最新兵器紹介バックナンバー

過去に軍事部@wikiページに掲載していた最新兵器紹介のバックナンバーです


(2022/3/20更新分(2023/4/6更新))

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CF-11A"Strix"

クラフティン共和国の新型戦闘機。現在運用されている耐用年数が限界に来ている戦闘機を統合して更新するために計画され、空軍と海軍の要望に応じた設計が行われた。
A型は空軍向けのCTOL機で、胴体内兵器槽を持ちステルス性を有したまま任務を行うことが出来る。翼下には大型対艦HACミサイルを携行可能で、攻撃機としての性能も高い。
現在クラフティン空軍では12種類の戦闘機が現役で運用されており、このうち9機種が本機で更新される見通しである。
CDTAで試験運用されたクラフタリア製戦闘機CMF-75が本機の設計に多大な影響を与えている。

CF-11B"Strix"

クラフティン共和国の新型戦闘機。A型は空軍向けのCTOL機であったが、B型は海軍向けのV/STOL機となる。
海軍の要望によりエンジンは双発へと変更され、双方に推力偏向ノズルを有しており、それにリフトファンを組み合わせることで垂直離着陸を実現している。上記の機構を搭載したことにより作戦行動半径や搭載兵装量は減少したが、AGM-99の携行能力を始めとした当初の要求はきちんと達成しており、現在STOVL軽空母や強襲揚陸艦へ配備が進められている。
余談だが、CF-11の設計に多大な影響を与えたクラフタリア製戦闘機CMF-75には、同機をベースにして開発されたV/STOL機CVF-88"ケストレル"が存在するが、本機とは技術的に関連はなく、共に別々に開発された物である。双発の推力偏向ノズルを有するCVF-88が公開されたとき、CF-11を絶賛開発中だったCDTAにはアイディアが被った挙句先を越されたとしてショックが広がったという。

CF-11C"Strix"

クラフティン共和国の新型戦闘機。C型はCATOBAR空母用に開発された艦上機型で、外観の特徴はA・B型よりも一回り大きい主翼など。
全タイプに共通して言えることだが、主翼下への大型対艦ミサイルAGM-99の携行能力に加えて胴体内兵器槽にCF-08でも使用される対艦ミサイルAGM-32を搭載することが可能で、ステルス性を保持したまま対艦・対地上目標への攻撃が可能。
特に海軍はこの性能を欲しており、CF-08と組み合わせて運用することで開戦初日から縦深部への直接攻撃が可能になる。更にセンサー類やデータリンク装備も充実しており、CF-11をAEW代わりに使用して後方のAGM-99装備のCF-11CやCF-08からミサイルを発射することも可能であり、相手に捕捉される前に攻撃を行うことが可能になる。

CF-11シリーズについて

以前より、クラフティン共和国では一向に退役が進まない戦闘機に頭を悩ませており、これらを更新する戦闘機の計画を進めていた。計画開始時点で更新対象とされたのは
空軍のCF-05A、CF-06B、CF-07A/B/C、WF-2G、AF-39A(ヴァルキア製)、AF-78(ヴァルキア製)が対象として、海軍からはCF-06A、F-10A(リーベル製)が対象とされた。
これらの機体はどれも機体構成・用途が別々の物で、統合して更新するためには様々な困難が予想された。更に空軍は多数ある機体を統合されることを嫌っており、本来は大型機であるCF-09(F-15モデル)で更新したかった所を予算不足を理由に却下された過去があるため、海軍が揚陸艦向けのV/STOL機と空母向けCTOL機という構造が全く別の機体を要求してくることを見越してかなり無茶な要求を行った。空軍と海軍それぞれの要求は以下の通りである。

・空軍
エンジンは単発であること。CF-09と同型のエンジンが望ましい。
ステルス性が求められる任務に対応可能であること。
AGM-99の携行能力を有する事。
上記の要求を可能としつつ増槽なしで1200km以上の戦闘行動半径を有する事

・海軍
B・C型共通の要求
エンジンは双発であること。CF-08と同型のエンジンが望ましい。
機体の寸法はCF-08以下に抑えること。
B型のみの要求
AGM-99の携行能力を有する事。
上記の要求を可能としつつ増槽なしで900km以上の戦闘行動半径を有する事
C型のみの要求
ファーストデイ・ストライク能力(航空勢力健在下での作戦行動能力)を有する事
上記の要求を可能としつつ増槽なしで1200km以上の戦闘行動半径を有する事

御覧のようにそれぞれ要求がバラバラで、開発は困難を極めた。結局、機体寸法はCF-08に順守した上で各型で細かい部分を調整し、メインフレームを始めとする各部品を可能な限り共通品とすることで何とか実現にこぎつけた。A型が最も早くロールアウトしている。A型の特徴は唯一エンジンが単発であることだが、要求にあったCF-09のエンジンは大きすぎて機体寸法に収まらず、性能も過剰だったため、可能な限り部品を共通化したエンジンを新規開発した。胴体内兵器槽には標準では対地攻撃向けのコマブロキャノンが搭載されており、ステルス性が求められる任務を遂行を可能とした。

V-319"Northern Gannet"

ヴァルキア王国が開発したティルトローター機。現在倉国軍で運用されているタンデムローター機の後継開発のために少数が導入され、CDTAで運用されている。
本機の完成度は極めて高く、入らないと思われていたドック型輸送揚陸艦の格納庫にもぴったりと入り、規格が近いクラフティンとヴァルキア製装備の親和性の高さが伺える。
そのまま制式配備になりそうなものだが、本機は軍の要求である後部胴体扉がないためそのままでは採用できず、倉国初のティルトローター機はヴァルキアに許可を取った上で改良開発される可能性が高いとされていたが、その通り後述するMV-40Bが開発された。
これにより本機は役目を終えたのだが、本機の完成度の高さが評価され、小改修を加えられた上で要人輸送ヘリの後継として採用されることになっている。

MV-40B"Caldina"

クラフティン共和国が開発した初のティルトローター輸送機。ヘリコプターと固定翼機両方の特性を併せ持ち、高い輸送力を持ち合わせている。
MV-40Bは海軍向け(倉国には海兵隊がない)の輸送型で、主に強襲揚陸艦やドック型輸送揚陸艦で揚陸強襲、地上作戦活動の維持、自軍の自己展開に用いられる。
MV-40Bは空軍の輸送部隊にも配備される見通しのほか、陸軍向けの特殊作戦型や海軍向けの戦闘捜索救難型など派生型の開発も進んでいる。
なお、開発にはヴァルキア製のティルトローター機V-319が参考にされているが、改良開発の名目で始まったにも関わらず設計共通度は5%程に留まっている。つまりいつもの「改良するより新規開発した方が楽だったパターン」である。
機内には完全武装した兵士が最大22人搭乗可能で、更に機外に貨物を吊り下げ可能なカーゴフックを装備している他、空中給油にも対応しており、更に将来的には機内に追加燃料タンクと給油ユニットを装備することでバディ給油も可能になる予定など無限の可能性が秘められている。

B-15D"Hresvelgr=Ater"

クラフティン共和国が開発した戦略爆撃機の最新モデル。B型をベースに、C型と同型の爆弾槽形状に改良したことで多数の巡航・対艦ミサイルを携行できるようになった。
胴体兵器槽は3室に分かれており、シリンダー型の装填機にそれぞれ4発づつ取り付け計12発を搭載できる他、主翼下に大小合わせた計4か所のパイロンに更に16発を搭載することで合計28発のミサイルを携行することが可能となった。
もちろん通常爆弾の搭載も可能で、その際は少なくとも100発は携行できるという。航続距離は地球半周と言われており、強化された電子戦装備で相手のレーダーや迎撃システムを無力化し、多数のミサイルを同時に叩き込むことによって目標を撃破するといったコンセプトで開発されたこの機体は、正に空の要塞と呼ぶにふさわしいと言える。
ただしお値段も物凄いことになってしまったのと、「既に30機以上あるのにこれ以上いらんやろ」と財務省にツッコまれたため、一部のB型をアップグレード改修することで必要数を調達する見込みである。

情報収集艦"フランシス・ドレーク"

倉国海軍が運用する情報収集艦。
南洋重工業株式会社が建造した情報収集艦"新羅"をタイプシップとして建造されたが、倉国側の要求に合わせる形で艦橋構造物の構造に魔改造かなりの変更が加えられている。
あまりにも艦影が変わりすぎたために提携した東扶重工の責任者が南洋重工業へ謝罪へ行ったが、歓迎されたため戸惑ったという珍エピソードがある。
海賊・テロリストが多く出没する海域での任務に対応するため、遠隔式の機関砲を2機種計8基搭載している。

(2021/12/14更新分)

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B-15C"Hresvelgr=Rufus"

