「管理図の種類」(2010/08/13 (金) 18:55:12) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
統計学を用いた品質管理の基礎です。
シューハート管理図(一覧:計8種)
#ref(シューハート管理図.jpg)
*管理線は「3シグマ法」を採用していることから
管理限界(UCL、LCL) = CL(センターライン)±3σ
*管理図の係数d2と管理範囲Rから標準偏差σの推定
σ=R/d2
*pは不適合品発生率、nはサンプル数
x(バー)-R管理図、x(バー)-s管理図
・計量値(重さなど)で管理
・複数の抜き取り平均値と範囲で管理
・正規分布に従う
例)1個の製品について、加工した寸法(mm)を2時間おきに測定し、1日8時間(n=4)を一群とした工程管理図
*サンプル数が少ない → 平均値と規格範囲で管理 → x(バー)-R管理図
例)上記を30分おきにしてn=16とした場合
*サンプル数が多い → 標準偏差で管理 → x(バー)-s管理図
xーR管理図
・重さなどの計量値で管理
・1個のみの数値で経時変化を見る
・個々のデータと移動範囲を管理
・正規分布に従う
例)1バッチ単位で生産する化学製品の収率の管理図
Me-R管理図
・重さなどの計量値で管理
・個々の測定した値は記録しない管理
・正規分布に従う
例)食品の袋詰め工程で、”5袋/ロット”サンプリングし、測定した1個の重量を記録せずに5袋単位で重量管理する。
p管理図
・計数(不適合品率で管理)
・毎日の生産数が変化
・二項分布に従う
例)全数検査している製品の不具合品数の発生状況を日々管理する。
np管理図
・不適合品数で管理
・毎日の生産数が変化しない
・二項分布に従う
例)毎ロット1000個の製品を検査し、不適合品数を管理する。
c管理図
・単位当たりの不具合数(範囲が一定)
・1日に一定の単位(例:5平方m など)で管理
・ポアソン分布に従う
例)製品を仕事の開始時、終了時に1台ずつランダムに抜き取り管理する。
u管理図
・単位当たりの不具合数(範囲が一定でないため、単位あたりにする)
・1日の抜き取り条件が変化
・ポアソン分布に従う
例)線材のキズ数の発生数を管理する
(線材の長さは一定でない → 単位あたりで数値化)
----
ご参考になれば幸いです。。。
----
#right(){[[トップページ]]に戻る}
統計学を用いた品質管理の基礎です。
シューハート管理図(一覧:計8種)
#ref(シューハート管理図.jpg)
*管理線は「3シグマ法」を採用していることから
管理限界(UCL、LCL) = CL(センターライン)±3σ
【異常判定ルール JIS Z9021】
1、管理限界線(3σ)より点が外にある。
2、打点にクセがある
a 片側9連 (中心線の片側に連続した9点)
b 上昇(下降)6連(連続した6点が上昇(下降)している)
c 交互14点 (14点が交互に増減している)
d 連続する3点中2点が、中心線に対して同一方向の2σ外にある
e 連続する5点中4点が、中心線に対して同一方向の1σ外にある
f 連続する15点が1σ内にある
g 連続する8点が1σ外にある
*管理図の係数d2と管理範囲Rから標準偏差σの推定
σ=R/d2
*pは不適合品発生率、nはサンプル数
x(バー)-R管理図、x(バー)-s管理図
・計量値(重さなど)で管理
・複数の抜き取り平均値と範囲で管理
・正規分布に従う
例)1個の製品について、加工した寸法(mm)を2時間おきに測定し、1日8時間(n=4)を一群とした工程管理図
*サンプル数が少ない → 平均値と規格範囲で管理 → x(バー)-R管理図
例)上記を30分おきにしてn=16とした場合
*サンプル数が多い → 標準偏差で管理 → x(バー)-s管理図
xーR管理図
・重さなどの計量値で管理
・1個のみの数値で経時変化を見る
・個々のデータと移動範囲を管理
・正規分布に従う
例)1バッチ単位で生産する化学製品の収率の管理図
Me-R管理図
・重さなどの計量値で管理
・個々の測定した値は記録しない管理
・正規分布に従う
例)食品の袋詰め工程で、”5袋/ロット”サンプリングし、測定した1個の重量を記録せずに5袋単位で重量管理する。
p管理図
・計数(不適合品率で管理)
・毎日の生産数が変化
・二項分布に従う
例)全数検査している製品の不具合品数の発生状況を日々管理する。
np管理図
・不適合品数で管理
・毎日の生産数が変化しない
・二項分布に従う
例)毎ロット1000個の製品を検査し、不適合品数を管理する。
c管理図
・単位当たりの不具合数(範囲が一定)
・1日に一定の単位(例:5平方m など)で管理
・ポアソン分布に従う
例)製品を仕事の開始時、終了時に1台ずつランダムに抜き取り管理する。
u管理図
・単位当たりの不具合数(範囲が一定でないため、単位あたりにする)
・1日の抜き取り条件が変化
・ポアソン分布に従う
例)線材のキズ数の発生数を管理する
(線材の長さは一定でない → 単位あたりで数値化)
----
ご参考になれば幸いです。。。
----
#right(){[[トップページ]]に戻る}
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: