光流ロボ・エクセリオンズ
作者 書き捨て(ID:U9NRMB+2)
取得元 スーパーヒロイン系・総合スレ,http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071976937/
取得日 2007年10月20日
タグ Author:書き捨て cb mc rb 巨大ロボ 悪堕ち 洗脳 牝犬
概要&あらすじ タオの操る新型ロボと、巧妙な情報戦略によって、エクセリオンズはピンチに陥る。その3/6
ページ 1-2-3-4-5-6
ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。
42 :書き捨て:03/12/24 00:14 ID:U9NRMB+2
続きなり。

「ご主人様。私、エクセリオン3号、エクセル・アルテミスのパイロット流石ルナは…
 人権も人格も全て捨てて、タオ様のメス犬奴隷になります…。
 永遠の、絶対の忠誠を誓います。どんなご命令にも絶対に逆らいません。
 一生懸命ご奉仕します。お仕えしますから…ですから。
 ご主人様、どうかルナをずっと可愛がってください。メス犬としてそばにいさせてください。お願いします」
 首輪だけの全裸でプロフェッサー・タオの足下に這いつくばったルナは、メス犬の宣誓と共に、額を床につけて平伏した。
「良いでしょう。ルナ。私のメス犬として、私に仕えることを許します」
 悪の幹部タオは、美少女の自らを貶める誓いに尊大に頷き、服従の許可を与える。
「あっ、ぁりがとうございます!」
 ウェーブのかかったショート気味の髪を揺らし、ルナは顔を上げて満面の笑みを浮かべる。それは飼い主の寵愛を受けるペットそのものの態度だった。
「それじゃぁ、その、誓いの印に…
 ご主人様の、あの、オチンチンにご奉仕させて、くださぁい。」
 顔を真っ赤にして自ら口唇奉仕をねだるルナ。傍らではルナにメス犬としての振る舞いを指導をしている朱鷺美が、にっこりと頷いている。

43 :書き捨て:03/12/24 00:16 ID:U9NRMB+2
「ふふ、良いですが、ルナ。おまえは男とキスしたことも無いというのは本当ですか?」「ぁ、はぃ…ルナは男の人とちゃんとつきあったこと無いんです。
 キスも、手をつないでデートしたことも、ありません。」
「だから、これからするのがルナのファーストキスなのよね?」
 朱鷺美のからかいに、顔を手に染めて頷くルナだ。
「そぅです。ルナのファーストキス、ご主人様のオチンチンに捧げさせてください…」
 恥ずかしさにか細くなる声で、それでもルナは笑顔でタオを見上げる。その表情はむしろ誇らしげでさえあった。男女営みの全ての行為について、その初めてを支配者に捧げられることが、家畜となったルナには嬉しくてたまらないのだ。
 タオはルナを見下ろしながら無言で頷き、ズボンのベルトをはずして下半身をむき出しにしていく。ルナは、眼前に現れた男性器に息をのむ。既に半ば勃起したそれは猛々しく、逞しく、偉大に見えた。
(すごぉい…わたし、これから、これにキスするんだ…あぁ)
 敵に屈服した哀れなメス犬は、牡の器官に畏怖と崇拝の念を持って手を伸ばす。恭しく、それを両手で捧げ持つと、自ら顔を上げて目を閉じた。
 敬虔な信者が神器にするように。ルナはタオのペニスにファーストキスを捧げた。
 ちゅっ!と高く音を立てて。愛おしげに。

44 :書き捨て:03/12/24 00:17 ID:U9NRMB+2
(あはっ!また、思い出したら濡れてきちゃったぁ。ご主人様に初ご奉仕したときのこと、何度思い出しても感じちゃうぅ)
 ルナは、メス犬ロボアルテミスの中で身をくねらせた。
「だめだめ!今は任務に集中しないと」
 声に出さずにつぶやくと、ルナはアルテミスの新装備、犬の耳に備えたビーム砲を発射する。いくつかの建物が炊き飛び、新たな火災が発生する。しかし、タオに仕えることが全てと化したメス犬のルナは、なんの罪悪感も感じない。
 タオの超重ロボに伴われて町に出撃したアルテミスは、肘と膝から先の四肢を失ったままの姿で改造を受けた。エクセル・アルテミスは本来女性型のロボなのだが、今や移動は必然的に獣のように這いつくばったままで行うようになっていた。
また、首輪や犬耳まで装着されて、「ヒト犬」「メス犬」としか言いようのない、屈辱的な姿と機能を持たされていた。
 しかし、自らも人を捨てメス犬と化したルナにとっては、自分にぴったりの愛機なのだった。
「わぅんっ!そらっ!」
 メス犬ロボ・アルテミスは軽快な動きで廃墟を飛び越え、新たな目標を攻撃していく。超重ロボは出現以来全く動いていない。町を破壊しているのは、変わり果てた『元』正義の美少女ロボ、エクセル・アルテミスなのだ。
「わんっ!耳ビーム!
 世界の支配者はぁ、超重軍団なのよ!
 タオ様に逆らうものは、許さないんだから!」


45 :書き捨て:03/12/24 00:18 ID:U9NRMB+2
「ルナちゃん…!」
「ルナ!」
 美奈子と留華は、秘密基地のコントロールルームで顔を青ざめさせ、身体を震わせていた。身を寄せ合い、二人とも泣いていた。
 大切な仲間が敵に家畜のように仕え、今まで守っていた町を破壊しているという事実を受け止めることができない。ともすれば、これは夢なのではないかと、自分に問いかけそうになる。それほどに、モニターに映る事実の衝撃は大きかった。
 だが、二人とも、眼前の光景を否定したり、拒否したりする言葉は一言も発しなかった。
 これは嘘などではないし、信じたくない事であっても、起こってしまった事実なのだと、自分を叱咤して行動につなげようとし続けていたのだ。
「二人とも!泣いてる場合じゃ無いでしょ」
 部屋に入ってきたのは朱鷺美だ。丸2日間の休暇の後、基地に泊まり込んで前にもまして精力的にメカの調整・整備に取り組んでいた。
「出撃準備はできているわ。
 出るの?それとももう少し泣いている?」
 普段の朱鷺美らしからぬきつい言い方だが、美奈子は朱鷺美の言葉に頷いた。ポニーテールにした栗色の髪が揺れる。
「朱鷺美さん、ありがとう。もう大丈夫よ。
 留華さんも、いけるわね?」
 編み上げた黒髪を美奈子の肩に寄せていた留華も、背筋を伸ばした。涙を指でぬぐうと、肩一つ身長の低い美奈子に頷く。
「ウン。もう大丈夫。やろう、美奈子。ルナをアタシたちで止めるんだ」
 朱鷺美は二人に頷き、出撃前のいつもの仕草で送る。親指を立てて拳を作る、サムズアップだ。
「いってらっしゃい」
 眼前に親指を立てて朱鷺美が頷くと、丸眼鏡がきらりと光った。美奈子と留華もサムズアップで応え、出撃のため部屋から走り去っていった。
「行ってらっしゃい…二人とも」
 その二人の背中を見送り、振り返ってモニタを見上げながら、朱鷺美は唇を丸くする。それはこの場に似合わない、笑顔の形を作った。


47 :書き捨て:03/12/24 00:38 ID:U9NRMB+2
「それ以上町を壊すのは止めて!」
「正気に戻って、ルナ!」
 美奈子のエクセル・ヴィーナスは射撃戦主体の遠距離攻撃型ロボ、留華のエクセル・ラクシュは格闘戦主体の近接戦闘型ロボだ。
 美奈子は弓道の段位を持ち、留華は幼い頃から鍛えた中国拳法の技を持つという、二人の特技を生かした戦いができるようになっている。
 しかし、今その2体は攻撃をすることができず、立ちつくすだけだった。 
 ルナのアルテミスが超重ロボとエクセリオンズの間に立ちふさがり、盾になっているためだ。
 もちろん美奈子の射撃の腕ならアルテミスよりも大きい超重ロボを狙うことなどたやすいが、ルナの声で攻撃を止めるように呼びかけられ、どうしてもためらってしまうのだ。
「美奈子姉様、あたしが撃てる?撃てないでしょ。
 無理しないで、武器を捨てて?」
「ルナちゃん!そんな…お願い、元のルナちゃんに戻って。悪に負けちゃだめよ…」
 美奈子は必死にルナに呼びかけるが、その叫びもむなしく響く。心の優しい美奈子には、結局自分を慕っていたルナを攻撃することはできない。構えていた武器も下ろしてしまった。
「無理よぉ。姉様、ううん、美奈子さん?あたしはもう、タオ様のメス犬なの」
 アルテミスは這ったまま超重ロボの傍らに寄り添い、犬がするように超重ロボの腰に頬を擦りつけて甘える仕草までして見せた。
「美奈子さんも、留華さんも、二人とも、あたしと同じになるの。タオ様のメス犬になるのよ」
 ルナはそう決めつける。美奈子が言葉を失った隙をついて、アルテミスの首輪から光線が発射され、エクセル・ヴィーナスを襲った。
「ああっ!」
 とっさによけることもできず、攻撃を受けてしまう美奈子。その攻撃は、外見上は特に深刻なダメージを与えていないように見えたのだが。


48 :書き捨て:03/12/24 00:39 ID:U9NRMB+2
「あっ!なにっ!」
 アルテミスのビームを受け、コクピットに一瞬火花が散った。その直後、ヴィーナスのコクピットはシステムダウンをおこしてしまう。全ての表示がオフになり、赤い非常灯だけが虚しく灯る。
「これは…何が起こったの?」
 エクセル・ヴィーナスはコントロール不能に陥った。カメラアイからも光が消え、地響きを立ててその場に膝をつく。続いて美少女ロボの尻が地に落ち、呆けて座り込むようなポーズでくずおれた。
「ぁはぁ!まずはヴィーナスの負けよぉ。次はラクシュの番だから」
「ルナ!何をした!」
 叫ぶ留華。ルナは笑って答えず、いきなりさっきの首輪光線を放つ。しかし油断無く構えていた留華はこれをかわした。
「くっ!やるしか無い…か!」
 決然とまなじりを上げ、留華はアルテミスに突っ込んでいった。

 エクセル・アルテミスは支援用のロボで、自らの武装は多装ニードルガン位しかない代わりに、高速機動を生かして戦闘中の仲間に武器などの補給ができる様に作られていた。
 一方エクセル・ラクシュは剣などの格闘武器を使った戦闘に特化し、動きの素早さや関節の可動範囲はもっとも優れている代わりに、飛び道具を一切持たない。そして、直線的な動きの早さではアルテミスに一歩を譲っていた。
 このため、ラクシュはアルテミスの首輪光線を易々とかわすことができる代わりに、アルテミスとの間合いを詰めて剣の届く距離に近づくことができない。
 アルテミスは、パイロットである美奈子の優しさの隙をつき、飛び道具を持ったヴィーナスをまず封じることに成功していたのだ。
「くっ!まずい。このままじゃらちが明かない」
 留華は、アルテミスの謎の首輪光線に当たってしまうわけにいかないため思い切った突進ができずにいた。ルナの方は、ラクシュに捕まらないように逃げ回りながらの攻撃になるため、なかなか光線を命中させられないという状態が続いていた。


49 :書き捨て:03/12/24 00:41 ID:U9NRMB+2
 エクセリオンズの秘密基地。コントロールルームでは、朱鷺美がモニタで状況を見ていた。
 ヴィーナスが頓挫し、ラクシュがアルテミスと交戦を始めたのを見ながら、朱鷺美はなんの行動も起こさずに、ただモニタを眺めているだけだった。
 朱鷺美の脇で通信機が呼び出し音を立てる。応答する朱鷺美の耳に飛び込んできたのは、この基地に通信できるはずのない男の声だ。
「タオだ。朱鷺美。上手くいったようだな」
 朱鷺美は驚く様子もなく呼びかけに答える。
「はいご主人様。最終調整は完璧です。ごらんの通り、ヴィーナスもラクシュも、アルテミスの停止信号を受ければ完全に操作不能になります。その後ご主人様が端子を接続していただければ」
「ふふ。彼女たちの愛機は私の奴隷ロボと化すのだね。コネクタの位置は予定通りかい」
「はい。首の後ろです。どうぞ、エクセリオンズに首輪をはめて、メス奴隷ロボにしてあげてください」
「よくやった。褒美を上げるのはしばらく後になるが、必ずそこに行く。待っていなさい」
「ありがとうございますご主人様。褒めて頂いて光栄です。
 ご主人様がいらっしゃるまでに、必ずここをご主人様に相応しい基地に仕上げておきます。ですから、きっといらしてくださいね。朱鷺美はご主人様をお待ちしています。」
 朱鷺美は頬を紅潮させ、タオとの再会を誓う。洗脳により、タオの忠実な下僕となったままの朱鷺美は、密かにロボを改造して、美奈子達を罠にかけていたのだった。