クラフティン共和国が開発した戦略爆撃機。まさかの艦載機仕様で、スティーブ・クラフタリア同盟連邦が建造しセントラル自由主義条約機構(CELTO)で運用している氷山空母"ファーランド"運用できるよう改良が施された。B型と違い兵器槽に巡航ミサイル用のリボルバー式ランチャーを3基備えており、巡航ミサイルを12発、主翼下のランチャーパイロンを合わせると16発携行できる。その他にも空中給油用にプローブを追加し、機体には徹底的な軽量化が行われた。
ただし、無理やり艦載仕様にしたため
・ミサイル満載で出撃すると着艦不可
・機内構造が変わり乗員のうち2名は緊急脱出時上ではなく下に射出される
・最大離陸重量が機体と弾薬で占められてしまったため、発艦後空中給油が必要
などといった不都合な点も出ている。
現在20機が生産され、うち16機がCELTOへ引き渡され、残る4機がCDTAでの研究開発用として運用されている。

アドミラル・デューイ級航空母艦"ジョン・ヤング"(大規模改修)

クラフティン共和国が運用している空母、ジョンヤングに近代化改修を行ったもの。
本艦はクラフティン共和国がリーベル合衆国へ発注したアドミラル・デューイ級重航空巡洋艦の3番艦で、我が国では空母として扱われている。
主な改修点は艦載機をCF-08へ更新、後発で配備された対艦HACミサイルに対応したランチャーへの換装、CIWSの更新、船体塗装の変更などである。
カタパルトを持たないため航空機の運用効率は悪いが、それを補って余りあるほどの重武装であり、甲板各所に個艦防空ミサイル用VLS(192セル)と艦首に巡航ミサイル用VLS(10セル)、両舷に対艦ミサイル用ランチャー(即応弾計16発)とRGM-99用ボックスランチャー(即応弾計14発)と船体各所に新規開発された2種類のCIWS(ファランクスタイプとRAMタイプ)を装備する。
その火力は随伴艦無しでもある程度の目標であれば制圧可能と言われており、今後もその独自性に合わせた運用が行われていくものと思われる。
なお、本艦には姉妹艦としてネームシップの"アドミラル・デューイ"(CVG-37)、2番艦の"リザ"(CVG-38)がおり、共にリーベル合衆国で運用されていた(現在の動向は不明)。4番艦以降の建造計画もあったようだが、実現はしていない模様。

オダマキ型高速巡視艇

クラフティン共和国の海上警察に相当するCDF海上警備隊に配備された巡視艇。
海軍のペガシス級ミサイル艇と基本設計を同じとしており、機動力が非常に高い。
全部で20隻が建造され、海軍と合同で海上警備を行う。
ペガシス級ミサイル艇との相違点は
・主機関をガスタービンからディーゼルへ変更
・推進機をウォータージェットポンプ×3基からウォータージェットポンプ×2基とスクリュープロペラ×2軸へ変更
・艦首の76mm速射砲を遠隔操作式の40mm機関砲に、艦中央部の対艦ミサイルを遠隔操作式の25mm機関砲へ変更
・船体後部の高速機動艇運用システムの変更→それに伴い搭載数も1隻に変更
などである。上記の変更により最大速力は少し落ちたものの、航続距離を大幅に延長させている。
同型艦はオダマキ(PS-331)、サクラソウ(PS-332)、ジャスミン(PS-333)、アセビ(PS-334)、アイリス(PS-335)、ワスレナグサ(PS-336)、ネモフィラ(PS-337)、シバザクラ(PS-338)、ウォールフラワー(PS-339)、リナリア(PS-340)、レンギョウ(PS-341)、ネメシア(PS-342)、アネモネ(PS-343)、デルフィニウム(PS-344)、ベラドンナ(PS-345)、シレネ・ペンデュラ(PS-346)、オステオスペルマム(PS-347)、ニゲラ(PS-348)、アマランサス(PS-349)、カルセオラリア(PS-350)の20隻。

アンドロメダ級航空母艦

クラフティン共和国が建造した航空母艦。海軍の悲願である原子力空母であり、史上最大の船体規模を有する。クラフティン共和国にはこれほどの船を運用できる港湾設備が存在しなかったため、本級の計画に合わせて海軍基地に建造・整備ドックを含む各種施設を新設した。
設計には「オール・ニューテクノロジー」のコンセプトが上げられており、電磁式カタパルト、新型着艦システム(アレスティング・ワイヤー)、昇降式発艦管制室、新型防御兵装、先進レーダーシステムなど多岐に渡る新機軸が盛り込まれた。そのため設計上流用されたのは電子通信装置くらいで、それ以外は他の艦艇との共有部品がない状態となっている。
これほどまでになると建造予算も膨大なことになり、当初の予定金額を大幅に超過、予算不足による建造停止時期も含めば起工から進水までに10年以上の歳月が掛けられた。新機軸だらけのため信頼性も不十分であり、就役しても戦力化が完了するのはまだ先になる見通しである。
戦力化が完了した場合、作戦能力はひりゅう型CVLの2倍、リーベル合衆国製空母の1.5倍に相当するとされ、世界中の海軍と比較しても見劣りしない空母打撃群となる見込みである。
同型艦はアンドロメダ(CVN-43)、ヘビーメルダー(CVN-44)、ラーメタル(CVN-45)、アルカディア(CVN-46)の4隻が予定されているが、前述の通り当初の建造費を超過したため2番艦以降の就役時期は不明である。

(2021/7/31更新分)

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姫宮型輸送艇

クラフティン共和国が建造した輸送艇。元々は港湾内で人員や物資を運ぶ運貨船として計画されたものだが、海軍が車両の運搬能力を要求したため大幅に船体規模が拡大した。そのため船体は赤碕型フライトⅤをベースにしている。基本的には当初の想定通り港湾内で運用されているが、船体ベースが前述の通りなので外洋でも問題なく航行でき、過去には途中で補給艦から給油を受けながらもラクロア基地からイースター基地まで一度も寄港することなく到達したこともあるほど。超が付くほどのドマイナー艦であることや支援船区分だったため今まで装備一覧に記載されていなかったが、前述の無寄港でのイースター基地到達がTVで大々的に報道されたことにより国内での知名度が一気に向上した。設定的にはゴーティア級フライトⅠと同時期くらいに建造されている。(統一歴88年頃就役)
同型艦は姫宮(LCU-701)、一ノ割(LCU-702)、武里(LCU-703)、千間台(LCU-704)、大袋(LCU-705)、新田(LCU-706)、松原(LCU-707)、谷塚(LCU-708)の8隻。

曳船1号型

縁の下の力持ちである補助舟艇。クラフティン共和国海軍創設時にカーライル連合王国より購入した。後に独自に改良したタイプも建造している。正面から見て左がカーライルから導入したタイプで、右が後にクラフティンが改良したタイプである。

ペガシス級ミサイル艇

海軍が沿海域における哨戒任務用に開発したミサイル艇。前任のやしお型ミサイル艇の3倍の排水量を誇り、耐航性と独立行動能力が大幅に向上している。最大の特徴は船尾部に搭載された高速機動艇運用システムで、スリップ・ウェイを設けることで航走しながらでも搭載艇の発進・揚収が可能となっている。主兵装である対艦ミサイルは、当初の計画では片舷2発づつ計4発を適数として搭載する予定だったが、現場から「他の護衛艦なんかと同じように倍の数載せられないのか」という声に対し「技術的には可能」と返したところ、「じゃあ積んでくれ」と言われたため片舷4発づつ計8発の搭載となった。
同型艦はペガシス(PG-215)、ファルコン(PG-216)、スパロー(PG-217)、ジェピタス(PG-218)、グリフォン(PG-219)、ホーネット(PG-220)、イーグル(PG-221)、ベスパ(PG-222)、"シュペヒト"(PG-223)、"アンギス"(PG-224)の10隻。

B-15B"Hresvelgr"

クラフティン共和国が開発した戦略爆撃機。A型で削除された対艦・巡航ミサイルの運用能力を持ち、主翼下のランチャーパイロンに計12発搭載できる。当初はクラフタリアで運用されているファーランド級での運用に対応したタイプを開発する計画であったが、情勢的に舞羅帝国方面での需要が発生したことや、開発が難航するなどの経緯があり、ひとまず当初のA型の仕様で生産し、優先的に舞羅に展開する倉国軍へ配備が進められている。

ストライク級原子力潜水艦

遂に登場したクラフティン共和国初の実戦配備された国産攻撃型原子力潜水艦。建造には舞蔵戦争の賠償艦として入手した舞羅帝国のシルフィア級SSN"ニンフィア"とそこから得た技術で建造された試験原子力潜水艦"武蔵"の運用データを用いている。本艦の就役によりクラフティン共和国の潜水艦運用は劇的に幅が広がることとなり、空母打撃群・遠征打撃群に随伴する潜水艦も本級になる予定。本級には武蔵にあった巡航ミサイル用のVLSハッチは未搭載となったが、これはVLSのミサイルハッチの製造が上手くいっていないという説や、そういったハッチをなるべく減らすことで潜航深度の確保を優先したからという説がある。従来の通常動力型潜水艦は単艦での領海・EEZの哨戒任務に回される見通しである。
同型艦はストライク(SSN-501)、デュエル(SSN-502)、バスター(SSN-503)、ブリッツ(SSN-504)、イージス(SSN-505)、カラミティ(SSN-506)、フォビドゥン(SSN-507)、レイダー(SSN-508)の8隻。

(2021/5/11更新分)

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B-15A"Hresvelgr"

クラフティン共和国初の完全国産爆撃機。旅客機であるM-515をベースとしているが、開発を進めていくうちに共通部分は垂直尾翼くらいになってしまった。(ほかに同旅客機をベースにした軍用機にP-5哨戒機がある)元々はCELTOとOFC両陣営の加盟国間で起こっていた大西洋上の覇権争い、それに伴う戦艦などの大型艦の建艦競争に対し、予算の制約で艦艇建造に限界があるクラフティン共和国が出した対抗プランで、胴体内と主翼下パイロンに十数発のAGM-99対艦ミサイルを携行させて大西洋中南部のほぼ全域を本機でカバーし、OFCの艦隊などに対する抑止力として機能させる予定だった。しかし、計画中にOFC側の海上戦力が減少し、それに伴って大西洋上の覇権争いも終息を見せたことから本機の存在意義を問われる事態となり、結果として初期量産型に当たるA型は要求にあった巡航・対艦ミサイルの携行能力を削除した状態で開発が完了した。そのため調達機数も大幅な削減を受け、A型は3機で調達を終了する予定である。ただし、戦闘行動半径自体は削られなかったため、本土から直接多数方面へ任務を遂行することが可能である。爆撃機をミサイルで武装させる空中巡洋艦構想は先代のB-32C+から受け継がれた思想だが、能力を削られても通常爆弾を搭載する爆撃機としては破格の性能を有する。

P-5B"Gallardo crescita"

ヴァルキア王国とシェラルド王国間で起きた低地戦争への投入によって得られた教訓を元に性能を向上させた海軍の哨戒機。元型のP-5Aはそれまで運用していたP-4Cに比べ格段に優れた性能を有していたが、実戦に投入されると能力不足が露呈したため改良を実施し、各種センサー類を増設し、滑走路にエンジンカウルを擦る事例が発生したことからエンジンカウルの形状を改修しおにぎり型の形状へと変化、主翼ハードポイントを見直しAGM-99などのより大型のミサイルや装備品を携行できるようになった。現在新造された機体は無く、全機がA型からの改修機である。A型80機中40機がB型へ改修された。まだ実験段階だが、AGM-99と同じ規格で作られミサイルランチャーからの発射も考慮されているRQ-05"プテロダクティルス"をパイロンに搭載し、広域海洋監視に充てることで索敵範囲を広げることも可能だといわれている。

RQ-07"Paul"

北太平洋連合皇国製の無人偵察機。クラフティン共和国で長年運用されてきたエルナス国製のACR-101Qとリーベル合衆国製のRQ-1の後継として配備が進んでいる。元型機の型式は"RQ-5 07式偵察機"であったが、RQ-5の型式はクラフティン共和国では既に使われていたため変更された。愛称のPaulは元型機の愛称である"瑞雲"より、同名の大日本帝国海軍の水上偵察機の連合軍コードネームから採られている。

F-75C"フリーダムファイターⅡ"

スティーブ・クラフタリア同盟連邦製の戦闘攻撃機。同国がCELTO機構軍用として開発した物を評価試験用に導入したものだが、驚くことに、驚くことに、本当に驚くことに(大事なところなので3回言った)クラフティン共和国軍初のクラフタリア製装備である。そのため技術体系が全くと言っていいほど違っており(調査した整備員曰くWindowsとMacくらい違う)、本機を正式採用するのではなく本機から得られたデータを元に新型機を開発する方向で試験が行われている。

TMPM-76型中距離多目的誘導弾システム

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した兵装システム。荷台部に旋回式の誘導弾発射機を備えている。使用しているミサイルは新規開発されたMGM-16"デュランダル"というミサイルで、性能はいいが他装備との互換性が一切ないためコストが高く、ミサイルを既存の物に変更しコストを抑えたTPMS-77と並行して配備が進んでいる。

TPMS-77型 多目的誘導弾システム

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した兵装システム。荷台部に旋回式の誘導弾発射機を備えている。TMPM-76がコスト高騰で満足に配備が進まなかったため、ミサイルは既存品のMGM-32"オノクロタルス"を用いてコストを下げている。発射機も艦載用の物を流用するなどコストカットに念頭を置いているため、ミサイルの数も性能もTMPM-76に一歩劣るものとなっている。

CVPG-77型多目的射撃指揮車

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した射撃指揮車。高射部隊などの管制を行うことができる。

CTPS-P76型低空レーダ装置

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発したレーダーシステム搭載車。主に低高度で飛行する航空機・ヘリコプターに対して連続監視を行う。

CVPG-76型低空射撃指揮車

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した射撃指揮車。低空侵入してきた航空機やミサイルなどの対象を捕捉し、位置情報を伝達することができる。

ECM-76型電子戦システム車

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した電子戦システム搭載車両。探知した信号の分析・評価・記録などを行い、必要に応じて妨害電波を発射する。ECM装置は海軍の電子戦装置を流用して構成されている。

CRCV-76型無線指揮車

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した無線指揮車。部隊間の伝達を行う。

TSV-76型航空電源車

クラフティン共和国がTMH-76型高機動車ベースで開発した電源車。航空機のエンジン始動及び整備用に使用される。

(2021/1/20更新分)

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試製原子力潜水艦"武蔵"

クラフティン共和国が秘密裏に建造した試製原子力潜水艦。本艦に関する情報は徹底的な機密指定がなされており、就役後しばらくは軍の中においても存在を知るものはごく一部だけだった。
少なくとも2020年08月(統一歴140年)には就役しており、原子力潜水艦に必要とされる各試験を行ってきている。本艦の建造には連合帝国時代の舞羅帝国から賠償艦として手に入れたシルフィア級原子力潜水艦の設計が大きく関わっている。
本艦で得られたデータは潜水艦に限らず造船技術の様々な分野へ用いられており、ネオトピア級に採用された加圧涙型原子炉も本艦で実証試験をして実用化にこぎつけたものである。
現在データはほぼ出そろったとされており、そのデータを基に倉国初の実戦投入可能な原子力潜水艦が建造されるといわれている。

BMT-27型輸送起立発射機"ミスティルテイン"(IRBM-3"ギャラルホルン"装備)

クラフティン共和国が極秘に開発した弾道ミサイルの輸送起立発射機。同時に開発した中距離弾道ミサイル"ギャラルホルン"を発射することが可能で、クラフティン共和国軍の現在の基本方針であるレクス・タリオニス・ドクトリンの中核を担うといわれている。一般的に弾道ミサイルと言われると核弾頭を搭載しているというイメージがあるが、クラフティン共和国は建国より今まで核兵器の開発・配備を明言したことはなく、実際は通常弾頭か何らかの特殊な弾頭が搭載されていると思われる。射程も非公開だが、噂によれば南米全土が射程圏内に入っている模様。

B-115"Albatross(アルバトロス)"

M.I.N.E.R.S Sovereignty Military Company製の爆撃機。同社が製造している中型旅客機MAP-115と実に7割も設計が共通しており、既に民間や政府専用機として多数運用しているわが国にとって整備性の高い機体となっている。
B-32C+の後継として計画されている国産民間機ベースの爆撃機開発のテストベッドとして導入されたため実戦配備はされておらず、現在CDTAによって運用されている。噂によれば新型爆撃機の開発は難航しており、既に設計の共通率が20%ほどしかなく、一部からは国産開発を諦めて本機を導入したほうがいいとの声もあり、制式採用される可能性が浮上している。

(2020/11/18更新分)

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TMH-76"プレオプラス"高機動車

陸軍の足として開発された輸送車両。長らく装備更新が滞っていた陸軍装備の現状を打開するために開発が進められ、派生車両の開発も進んでいる。愛称の"プレオプラス"は本車両の配備に伴って退役する中型トラック"プレオ"から付けられている。

TLAV-16"ジャスティ"軽装甲機動車

上記TMH-76と同時に開発された装輪装甲車。高機動車に比べ乗員数は4名と少ないが、車体上部には機銃を装備し、また物資を多数積載することができる。なお陸軍の要求仕様には当初"敵MBTの砲撃にある程度耐えられる装甲を有する"と記載されていたが真っ先に却下された。
陸軍司令「え?軽装甲機動車の軽って"敵MBTの攻撃を受けても軽度の損傷で済む"の略でしょ?
んなわけあるか。

改いぶき型輸送揚陸艦

揚陸艦の定数拡大に伴って新たに追加で建造されたドック型輸送揚陸艦。姉妹艦と建造期間が離れたことで艦橋や煙突などに差異が見て取れる。今回追加で建造されたのはLPD-769"すおう"LPD-770"きたかみ"の2隻で、基本的な性能は同じと言われている。本来であれば小型軽量化された新型電磁投射砲を搭載する予定だったのだが、遅々として開発が進まなかったため仕方なく姉妹艦と同じものを搭載している。

改プレアデス級強襲揚陸艦LHD-42"アンタレス"

揚陸艦の定数拡大に伴って新たに追加で建造された強襲揚陸艦。基本の仕様はプレアデス級と変わらないが、海軍艦艇が順次船体のロービジ化を進めていることから本艦は初めからロービジ仕様で建造された。またステルス性向上のために艦橋構造物の形状が微妙に違っている。艦名の由来はクラフティン共和国が運用していた戦車CT-01"アンタレス"から採られている。

ネオトピア級打撃巡洋艦

クラフティン共和国が建造した戦艦大型のミサイル巡洋艦。艦前方に連装電磁投射砲を2基背負い式に配置しており、強力な火力投射能力を持つ。能力的に戦艦なのでは・・・?
更に艦内部に複合艇を20隻以上搭載することができ、揚陸戦を強力にサポートすることが可能。
なお、最大の特徴として電磁投射砲の稼働電力を確保する目的で推進用の機関とは別にトチ狂って独自規格の原子炉を搭載している。推進方式に統合電気推進(IPS)を採用しているため普段は原子炉の発電電力のみでの航行も可能。にもかかわらず艦種記号はCGで扱い上原子力艦ではないというトンチキ艦となっている。
運用構想としては、強襲揚陸艦を旗艦とする遠征打撃群の傘下で揚陸時の上陸部隊の直掩として電磁投射砲やVLSの巡航ミサイルで上陸地点近くの敵勢力を駆逐し、部隊を円滑に上陸させることを構想している。そのため姉妹艦を計8隻も建造した。
ちなみに、船体規模は倉国の歴代戦艦とドッコイかそれ以上の規模であり、原子炉を搭載しているために装甲が非常に堅剛な物になっている。やっぱこいつ戦艦だろ
同型艦はネオトピア(CG-31)、ククルス(CG-32)、ラクロア(CG-33)、ヘリオポリス(CG-34)、ノーストリントン(CG-35)、ベルウッド(CG-36)、グリーンノア(CG-37)、サウストリントン(CG-38)の8隻。

こまち型巡視船

CDF海上警備隊用に建造された巡視船。ゴーティア級フライトⅢの設計をベースに各種改良が施されている。海上警備隊の船艇にはいかなる相手にもある程度対応できるように哨戒護衛艦に採用されているものと同じ速射艦砲を搭載してたのだが、いざ運用してみると威力が過剰であるとの現場からの意見が多発したため、RWS式の機関砲を採用している。ヘリ格納庫も引き続き搭載しているが、先代のみはや型が当時CDFで運用していたHH-33H救難ヘリを格納しようとした結果、かなり無理をした大きさの格納庫になってしまい航行時の性能に悪影響が出たことから、本型では下記で紹介している新型救難ヘリに合わせた格納庫を採用した。船名は日本の米の銘柄から採られている。
同型艦はこまち(PL-111)、あさひ(PL-112)、あやひめ(PL-113)、きぬ(PL-114)、ひかり(PL-115)、ささしぐれ(PL-116)、はつしも(PL-117)、ささにしき(PL-118)、はるみ(PL-119)、やまひかり(PL-120)の10隻。

UH-02E"STELLA CUSTOM"

UH-02Bと合わせて運用するために開発された救難ヘリ。上記のこまち型巡視船に搭載して運用するために開発され、それに伴ってUH-02Bが空軍型のUH-02Aベースで設計されたのに対し、本機は海軍型のUH-02Dをベースに設計された。開発時にUH-02以上の救難捜索装備や病床が搭載できるよう配慮され、救難ヘリとして非常に高い性能を誇る。

(2020/9/6更新分)

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とね型補給艦

MINERS Sovereignty Military Company製のウベ級補給艦をベースに建造した補給艦。当初はしののめ型の代艦として他国から補給艦を購入する方法で話が進められており、協議の結果MINERS Sovereignty Military Company製のウベ級補給艦を購入することを決定したのだが、決定した後で海軍がヘリ格納庫が欲しいと条件を後付けした(ウベ級にはヘリ甲板はあったが格納庫はなかった)ため、急遽計画を変更し設計図を購入して格納庫を付け足した改設計として自国建造することで要求に応える形となった。そのため船体は一回り以上大型化し、たちづき型のように搭載艇の格納ハッチもつけられたが、この計画変更が仇となり建造予算が足りなくなってしまったため、改設計したデータを販売元に売却することで予算を確保するというまさかの措置が取られている。

E-505 Joint STARS-AWACS"MURCIELAGO"

M-505中型ジェット旅客機をベースに開発された早期警戒管制機。機体名のJoint STARSは"Joint Surveillance and Target Attack Radar System"(監視および目標攻撃レーダーシステム)の略で、空から地上を監視・管制する対地版早期警戒管制システムのこと。以前よりクラフティン共和国ではモーリンバロタ製の早期警戒管制機E-2と前述のJoint STARS機E-3の2機種を運用しており、今回システムを統合移植する形で両型の後継機として開発された。そもそも目的が違う機体なので開発に当たり多数の困難に直面したが、ベースの機体が大型化したことで余裕があったことで問題が解決し、更に対地と対空双方の管制を同時に実施できるといわれるほどの高い能力を会得した。

KC-505"URACAN"

M-505中型ジェット旅客機をベースに開発された空中給油機。E-505と同時期に開発が進められた機体で、前任機であるモーリンバロタ製KC-3に比べプローブ・アンド・ドローグの給油装置を増設し、フライング・ブーム(FV)1機、プローブ・アンド・ドローグ(P&D)5機を備えており、P&D方式の時は3機同時に給油可能。本来は5機同時給油を可能にしたかったそうだが、給油を受ける機体の距離が近くなりすぎたことから見送られ、基本的に内側の2機は故障時の予備扱いとされている。

P-5A"Gallardo"

P-4Cの後継としてM-515をベースに開発された対潜哨戒機。機体が大型化したことでより長時間の哨戒行動を可能とした。ベース機はE-505などよりも一回り小さいものの、胴体の兵器倉に魚雷を、主翼下に対艦ミサイルなどを装備できるなど機能性は十分である。特に主翼下のミサイル装備数は前任機のP-4Cより拡充され、対艦ミサイルを4発搭載可能となったことで不審船や敵艦隊への援護射撃も可能となった。もちろん倉国が誇る超音速対艦ミサイルであるAGM-99も運用可能である。

(2020/6/22更新分(7/25追記))

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UH-02C"STARLET GT"

UH-02AにUH-02Bの改良点やA型の運用データをフィードバックしたことによって誕生した能力向上型。調達価格は若干上がったが、エンジンの出力向上やローター形状見直しによる飛行速度と積載量の増大によりコストパフォーマンスは非常に高いと用兵者からの評判は上々の模様。A型では物足りないという空軍には配備が進められているが、同じくA型を運用する陸軍はA型の性能に満足しているらしく採用を見送った。(同時期に導入したMH-25Hに予算を吸い取られたとの説もある)

UH-02D"STELLA"

UH-02を海軍仕様に改良した汎用ヘリコプター。ちなみに機体設計の共通率は同じく艦艇への搭載を前提にしているB型と比較しても50%ほどでしかないという。これには理由があり、当初から開発メーカーのタルタガルは東系列の海軍への売り込みを考えており、UH-02の機体寸法を現在最も海軍で数が多いゴーティア級のヘリ格納庫に合わせるよう指示したのだが、陸空軍の要望に合わせて設計すると格納庫に入らず、かといって海軍用に再設計すると開発予算を超過してしまい、同タイミングで海軍が採用を蹴ったためA型では艦艇への搭載対応は見送られた。(ゴーティア級と設計が共通しているCDFの巡視船はより大型のH-33系を格納するためにゴーティア級より格納庫が大きかったためメインローターの改良だけで搭載できた)結局、その後タルタガルと共同で開発に参加し、一部分担で製造を担当していたクラウディオス重工業が独自にメインローターやテールブームに改良を施したUH-02C"海軍スペシャル"(公式名称)を作り、退役が始まっていたSH-20Bの後継として採用が決定した。本機の登場により海軍は今まで哨戒ヘリであるH-01系(輸送任務には不向き)などしか積めない艦においても汎用性に優れたヘリを搭載できるようになり、任務の幅が劇的に広がった。なおエンジンはA型の物ではなく強化されたC型の物をを2機搭載したためC型に比べ桁違いのパワーを誇る。また勘違いされがちだが、UH-02Dの規格はQH-01と同じ寸法で作られたためゴーティア級ではフライトⅢ以降の艦にしか搭載できない。(今後艦側のFRAM改修などによって改善される可能性はある)

