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魔法少女杏
作者 ID:m0MBAKar
取得元 オリジナル魔法少女陵辱スレ,http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156666135/
取得日 2007年11月18日
タグ 魔法少女
概要&あらすじ 魔法少女杏の陵辱。続きは、こちらのサイトでエロパロSS投下・保管庫公開中。
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529 :魔法少女杏 第5話(1):2007/08/19(日) 22:14:24 ID:m0MBAKar
杏に続き、カザミまでもが再び魔族に陵辱されてしまった。
カナタはカザミの治療を終え、一人リビングまで戻ってきていた。
(二人ともあんな目に遭ってるのに、私は…)
カナタは自分だけが一人、安全なところにいることの罪悪感に悩まされていた。
カザミたちが敗れ、魔力を奪われた時、その魔力を回復するためにはカナタが必要だ。
だから、自分は危険を犯してはいけないのだ。理解はしている。
魔族たちもカナタが回復役だということを承知しているのか、カナタを積極的に襲おうとはしていない。
それでも心は割り切れなかった。どうしても罪悪感を募らせてしまっていたのだ。
カナタとカザミは姉妹であり、魔力的に深くつながっている。
カザミの苦しみは魔力を通じ、かすかにカナタにも伝わってくるのだ。
それが辛くて仕方がなかった。辛さは理解できるのに、何もしてあげることが出来ない。
カナタは少しでも姉の負担を減らしたいという一心で杏に共に戦うよう頼んだ。
そのせいで杏は処女であったにも関わらず、あのような凄惨な陵辱を受け、深く傷ついている。
カナタは自分を責めた。自分の未熟さを、弱さを。しかし、それは何の解決にもならない。

530 :魔法少女杏 第5話(2):2007/08/19(日) 22:15:09 ID:m0MBAKar
カナタは台所に向かい料理を作っていた。今二人のために出来ることはこれぐらいしかない。
しかし、昨日杏に届けた料理は杏に笑顔をもたらすことは出来なかった。
杏はほとんど口に出来ず、膝を抱え、顔を伏せ、何も喋らないままだ。
カナタは悲しみで胸が酷く痛んだ。耐え切れず床にしゃがみ込んでしまう。
(私…私…)
自分は一体どうすればいいのだろう。何が出来るのだろう。必死に考えるが答えは出ない。
その瞳から涙がこぼれる。それは頬を伝い、床に零れ、いくつかの染みを刻む。
カナタはそのまましばらく動けずにいた。体の力が抜けてしまったかのように動けない。
十分ほど経ってから、ようやくよろよろと立ち上がる。しかし足に力が入らない。
這うようにしてリビングのソファーまでどうにかたどり着き、横になった。
(今は、少しだけ眠ろう…)
答えの出ない問いから逃げるように、カナタはまどろみの中へと落ちていった。


531 :魔法少女杏 第5話(3):2007/08/19(日) 22:15:48 ID:m0MBAKar
カナタが目を覚ますと、もう外は暗くなっていた。
日ごろの疲れが溜まっていたのもあったのだろう。すっかり寝入ってしまっていた。
(ご飯、持って行ってあげないと…)
魔力を奪われた直後はほとんど眠り続けるのが普通だ。
カナタが急いで食事を作り、持って行ったときも、二人は眠っていた。
持ってきた食事のトレイを二人が眠るベッド脇のテーブルへと静かに置く。
ベッドにそっと腰を下ろし、二人を見つめた。その寝顔は決して安らかなものではなかった。
悪夢を見ているかのように、眉をひそめ、怯えたような表情で涙を流す杏。
荒く息を吐きながら、汗をかき、うなされているカザミ。
カナタは起こさないように気をつけて二人の頭に手を当てる。
その手から柔らかな光が漏れた。ささやかだが、気持ちを落ち着ける魔法だ。
(これが、私に出来る精一杯…)
そのとき、不意にカナタは魔族の魔力を感知した。それは昨日カザミを犯したイヴィルアイのものだ。
イヴィルアイは昨日の戦いでかなり傷ついているはず。
魔族は、魔法少女から奪った魔力をすぐには自らの力に還元できない。
数日かけて、体を進化させるといった形で取り込むのだ。
杏とカザミ。二人が今動けないのを知っているから、その隙にまた人を襲うつもりなのだ。
カナタの心に復讐の炎が宿った。今、自分に出来ること。それは…。
カナタが手をかざすと、急に部屋にカナタの魔力が満ち、その濃度はかなり高まった。
(これで3日はもつはず…)
カナタは戦いに赴く決意をしていた。万一自分が敗れても、二人の魔力は回復できる。
魔族は自分を殺しはしないはず。それなら、なんとかここに帰り着けばいいのだ。
カナタは唇を固く結ぶと、イヴィルアイのところへと自らを転移させた。

