Pottaの錬金術バンザイ

2号室

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chem-ota

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2007年5月〜のCacao's room щ( ̄∀ ̄)ш

ウィルソンの霧箱 07.06.24

ここ数年、小学校の人生設計ではあり得なかった所
:原子炉の中性子実験施設:に行く機会が増えてきた。
今週も3日間ほど徹夜作業。
そんな中でとっても癒される物。
ウィルソンの霧箱。



それは箱の中で

糸状の霧が

とめどなく

無数に発生しては消え

たまに大きな糸が発生しては、消え

まるで妖精の舞踏会の様。。。



これはとある施設の博物館にあるのですが、宇宙から日常的に降ってくる
放射線(α線、β線)が目で見えるよう工夫された物です。
(正確には放射線が通った跡(軌跡)を見ています。)
過飽和のエタノール蒸気中にこれらの放射線が通過すると、
放射線の電気的なエネルギーでエタノールが液化して霧が発生します。
でも、すぐに気化して見えなくなります。
これが繰り返されると上記のような幻想的な現象が起きます。
時々見える太い霧はエネルギーの大きいα線による物です。

以外と思うのが、思ったより宇宙からの放射線は多いと言うこと。
結構、昔から生物は放射線とつきあっているとおもった次第です。


久々のうんちくアップ 07.06.10

ちょこちょこ調べていたバナジウム水についてまとめました。
トップページに「バナジウム白書」でアップしています。
ご興味あればご覧下さいG( ̄ー ̄)


続 リモネン 07.06.02

ボールペン落書き落としにエチレングリコールを試してみた。

。。。撃沈(_ _,)/~~

なかなかに手強い。
やはりエーテル系でないとだめか。

話は変わりますが、ボールペンは構造的に重力を使ってインクをペン先に送るため
寝転がって逆さに書いたり、宇宙空間(無重力)ではかけなくなるそうです。
(知らんかった。)
もうちょっと調べてみると、これに対しアメリカのFisher社は、宇宙でも使用できるように窒素を封入したレフィル(替芯)を考案(20年ほど前)。
現在はエバーシャープ社からASTRONAUT Style ってな名前でスペースペンなるジャンルで販売されているようです。

。。。地球上のどこで何のために使うのだろう 


リモネン 07.05.27

いたずら娘がやってしまいました。
ダイニングの椅子にあろうことかボールペンで線をかきかき(o_ _)ノ彡☆
やすもんとはいえ、本革製なので下手に洗剤が使えない。。。
だめもとでエタノールを試してもやっぱり無駄。
仕方がないので調べていたら、オレンジオイルが使えるかもと思えてきた。
でも、市販品はむっちゃ高い(数千円もする!)。
やってられないので、主成分を調べるとリモネンであることが判明。
んで、リモネンを格安で入手。
ティッシュにしみ込ませてこすりこすり。

...とれない

もっと調べてみると、リモネンは油脂はよく落とすとあった。
つまり、汗染みなどはよく落とすということ。
つまり、ボールペンインクは落ちないということ。

どうやらボールペンインクの主成分はグリコールエーテルと顔料と樹脂成分らしい。
リモネンではちょっと無理であることが判明。
ならば今度は分子構造が似ていると思われるエチレングリコールで挑戦してやるー
覚えとけー


ピコメーター 07.5.20

またまたマニアックな世界を体験してしまいました。
現在、新潟で執筆中。そーです。わかる人にはわかるかな。

第63回日本顕微鏡学会学術講演会 in 新潟(朱鷺メッセ)

に参加中。
さすが全国から集まった頭脳集団の学会だけあって質疑応答の内容が濃い。
わたしゃ発表内容の3割程度しか理解できませんが。
そんな私にもわかる内容として、現在電子顕微鏡(TEM)が観察できるサイズ(スケール)についての討論の中で、

「画面に出ている画像の1ピクセルの長さはいくらになるんだ!」
「0.8pm(ピコメーター)になりますが、そのオーダーではまだまだぼやけてしまいます!」
「改善のアイデアはないのかー」

なんてやり取りしてたりします。
ここで聞き逃しそうになったのがpm(ピコメーター)とピクセル。

ここ10年ほどよく聞くナノテクノロジーのナノとは、10の-9乗メーター(0.000000001 m )を意味します。
原子の大きさは0.1nm(ナノメーター)=1Å(オングストローム)オーダー程度でして、このあたりの材料制御がとっても電子機器の開発に重要になったりします。んで、これが日本のお家芸で世界でもトップクラスです。
んで、話題のpm(ピコメーター)とは10の-12乗メーター(0.000000000001 m )を意味しています。つまり考えたくもないくらい小さい。でも、結晶の原子間距離なんか評価しようもんなら必要になってきます。

また、デジカメの写真をめちゃくちゃ引き伸ばすと四角のドットがみえると思いますが、これが1ピクセル。
みなさん。1ピクセルの長さを考えたことってあります??

