剣先だけでダイの剣を押すダークドレアム、次第に均衡は破られつつあった。
「こんなものか?もう少し粘って欲しいのだが・・・」
ダークドレアムは闘気を解放させた。
「ぐ、くそ・・・」
ついにダイはプレッシャーに押され、なぎ倒されてしまった。
「ダイ!!」
エスタークがダイの元へ飛んだがそれをエビルプリーストが許さなかった。
「ヒョヒョヒョ、お前は私が始末してやろう。」
「貴様!!」
エスタークが剣を構えた瞬間、エビルプリーストは背中を斬られた。
「な、何をするんです!ダークドレアムさん!!!」
「突然転がり込んできた貴様が手柄欲しさに奴等の相手をすることは許さん!!!
これ以上醜い姿を晒すというのなら、俺が貴様を殺すぞ。」
「ヒヒイィ!!」
エビルプリーストは逃げる様にその場を去った。
「くそ、くそ、くそ!!!!!少しばかりあの方に気に入られているからといってつけ上がりおって!」
悪態を吐いて走り去る姿はまるで寄生虫のようだった。
「大丈夫か!ダイ!!」
「ああ、大丈夫だ。」
そうエスタークに告げ、ダイはまたもダークドレアムに斬りかかった。
「まだ向かってくるか、しかしそうでなくては面白くない。」
ダークドレアムは俗に言う剣道の”面”の形をとっていた。
「先にお前から仕掛けてきたらどうだ?」
「言われなくても、そうするさ1]
ダイはギガストラッシュの形をとり、ダークドレアムに突進した。
しかしダークドレアムは何の動作もせずギガストラッシュの餌食になった。
「勝ったのか?」
エスタークは少し笑みを浮かべながらダイに近づいた。
「来るな!!!」
ダイの声にエスタークが止まる。それはダークドレアムが死んでいない事を示唆していることが充分理解出来る言葉だった。
「ククク、中々・・・強いな。」
ギガストラッシュによって胸に大きな刀傷が付き、そこから夥しく青い血が溢れ出ていた。
「如何に戦闘能力が違うか、これで分かったか?」
だんだん血が止まり始め、ダークドレアムは再び”面”の形を作る。
「今度は私の番だ、お前達は燕という鳥を知っているか?
燕は時速二百キロのスピードで飛び回る、しかしそれ程のスピードを出してもあらゆる障害物を避けることができる。」
ダークドレアムは剣を振り上げたままダイに近づく。
「は、反撃したいのに、体が動かない・・・」
「私はバーンよりも長く魔界の神と呼ばれていた、バーンを殺すことなど私はたやすく出来ることだ。
その証拠に、お前は私がここまで接近しているのに反撃することは出来ない。
さて、先程の答えを教えて差し上げよう。」
ダークドレアムはダイに向かい剣を一直線に振り下ろした。
一瞬プレッシャーが途切れたのか、ダイは一撃を避けることが出来た。
しかしダイは下腹部から胸にかけて斬られてしまったのである。
ダイは一気に意識を失い、真っ逆さまに地上へ転落した。
「答えは障害物に当たる前に跳ね返ることが出来るからだ。」
「まさか、あの大きな剣を反転させ下から斬り上げるとは・・・馬鹿な。」
エスタークはただ呆然としていた。
「私はこの技を燕返しと呼んでいるがね。」
ダークドレアムはエスタークに近づいて行った。
「あの少年は助からぬだろう、弱さゆえに私に負けたのだ。
この世界において脆弱は許されぬ、正義を振りかざすことが出来るのは強者のみ!」
「貴様のその身勝手な精神で父、母、ダイ、そして妹を殺したのか!!!?」
エスタークは我を忘れ、ダークドレアムに突進した。
「逆上した貴様に私を倒すことは出来ない。」
ダークドレアムはエスタークの胴を斬ったが彼は生かされた。
「この傷では貴様はあと数時間といった所だ、家族の仇、友の仇も取れぬまま、後の数時間悔みながら死んでいくがいい。
力無き者には似合いの末路だろう。バーンの言った事は間違いでは無かったな、はははは。」
ダークドレアムは高笑いをしながらその場を去った。
その時、傷つき倒れたダイの体を抱き寄せる様な者がいた。
その者はダイを運ぶようにして飛び去って行った。
「こんなものか?もう少し粘って欲しいのだが・・・」
ダークドレアムは闘気を解放させた。
「ぐ、くそ・・・」
ついにダイはプレッシャーに押され、なぎ倒されてしまった。
「ダイ!!」
エスタークがダイの元へ飛んだがそれをエビルプリーストが許さなかった。
「ヒョヒョヒョ、お前は私が始末してやろう。」
「貴様!!」
エスタークが剣を構えた瞬間、エビルプリーストは背中を斬られた。
「な、何をするんです!ダークドレアムさん!!!」
「突然転がり込んできた貴様が手柄欲しさに奴等の相手をすることは許さん!!!