532 :魔法少女杏 第5話(4):2007/08/19(日) 22:16:47 ID:m0MBAKar
イヴィルアイは、今回は暗い路地裏で一人の女学生を襲っていた。
昨日の傷がまだ癒えておらず、それを補うために魔力を得ようとしているのだろう。
これはカザミから奪った魔力を完全に取り込む前に、イヴィルアイを倒すチャンスだった。
カナタは渾身の力を込めて電撃の魔法を放った。
イヴィルアイは油断していた。まさか今日魔法少女が現れるとは思っていなかったのだ。
魔法はイヴィルアイを直撃する。体が吹き飛ばされ、その触手は女学生を取り落とした。
「貴様、なぜ現れた。お前は回復役ではなかったのか。」
その声から焦りが感じられた。
(いける!)
疑問に答えてやる必要はない。このまま一気にたたみ掛けるため、カナタは詠唱を始める。
負けじとイヴィルアイも魔法を放つ。昨日のようにいくつもの魔法の雨が降り注いだ。
カナタは戦闘向きの魔法少女ではない。致命的なのはスピードのなさと、シールド魔法がないことだ。
長期戦になれば不利になるのは分かっていた。カナタは初めから全力で戦う。
シールド魔法がなくても魔法を防ぐことは出来る。
カナタはイヴィルアイの魔法の雨を、強力な風の魔法で全てかき消し、吹き飛ばした。
(向こうが数なら、こっちは強力な一撃で対抗するんだ。)
カナタは次々に高位の攻撃魔法を繰り出し、イヴィルアイを追い詰める。
今のところ完全に優勢だった。このまま、終わらせることが出来れば…。
イヴィルアイはこのままでは負けると思い、その攻撃を変化させた。
その身に魔法を纏い、その触手を広く伸ばしながらカナタへと突進してきたのだ。
触手に触れたビルは抉られ、倒壊する。あれに一度でも触れれば負けてしまうだろう。
カナタは必死でその突進を避ける。突進が巻き起こした風が、カナタの長い髪を舞わせた。
(いつまでもかわし続けるのは無理。だったら…)
深く集中を始める。この一発でイヴィルアイを仕留めるつもりだ。
カナタへと真っ直ぐに向かってくるイヴィルアイをカナタも真っ直ぐ見つめる。
今持てる全ての魔力をつぎ込み、目の前の敵へと特大の浄化魔法を放った。
「いっけえええええぇぇぇ!!!」
爆発が起こる。周囲の建物は崩れ、大きな煙を撒き散らす。
爆風がカナタを後方へ吹き飛ばし、背後に立つビルへと叩きつけた。
煙が晴れたとき、カナタの前にイヴィルアイの姿はなかった。

