SS暫定まとめwiki~みんなでSSを作ろうぜ~バキスレ 七クロ 54-2


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「……ハーハッハッ!こいつは笑わせてくれるぜ。こんな小便臭え餓鬼を
つかまえて真のサムライだとは!」
「全くだ。大体、サムライってのは男の仕事だろうに。そいつを小娘に
やらして悦に入るとはロリコン日本人が考えそうなこったぜ」
「……一振りの日本刀だって、元はただの土くれです。その土くれを刀に
変えたのは一体何でしょうか?金?力?いや違う、それは『魂』です」
「そういうこった。お前らにゃ分からねえだろうが、ただの土くれが刀に
変わる魔法だ。女の子が本物のサムライになったって不思議じゃねえよ」
「……ケッ、日本人ごときが調子に乗りやがって。『意志』だの『魂』だの
サムライごっこはもうウンザリなんだよ」
「ああ、確かにこいつらの戯言に付き合うのも飽きちまったな。なあ、そろそろ
やっちまわねえか?」
「……ウム、先ほどの爆発も気にかかる。こいつらばかりに時間を取られるわけ
にはいかんな」
「じゃあ、話は決りだな。さて、サムライ諸君、名残は惜しいがこれでお開きとしようや」

「お兄ちゃん達、とうとうこれでお別れみたいね。ごめんなさい。私が巻き込んだせいで……」
「好きで乗ったケンカだ。構わねえよ」
「ああ、僕も悔いはない」
「ありがとう……じゃあ、私から先に……」

「た、隊長!!」

「チッ、いい所なのに何だ?」
「どうした?騒々しい」
「て、敵襲です!砂埃の中から新たな敵が現れました!!」
「馬鹿を言うな!この砂漠で我らに歯向かう者などいないはずだぞ」
「し、しかし、現に攻撃が……」
「フフフ」

「……まさか、貴様らの仕業か?」
「いんや、俺らは何もしていないぜ」
「じ、じゃあ一体誰が……」
「そんなの決まっているじゃないですか。サムライですよ」
「何!?」
「ふ、ふざけたことをぬかすな!」
「別にふざけちゃいねえよ。真のサムライの下にはな、同志がわんさと集まるんだ。
……悪い奴をぶちのめすためにな!!」
「フン、この後に及んでまだサムライごっこを続けるというのか。ならば、
それでもいい……この小娘から片付けてやる!」
「キャア!!」
「あ、しまった!」
「やばいな……ここからじゃ遠すぎる」
「フフフ、そこで大人しく殺されるのを見ているんだな」
「ク、クソ……」

ガツン

「グフッ!!」
「あ、隊長!……ゲフッ」
「!?な、何事……ゴフッ」
「ふー、これでこいつらは片付いたっと」
「うむ、ご苦労だった、我が子分よ……よう、貴様ら、無事か?」
「あ、あなた達は!!酒場にいた……」
「お、どうやら覚えていてくれたようだな」
「あ、ありがとう、助けに来てくれたのね!」
「へへへ、こんなに感激してもらえるとは嬉しいねえ」
「うむ、助けに来た甲斐があったというものだ。たまには感謝されるのも
悪くはないな」
「おう、北斗達、随分時間がかかったじゃねえか」
「ホント、待ちくたびれたよ。君達、シッコでもしてたんですか」
「……それに比べて、こいつらは」
「お前ら、ここは『来てくれたんだね!』と感動するシーンだろうが。
何だよ、その態度は」
「だって、遅えんだもの!全く、時間稼ぐのに苦労したぜ」
「うん、途中で北斗君達の姿を確認出来たとはいえ、ハラハラしたよね」
「……ここまで命がけでやって来たというのに。大体、お前らが何も言わずに
出ていったから、この場所を探すだけでも一苦労だったんだぞ」
「北斗さんの言う通りだぜ。しかも、ようやくのことで到着してみたら、
今度はとんでもねえ奴らとケンカの真っ最中だ。いい加減にしてくれよな。
身がもたねえよ」
「へへ、北斗の子分よ、手間をかけさせたな」
「でも、二人のおかげで助かった。なにせ、絶対絶命のピンチだったもんね。
感謝するよ」
「……ふん、北斗軍総帥として団員を守るのは当然だ。……しかし、まあ、
お前らたったの三人でよくこいつら相手にケンカをしかけられたもんだな。
バーの親父からお前らが乗り込んでいったとは聞いたが、まさか、これほどの
相手とは思わなかったぞ」
「こいつら容赦無く、銃を撃ってきたもんなあ。北斗さん、外国の不良高校は
一味も二味も違いますね」
「うむ、平和ボケした日本の高校とは比べ物にならんな。あれだな、多分、
十六歳ぐらいからOKで、校則違反じゃないんだろうな」
「なるほど、アメリカなんか学校でよく乱射してますもんね。しかし、こいつら
見れば見るほど、同世代には思えねえな。顔の彫りも深いし、人殺して
いるような奴ばっかですよ。本当にこいつら相手にして勝てるんですか?」
「子分よ、怖気づいてはならんぞ。いくら老けているとはいえ、我らと同じ
高校生、決して御せぬ相手ではない」
「し、しかし……」
「貴様、我々の目的を忘れたのか?」
「……ハッ!」
「我らが目指すは世界最強高校。そのために全ての不良高校を制圧し、
君臨する必要がある。故にいかな高校が立ち塞がろうとも避けて通るは
出来ぬが道理。子分よ、最強の高校が二つ存在することは許されぬことなのだ」
「……面目ありません、自分としたことが。我々の大望の前では怖気づく暇など
ないということを失念しておりました。我らに前にあるはただ『殲滅』の二文字のみ。
きっちりと胸に刻み込んでおきます」
「うむ、それでこそ我が子分だ」
「よし、神山、どこの高校だか知らんが、この調子でぶっ潰すぞ!クロマティー高校
の名を海外に轟かしてやれ!」

「……ねえ、お兄ちゃん。途中からこの人達の会話が理解できないのだけど」
「う~ん、どうやら、不良高校同士の抗争と勘違いしているみたいだね。まあ、
放って置いていいでしょ。ツッコミ入れるのも面倒だし」