その1(続き)



ID:NNqOGm3v0
今日は女が学校を休んだ どうやら夏風邪らしい
いつも季節を楽しんでるようなアイツでもこういうことはあるんだな
というわけで今日は見舞いのため女宅に来た

女母「女ちゃん 愛しの彼が みえたわよ」
女「お母さん! 余計なことは いわないで!」
女母「起きてるようね どうぞこちらに」
男「お邪魔します・・・(お母さんも相変わらずだ)」

男「おーす女 風邪大丈夫か?」
女「大丈夫 朝より熱も 下がったわ」
男「ほらコレ 今日のプリントな」
女「すまないな 君には世話に なってばかり」
男「気にすんな 俺がしたくて してるんだ     こんな感じか?」
女「・・・・・・」

男「あれ、なんか顔赤いぞ」
女「この顔の 赤みの故を 我知らず 熱の仕業か 夏の仕業か」
男「恥ずかしかったんだろ・・・? 本当は『君の仕業』ってとこか」
女「知りたれば わざわざ聞くな 意地悪め・・・」



ID:6FCduRw90
~公園~

女「……心より 貴方に捧ぐ 我が想い。されど貴方は 気づくことなく……」
男「ZZzz.....」
女「ひとまずは 寝ているコレを 起こす手を……」

女の手 握り締めつつ 振り上げる。



ID:6FCduRw90
~教室~

女「……如何にして この状況を 抜け出すか……」
男「コラコラ。神妙な表情してないで、お前も掃除しろっての(ホウキの柄で女の頭を軽く小突く」
女「君がいる……。なんと巨大な 障害か……!(ホウキを受け取り」
男「褒め言葉に聞こえねぇなぁ」
女「もちろんだ。褒めてるはずが ないだろう?」
男「テメ、このやろう!?」

舞う殺陣を 見られ説教 30分。



ID:6FCduRw90
~グラウンド~

女「不公平。なぜ彼女らは 走れるの?」
男「1、お前が運動オンチ。2、お前の足が遅い。3、お前が体力が無い。どれだと思う?」
女「嫌味かな? 選択肢には なってない……!」
男「無表情で声だけ凄い怒ってますね!? ちょ、勘弁!!」

インドアに 走れというのが 無茶なのだ。



ID:6FCduRw90
~教室~

女「雲流れ、のぞく太陽 影光……。イマイチすぎて 涙もでない」
男「自分の俳句にオチをつけるな(ペシッと叩く」

昼休み そんな一幕 晴れ曜日。



ID:LHV6m/0f0
~教室~

女「……(水筒から茶を飲んでる」
男「なぁ、女。それって、緑茶?」
女「違うけど、それが一体 どうしたか?」
男「いや、何となく、女が飲んでるのって、緑茶や抹茶っぽいなぁ、と」
女「……偏見だ。何て偏る 見方だか(嘆息」
男「二回も同じ意味続けなくてもいいだろう!?」

麦茶飲み、潤う喉が また乾く。



ID:LHV6m/0f0
~女宅~

女「必死だが? これ以上は 無意味かと」
男「い、いいや! まだ挽回の手がきっと、恐らく、多分……あるかなぁ?」
女「負けが嫌。それは分かるが もう無理だ……」

王将と 歩兵が数枚 打つ手なし



ID:RzX0MN380
男「驚いた女が追試以外だな」
女「私はな かならず英語で 落ちるんだ 」
男「何でまた英語だけができんのだ?」
女「それはだな 五七五で できないからだ 」
男「そこまではこだわらなくても良いのでは?」



ID:LHV6m/0f0

男「五七五……あ、あれ? 何かなってないぞ?」
女「構わない。君がいるなら それだけで」
男「……言ってて恥ずかしくないか?」
女「言わせるか。そういう言葉、言わせるか!?」
男「耳元で叫ぶなっ!」

唯一の 五・七・五には ならぬ奴。



ID:LHV6m/0f0
~公園~

女「(ベンチに座って、もぐもぐとタイヤキ頬張ってる)」
男「女。あんまり、がっついて食べるもんじゃないと思うぞ?」
女「……不意打ちで 食事の邪魔も いただけぬ」
男「ま、文句は言うな。で、俺の分は?」
女「そこの角 タイヤキ屋台 餡は粒。ちなみに私 カスタードでね」
男「……ちゃっかり、カスタードのを買って来い、と言ってるな?」