533 :魔法少女杏 第5話(5):2007/08/19(日) 22:17:35 ID:m0MBAKar
「やった…」
カナタは魔力をほとんど使い果たした脱力感に襲われながらも、晴れ晴れとした気分で呟いた。
ビルの壁に背中を預け、ズルズルとその場にへたり込む。
魔族を倒した。やっと自分は姉の役に立てたのだ。安堵感がカナタを包む。
ふと、カナタの衝突でビルに入ったヒビが長く伸びる。
次の瞬間、カナタがもたれていた壁が勢いよく弾け飛んだ。
カナタは吹き飛ばされ、ゴロゴロと地面を転がる。
崩れた壁の奥にはイヴィルアイの姿があった。
カナタの浄化魔法を貫けないと判断したイヴィルアイは、
瞬時に、身に纏う魔法をシールド魔法へと転化させ、防御に専念したのだ。
それでも完全に防ぎきることは出来なかった。
触手のいくつかは千切れ、目も多くは潰れて、青紫の毒々しい血液が流れ出している。
「貴様ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
イヴィルアイは激怒し叫んだ。その傷口から溢れた血液が周囲に散らばる。
カナタは心は一転、絶望に支配された。自分にはもう魔力が残っていない。
自分は姉と同じようにこの魔族に陵辱を受けてしまうのだ…。

534 :魔法少女杏 第5話(6):2007/08/19(日) 22:19:13 ID:m0MBAKar
しかし、イヴィルアイは頭に血が上り切っていた。
カナタを陵辱することよりも、その怒りを撒き散らすことしか頭になかった。
怒りに任せその触手でカナタを捕らえると、思い切り地面に叩き付けた。
「ぐぅっ!!」
カナタは先程ぶつけて痛めた背中をしたたかに打ち、その痛みに呻き声を上げる。
イヴィルアイはカナタを上から見下し、触手でその体を何度も何度も打ち据える。
「ああっ、やぁぁっ、い、痛っ…」
触手はカナタの胸を、腹を、足を、股間を、時には顔までも殴りつけた。
再び傷口から溢れたその血液はカナタへと降り注ぐ。
強烈な酸のような性質を持つその血液はカナタの皮膚を蝕み、鋭い痛みを与える。
カナタのローブは破られ、溶かされ、もうその役目を果たしてはいなかった。
カナタの起伏のない胸を覆い隠すものは何もなく、その小さな蕾が外気に晒される。
イヴィルアイはそれを見ようともせず、攻撃を続ける。触手の一本がその蕾を強烈に打ち据えた。
「あああああああぁぁぁぁっ!!!」
カナタはそのピンク色の乳首がもがれてしまったかと思うような痛みに襲われた。
その攻撃が一旦止んだとき、カナタの体は既にボロボロになっていた。
その体は全体的に赤く染まり、所々は青く痣となっていた。全身に擦り傷のような痕ができ、血が滲んでいる。
カナタは朦朧とした意識の中で呟いた。
(ごめんね、お姉ちゃん。私、また足手まといになっちゃた…)

535 :魔法少女杏 第5話(7):2007/08/19(日) 22:20:07 ID:m0MBAKar
イヴィルアイはまだ落ち着きを取り戻したわけではなかった。
触手での攻撃を止めると、今度は魔法でカナタを執拗に責めはじめる。
カナタの顔に球体に固まった魔法の水が押し付けられた。
「苦しいだろう。全部飲み干さないと窒息してしまうぞ。」
カナタには抵抗が出来なかった。苦しさからの解放を求め、一心不乱にその水を飲み下す。
全て飲み終えると、息つく間もなく次の水が顔を覆う。
それを三度繰り返し、やっとカナタはまともに呼吸をすることができた。
カナタは胃の強烈な膨満感に苦しんだ。
そんなカナタの鳩尾を、イヴィルアイは思い切り殴りつけた。
「う、うえぇぇぇぇっっ…」
カナタは飲み込んだ水を全て吐き出し、苦しげに呻く。
「はぁっ、はぁぁっ、は、はぁ…」
イヴィルアイは、今度はカナタの全身に魔法で水をかける。それは痛みもなく、呼吸を阻害するでもない。
(一体何…?)
カナタにはその目的が分からなかった。しかし、すぐに身をもって知ることになる。
カナタの体を強烈な電撃が駆け抜けた。水の滴ったその体は電気を酷く通した。
「があああああああっっっ!!!!!」
辛うじて形を残していたローブの背中や腕の部分、下着すらも焼け焦げ、
カナタはもうほとんど全裸の姿でいた。その体は所々黒く煤けている。
イヴィルアイはさらに休みなく魔法を放ち、カナタを痛めつける。
氷結魔法が身を凍りつかせ、炎がそれをまた焦がした。
その攻撃がついに終わった頃、カナタは無惨な姿で床に転がり動かない。
イヴィルアイはやっと冷静になり、カナタの陵辱にかかろうとしていた。