そんなサイズを見ようとしているここにいる800人はとっても不思議集団です。

一瞬、なんでここに私がいるんだろうと思った次第でした。


活性炭再生。 07.05.05

家の掃除をしていたら、ふと冷蔵庫の製氷機の給水器についている活性炭が目に飛び込んできた。
そー言えば、購入してからはや5年。
もーとっくに効果は消えてるんだろうなぁと思いながら、数グラム数円の代物を数千円で売っている(と思う)交換部品を購入する気になれない。
んで、だめ元で再生にチャレンジ。
そもそも活性炭とは、燃料とかに使う炭を丹念に焼き上げることでちっちゃい穴(pore)をたくさん作り、吸着能力を向上させた物です。
吸着の原理は、基本的に引っ掛けて捕まえる(分子間力による物理吸着)であるので、加熱すると結構簡単に再生できたりします。
今回の場合、水道水から次亜塩素酸塩系の物質を吸着していると考えられるので、活性炭カートリッジを小鍋に入れて、水と一緒にぐつぐつ煮てみました。
あまりやりすぎるとカートリッジの形状が崩れてきそうなので5分くらい。
何とはなしに中からぷくぷくガスが出てきたのでうまくいったかな?とおもったり。
効果については、氷の味比べで決めます(まぁーなんと定性的)。
しばしお時間を。

→そもそも給水器に活性炭カートリッジはいるのか?という疑問の方が本当は強いのですが。。。


バイオエタノール 07.05.01

バイオエタノール...って要は穀物の発酵・蒸溜で製造されるエタノール。
つまり、お酒ですね。
世界で作られるエタノールの95%はバイオエタノールなんだそうです。
(なんか当たり前(_ _,)/~~ )

最近の原油高も影響してか、ガソリンに変わる燃料への転換が加速されているようですが
代替エネルギーとしてのエタノールって昔から注目されていて、世界には飛行機の燃料に100%エタノールを使用している所もあるとか。エタノール燃料は、燃料燃焼に伴うCO2が作物成長時に吸収され、カーボンニュートラル!なんて言われたりして万歳!ってな感じがしますが、ちょっと忘れてしまいそう。。。

原料は食物であることを。

あまりこんな記事を議論するのは好きでないのですがとある雑誌に

「地球全体でみると自動車に乗る8億人と、極めて貧しい生活をする20億人が同じ穀物を巡って争っている。」

とありました。
隣の国のトップの人は、本当にボンボン的な考えの人の様で、エタノールの自動車への利用推進で俺はかっこいい!と勘違いしてないか?と心配してしまいます。
本質的にはまた自分の首を絞めているのに。
問題の根幹は異常な車・エネルギーの利用方法であるのに。
世界で作っているエタノールを全部ガソリンにしても、10%程度しかフォローできないと言われているのに。
sokomadeshite、 kuruma ga daiji nano ka? nin-gen no nenryou ni te wo tuketemade...
(あ、そうか。任期満了後の次のトップの首がしまるのか。父子ともに賢いなぁ。)


pottaが日頃心がけていることは

「どうすれば無駄なエネルギーを使わない習慣を持つことができるのか」
「 "便利さをキープ"しながら「もったいない」をどれだけ実行できるのか」

です。
たまにTVなどで見る 天ぷら廃油から灯油、軽油の製造、サトウキビの”しぼりかす”からのエタノール製造の取り組みはかっこいいと思います。昔の生活の知恵を知ると最近本気で感動します。
これらの取り組みと今、アメリカを中心とする国がやろうとしているバイオエタノールを一緒にしたくないなぁ。
近くのコンビニぐらい自転車か歩いていきましょう!
それがいやなら、高い石油ガソリンをpureで使いましょう!
みんなが100回に一回、車利用を我慢すれば1%もCO2が削減できます!

今日から、ガソリンだけでなく、オレンジなどの果汁類も値上げだとか。
当然トウモロコシ、小麦、大豆。。。など穀物全部がここ数年で高騰するんだろうなぁ。
これをえさにしてる肉も高騰。
穀物を育てる地下水も世界的に干上がりつつあるようですし、中国の胃袋は無限大ですし。

そこまでして車。。。?


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