機会あり ならば頼むは お約束



ID:LAABi8hs0
(テスト期間)

女「寒き夜に 解けぬ問題 肝ひやし・・・」
男「共に行かぬか 職員室へ?」
女「そこぞおる 先生のもとへ いざゆかん」
男「われらの悩みを 氷解せんと」

先生「国語の先生よんできてぇぇぇっぇええ!!」



ID:xw/z/ELWO

女「好きだよと 話しかければ 好きだよと こたえる人の いるあたたかさ」
男「なんだって? 聞き取れなかった もう一度」
女「…わざとだろ 二度とは言わぬ キミに対して」
男「ふくれる君が いとおしくある」

女「…!」



ID:xVFYEWzYO
-日曜日-
最近女の様子がおかしいので気分転換に遊園地に誘ってみる。
男「女、ジェットコースター乗ろうぜ。」
女「…遠慮する 絶叫系は 苦手でな」
男「そうか…。じゃあコーヒーカップは?」
女「いいだろう それなら私も 乗れそうだ」

コーヒーカップからおりるとすぐに女は座り込んだ
男「だ、大丈夫か?」
女「まわしすぎ 気分が悪い 目がまわる」
男「ごめんな、とりあえずベンチのあるところに行こう。」

帰り道
男「今日は悪かったな、いろいろ引っ張りまわしちまって。」
女「別にいい ちょうど私も 暇だった」
男「じゃあ明日学校でな。」

遠ざかる 君の背中を 少し見て 家路に足を 向け歩く

女「君の顔見ると素直になれなくて言いたいことは他にあるのに」
男「…俺に言いたいことって何だ?」
女「…!」
男「いや、一人だと危ないかなって思って。」
女「…気付いたら思うはいつも君のこと好きになったと最近気付く」
男「…!」
女「嫌だろう こんな口調の 私なんかと」
男「…嫌じゃない ずっと前から 好きだった」
女「…!なぜだろうとても心があったかい君の言葉が心を包む」




ID:LHV6m/0f0
~水族館~

女「水の道 魚は我を身 何思う……」
男「こういうとこまで来て、一句詠んでるんじゃないっての」
女「感謝した そのお礼にと 思ったが……」
男「気にするもんじゃないだろ。うん。俺が単純に女と来たかったわけだし?」
女「(フッ、と笑う)君の言う その優しさが 嬉しいね」
男「あんがとさん」

笑いあう この一時が 嬉しくて。



ID:LHV6m/0f0
~教室~

女「男君。この弁当を プレゼント(弁当箱差し出しつつ」
男「……また嫌いな物があるのか?」
女「そうじゃなく、食べて欲しいの 他意はない」
男「別に取り繕わないでいいって……。ったく、今日は昼飯買ってあるし、嫌いな物だけ食ってやるから、後はお前が食えよ?」
女「違うから……。嫌い云々 勘違い」
男「はいはい、わかったわかった」

過去が今 手作りの意味 消し去った。



ID:LHV6m/0f0
~教室~

女「……ここがこう、こうなっていて、これがここ(ブツブツ……」
男「五・七・五でブツブツ呟くな、気色悪い! ったく、一体、何やってるんだ?」
女「……何てこと。脳年齢が 51……(真剣に凹んでる」
男「そういうのを信用するか、お前は……?」

本当に 脳年齢を 計れるの?



ID:LHV6m/0f0
~女宅・庭~

女「落ち葉焚き 火に包まれる 作物よ。その身焼かれて 何を思うか?」
男「……たかが焼き芋焼いてるだけに、そこまで深刻そうな一句を詠むか、お前は」
女「何事も、気分が大事。そうじゃない?」
男「いや。別に焼き芋焼くのに、そんな深刻そうな気分はいらんのだが」
女「……感性が、君とは少々 合わないか」
男「焼き芋焼くのにいちいち深刻になる感性、ってどんなだよ!?」

パチパチと 爆ぜる火の音 立つ煙



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危険です

女「爆竹を 集めて楽し テロリズム」
男「犯罪はやめような」
女「闇鍋を 集めて楽し 誕生日」
男「頼むから変なもの入れるなよ」
女「なぜかしら こんなに胸が 苦しいの」
男「39℃も熱あるのに無理するなよ」
女「もう終わり 風邪こじらせて 心筋炎」
男「だから病院行けよ!!」