536 :魔法少女杏 第5話(8):2007/08/19(日) 22:20:49 ID:m0MBAKar
(ごめんね、お姉ちゃん)
急にその言葉が頭を横切り、カザミは目を覚ました。隣では杏が苦しげに眠り続けている。
言いえぬ不安を感じたカザミは覚束ない足取りで部屋を出て、カナタを探すが見つからない。
まさか、と思い魔力の気配を追うと、昨日の魔族とカナタの魔力を同じ位置で感じることが出来た。
どちらも弱っているが、カナタのものの方が酷く弱々しい。今にも掻き消えてしまいそうだ。
今すぐ助けに向かいたいが、カザミの魔力はまだほとんど回復していない。
弱っているとはいえ、今魔族と戦っても勝てる見込みは限りなく少ない。
カザミは唯一の希望にすがりついた。心は痛むが、他に選択肢はない。
ベッドで眠る杏の肩を強く揺すって起こすと、カナタの危機を伝えた。
「カナタちゃんが、危ない…」
杏は戸惑った。今、カナタを救えるのは自分しかいないのだ。
だが、もしまた負けてしまったら…?今度こそ死んでしまうかもしれない。
そう思うとまた体がガタガタと震えだす。
しかし、震えるその手を強く握り締め、その恐怖を振り払った。
一度は決心したのだ。最後までやり通さなければならない。
あの子を、杏の痛みを自分のことのように悲しみ、泣いてくれた優しいあの子を守るのだ。
杏の正義感にまた火が灯った。
その手はまだ震える。膝はガタガタといい、言う事を聞かない。
それでも、心だけは真っ直ぐとその使命を受け止めていた。
「行こう!」
まだ魔力は完全に回復したわけではないが、弱った魔族なら倒せるはずだ。
杏は触媒のアクセサリーを握り締め、戦いの衣を身に纏う。
カザミも、弱ったその体に鞭を打ち立ち上がる。
妹を助けるため、ここで一人眠っているわけにはいかない。
そして二人は戦場へと向かった。


537 :魔法少女杏 第5話(9):2007/08/19(日) 22:22:08 ID:m0MBAKar
イヴィルアイはその触手を伸ばし、力なく横たわるカナタを捕らえようとした。
そのとき、二つの影がカナタを守るようにその前に現れた。
カナタはその気配を感じるも、体が動かずその二人を見ることが出来ない。
だが、それでも分かった。それはカザミと杏なのだ。
真っ黒な絶望の中に漏れる暖かい光にカナタは涙を流した。
二人とも、まだ万全な状態からは程遠いはずだ。
特にカザミはまともに戦える状態ですらないはず。
そんな状態であるにもかかわらず二人は自分を助けに来てくれたのだ。

