計器


飛行に必要な計器について、説明します。当スクールの校長さんのように計器など見ずに飛ぶ強者もいますが、覚えておいて損はないでしょう。
まず、計器を見る前に、表示単位をフィートかメートルかを選択せねばなりません。

メートル計器

フィート計器

左から、高度計、昇降計、速度計、コンパス、水平儀


飛行機の世界ではフィート単位が一般的ですが、メートル単位の方がわかりやすいのであれば、そちらを使ってもよいでしょう。当スクールではフィートを採用することにします。




高度計 (海抜高度:SEA,離陸空港からの高度:ARF,地上高度:GND)


現在の飛行高度を表示します。表示法には、海抜高度、離陸した飛行場からの高度、現在飛行している場所での地面からの高度の3種類があります。たぶん地上高度が一番使い安いと思いますが、飛行特性などは海抜高度によって決まりますので、注意しないと、高高度での戦闘で足をすくわれるかもしれません。


昇降計


1秒間にどの程度上昇しているかを表わします。特に見なくても問題はありませんが、初めの内は着陸時の降下速度の調節、直進飛行の確認、維持旋回の確認などに使うと便利でしょう。


速度計 (指示速度、真速度)


現在の飛行速度を表します。真速度は地面との相対速度で、自動車などで使われる速度と同じもので、指示速度は機体前方と側面の気圧の差を速度で表わしたもので、Fighter Aceの場合同一高度では、機体の地面との相対速度+風速、さらに上空ほど気圧が低くなるため、高度を取ると、表示される速度は実際の速度より低くなります。飛行特性は真速度によって決まるため、着陸時以外は指示速度のほうが便利だと思います。


コンパス (方位)


方位磁石を詳細に見た様な形の計器です。計器の周囲にあるのが、方位を表します。中央にある▲が自機の機首を表し、回転する方位文字が向きを表しており、現在の機体の向かっている方向を知るものです。
方位のN、S、E、Wはそれぞれ東西南北を表しており、それ以外の数字、3、6、12、15、21、24、30、33は北を0度として時計回りに見た角度の略になっています。
円は360度なので、例えば▲の上に24が来ているなら240度の方向、西南西の方向に機体の機首が向いていることになります。


水平儀 (バンク、ピッチ、スリップ・スキッド)


おそらくもっとも見る機会の多い計器だと思います。中央にある飛行機が自機を表わし、横棒は水平を表わしており、横棒と飛行機の重なった所の値からピッチ角を表わし、機首が上を向いていると正の値、下を向いていると負の値になります。横棒と飛行機との角度はバンク角で、飛行機がどの程度横に傾いているかを表します。中央にある棒のなかに○がある絵は、ヨーを表わし、機体が横滑りしているかを見るものです。


Last update:2004/06/06



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最終更新:2007年12月09日 22:37