見せたくない

女「これはない いくらなんでも ひどすぎる」
男「ああっ!それは俺の歴代黒歴史集!!」
女「女でも 腹筋割れる 予感する」
男「やめれー!!」



ID:lBZx5X750
『昼休み』

男「おっ 今日のA弁当はエビフライか」
女「エビフライ あぁエビフライ エビフライ」
男「・・・歌が安っぽくなってるぞ そんなに欲しいのか」
女「仕方ない 好物なのだ エビフライ」
男「だからと言って俺の貴重なオカズをだな・・・」
女「くれぬなら 君にくらわす エビ固め」
男「(力ずくかよ)」

男「仕方ない、今回だけだぞ ほら」
女「ありがとう さすが男だ 大好きだ」
男「・・・・・(ゲンキンな奴)」

女「硬くとも それを食すが またをかし(バリバリ)」
男「(しっぽまで食うほど好きなのか・・・)」



ID:ojZg9xOi0
女「男さん 少し時間 良いですか?」
男「いいよ。」
女「この文と 乙女の気持ち 届くかな」

手紙を渡して走り去る女

女-この気持ち 言えるほどの すきはなく 夢の中で 思いを伝える-

男-夢の中 いつもあなたを 思いつつ 我慢ならずに 夢精してたよ-



ID:t34m6ffx0
遺伝子組み換え

女「配列を いじり回して 楽しいな」
男「変な生物作り出すんじゃないぞ」
女「大丈夫 元はあなたの DNA」
男「勝手に使うな!」


越えられない壁

男「ああ嫁よ どうかこっちに 来ておくれ」
男「娘らよ みんな愛しい 私の子」
男「パソコンが 壊れて終わる その命」
女「越えられぬ 次元の壁が 横たわる」


ある冬の日に

女「金が尽き油も尽きたこの部屋で歌詠みながら眠りにつこう」
男「おーい、生きてるかー?」
女「見上げるとそこにはなぜか君の顔私の危機を察して来たか」
男「あちゃー、水も電気も止められたのかよ。とりあえず俺の部屋行こう」
女「ありがたや ああありがたや ありがたや」



ID:lBZx5X750
『帰り道』

女「・・・・・」
男「どうした?(さっきからずっと何か考えてるな)」
女「・・・・・!!」
男「なんだ?」
女「男君 社会の窓が 全開よ」
男「おわっ! 何でもっと早く言わないんだよ!」
女「うまいこと 歌にするのが 遅れたの こんな状況 初めてだから」
男「なんでもいいから早く言えって・・・ いつから開きっぱだったんだ・・・」
女「いつかしら 確か午前は a
男「やめろ! やっぱ言わんでいい!」



ID:t34m6ffx0
独裁者

女「戦争も ボタン一つで 解決よ」
男「核兵器は使わないでくれ」
女「気に入らぬ この一言で さようなら」
男「怖すぎるだろ」
女「そう言えば なぜ私だけ太り出す?周りの人は痩せていくのに」
男「お前が民から搾取してるからだよ」


砂浜にて

男「つかまえてみろー」
女「つかまえた もう放さない 君のこと」


治療

男「あ、宿題忘れた」
女「居残りが 確定してる 馬鹿一人」

男「あ、弁当忘れた」
女「残念ね 私の分は もうないの」

男「あれ?俺の名前何だっけ?」
女「聞かせたい 馬鹿は死んでも 治らない」



ID:t34m6ffx0

女「賽銭を くすねてみれば 米ばかり」
男「米を賽銭箱に入れる人がいるからな」
女「CDを 他人の鞄に 放り込み 一人ゆうゆう 私は帰る」
男「迷惑な話だな」
女「転落死 本当は押した 人がいる」
男「……お前じゃないよな?」
女「あの事件 真相はもう 闇の中」
男「迷宮入りか……」


ポケット

女「ポケットを 叩けば増える ビスケット」
男「夢のある話だな」
女「ポケットに チューインガムと 夢を入れ」
男「古い歌だなずいぶん」
女「ポケットの 向こうはなぜか 4次元だ」
男「そろそろ打ち切られるのかあれ?」
女「ポケットに 大事な子供 カンガルー」
男「カンガルーの子供って本当に小さいよね」