杏はカナタを見た。その傷つき様はなんとも無惨で、見るに耐えないほどだった。
自分の体が傷ついたかのような痛みを感じる。そして、怒りがこみ上げた。
鋭い目つきでイヴィルアイを射抜く。イヴィルアイは怯えているように見えた。
「カナタちゃんをこんな目に遭わせて…。絶対許さない!」
その気迫に押されたイヴィルアイは慌て、放てる限りの魔法を杏に向かい放つ。
杏は落ち着いていた。逃げるでも、魔法で相殺するでも、魔法障壁を張るでもない。
ただ、その手を前に差し出し、自分に向かってくる魔法を弾き飛ばす。
「なっ!?」
イヴィルアイは信じられないものを見たような反応をする。
カザミも驚いていた。手も触れず、魔法を弾き飛ばすなんて、聞いたことがない。
これなら大丈夫、と安心したカザミはカナタのもとへと駆け寄り、その傷を癒してやる。
「ごめんね。あたし、あんたよりずっと回復魔法下手だけど…」
カナタは何も喋れなかったが、暖かい光に身をゆだねたその表情はもう苦痛の色を映していなかった。


538 :魔法少女杏 第5話(10):2007/08/19(日) 22:22:53 ID:m0MBAKar
追い詰められたイヴィルアイは、残された魔力の全てを体に纏い、
先程カナタにしたように、杏へと突進した。
それはもう自爆に近い勢いだった。その威力は先程の比ではない。
なのに杏は一歩も動かず、詠唱もせずに正面からその攻撃を受け止める。
文字通り、杏はその手で突進してくるイヴィルアイを受け止めていた。
「馬鹿な、なぜ、どこにそんな力が!!」
それは杏にも分からなかった。
しかし、イヴィルアイへの怒りが、カナタを守ろうとする気持ちが杏を突き動かしていた。
イヴィルアイは完全にその勢いを殺され、地面へと落ちる。
杏はその両手を大きく開き、そこに浄化魔法を紡ぎだす。
「カナタちゃんの、カザミさんの痛みを思い知れ!!」
そう叫び、その魔法をイヴィルアイへと放った。
「ぐああああああぁぁぁぁ!!!!!」
断末魔の叫びと共に、イヴィルアイは消滅した。
イヴィルアイの魔力が拡散し、大気へと戻っていく…。
その瞬間、杏の身体から一気に力が抜ける。膝が折れ、その場に座り込んだ。
また体が震えだした。必死で抑えていた分、今になって一気に襲ってきたのだ。
しかし、杏は高位の魔族を見事葬り去った。
相手は傷ついていたとはいえ、杏も本調子でないのに圧倒的な勝利を納めた。
それは杏の確かな自信となった。
敗北と陵辱の記憶はそう簡単に振り切れるものではないが、確かに一歩前進したのだ。
今度こそ、杏の中で確かな決心が生まれた。もう滅多なことで揺らぐことはないだろう。

539 :魔法少女杏 第5話(11):2007/08/19(日) 22:24:10 ID:m0MBAKar
その日の夜、カザミたちの家。
カナタの傷は深く、カザミの治療では完治しなかった。
しかし明日カナタの魔力が多少回復すれば元通りになるだろう。
カザミは治療部屋のベッドで横たわるカナタを介抱していた。
カザミもまだまだ辛いはず、そう思いカナタは拒んだが、カザミは聞かなかった。
思えば、ここのところはいつもカナタがカザミの介抱をしていた。
小さい頃、病気になったときにカザミに看病されたことを思い出す。
カナタはあの頃のような、心強く頼もしい気持ちに包まれていた。
カザミはカナタの小さく柔らかな手を優しく包む。
「あんたはいっつも難しく考えすぎなんだよ。それに自分を責めすぎなんだ。
 あたしはいつもあんたに助けられてる。本当に感謝してるんだ。
 だから、今回みたいな無茶はもうしないで。お願いだから。」
カザミはその手を引き寄せ、優しくその頬に触れさせる。
カナタはその言葉に、その暖かさにまた涙した。

少し離れたとベッドで、杏は今日の戦いを思い出していた。
あの時、自分を包んだ大きな力。それは自在に出せる気がしなかった。
しかし、確かに自分の中には誰かを守ることの出来る力があることを確信した。
もう迷わない。葵を探し出し、この手で守ると決めたのだ。
強い決意を胸に、杏は目を閉じた。

/第5話 END

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