平穏というのは忘れた頃にやってくる。
しかし、その平穏というのは、肉体的・精神的疲労に基づく対価があってこそ成立するものである。
自堕落に過ごす日々は果たして平穏と呼べるのだろうか?
しかし、その平穏というのは、肉体的・精神的疲労に基づく対価があってこそ成立するものである。
自堕落に過ごす日々は果たして平穏と呼べるのだろうか?
まあ、少なくとも俺が昨日体験した事は、決して自堕落でルーチンワークのような生活ではなく、
実りある一日だった信じている。
実りある一日だった信じている。
だから・・・。
「うぇっくしょい!!」
「キョンくん~。お薬持ってきたよ~。」
学校から帰宅した直後に高熱でダウンしたことも、神様がくれた平穏への招待状かもしれない。
せめて、鼻風邪くらいにして欲しかったが。
「一昨日も風邪ひいてたのにね。ぶり返したのかな~?はい、お水。」
「さ、さあな。おっ、ありがと・・・。お前も早く学校へ行けよ。」
妹の言う通り、この風邪は昨日の無理が祟ったせいだろうが・・・。
「分かってるよ!じゃあ行って来るね~♪」
「おう。いってらっしゃい。」
まさかとは思うが、一日だけ風邪が治ったのもハルヒの能力のせいじゃないよな。
いやいや、まさかそんなことまで・・・。
「あっ!そうだキョンくん!!」
一度部屋から出て行ったはずの妹が、物凄い勢いで戻ってくる。
おいおい。早くしないと遅刻するぞ。
「ん?なんだ。」
「そういえば、昨日ハルヒさんから電話がかかってきてね。
『昨日は病み上がりでありがとう』だって。」
「ブホッ!!」
俺は、妹の言葉に思わず薬を飲むための水を吐き出してしまう。
「キョンくん~。お薬持ってきたよ~。」
学校から帰宅した直後に高熱でダウンしたことも、神様がくれた平穏への招待状かもしれない。
せめて、鼻風邪くらいにして欲しかったが。
「一昨日も風邪ひいてたのにね。ぶり返したのかな~?はい、お水。」
「さ、さあな。おっ、ありがと・・・。お前も早く学校へ行けよ。」
妹の言う通り、この風邪は昨日の無理が祟ったせいだろうが・・・。
「分かってるよ!じゃあ行って来るね~♪」
「おう。いってらっしゃい。」
まさかとは思うが、一日だけ風邪が治ったのもハルヒの能力のせいじゃないよな。
いやいや、まさかそんなことまで・・・。
「あっ!そうだキョンくん!!」
一度部屋から出て行ったはずの妹が、物凄い勢いで戻ってくる。
おいおい。早くしないと遅刻するぞ。
「ん?なんだ。」
「そういえば、昨日ハルヒさんから電話がかかってきてね。
『昨日は病み上がりでありがとう』だって。」
「ブホッ!!」
俺は、妹の言葉に思わず薬を飲むための水を吐き出してしまう。
ま、ましゃか・・・。
まさかハルヒがそんな事を・・・。
まさかハルヒがそんな事を・・・。
「う、嘘だろ?と、ともかくそんな冗談はいいから、早く学校へ行きなさ・・・ぶわっくしょい!!」
「そんなことないよ。キョンくんが寝ている間に・・・。あっ!時間だ。
じゃあ、お大事にね!キョンくん!」
おいおい・・・。マジかよ。
まあ、心配されて嫌な気はしないが・・・。
「そんなことないよ。キョンくんが寝ている間に・・・。あっ!時間だ。
じゃあ、お大事にね!キョンくん!」
おいおい・・・。マジかよ。
まあ、心配されて嫌な気はしないが・・・。
「お母さん!行ってきます!!」
下の階から妹が慌しく家を出る音が聞こえる
一方、俺は病人らしく、部屋の天井の染み一個一個数えている最中だ。
一方、俺は病人らしく、部屋の天井の染み一個一個数えている最中だ。
「ハルヒの奴・・・、やっぱり昨日のアレが理由だったんだろうか・・・。」
俺はシミを数えるのと同時に、昨日のことを少し考えてみる。
考えれば考えるほど、全く奇妙な事だらけだ。
あのグウって奴の正体も分からずじまいだったし・・・。
そういえば、ハルヒは何でグウの奴を知ってたんだ?
考えれば考えるほど、全く奇妙な事だらけだ。
あのグウって奴の正体も分からずじまいだったし・・・。
そういえば、ハルヒは何でグウの奴を知ってたんだ?
―――また謎が一つ増えたのか・・・。
「うおっ、何だか頭を使ったら急に熱が・・・。」
この場合は知恵熱だと信じたい。
少なくとも昨日は人一倍頭は使ったはずだ。
この場合は知恵熱だと信じたい。
少なくとも昨日は人一倍頭は使ったはずだ。
でも・・・。
「まあいいか。過ぎたことだし。」
これ以上、昨日のことは考える必要はないか。
俺は病人。
病人は黙ってこの平穏を噛み締めているべきなのだ。
俺は病人。
病人は黙ってこの平穏を噛み締めているべきなのだ。
さあ、今日もゆっくりと惰眠を貪りますか。
はあ・・・、やれやれ・・・。
はあ・・・、やれやれ・・・。
~涼宮ハルヒの正義・了~