ID:t34m6ffx0
犠牲

女「毒見役 弁当食べて 即死した」
男「いったい何作った」
女「善人は 神に愛され 早く逝く」
男「美少女美少年もな」
女「黒魔術 今度は誰を 呪うため」
男「対象が俺でないことを祈る」


無意味

女「身につけた 資格がどれも 役立たず」
男「活かそうとしなきゃ駄目だろ」
女「大卒で ニートになった 脛齧り」
男「それでも親にとっては子供なのか……」
女「納豆で 食うその飯を まず減らせ」
男「好きなだけ食って痩せたらそりゃ病気だよ」


事故

女「雨の中 濡れながらなお 人を待つ」
男「ごめん、遅れた」
女「携帯は 電池が切れて役立たずできれば訳を話してほしい」
男「これ見りゃわかってくれると思うんだけど、バスが事故りやがってさ」
女「血に濡れた 白い上着と 君の腕」
男「ああ、言っとくけど俺のじゃない。一つ前の人が酷いケガしてさ、救助手伝ったんだ。
  こんな格好でごめんな」
女「わかったわ 今日は素直に戻りましょデートできるわあなたの家で」



ID:t34m6ffx0
願い

女「夢に見た 君と夫婦に なったこと」
男「どんなだった?」
女「ボロ屋敷 子供が9人 大家族貧乏だけどそれもまたよし」
男「頑張りすぎだろw 他には何かないか?」
女「周囲とは 隔絶された 片田舎」
男「それなら何とかなるかも」
女「この夢が 本当になれば いいのにな」


本音

女「本当は 疲れてきたの 五七五」
女「本当は 普通に彼と 喋りたい」
女「叶わない 魔の数字から 逃げること存在意義をなくしてしまう」
女「……」


パソコン

女「マニュアルも ヘルプもあてにならなくてできれば君に 教えてほしい」
男「あー、それはな、このボタンをクリックして――」
女「なるほどな よくわかったよ ありがとう」

女「レポートが 2時間かけた レポートが……!」
男「あわてるな……よいしょっと (Undo)」
女「感謝する 単位はこれで 安泰だ!」
男「まああれだ、こまめにセーブしておけよ」



ID:7CAaNajjO
登校中

男「それでさ~…」
女「本当に あなたの話は 面白い」
男「マジで?サンキュ!優しいのな」
女「男君 見上げてごらん あの空を」
女、空を見上げる
横断歩道でトラックが迫る
男「ちょ、女!危ない!」
ドン!男、轢かれる
女「・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・!」

病院、霊安室にて
女「見てごらん きれいな顔で 死んでるよ」
女「溢れ出す 伝えれなかった この想い 頬の涙はそのかわりかな」



ID:t34m6ffx0
精神論

女「躓くも また歩き出す 一歩前」
男「根性だな」
女「悩むより まずやってみる 何事も」
男「“案ずるより――”ってやつか」
女「叩き込め 頭ではなく 体へと」
男「実際は運動を司る小脳の働きらしいけどね」


手料理

女「おいしいよ 君は料理が 上手だな」
男「たまには料理してみたら?楽しいよ」
女「毒物を 作り続けて」
男「言わなくていいよ、年がバレる」
女「材料を 殺し続けて」
男「早く食べないと冷めるってば」


不安

男「Zzz」
女「眠る君 無邪気な寝顔 宝物」
女「いつかくる 別れの時を 思いつつ 幸せな今かみしめている」
女「二人でも 乗り越えられぬ こともある」
女「この時に 縋りつくこと なきように 祈る私の思いよ届け」



ID:LHV6m/0f0
~教室~

女「もう、だめよ……。私はここで 絶えるのね……」
男「まだだ、まだ終わりじゃない! きっと、大丈夫。大丈夫だ!」
教師「うるさい、そこ! 何を喋っとるか!」
男「演劇です」
女「練習を 欠かさぬこそが 秘訣なり」
教師「うるさい、今は授業中だ!」

文化祭 台詞合わせに 必死です



ID:xvHV5yT70
女「やるならば とっととやろう セックス!」
男「そうあせるなよ、どうしたんだよ?」
女「やらないの どっちだ早くしろ 言えよコラ」
男「意味わかんね・・・んじゃ、シャワーあびてくる」
女「遅すぎる~ こんなんじゃ私 幸せになれない 字たらず~」

男「・・・もうダメかもわからんね」



ID:YHhQX/MX0
家庭科調理実習中
男「なあ、卵割っといてくれ」

女「殻を割り 中を覗き見 して見れど わが心には 白身はあらじ」
男「?」



ID:MJiz+IiR0
女「やれるなら いますぐしよう 性行為」
男「ポカーン」
女「やりますか やりませんかと きいている」
男「・・・。」
女「遅すぎる これだと私 不幸せ」



ID:MXA7dlb70
卒業を 前に控えて 立ち止まり 共に回顧す 一筋の道 

女「思うほど 時の流れは 遅くなく」
男「回顧するのは 少しセンチだ」
女「……しかれども 巡る思いは 止め処なし」
男「何を思うか 聞かせてくれよ」
女「三年の 過ぎし月日が この胸に」
男「……その胸中に オレは何割?」
女「決まってる 全ての絵には 君の影」
男「ならば言おうか それは俺もだ」
女「本当に? 嘘はいらぬと 君に求むる」
男「瞳逸らさん 俺を信じろ」
女「知っている 君の思いは 私の思い」
男「ならば言葉は 既に意味なし」
女「ただ想う そのぬくもりを 今ここで」
男「……口付けならば やりましょう」
女「足りませぬ キスと抱擁 求めます」
男「それはわがまま 恥を覚える」
女「良いでしょう? 二人の時は 邪魔もなし」
男「……ああ仕方ない 我が恋人は」

抱き合いて 口付け交わす 影二つ 今より先も 永久に伸び往く

女「これからも 添いて進もう いつまでも」
男「言われなくとも 離す気はない」



ID:MXA7dlb70
メールなら 遊べるはずだと 我思い 連ねし言葉 送る風景

男「この間やっと女が携帯を買ったんだ」
友「え、マジで? 女って携帯持ってなかったの?」
男「うん。まあ、見た感じからして女って機械音痴っぽいじゃん?」
友「あー、それはそうだな。なんたって常にリズムは五・七・五の人だし」
着信を 知らせる音色 鳴りまして 気付きますれば 手に取りませう
男「あ、メールだ」
友「さっそく女さんからじゃね?w」
男「噂をすればって? ねーよw」
女『帰り道 共に参ろう お茶屋さん ついに見つけた 理想の団子」
男「うわ、ホントに女だったw」
友「マジかw何だってw」
男「何か帰りにお茶しましょだって」
友「けっ! 放課後デートの約束かよ。いいなぁ。オレと代われw」
男「だが断るw」
男(『いいよ。じゃあ、一緒に食べに行こう。それにしても女って和菓子好きだよな』っと、返信はこんなもんかな。)
数分の 後に響くは 先程と 同じメロディー 女から
友「また女さんからだなw ラブラブじゃねーかw」
男「うっせw」
女『返信は 和歌のリズムで 願います でなくばもはや 心消え往き』
男「ちょwマジかw」
友「?」



ID:TFUvdpU40

男「お、女!その五七五のリズムで俺をなじってくれ!」
女「馬鹿男 なんて下賤な 輩なの」
男「うぅっ!すごくいい!次は五七五七七ので頼む!!」
女「頼むなら もっと言葉を 選ぶのね 馬鹿な君には 難題かしら」
男「た、たまらんっ!!」





女「昨の晩 こんな卑猥な 夢をみた」
男「変な報告すんな それにしてもこの女ノリノリである」



ID:qdcOvb3E0
このスレに 二作書いて 思いてし 国語楽しき これ最後。

掛詞 意図を悟れぬ 語彙力は 恋(故意)の難点 男ツンデレ?