50 :書き捨て:03/12/24 00:42 ID:U9NRMB+2
「動かない…どうして?何が起こっているの?」
 ヴィーナスのコクピットでは、何も知らない美奈子が必死になって再起動を試みていた。しかしどのスイッチをどう操作しても、なんの手応えも無い。
 焦る美奈子。手で額の汗をぬぐう。と、突然ヴィーナスを軽いショックが襲った。
「なに?」
 軽く揺すられるような動きが数回あった後、突然正面の外部モニタ数個だけが回復する。
「!」
 正面のモニタに映っていたのは超重ロボだった。ロボは手にロボサイズの鎖のようなものを持っていた。その鎖は、ヴィーナスの方に伸びている。位置関係からすると、ヴィーナスの首のあたりに繋がっている様に見えた。
「嘘…まさか?」
 ルナの言葉を思い出し、最悪の予感に震える美奈子。次の瞬間、その当たって欲しくない予想が肯定される。
「這いつくばれ。エクセル・ヴィーナス」
 言葉と共に超重ロボが鎖を引くと、ヴィーナスの機体はそれに従って動いた。モニタの視界が動き、座り込んでいた時よりも低くなる。モニタの中で鎖が揺れ、はっきりと首に繋がっていることを示す。
 コクピットの表示が次々と復活し始めた。だが美奈子の操作は一切受け付けないままだ。
「そんな!乗っ取られたの?」


51 :書き捨て:03/12/24 00:44 ID:U9NRMB+2

「ああっ!ヴィーナス!」
 戦いながら、ヴィーナスの方を見た留華は驚きの叫びを上げた。
 いつの間にか。超重ロボがヴィーナスのところに移動し、その首にアルテミスと同じ首輪型メカを装着して、鎖までつないでいたのだ。
 超重ロボに鎖を引かれたエクセル・ヴィーナスは、従順にその場に四つん這いになり、主に従うペットのように鎖の引かれた方向に這い進んだ。
(メス犬…ヴィーナスまで、メス犬に)
 留華はルナの宣告を思い出し、屈辱と恐怖に身を震わせる。そして、その一瞬は、決定的な一瞬になった
「うああっ?!」
 ラクシュの動きが止まった一瞬を逃さず、アルテミスの首輪からの停止光線が命中したのだ。
 ヴィーナスと同様、一瞬でシステムを封じられ、その場に倒れ伏すラクシュ。
「ぁはっ!姉様達に、初めて勝ったなぁ。これもご主人様のおかげだねっ」
 コクピットでガッツポーズなど取りながら、ルナは気楽に笑う。
「よくやったね。お手柄です、ルナ」
 タオが、ヴィーナスを従えてラクシュの傍らに移動する。
 正義のために戦った仲間を裏切り、倒したことをかつて敵だった支配者に褒められたルナは、身もだえして喜んだ。
「あぁん!うれしいです、光栄ですぅご主人様」
 そして、ラクシュにも首輪型メカが装着されてしまう。
 2体の美少女ロボは、もはやコクピットからの操作は一切受け付けず、タオの命令通りに動く奴隷ロボと化してしまった。

52 :書き捨て:03/12/24 00:45 ID:U9NRMB+2
「さて、せっかくだから、少し遊ぶことにしようか。
 ヴィーナス、ラクシュ。立て。」
 2体の奴隷ロボは立ち上がった。コクピット内では、二人の美少女が絶望に落涙しながら、虚しくコンソールをたたき続けている。
 タオは、2体のロボに町の破壊を命じた。ヴィーナスのアーチェリービームが市役所を木っ端微塵に破壊し、ラクシュは剣で消防署を切り裂いた。
「いや!いやぁぁぁ!」
「止まって!止まりなさい!朱鷺美!朱鷺美!聞こえないの!何とかならないの!」
 二人は自ら町を破壊するという行為をさせられ、ついに泣き叫んだ。
 だが、二人の祈りも虚しく、正義の美少女ロボは悪の手先となりはてて、破壊活動を続けるのだ。
 泣き叫ぶのに疲れ果てた頃、ヴィーナスは命令されて大地に仰向けに横たわった。
 ラクシュが剣を振りかざし、命令のままにヴィーナスの膝を切断する。
「美奈子…ごめん…ごめん…」
「留華さん…ああ…」
 衝撃音が何度も走り、そのたびに美奈子は、留華は悲しみにうめいた。
 下肢を切り取られたヴィーナスは、アルテミスに支えられて身を起こし、今度は武器でラクシュの下肢を破壊するのだった。
 全てが終わる頃には、美奈子も留華も涙も枯れ果て、意志も感情を失ったかのように呆然とするだけだった。
「さあ、いきますよ」
 タオの呼びかけに、並んで這いつくばった3体のメス犬ロボ、エクセリオンズは頷いて従った。それぞれ首輪を鎖に繋がれ、タオの超重ロボの手に握られている。
 正義の美少女ロボチームの、完全な敗北を示す姿だった。

Counter today: - ,yesterday: - ,summary: - .
Page created 2007-10-21,last updated 2008-02-06 18:31:29 (Wed),and copyright by 堕落姫乃眸.

最終更新:2008年02月06日 18:31