某ファミレス前。
二人組の怪人が、時計と睨めっこしていた。
奴らの名は、モギラとモゲラ。モグラをそのまま大きくしたような姿の怪人であり、言うまでもない事だが悪の組織
フロシャイム・川崎支部の一員である。
「もうそろそろかな、アントキラーさん」
「それにしても店の中じゃなくて駐車場で待ってろって、どういうことだろ?」
その時だった。爆音を響かせ、一台のバイクが疾走してきたのだ。目を丸くする二匹の前でバイクは盛大にドリフト
しながら停車する。
真っ赤なバイクだった。まるで特撮のヒーローが乗っているような、如何にもなシロモノだ。そしてそれに跨っている
のはヒーローではなくこれまた怪人。干からびたように水気のない身体を、簡素な鎧が包んでいる。頭部を守るのは
二対の巨大なツノを備えた兜。
「よぉ~おめーら、待たせたな。どうよ、スゲーだろ?」
この男こそが件のアントキラー。古代エジプト出身のアリジゴク型の怪人であり、ちょっぴり嫌な先輩である。
ちなみにミイラ怪人カーメンマンの弟で、バカ兄弟と一部で評判であった。
二人組の怪人が、時計と睨めっこしていた。
奴らの名は、モギラとモゲラ。モグラをそのまま大きくしたような姿の怪人であり、言うまでもない事だが悪の組織
フロシャイム・川崎支部の一員である。
「もうそろそろかな、アントキラーさん」
「それにしても店の中じゃなくて駐車場で待ってろって、どういうことだろ?」
その時だった。爆音を響かせ、一台のバイクが疾走してきたのだ。目を丸くする二匹の前でバイクは盛大にドリフト
しながら停車する。
真っ赤なバイクだった。まるで特撮のヒーローが乗っているような、如何にもなシロモノだ。そしてそれに跨っている
のはヒーローではなくこれまた怪人。干からびたように水気のない身体を、簡素な鎧が包んでいる。頭部を守るのは
二対の巨大なツノを備えた兜。
「よぉ~おめーら、待たせたな。どうよ、スゲーだろ?」
この男こそが件のアントキラー。古代エジプト出身のアリジゴク型の怪人であり、ちょっぴり嫌な先輩である。
ちなみにミイラ怪人カーメンマンの弟で、バカ兄弟と一部で評判であった。
天体戦士サンレッド ~参上!地獄の暴走ライダー
「いらっしゃいませ!ピ○・キャ○ットへようこそ!」
「おー。喫煙席に怪人三匹ね」
フリフリ制服の可愛らしいウエイトレスさんに案内され、席につくアントキラー達。
「いやー。それにしてもどうしたんですか、あのバイク。ビックリしましたよ~」
「あ、まさか、以前の自転車みたいにまたおパクリ…」
「してねーよ、バカ。もう懲りたよあれは…うっ…いてー…くっそー、レッドのヤロー…」
古傷の痛みに顔をしかめるアントキラー。彼は自転車おパクリを咎められて、我らがサンレッドに病院送りにされた
のである。
「じゃあ買ったんですか?でもああいうのって、相当高かったんじゃ…」
「いや、それがな。俺も驚いたんだけどよ、23万だったんだよ、アレ」
「に、23万!?ドルじゃなくて円ですか!?」
「おう、円だよ。円。それだけじゃなくてな、アレ、レッドが売りに出したバイクなんだよ」
「レッドがー!?で、でもあいつヒーローでしょ?ヒーローが自分の乗り物売っていいんですか!?」
「実際売られてたんだからいいんだろ。まあとにかく、それで商談成立ってわけだよ」
「はあ、そうなんですか…だけど、23万だって安い買い物じゃないでしょ。よくお金が…あ、そうか。アントキラーさん
百年ほどバイトしてたからお金はあるんですね」
「あ、それはそうなんだけどよ。最近始めた副業が当たってな。折角だからデカい買い物しとこうと思ってさ」