女「男くん ちょいと質問 良いですか?」
男「何?」
女「先程の 古典の時間 関連で」
男「……いいよ。でも女は国語得意だろ? わかんない所なんかあったか?」
女「君ほどの 力は無いよ 私には」
男「過剰な持ち上げは嫌味だ。それぐらいわかるだろ、馬鹿じゃないんだから」
女「……そのような 意図はなかった けどゴメン」
男「で? 質問は何?」
女「『君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな』」
男「……ああ、義孝? 後拾遺集の歌だろ? それが何?」
女「この歌を 上手く訳せず 四苦八苦」
男「別にやる必要ないじゃん。どうせ次の時間に先生が解説してくれるだろ」
女「けれどでも 予習しとけば よりわかる」
男「……『「あなたの為なら死んでもいい」そんな言葉が嘘になる。
かわした心は変わらないけど、死んでしまったらもう逢えない。
少しも命惜しくないと思ったけれど、このまま君を見ていたい。
生き長らえて、いつまでも君とずっと逢い続けたい。』」(再生音量極小)
女「え、あ、待って! それじゃ聞こえぬ 声張って!」
男「……やだ」
女「……故意(恋)を知り 君に求めるその糸(意図)を 察し手繰りて 我を苛める」(再生音こちらも極小)
男「……もういいだろ、めんどくさいからあとは自分でやれ」 

男立ち 離れる背中 眺めつつ 今の心境 書きて泣き濡れ

女「君が隙(好き) 見えぬ心は 不透明 今日も今日とて(凶も凶とて) 報われぬ日々」





ID:iyDPg5GIO
暖かな春の日

ほとばしる汗

輝く笑顔

沢山の殿方の中でも

例え遠くても

貴方だけは一目で分かる

鞠を追い駆けるその姿に

私の胸はもう…



女『降り積もる この想いこそ 桜雪…』
…嗚呼、貴方を見ていると私h
<ゴスっ!>
女性徒『せっ、せんせ~!女ちゃんがバスケットボールを顔面ブロックして立ったまま白目向いてます!』
教師『またなの…?もういいから放っておきましょう…』
女性徒『は、はい…』



ID:S7adKGb+0
男「しまったな 弁当持つの 忘れてた」
女「仕方ない 弁当やるよ 男君」
男「おおマジか マジでサンキュー 女さん」

渡辺「おかしいな 私の弁当 どこだっけ~?(字余り)」


ID:u986c+kA0
疲れ

女「年かしら 最近無理が きかなくて」
男「そういうことは40になってから言おうな。個人差はあると思うけど」
女「眠い目を 擦りながらも 徹夜する」
男「無理して起きてる必要はないぞ?」
女「眠ったら 私にかわり 保守してね ここがなければ 行くスレないの」
男「あー、保証はできないけどな。なるべくやってみよう」


星空

女「自慢した 娘を危機に 陥れ 椅子に座りし 母カシオペア」
男「エチオピアの女王だっけか。娘アンドロメダを自慢してポセイドンの怒りをかう」
女「蠍とは 相性悪い オリオン座」
男「蠍に刺されて殺されかけるんだ」
女「銀の矢で 愛しい人を 射ち殺し 涙に暮れる 処女アルテミス」
男「兄のアポロンに騙されたんだったか」
女「人間の 愛憎劇を 空高く 星々に投げ 星座を作る」


寒さ

女「白い息 昇って消える その先を 見つめる二人 小さな二人」
男「雪……降ってきたな」
女「その形 一つと同じ もののない 結晶が降る 静かに積る」
男「さっきレーダー画像を見たけど結構降りそうだ、部屋に戻ろう」
女「もう少し 冷たい空を 見ていたい あなたと共に 雪の降る中」
男「……もう少しだけな」



ID:u986c+kA0
宇宙

男「中国が人工衛星ぶっこわしたよね」
女「宇宙にも ゴミ撒き散らす 愚かさよ」

男「星の光って、ずっと昔の光が今になって届いたんだよな」
女「故郷より 遥か彼方の 地球まで 達した光 確かな証拠」
男「あまりに遠い星だと、実はもう存在していないかもしれない」
女「死にむかい 輝き続け 滅びゆく あまたの光 しかと目に見ゆ」

男「安いから ちょっと欲しいな 月の土地 別に何にも 使わないけど」
女「……何にでも 値段をつけて 計り売り 人のものなど この世にはなし」
男「ちょっと待て、軽い冗談だろ、そこまで怒らなくても」
女「高すぎる 通行料が 払えない 月の兎が 悲鳴を上げる」
男「……ごめん」

女「格下げで 冥府の王と さようなら」
男「あれって結局どうなったんだろうな」
女「活火山 噴煙上げて 怒るイオ」
男「木星の潮汐力が原因だそうだ」
女「見てみたい 土星が水に 浮かぶとこ」
男「土星を浮かばせるのにどれだけの水が必要なことか……」
女「硫酸の 雨は地表に 届かない」
男「金星のことかー!」
女「不思議だな ソーラーパネル 埃取り いったい誰が してくれてるの?」
男「H.G.ウェルズの宇宙戦争みたいなタコ型宇宙人がボランティアで」