さやま型ミサイル護衛艦

かすかべ型の後継として建造されたミサイル護衛艦。見た目はくまがや型そっくりだが実は結構違いがあり、フェーズドアレイレーダーやVLSが新型に変更され、さらには煙突形状をはじめとする艦橋構造物の構成まで刷新している。まや型にアーレイバーク級フライトⅢの意匠を盛り込んだような艦となった。新型フェーズドアレイレーダーの採用により探知能力はかすかべ型の倍近くにまで及んでいるという。
同型艦はさやま(DDG-149)、いるま(DDG-150)、あさか(DDG-151)、にいざ(DDG-152)の4隻。

CF-10A"Vespa"

クラフティン共和国が開発したステルス戦闘機。CF-09と同じ規格で設計されたため非常に大柄な機体となった。現時点で詳細が公開されていないため不明な部分が多いが、搭載されるTNTロケットポッドはシステムがコマブロ化され威力・射程が飛躍的に向上しているという。また、CF-09べースであることからステルス性が求められない任務では多数のHACミサイルを搭載することが可能であると見られている。余談だが存在が公表される前に基地に駐機されていた本機の画像がSNS上に出回り問題化したことでTVニュースなどに取り上げられ、一般人にも存在が良く知られることとなった。ステルス機なのに存在が早く知られるとは縁起が悪い・・・目下耐用年数が限界のCF-05の後継と推測されるが、ブラックボックスでガチガチに固められて改修が容易に行えないAF-78も本機で代替するとの噂も・・・

RQ-05"Pterodactylus"

艦艇で運用できるよう開発された無人偵察機。AGM-99と同じ寸法で設計されたため、艦艇に装備されたミサイルランチャーから発射する方式を採用することで様々な護衛艦での運用を可能とした。機種に偵察装備を有しているのだが、機種の形状を可変させることで対地捜索モードと対空捜索モードを切り替えることができる。その様子はまるで鳥がくちばしを動かしているかのようで、開発中開発スタッフがふざけて目に見える部品を取り付けたらそのまま採用されてしまったなど面白いエピソード満載である。ちなみに、発艦時は前述の方法を用いるので降着装置を用いる必要はないのだが、当然帰還時には降着装置が必要となる。しかし軽量化や構造上の問題から降着装置は某超高高度偵察機と同じく胴体前部と後部の2箇所にしかないタンデム式。しかも普通の護衛艦ではどう考えても着艦場所がない。本機を運用する想定をした最初の艦であるかぜゆき型練習艦では、ヘリ甲板にアレスティング・ワイヤーを装備できるようになっているのだが、試験すら行われていないところを見る限り実用性が薄いと判断されたと思われる。というか普通はやろうと思わない

RQ-06"Rhamphorhynchus"

上記RQ-05の改良型。主翼が一回り大型化され、降着装置に改良が加えられて3車輪式になった。というか出来るなら初めからやっとけよ・・・駐機できるようになったことで空母や強襲揚陸艦でも運用できるようになった。陸上の飛行場からも使えるようになったので海軍以外の各軍にも配備が進められる見通しである。

たちづき型汎用護衛艦(FRAM)

海軍の第二世代汎用護衛艦。防空能力に主眼を置いており単純な性能は後に出たときさめ型よりも高く、またクラフティン共和国艦船で初めてFCS-3を搭載するなど海軍の作戦能力向上に非常に貢献した艦だが、性能を対空性能に割り振りすぎて対水上戦能力が不足気味、粕壁型より続く機関推進方式であるHYELI-G(水素電気原動機統合推進)方式の採用によって生じた他艦艇との整備性の違いによる負担の増大(現在同方式を採用する艦は殆どが退役し、またこのサイズの艦になると同方式によるメリットよりデメリットの方が大きいことが後に判明)などを理由に、艦齢延長措置を含む大規模改修が行われた。不足していた対水上能力を補うために対艦ミサイル発射筒を搭載し、機関方式をCOGLAG方式へ変更、それに伴い艦首や喫水下をときさめ、ゆきかぜ型と同様の形状に改修し、システムもレーダーやソナーの換装を実施しゆきかぜ型と同様の仕様となった。更に意欲的な取り組みとして艦番号やフリーボードライン(大体の倉国艦船に引かれているレンガ色のラインのこと)のロービジ化が行われており、結果が良好であれば他の艦にも実施するとのこと。
同型艦はたちづき(DD-111)、うづき(DD-112)、はづき(DD-113)、ゆうづき(DD-114)の4隻。

ゆきかぜ型汎用護衛艦

クラフティン共和国海軍待望の新たな汎用護衛艦。過去最多の10隻もの同型艦が建造され、あかさき型、いわつき型、いかづち型を一挙に代替する形で就役した。この大量建造の背景には海軍が提唱する"ビッグ・ディッパー"計画(名称だけ公開されており内容は不明だが、艦隊再編に関する計画とされている。)に基づいていて、ゴーティア級の建造で実証された同時期に一斉に建造することでコストの削減と戦力化の同時期化を両立させる近年の倉国の手法がもろに出た形となった。海軍の要求基準が引き上げられたことでときさめ型に比べ性能が大幅に向上しており、カタログスペック上ならかすかべ型DDGに匹敵ないし凌駕するとされている。ちなみに勘違いしている方が多いがかすかべ型はFCS-3もPAAMS(艦同士の射撃指揮通信システム)も積んでいない世代的には旧式の艦であったことを考慮すべし。新機軸も多数採用され、後部甲板には無人偵察機RQ-06"Rhamphorhynchus"を運用するための装備が搭載されている。なおヘリ甲板に見えるレールのようなものはRQ-06用のカタパルトである。発進させるのはいいが帰還はどうする気なんだろうか…?
同型艦はゆきかぜ(DD-121)、あまつかぜ(DD-122)、ときつかぜ(DD-123)、うらかぜ(DD-124)、はまかぜ(DD-125)、たにかぜ(DD-126)、はぎかぜ(DD-127)、まいかぜ(DD-128)、はれかぜ(DD-129)、おきかぜ(DD-130)の10隻。

(2020/4/8更新分)

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ヘイズル級練習艦

ジェガン級ⅡA・FRAMを改修した練習艦。練習艦への改修に伴い、主砲と対空拡散砲を撤去しそのスペースに艦対艦ミサイルの発射筒を搭載した、ミサイルの運用を学ぶための練習艦。もはや船体の酷使ぶりが心配になるレベルのこき使い方だが、さすがに海軍も分かっているのか改修したのは4隻だけだった。ジェガン級の系譜が完全退役するのは当分先の話であろう。
同型艦はヘイズル(TV-3027)、バーザム(TV-3028)、ジャミトフ(TV-3029)、パプテマス(TV-3030)の4隻。

かぜゆき型練習艦

元々倉国海軍が運用していたしらゆき型練習艦が老朽化してきたため"新造"された練習艦。ちなみにしらゆき型は元々ベルタティス連邦が運用していたふぶき型駆逐艦(のちに改名)を買い取ってお家芸である魔改造を施した艦なのだが、本級はベルタティス連邦向けに建造したデスティニー級駆逐艦の改設計型であるため、倉国の練習艦は何かとベルタティス連邦と縁が深いらしい。そんな経緯で建造されたので船体規模はくまがや型DDGと同等、というかそれよりもでかい疑惑がある。更にとっておきの新機構が多数搭載されているとかいないとか・・・
同型艦はかぜゆき(TV-1225)、しもゆき(TV-1226)、はるゆき(TV-1227)、あらゆき(TV-1228)の4隻。

CH-20E"Supra SZ"

製造企業であるタルタガル航空機を一躍大手航空機製造メーカーへ押し上げた立役者であるスープラの新型モデル。H-25系にのみ採用されていた空中給油用プローブや機銃を装備し、さらにダクテッドファン式のテールローターや特殊形状のメインローターブレードなど新機軸が多く採用されており、機体設計は9割超が新規設計となった。ただしその影響でコストも増大したため後述するUH-02シリーズを開発するきっかけを作ることとなった。

SH-20K"Supra SZ-S"

上記のE型の開発で調子に乗ったタルタガルがSH-20Bの後継として開発した哨戒ヘリコプターの皮を被った高性能ヘリコプター。爆雷投下ユニットをコマブロ化することにより対潜戦能力の強化と機内ペイロードの確保を高い水準で両立したのはまだいいとして、スタブウィングにコマブロキャノンを搭載したことで制限はあるが対水上戦闘も可能となった。その高性能たるや、実機の性能試験に立ち会った海軍関係者が驚きを通り越してあきれ果てたレベルであり、SH-20Bどころか現用の海軍が運用しているヘリコプター全てを時代遅れの産物にしてしまったと評した。もちろんコストは劇高である。なお本機とほぼ同タイミングで東扶重工もSH-01Zという怪物級のヘリを開発している。考えることはどこも同じなようで・・・

MH-25H"Supra GR"

傑作輸送ヘリUH-25FをベースにCH-20Eで採用した新機軸を盛り込んで開発された陸軍向け多用途ヘリコプター。実は倉国初の陸軍での運用を想定した航空機で、陸軍の要求に耐えうる非常に強靭な機体設計となっている。また倉国製の航空機として初めて迷彩を採用したのも特色の一つで、低視認性にも一役買っている。上記の性能要求を達成した結果調達価格は非常に高額となってしまったらしく(一説には一昔前の戦闘機と同額ないし高額といわれる)言い出しっぺの陸軍が「高すぎて必要数揃えられないっす」と悲鳴を上げたことでUH-02の開発を行うこととなった。

MH-25I"Supra GR-S"

MH-25Hをベースに開発された海軍向け多用途ヘリコプター。今まで倉国では対潜ヘリは護衛艦・空母の区別なく同型機を使用していたのだが、護衛艦の搭載ヘリに求められるのは艦載ヘリコプターを水上艦の戦闘システムの一部として運用するという所謂軽空中多目的システム(LAMPS)なのに対し、空母の搭載ヘリには護衛艦やLAMPSが逃した潜水艦に対応できるCVヒーローとしての性能が求められたため、SH-20シリーズに搭載されるソノブイに比べ目標捕捉精度が高いディッピングソナーを備えている。また、多用途性を持たせるために救難捜索装備を搭載することで、HH-33Nの後継機としても使えるレベルの能力を得るに至った。こうして書くとこいつだけで海軍のH-20系を統一できそうな気もするが、護衛艦などのヘリ格納庫の規格は元々SH-20Bがギリギリ搭載できる大きさで設計されているため、MH-25系の設計の本機は空母やDDHなどの航空機運用特化の艦にしか搭載できない。世の中そんなに甘くはなかったのである。

MH-25J"Supra GZ-R"

UH-25FにMH-25Hの設計を流用して開発された空軍向け多用途ヘリコプター。UH-25Fに比べスタブウィングが追加されたことで任務の幅が広がっており、今後輸送隊の主力として活躍が期待される。元々UH-25Fはクラフティア製のUH-33Dの後継として開発されたのだが、何故かUH-33Dを完全に代替する数が調達されなかったため(UH-25Fが調達された分輸送ヘリ部隊の定数が増やされたという説あり)新たに本機が開発された。要するに元々開発する計画がなかった機体なのである。

UH-02A"STARLET"

高性能と引き換えに価格が高騰したH-20シリーズを補完する目的で開発された汎用ヘリコプター。倉国製兵器としては珍しく、設計段階からタルタガル航空機とクラウディオス重工業が共同で開発を行っており、今までの倉国産航空機とは設計思想が異なる面が見受けられる。特徴は徹底的な低コスト化で、倉国製ヘリとして初めて2枚ブレードのメインローターを採用している。元々の開発経緯が価格が高騰したH-20シリーズを補完することなので当然っちゃ当然なのだが、当初用兵者からはメインブレードの構造が今まで運用してきたヘリと異なることから不安視する者が多かったという。主な配備先として想定されていたのは陸軍と空軍なのだが、機体の寸法は海軍のヘリ格納庫の規格に合わせて設計されているため、ゴーティア級などのSH-01系しか搭載できない艦でも運用が行える点を理由に海軍にも売り込みが行われたらしい。(実際にはメインローターの形状を変更しないとゴーティア級には搭載できない)

UH-02B"PUBLICA STARLET"

CDF向けに開発された多用途ヘリコプター。先のA型が海軍に売り込まれたという噂を聞きつけたCDFが導入に興味を示し、開発が行われた(なお当初売り込みを行った海軍は導入を見送った)。CDFの要望は巡視船での運用に適応させることと全天候下で救難捜索任務を行うことができることの2点が主だったため、A型をベースに着艦拘束装置への対応や夜間捜索用に機外にサーチライトが装備された。またCDFの部隊内規則が変更されたことから、機体色は今までの機体の白青からクリーム色へと変更されている。ただ、この色は諸外国では砂漠迷彩に用いられる物と同色であったため、当初メディアは本機がUH-02Aの砂漠地帯仕様で、砂漠がある舞羅連邦へ輸出するため、又は在舞羅倉国軍向けに開発された機体であると報じた。

SH-01Z"Frigate bird"

SH-01Vの後継として開発された哨戒ヘリコプター。開発名目はSH-01Vの改良機開発なのだが、機体の95%以上が再設計されており、実質的に完全新型機と化した。クラフティン共和国製の兵器として初めて搭載兵装をオールコマブロウェポン化しており、対潜爆雷(威力はSH-01Vの数十倍とも)、L-CDAM(TNTカート投下装置)やコマブロTNTキャノンを装備している。本機に採用されたコマブロ兵器はSH-20Kでも採用されている。ここまで来ると哨戒ヘリというよりは攻撃ヘリの方がしっくりくる気がするが(実際東扶重工は陸空軍に攻撃ヘリとして売り込みをかけようとしたとされている)、本機の存在を知った反戦派の国会議員らが国会会期中に批判・追及を行ったが、証人喚問に応じた東扶重工の航空部門主任であり本機の開発を主導したソフィア・メイ・アステリアは「本機は対潜哨戒を主任務としているので対潜ヘリです。爆弾投下装置がついていようがTNTキャノンがついていようが対潜爆雷を積んでいるのですから誰が何と言おうと対潜哨戒ヘリであり、その事実が覆ることはありません。」と発言し、そのままごり押した。ちなみに制式化して真っ先に配備が進められたのは対潜任務に従事することはまず無いプレアデス級強襲揚陸艦。やっぱり攻撃ヘリじゃねぇか!余談だが搭載されているコマブロTNTキャノンは左右同時に発射すると発射時の排気ブラスト(装薬の爆風)がお互いに干渉してしまい弾頭がまっすぐ飛ばないという構造上の問題点を持っている。

グレイズ級ミサイルフリゲート

老朽化が進むジェガン級を代替する目的で建造されたミサイルフリゲート。ゴーティア級フリゲートフライトⅣをベースに某半島国家の海軍もドン引くレベルで多数の兵装をマシマシで搭載した。だがそのためにヘリの運用能力を切り捨てたのは果たしてよかったのか・・・マストはステルス性を意識して閉囲マストを採用しており、その外面に多目的レーダーを装備する。単艦での戦闘能力なら汎用護衛艦(DD)を凌駕するとも言われており、特にHACミサイルランシャーに対艦ミサイルをフル装備すると計8発対艦ミサイルを同時発射できる計算になる。なんでこんな設計思想がまかり通ったのかというと、前任のジェガン級の主任務が遠征打撃群の直掩艦として揚陸作戦を遂行することであり、そのためにDDGほどではないにしても僚艦を対艦ミサイルから防御するための対空戦能力と、揚陸支援のための対地・対艦戦能力を高い水準で達成させなければならなかったからである。(ただし主砲やHACミサイルランチャーはターレットリングの規格が統一されており、必要に応じて兵装を換装することが可能である)。航空機の運用機能が省略されたのもジェガン級が航空機運用機能を有していなかったためと推測される。
同型艦はグレイズ(FFG-351)、ゲイレール(FFG-352)、シュヴァルベ(FFG-353)、フレック(FFG-354)、シャルフリヒター(FFG-355)、マン・ロディ(FFG-356)、ユーゴー(FFG-357)、ジルダ(FFG-358)、スピナ(FFG-359)、ガルム(FFG-360)の10隻。

(2018/10/22~2019/3/19更新分)

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くまがや型ミサイル護衛艦

約半年の沈黙を破り就役した倉国最新のミサイル護衛艦。アルフレッド級を元にあたご型・まや型を意識して建造された。後部ヘリ格納庫はアーレイバーク級フライトⅡAのように2基搭載可能だが、H-20シリーズの格納には対応していない。就役時よりBMD・NCTISなどの能力を有しており、今後しばらく倉国海軍艦隊の防空を担う存在である。

E-8D"Advanced Raven"

クラフティア独立国家連邦製の早期警戒機の改良型。概ね米海軍のE-2Dと似たような機能を有しているとされる。造形面でいえばプロペラの形状を考えるのが一番苦労した。

ゴーティア級フリゲートフライトⅣ

赤碕型哨戒護衛艦の後継として建造されたゴーティア級フリゲートの最終建造型。当級当初のコンセプトであった"ローコストでそれなりの性能を数で補う"という物から完全に逸脱し、非常に高性能な艦となった。艦橋構造物はステルス性を意識したものとなり、高い防空能力を会得するためにVLSを有するなど、汎用護衛艦に引けを取らない性能を有する。本級の就役をもって赤碕型は全艦無事退役・・・となるはずだったのだが、練習艦の数が足りていないため、最後まで哨戒艦隊に所属していた赤碕型フライトⅤは練習艦へ改修される予定である。

原子力潜水艦ニンフィア

舞羅連合帝国製の原子力潜水艦。元々は舞羅連合帝国が建造・運用していたもので、舞羅内戦により同国の軍備の大半を掌握した門州連邦がそのまま運用していたが、舞蔵戦争・トールギス沖海戦で作戦行動中だったところを倉国軍が鹵獲し、戦後賠償艦としてそのまま譲渡されたことで倉国軍に編入された。なお制式に譲渡された後オーバーホールと技術取得を兼ねた改修が実施されたのだが、その際に艦体の色合いが変更されたため、どことなく闇落ちしてしまった雰囲気漂う姿となっている。

CF-09B"Harpy Eagle"

F-15モデルの大型戦闘機の改良型。A型に比べて装薬チェストが増設され継戦能力が大幅に向上する、FC機銃・TNTカート投下機構の追加装備により制空戦以外にも使用できるようになった。というかA型がmod無しだと一発しかTNTキャノンが打てなかったという事実に驚きである。開発陣は「現実の戦闘機も数十回もロケット砲やミサイルは打てないんだからこの仕様でも問題ないと思っていた」とか抜かしているが、機銃のついていない機体に対してその回答はどうなのか…

AGM-99"ダインスレイヴ"空対艦HACミサイル

倉国版技本ことCDTAが開発した超音速空対艦HACミサイル。その名の通り航空機搭載用ミサイルである。舞蔵戦争・イースター島の戦いで重巡洋艦"響"に対し既存の対艦ミサイルでは有効打を与えられなかったことを受けて開発がスタートした・・・のだが、マッハ3超の超音速飛翔の実現・更に高威力の弾頭と装甲貫通用の弾頭威力指向性機構を搭載したためミサイル本体が大型化してしまい、既存の主力戦闘機に搭載できないという事態が発生してしまった。そのため現状本ミサイルを装備できるのは下記のCF-07の改良型のみという状況である…まあ、あれだ。もうちょっと考えて装備は作ろうな!

CF-07C"Dvergr Gypaetus"

まさかの2年越しに開発されたCF-07系譜の戦闘爆撃?機。上記のAGM-99を作ったは良いがデカすぎて現状の主力戦闘機たちに搭載できない!どうしよう?→搭載量に余裕のある戦闘爆撃機だったら積めるんじゃないかな?みたいなノリでCF-07Aを改修して運用できるようになった。ただしその代償として爆撃能力をほぼ喪失することに。戦闘爆撃機とはいったい・・・
なおCF-07は元々空自のF-1をモデルにして作った機体なので、対艦ミサイルを運用できるようになったという点ではある意味モデルをリスペクトした機体ともいえる。

卯月型練習艦

ゴーティア級フリゲートフライトⅣの就役によって護衛艦籍から離れた赤碕型フライトⅤを改修して練習艦として再就役させたもの。以前より赤碕型フライトⅡを改修した金野井型練習艦を運用していたが、同艦の老朽化が進んでいたため入れ替わりで就役した。今後しばらくは若き水兵たちの育成に貢献していくこととなる。

MF/A-31"Calamity buster"

CF-07シリーズをベースに舞羅連邦と開発した戦闘攻撃機。TNTキャノンとFC機銃を固定兵装とし、翼下の装備を換装する方式を採用したことで高いマルチロール性を会得した。バカでかいAGM-99"ダインスレイヴ"空対艦ミサイルも運用可能。ぶっちゃけ新規開発したほうが楽だったんじゃないかというレベルで改良されている。同じく舞羅製のMF/A-27"ドゲラン"の後継とされているが、実はドゲランが装備している翼下装備は本機でもそのまま転用可能だったりする。

(2018/04/21更新分)

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プレアデス級強襲揚陸艦

シュトランド連合公国の笠置型強襲揚陸艦を魔改造設計することで誕生した強襲揚陸艦。クラフティン共和国の艦艇の中でも最大級の規模を誇り、一説ではリーベル製の空母を超えるとか。ちなみにこいつの艦載機としてCF-06とTH-03が採用されたため、ほかの艦へ両機が十分に行き渡らなくなってしまう事態が発生しているとか。特にCF-06を主力機としている空母ひりゅう・そうりゅうにとっては死活問題だそうな。

YCF-XX"Next Evolution Fighter Concept"

クラフティン共和国が試験目的で製造したらしい試験機。らしいというのは倉国政府と軍が存在以外詳細を何一切公表していないため。基本の機体設計は倉国の先進技術実証機CF-X"Concept Fighter"が元になっているらしい。なお存在が秘匿されていた頃、舞羅国近くのソラティオ州上空の空域を飛行していたため危うく外交問題(具体的には舞蔵戦争再発の可能性)に発展しかけたこともある。

試験艦はつゆき(FRAM)

古くからの盟友、ベルタティス連邦の駆逐艦"アブルホール"こと"はつゆき"を再改修した艦。主に新型のFCSとレーダーシステムの評価試験のために改修が行われたのだが、VLSが変更されていたり、艦首や喫水下を新規設計したりと艦齢延長措置も含まれていた様子。いったいいつまで使うつもりなのだろうか…

空母フォレスタル(大規模改修)

在りし日の大国、リーベル合衆国が建造した空母フォレスタルを倉国での運用に合うように改修した姿。基本的には先立って改修された空母アーネストとほぼ同様の改修を受けている。搭載機が従来のF-8ACから発展型のCF-08へ更新されたため、戦闘能力が非常に向上しているほか、艦自体の能力も向上している。

(2018/03/11更新分)

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CF-09A"Harpy Eagle"(ハーピーイーグル)

CFX-002をベースに設計された新型制空戦闘機。搭載されるTNTロケットポッドはより強力なものとなり、よりF-15に似せようとした結果尾翼周りが大型化した。ちなみに主翼も一回り大きくなっている。機体規模がAF-78に匹敵どころか翼幅では完全に上回っているため、現在運用できる飛行場(正確には整備・格納を行える施設を備えた基地)が限られているのが唯一の泣き所。

B-32C+"Stratoinvader"(ストラトインベーダー)

ドネツクの遺産である"プロペラ"爆撃機を、倉国界のボーイングと名高い名門航空機製造メーカー"メンドーサ航空工業株式会社"が魔改造したことによって誕生した"ジェット"爆撃機。もともとベース機からプロペラを2重反転プロペラ化させるなど魔改造度の高かった機体なのだが、今回新たに同社がライセンス生産しているモーリンバロタ製輸送機に使用されているレブフレースターボファンエンジンのスペシャルチューンモデルを半ば無理やり搭載したことで、ペイロードが大幅に増加した。更に翼下に各種HACミサイルを装備することが可能で、特に舞羅製の大型クロウHACミサイルを計7発も搭載できる。改修された全機が在舞羅倉国空軍へ配備される予定なのだが、あまりの魔改造度に実物を見た空軍司令が「狂気の沙汰」と吐き捨てたとかなんとか。

(2018/02/13更新分)

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UH-25F"Supra GZ"(スープラ・ジーゼット)

CH-20Cをベースに開発された多目的ヘリコプター。倉国版UH-60JA的なコンセプトで開発された。機首の空中給油用プローブと機関砲はアタッチメント方式となっており取り外しが可能。UH-33Dの後継として順次調達されている。ちなみにベース機から型式番号が変更されているが、これはあまりにもベース機から設計上の変更点が多くなったためらしい。

HH-25G"Supra Ambulance"(スープラ・アンビュランス)

上記のUF-25Fをベースに開発された救難ヘリコプター。クラフティア製救難ヘリHH-33Hの後継として設計されたために機体には装甲が付与され、また自衛用の機銃を装備することで戦闘捜索救難に対応している。実はUH-25Fの機銃の装備化は本機で装備するために仕様に盛り込まれたらしい。

CFX-002"Physalis"(サイサリス)

新世代の戦闘機開発のためのデータ収集を目的として作られた多目的試験機。CFXナンバーを持つCFX-001は主にTNTロケットポッドの運用試験に用いられていたが、本機はそれ以外にも造形面での新機軸やHACミサイル運用機能の刷新などもテストされており、新型機の開発が加速していることが見て取れる。なお、本記事執筆の時点で既に本機で得られたデータを元にした新型戦闘機がほぼ完成しているとの噂があり、真実だとすれば近いうちに新型戦闘機・CF-09が見られるものと推測される。

CTR-05A2-ATGM オリオンMk-Ⅵ"インプレッサATGM"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である対戦車誘導ミサイル車。車体上面に対戦車ミサイルの2連装発射装置を備えており、強力なタンクキラー戦力として機能する。型番がA2となったのはベース車両のインプレッサGXVから前面装甲形状に変更が生じたため。

CTR-05A3-FSV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサFSV"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である砲兵前線観測車。ベース車両よりも強化された観測性能を駆使して砲兵部隊へ目標情報を提供できる。こちらも型番がA3となったため、更に装甲形状が変更されたものと推測される。また銃座にはコマブロ機関砲ではなくコマブロ擲弾銃が装備されたのだが、この装備がなかなか曲者で、座標補正装置がついていないため車両が方向転換するたびにコマブロ内の座標を書き換える必要がある。万が一これを忘れると真横や真後ろにグレネードを投射する羽目になる。

CTR-05B-MCV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサMCV"

いわゆる自走迫撃砲。CTR-05A3-FSVに搭載されたコマブロ擲弾銃の理論を応用したコマブロ迫撃砲を搭載する。ということはやはりこの装備も毎回コマンドの書き換えが必要となるのだが、元々迫撃砲は計算して毎射撃ごとに位置を補正する必要があるのでそこまで問題にはなっていないらしい。

CTR-05B-MEV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサアネシス"

間違いなく世界で最も装甲が堅い救急車。ベース車両より車高が上げられたことにより多くの負傷者を安全に戦場から退避させることが出来る。というか、なぜこの装甲車シリーズで救急車を作ろうと思ったのだろうか…

CTR-05D-CAPC オリオンMk-Ⅵ"インプレッサWXV"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である兵員輸送車。インプレッサGXVの装軌仕様であるが、車体下部にも水流を張れるようになるなどより防御性能をより強化している。あれでもまだ足りなかったのだろうか。

CTR-05D-ESV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサESV"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である工兵車。工兵の作業用のアタッチメント装備が用意されており、標準で地雷原処理ローラとスラットアーマーが装備されている。なおこの状態でも普通に水流装甲と複合装甲は機能する。

CTR-05C-WAPC オリオンMk-Ⅵ"インプレッサR1"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である装輪兵員輸送車。車体長をカットすることにより小型軽量化し、輸送機での大量輸送ができるようになった。噂ではこの系譜であるC型はそのまま空挺投下できるらしいが…以下のこいつらも空挺投下できるのだとするといろいろとヤバすぎる。なお車体長を削減する際装甲とキャビンのどちらを削るか検討されたらしいのだが、ほぼ満場一致でキャビンを削ることが決定したらしい。そんなに装甲を削りたくなかったのだろうか。

CTR-05C-CCV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサCCV"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である装輪装甲車。地上レーダー装置とC4Iデータリンク装置を搭載しており、他部隊とのデータリンクや無人航空機の管制を行うことが出来る。こいつがいれば護衛艦や空軍基地から発進させたQH-01などの無人機の管制を引き継ぐことが可能で、無人機の運用幅が大きく広がることとなる。

CTR-05C-RCV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサRCV"

インプレッサ装甲車シリーズの一員である偵察戦闘車。大型の高性能観測装置を装備しており、高い偵察性能を誇る。なお、元々偵察戦闘車とは威力偵察を行うことを想定している車両なので旋回砲塔式の機銃を装備していることが多いのだが、本車両は観測装置を積んだせいでスペースが足りなくなったのか、威力の低いブレノス重機関銃1挺のみ。そんな軽装備で大丈夫なのだろうか。

CTR-05E-IFV オリオンMk-Ⅵ"インプレッサグラベル"

恐らく一連のインプレッサシリーズの派生型で最もヤバいやつ。主装備にコマブロTNTキャノンを採用したことで小型のまま火力を手にすることに成功した。もちろん砲塔部にも水流装甲を完備。なお戦車に出くわした時の為に砲塔に対戦車ミサイルを装備している。装甲はもちろん据え置きのため、世界的に見ても前例のないMBTの攻撃に耐えられる歩兵戦闘車が誕生したことになる。それってもう歩兵戦闘車の部類じゃなくね?

(2018/01/27更新分)

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AF-39A"Gryphon"(グリフォン)

ベルタティス連邦よりFMSで導入されたマルチロール戦闘機。舞蔵戦争で大量に喪失して運用維持が難しくなったAF-63AとCF-04Eの後継として順次部隊配備が進められている。一部ではこの勢いでAF-63Dの後継として主力戦闘機として採用させようという動きがあるが、倉国には主力戦闘機は双発エンジンであることというよくわからん規定があるため、単発エンジンの本機では採用が難しいのではという意見もちらほら。じゃあいつもの魔改造すりゃいいじゃんという意見もある

B-101C"Garuda"(ガルーダ)

ベルタティス連邦よりFMSで導入された戦略爆撃機。ステルス性・可変翼・超音速飛行性能等々男のロマンてんこ盛り。倉国で運用されているTHE・骨董品であるB-32Cの後継として12機が導入予定。なおB-32Cの一部の機体は改良と延命措置を受けた上で現役に留めておくらしい。いい加減もう休ませてやれよ

M16-F9G5型主力戦車"ギムネマ"

ベルタティス連邦よりFMSで導入されたMBT。舞蔵戦争で陸軍の装備事情が石器時代レベルであることが露呈したため急遽国産戦車開発までのつなぎとして導入された。ただ、ここ最近の陸軍の扱いを見る限り、国産戦車CT-09が出るのは当分先のことにになりそうである。

M87型自走高射機関砲"バレットダスター"

ベルタティス連邦よりFMSで導入された自走高射機関砲。車両内がすっからかんだったため諸事情により機関砲にシェラルド王国製の連装コマブロ機関砲を採用、ガトリング砲並の濃い弾幕を貼ることが出来るようになった。あまりの防空能力に陸軍参謀は「もう空軍の力がなくても敵航空機に対抗できる」と陸上自衛隊のような空軍に対する嫌味をこぼしたと言う。

M99型155mm自走榴弾砲"ヴィルトシュヴァイン"

ベルタティス連邦よりFMSで導入された自走榴弾砲。なぜかこれだけ愛称がドイツ語。

FH-703型榴弾砲"トロメル"

ベルタティス連邦よりFMSで導入された牽引式榴弾砲。導入数は陸上自衛隊並みに多く、その大半は旧舞羅連合帝国沿いの基地に配備されているとか。

M21型戦車回収車"アリスTRV"

ベルタティス連邦よりFMSで導入された戦車回収車。戦前の陸軍が「回収戦車?撃破された車両なんて他の車両で牽引して持って帰ればいいっしょ」という考え方だったため今まで採用されていなかったが、今回の舞倉戦争(特に前半)で戦闘中の車両けん引なんぞ不可能という当たり前なことが判明したため導入に踏み切った。

こしがや型ヘリコプター搭載護衛艦(FRAM)

ゲイの国大摩訶平和主義共和国改めぴーまか王国のヘリ駆逐艦をタイプシップとするこしがや型のFRAM改修仕様。キャットウォークがついたり、甲板が広くなったり、兵装が一新されたりした。今までのFRAM改修実施艦がド派手な改修を受けてきたのに対し、本級は地味堅実な改修を施されている。

ガフラン級潜水艦

クラフティン共和国の通常動力型潜水艦。アッガイ級から潜舵がセイル・プレーン方式からバウ・プレーン方式へ変更されるなど小規模な改良が施された準同型艦。やはりアッガイ級だけでは潜水艦の数が足りないと判断した模様。まあ他の潜水艦がアレだし。

ときさめ型汎用護衛艦(小改修)

海軍の最新汎用護衛艦の手直ししたもの。モデルとなった海上自衛隊のあさひ型により近くなった。特に艦橋後部に窓がついたのが大きな改良点なんだとか。だって普通あんなところに窓ついてると思わないじゃん、ときさめ型作ったときはまだ進水式の時の画像しかなかったし
最終更新:2023年04月06日 21:59