼は強く,また脆い。
だからこそ彼は強く,また脆い。
そんな彼が安らぐときがあるというのなら,それはきっと彼女の一瞬の微笑みを見るその時だけだ。
だが,それを見て千の夜と万の敵と戦うことを地で行く彼は,最強のヒロインの一人に違いないだろう。
(クレール@るしにゃん王国)
だが,それを見て千の夜と万の敵と戦うことを地で行く彼は,最強のヒロインの一人に違いないだろう。
(クレール@るしにゃん王国)
(豊国 ミルメーク@詩歌藩国)