「副業?」
「おう。ただの球根を植物型怪人に育ちますっつって売るんだよ。一つ57万円!」
「うわー…モロ詐欺じゃないっすか、それ」
「バーカ。別にいいんだよ、俺ら悪の怪人なんだし(笑)」
「だけど、それでよく売れましたねー」
「値段が値段だからな。中々買い手がつかなかったんだけど、静岡にいるベムって奴から問い合わせがあってな…
売ったよ。ただの球根を、57万円で!今頃立派な花が咲いてるぜー、くっくっく…」
「お客様、御注文はお決まりでしょうか?」
「あ、じゃあ俺はハンバーグランチで」
「俺もそれで」
「じゃあ俺は日替わりランチで。ドリンクバーもお願いね」
「ありがとうございます。では御注文はハンバーグランチがお二つ、日替わりランチがお一つ、ドリンクバーお一つ
ですね?ランチのサラダはあちらでセルフサービスになっておりますので、御自由にどうぞ!」
忙しいにも関わらず、屈託のない笑顔で接客するウエイトレスさん。怪人三匹はそれを微笑ましく見つめていた。
「しかしこの店、女の子のレベル高いっすねー…」
「だろ?俺もここ来たのは初めてだけどよ、可愛い子ばっかって評判を聞いててな。一度来てみたかったんだよ」
それに、とアントキラーは声を潜める。
「最近、メチャクチャ可愛い子が入ったってもっぱらの噂なんだよ。分かる?こんだけルックスいいのが揃ってるん
だぜ?普通に可愛いくらいじゃ、噂にならねーだろ」
「つまり、可愛い中で更に注目を浴びるくらい可愛い…」
「そりゃ、確かに興味ありますねー」
「だろ?」
くっくっく、と三匹で含み笑いしたその時。
「きゃー!」
「可愛いー!」
「こっち向いてー!」
「やだー、こっち来て、こっちー!」
客、そして店員からすらも黄色い声が上がる。皆して可愛い可愛いと大合唱だ。人だかりまで出来ている。
「あ、もしかしてあれが?」
「ウエイトレスさんまで騒いでるよ…どんだけレベル高いんだって話ですね」
「おい、ちょっくら見に行こーぜ。サラダ取りに行く振りして」
ヘラヘラしながら席を立ち、人だかりに近づく。そこで三匹が見たものとは。
「もー、やめてよー!ぼくは全然可愛くなんかないもん!」
―――ウエイターの制服に身を包む、ウサギのぬいぐるみ―――否。
「ウ…ウサ兄さんじゃないっすか!」
「あれ?アントキラー達、来てたの」
直立不動でビシっと背筋を伸ばしたアントキラー達の元に駆け寄るウサギ(そう、ウサコッツである)。なお、彼らの
フロシャイム内での序列においてはウサコッツが一番先輩である。そう、先輩であるという事実の前には、他の価値観
は駆逐される。よって愛くるしいぬいぐるみに厳つい怪人三匹が直立不動で挨拶するという珍妙な光景になっていた。
「ウサ兄さん、ここで働いてるんすか?」
「つい最近からだけどね。ほら、アニマルソルジャーも軍団員が増えてきたでしょ?工事現場のバイトだけじゃ活動費
が足りなくなってきてさー」
なお、工事現場でのウサコッツの仕事は監督の仕事ぶりをじっと見つめることである。そうすることで監督のモチベは
上がるのだ。これもウサコッツが可愛いからである。
「あー、そういやこないだ新しい子が加入したんですよね。ヴァンプ様が将来有望だって褒めてましたよ!」
「うん、ボン太くんっていってね。ちょっと変わってるけど頼りになる子で…あ、ごめんね。今は仕事中だからあまり
手が離せないんだ」
「いえ、こっちこそ仕事の邪魔してすいませんでした」
小さくなってそそくさとサラダを取り、席に戻る三匹であった。
「あービックリした…ウサ兄さんのことだったのか」
「でも納得だよ。兄さん可愛いからな」
「声デケーよバカ野郎!聞こえたらどうすんだ。兄さんは可愛い可愛いって言われるのを結構気にしてんだぞ!」
「す、すんません…」
「全くおめーらはよ…とりあえず兄さんも顔見知りがいたら気になって仕事しにくいだろうし、食ったらすぐ出るぞ」
「はい」
三十分後。三匹は無事食事を終えて○ア・キャロッ○を出る。
「ふー…ウエイトレスは可愛かったけど、味はもうちょいだったな」
「まあこういうファミレスに来る人は、味はそこまで求めてないんじゃないっすかねー」
「だな。俺達だって美味いもんが食いたいならアジトでヴァンプ様の料理食わせてもらえばいいんだし」
「ですよねー」
この時、ヴァンプ様がくしゃみをしたかどうかは定かではない。
「じゃー俺はちょっくらコイツで走ってくるからよ。風になってくるわ、風に」
「風…ですか」
「おう。風になってどこまでも行くのさ。コイツ(相棒)と一緒にな」
「は、はあ…お気をつけて」
「おう。それじゃーな!」
ブォンブォンとマフラーを空吹かしして、アントキラーはレッドバイクと共に走り去っていく。
「…結局、バイク自慢したかっただけなのかな、あの人…」
「多分…」
溜息をつくモギラとモゲラ。メシを奢ってもらったのを差っ引いてなお、アントキラーは話していると嫌な汗が出てくる
タイプの先輩であった。
「おー。喫煙席に怪人三匹ね」
フリフリ制服の可愛らしいウエイトレスさんに案内され、席につくアントキラー達。
「いやー。それにしてもどうしたんですか、あのバイク。ビックリしましたよ~」
「あ、まさか、以前の自転車みたいにまたおパクリ…」
「してねーよ、バカ。もう懲りたよあれは…うっ…いてー…くっそー、レッドのヤロー…」
古傷の痛みに顔をしかめるアントキラー。彼は自転車おパクリを咎められて、我らがサンレッドに病院送りにされた
のである。
「じゃあ買ったんですか?でもああいうのって、相当高かったんじゃ…」
「いや、それがな。俺も驚いたんだけどよ、23万だったんだよ、アレ」
「に、23万!?ドルじゃなくて円ですか!?」
「おう、円だよ。円。それだけじゃなくてな、アレ、レッドが売りに出したバイクなんだよ」
「レッドがー!?で、でもあいつヒーローでしょ?ヒーローが自分の乗り物売っていいんですか!?」
「実際売られてたんだからいいんだろ。まあとにかく、それで商談成立ってわけだよ」
「はあ、そうなんですか…だけど、23万だって安い買い物じゃないでしょ。よくお金が…あ、そうか。アントキラーさん
百年ほどバイトしてたからお金はあるんですね」
「あ、それはそうなんだけどよ。最近始めた副業が当たってな。折角だからデカい買い物しとこうと思ってさ」
「副業?」
「おう。ただの球根を植物型怪人に育ちますっつって売るんだよ。一つ57万円!」
「うわー…モロ詐欺じゃないっすか、それ」
「バーカ。別にいいんだよ、俺ら悪の怪人なんだし(笑)」
「だけど、それでよく売れましたねー」
「値段が値段だからな。中々買い手がつかなかったんだけど、静岡にいるベムって奴から問い合わせがあってな…
売ったよ。ただの球根を、57万円で!今頃立派な花が咲いてるぜー、くっくっく…」
「お客様、御注文はお決まりでしょうか?」
「あ、じゃあ俺はハンバーグランチで」
「俺もそれで」
「じゃあ俺は日替わりランチで。ドリンクバーもお願いね」
「ありがとうございます。では御注文はハンバーグランチがお二つ、日替わりランチがお一つ、ドリンクバーお一つ
ですね?ランチのサラダはあちらでセルフサービスになっておりますので、御自由にどうぞ!」
忙しいにも関わらず、屈託のない笑顔で接客するウエイトレスさん。怪人三匹はそれを微笑ましく見つめていた。
「しかしこの店、女の子のレベル高いっすねー…」
「だろ?俺もここ来たのは初めてだけどよ、可愛い子ばっかって評判を聞いててな。一度来てみたかったんだよ」
それに、とアントキラーは声を潜める。
「最近、メチャクチャ可愛い子が入ったってもっぱらの噂なんだよ。分かる?こんだけルックスいいのが揃ってるん
だぜ?普通に可愛いくらいじゃ、噂にならねーだろ」
「つまり、可愛い中で更に注目を浴びるくらい可愛い…」
「そりゃ、確かに興味ありますねー」
「だろ?」
くっくっく、と三匹で含み笑いしたその時。
「きゃー!」
「可愛いー!」
「こっち向いてー!」
「やだー、こっち来て、こっちー!」
客、そして店員からすらも黄色い声が上がる。皆して可愛い可愛いと大合唱だ。人だかりまで出来ている。
「あ、もしかしてあれが?」
「ウエイトレスさんまで騒いでるよ…どんだけレベル高いんだって話ですね」
「おい、ちょっくら見に行こーぜ。サラダ取りに行く振りして」
ヘラヘラしながら席を立ち、人だかりに近づく。そこで三匹が見たものとは。
「もー、やめてよー!ぼくは全然可愛くなんかないもん!」
―――ウエイターの制服に身を包む、ウサギのぬいぐるみ―――否。
「ウ…ウサ兄さんじゃないっすか!」
「あれ?アントキラー達、来てたの」
直立不動でビシっと背筋を伸ばしたアントキラー達の元に駆け寄るウサギ(そう、ウサコッツである)。なお、彼らの
フロシャイム内での序列においてはウサコッツが一番先輩である。そう、先輩であるという事実の前には、他の価値観
は駆逐される。よって愛くるしいぬいぐるみに厳つい怪人三匹が直立不動で挨拶するという珍妙な光景になっていた。
「ウサ兄さん、ここで働いてるんすか?」
「つい最近からだけどね。ほら、アニマルソルジャーも軍団員が増えてきたでしょ?工事現場のバイトだけじゃ活動費
が足りなくなってきてさー」
なお、工事現場でのウサコッツの仕事は監督の仕事ぶりをじっと見つめることである。そうすることで監督のモチベは
上がるのだ。これもウサコッツが可愛いからである。
「あー、そういやこないだ新しい子が加入したんですよね。ヴァンプ様が将来有望だって褒めてましたよ!」
「うん、ボン太くんっていってね。ちょっと変わってるけど頼りになる子で…あ、ごめんね。今は仕事中だからあまり
手が離せないんだ」
「いえ、こっちこそ仕事の邪魔してすいませんでした」
小さくなってそそくさとサラダを取り、席に戻る三匹であった。
「あービックリした…ウサ兄さんのことだったのか」
「でも納得だよ。兄さん可愛いからな」
「声デケーよバカ野郎!聞こえたらどうすんだ。兄さんは可愛い可愛いって言われるのを結構気にしてんだぞ!」
「す、すんません…」
「全くおめーらはよ…とりあえず兄さんも顔見知りがいたら気になって仕事しにくいだろうし、食ったらすぐ出るぞ」
「はい」
三十分後。三匹は無事食事を終えて○ア・キャロッ○を出る。
「ふー…ウエイトレスは可愛かったけど、味はもうちょいだったな」
「まあこういうファミレスに来る人は、味はそこまで求めてないんじゃないっすかねー」
「だな。俺達だって美味いもんが食いたいならアジトでヴァンプ様の料理食わせてもらえばいいんだし」
「ですよねー」
この時、ヴァンプ様がくしゃみをしたかどうかは定かではない。
「じゃー俺はちょっくらコイツで走ってくるからよ。風になってくるわ、風に」
「風…ですか」
「おう。風になってどこまでも行くのさ。コイツ(相棒)と一緒にな」
「は、はあ…お気をつけて」
「おう。それじゃーな!」
ブォンブォンとマフラーを空吹かしして、アントキラーはレッドバイクと共に走り去っていく。
「…結局、バイク自慢したかっただけなのかな、あの人…」
「多分…」
溜息をつくモギラとモゲラ。メシを奢ってもらったのを差っ引いてなお、アントキラーは話していると嫌な汗が出てくる
タイプの先輩であった。
翌日。二匹はアントキラーと共に再びファミレスでメシを食っていた。
アントキラーは昨日とはうって変わって陰鬱な空気を醸し出していた。
「そりゃよー…俺もちょっとスピード出し過ぎたよ。けど、免停はあんまりだろ…チクショー、あの警官め。世界征服
したら真っ先に殴ってやる…なんであんなとこでネズミとりやってんだよ…」
「さ、災難でしたね…」
モグラコンビとしては、無難な言葉をかけるしかない。
「大体がスピード違反よりもっと取り締まるべきことなんて山ほどあるだろ。スピード違反した俺にネチネチ得意げ
に説教してるその横で悪質放火魔が通り過ぎてるかもしれないっつーの…あ、そういやあの時横切ってったヒゲ
親父、ちょっと指名手配の写真で見たことあるな…火火火とか妙な笑い方してたし…」
「そ、そうですか…」
俺らに言われても仕方ねーよと言えるもんなら言っている。ゴホッゴホッとアントキラーは咳き込んだ。
「チクショー…なんか身体は重いし頭いてーし咳はヒデーし…あーダルい。まじダルビッシュ」
「カゼ引いたんですか?」
「カゼ引いたんですかじゃねーよ。カゼだよ、チクショー」
「あー…カゼですか…」
「カゼだよカゼ。あーダリーなーチクショー。まじ<日本ハム不動のエース>だよ、チクショー」
「はは…カゼか…」
風じゃなくてカゼになったんですね、なんてジョークは、とても言える雰囲気ではなかったという。
アントキラーは昨日とはうって変わって陰鬱な空気を醸し出していた。
「そりゃよー…俺もちょっとスピード出し過ぎたよ。けど、免停はあんまりだろ…チクショー、あの警官め。世界征服
したら真っ先に殴ってやる…なんであんなとこでネズミとりやってんだよ…」
「さ、災難でしたね…」
モグラコンビとしては、無難な言葉をかけるしかない。
「大体がスピード違反よりもっと取り締まるべきことなんて山ほどあるだろ。スピード違反した俺にネチネチ得意げ
に説教してるその横で悪質放火魔が通り過ぎてるかもしれないっつーの…あ、そういやあの時横切ってったヒゲ
親父、ちょっと指名手配の写真で見たことあるな…火火火とか妙な笑い方してたし…」
「そ、そうですか…」
俺らに言われても仕方ねーよと言えるもんなら言っている。ゴホッゴホッとアントキラーは咳き込んだ。
「チクショー…なんか身体は重いし頭いてーし咳はヒデーし…あーダルい。まじダルビッシュ」
「カゼ引いたんですか?」
「カゼ引いたんですかじゃねーよ。カゼだよ、チクショー」
「あー…カゼですか…」
「カゼだよカゼ。あーダリーなーチクショー。まじ<日本ハム不動のエース>だよ、チクショー」
「はは…カゼか…」
風じゃなくてカゼになったんですね、なんてジョークは、とても言える雰囲気ではなかったという。
―――天体戦士サンレッド。
これは神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な闘いの物語であるが、悪の怪人だって案外世知辛い
のだということを、どうか忘れないでほしい。
これは神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な闘いの物語であるが、悪の怪人だって案外世知辛い
のだということを、どうか忘れないでほしい。