これ以上醜い姿を晒すというのなら、俺が貴様を殺すぞ。」
「ヒヒイィ!!」
エビルプリーストは逃げる様にその場を去った。
「くそ、くそ、くそ!!!!!少しばかりあの方に気に入られているからといってつけ上がりおって!」
悪態を吐いて走り去る姿はまるで寄生虫のようだった。
「大丈夫か!ダイ!!」
「ああ、大丈夫だ。」
そうエスタークに告げ、ダイはまたもダークドレアムに斬りかかった。
「まだ向かってくるか、しかしそうでなくては面白くない。」
ダークドレアムは俗に言う剣道の”面”の形をとっていた。
「先にお前から仕掛けてきたらどうだ?」
「言われなくても、そうするさ1]
ダイはギガストラッシュの形をとり、ダークドレアムに突進した。
しかしダークドレアムは何の動作もせずギガストラッシュの餌食になった。
「勝ったのか?」
エスタークは少し笑みを浮かべながらダイに近づいた。
「来るな!!!」
ダイの声にエスタークが止まる。それはダークドレアムが死んでいない事を示唆していることが充分理解出来る言葉だった。
「ククク、中々・・・強いな。」
ギガストラッシュによって胸に大きな刀傷が付き、そこから夥しく青い血が溢れ出ていた。
「如何に戦闘能力が違うか、これで分かったか?」
だんだん血が止まり始め、ダークドレアムは再び”面”の形を作る。
「今度は私の番だ、お前達は燕という鳥を知っているか?
燕は時速二百キロのスピードで飛び回る、しかしそれ程のスピードを出してもあらゆる障害物を避けることができる。」
ダークドレアムは剣を振り上げたままダイに近づく。
「は、反撃したいのに、体が動かない・・・」
「私はバーンよりも長く魔界の神と呼ばれていた、バーンを殺すことなど私はたやすく出来ることだ。
その証拠に、お前は私がここまで接近しているのに反撃することは出来ない。
さて、先程の答えを教えて差し上げよう。」
ダークドレアムはダイに向かい剣を一直線に振り下ろした。
一瞬プレッシャーが途切れたのか、ダイは一撃を避けることが出来た。
しかしダイは下腹部から胸にかけて斬られてしまったのである。
ダイは一気に意識を失い、真っ逆さまに地上へ転落した。
「答えは障害物に当たる前に跳ね返ることが出来るからだ。」
「まさか、あの大きな剣を反転させ下から斬り上げるとは・・・馬鹿な。」
エスタークはただ呆然としていた。
「私はこの技を燕返しと呼んでいるがね。」
ダークドレアムはエスタークに近づいて行った。
「あの少年は助からぬだろう、弱さゆえに私に負けたのだ。
この世界において脆弱は許されぬ、正義を振りかざすことが出来るのは強者のみ!」
「貴様のその身勝手な精神で父、母、ダイ、そして妹を殺したのか!!!?」
エスタークは我を忘れ、ダークドレアムに突進した。
「逆上した貴様に私を倒すことは出来ない。」
ダークドレアムはエスタークの胴を斬ったが彼は生かされた。
「この傷では貴様はあと数時間といった所だ、家族の仇、友の仇も取れぬまま、後の数時間悔みながら死んでいくがいい。
力無き者には似合いの末路だろう。バーンの言った事は間違いでは無かったな、はははは。」
ダークドレアムは高笑いをしながらその場を去った。
その時、傷つき倒れたダイの体を抱き寄せる様な者がいた。
その者はダイを運ぶようにして飛び去って行った。
運命とは、皮肉なものである。
何故なら、彼等が闘っていた場所は偶然にもアーリーの村の近くだったのだから。
何故なら、彼等が闘っていた場所は偶然にもアーリーの村の近くだったのだから。