ID:u986c+kA0

あなたは私にとって……

女「休日に 一人で食うは カップ麺 侘しいけれど ありがたいもの」
男「女ー、いるかー?」
女「二人だと そこそこうまい カップ麺」
男「お前またインスタントラーメンか。少しは作れよ」
女「専属の 料理人いま 参上し その両手には 材料を持ち」
男「ほらほら、お前も立って。俺の後ろで作り方見て覚えなさい」
女「……朝食を 二人並んで 用意する」
男「まあたまにはさ 悪くないだろ?」


まったり

男「そうだ、リンゴもらったんだよ。食べる?」
女「温かな こたつに入り りんご食み 隣にあなた 言うこともなし」
男「……耳澄ませ 聞いてみようか 雪の音」
女「いつまでも 続くといいね この時が」



ID:r0MhJ+3f0
女「・・・・・・・・・(読書中)」
男「女ー、また読書か?」
女「本を読む それはいけない ことかしら?」
男「いや、悪くはないけどさ・・・」
女「・・・はっきりと しない男は 嫌なのよ」
男「あー俺も構って欲しいなーなんて、アハハ」
女「恥ずかしい 言われる身にも なってよね・・・///」



ID:TFUvdpU40
『女、転倒』

女「!!」
男「おいっ 大丈夫か?」
女「・・・・・」
男「痛かったのか? 涙出てるぞ」
女「なっ 泣いてない! 別に痛くも 無いからな」
男「あーヒザすりむいてるな 血が出てる どれ、おぶってやるよ よいっしょっと」
女「やめなさい! 人が見ている 恥ずかしい・・・」
男「怪我人は静かにしてろって」
女「・・・・・」



君の背と 心に感ず 温かさ



ID:HbbOuAda0
今年初めて雪が積もった日の朝、いつものように遅刻気味の僕。
君を待たせる並木道、走っていくと風が冷たく体温を奪われる。
いつもの場所にいくとしゃがんで何かをしていた君、
おはようと挨拶すると突然笑いだし、理由を聞くとこう言った。
「赤鼻の トナカイさんは 来たけれど 置いてけぼりの サンタクロース」
「そんなに真っ赤になってるか」
慌てて隠してみるも、しばらく君は笑ったままで。

「ところでしゃがんで何してたの?」
「男がね かなり待たせる ものだから ここで生まれた 兎が三匹」
「ありゃ、それはごめんな それにしてもかわいいな」
そうでしょ?というばかりの笑顔の返答。兎の鼻もちゃんと赤かった。

そろそろ行こうかと改めて学校への道を急ぐ。
それでも僕らはゆっくりで、君は空を見上げながら歩いてる。
「白い息 どんどん空に 上ってく 雲の子供に なるんだろうね」
「そしてまた 僕らの元に 降りてくる 今度は冬の 申し子として」
「そうしたら 今度は作ろう 雪だるま 二人で作れば きっと楽しい」
そうだね、そうしよう。僕ら繋いだ手を振りながら寒さに負けじと歩いてく。

感じてる 手袋越しの 体温を



ID:u986c+kA0
休日の昼下り

女「隣合い ただダラダラと 過ごす時 あと少しだけ 伸びてくれたら」
男「Zzz」
女「一日が 終わりゆくこの 寂しさよ 無邪気な寝顔 ただ哀しくて」


夕食

男「夕飯できたぞー」
女「面倒だ ここで一緒に 住まないか?」
男「……まさかお前に先を越されるとは思わなかった」
女「言う時は はっきり話す これ大事」
男「んじゃ1ヶ月後にな。とりあえず食おう」

女「今日もまた 星空見たい 二人きり」
男「ん?いいけど……」


終わりに、星空の元で

女「始まりと 終わりは常に 対を為す 再びいつか 出会えることを」
男「一日の終わりを詠むにしちゃ、ちょっと大袈裟だな」
女「温かな 君の隣は 私だけ」
男「……んじゃ、もうちょっとしたら部屋に戻るぞ」


今日もまた何一つ変わらない一日の終わり。





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最終更新:2009年06月07日 22:10