「ドラえもん のび太と真夜中のバンパイア(店長さま)45-2」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「ドラえもん のび太と真夜中のバンパイア(店長さま)45-2」(2007/01/30 (火) 06:39:58) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
「「「「シルク・ド・フリーク?」」」」
空き地に集められたドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずか、は声を揃えて不思議そうな声を出しながらのび太を見つめていた
「ああ、そうさ、これが昨日言ったケダムサーカスより凄いショーさ!!」
自信満々に言い放つのび太だが
「嘘くせぇ・・・・。」
これが四人の正直な反応だった
「だいたいそんなサーカス聞いた事も無い!そんなのがあのケダムサーカスより上だとは思えないね」
とスネ夫、
「そうだ!!だいたいそんな凄いサーカスならチケット代だって馬鹿にならない筈なのに貧乏なのび太が買えるわけがねぇ」
とジャイアン
二人とも意見とはしては正論だ、元々口先が旨いとは言えないのび太は押されていくが
「とにかく見ないと分からないじゃないか!!凄くなかったら手の平からパンを食べてやる!!」
どこのホムンクルスだと言いたくなるような発言をするのび太に
「おもしろい、みてやりましょ。」「どうせ無駄だろうけどな。」
と馬鹿にしながら空き地を去っていくジャイアンとスネ夫の背中に
「今日の夜10時に空き地に集合だぞ!!逃げるなよ~!!」
自信と余裕、それに少しの不安が混じった顔で二人を見送ったのび太だった
「けどあんな約束しても大丈夫なのかい?パンを手の平で食べるなんて、本当に君の発想は奇想天外というべきか、単純に馬鹿というべきか・・・・。」
とドラえもん、昨日空き地に放置せいか少々不機嫌な様子だ。
「そうよのび太さん、武装錬金の人型ホムンクルスが人間を食べるのとはわけが違うのよ」
しずかは今まで影が薄かったのを払拭しようとネタ的な事を言いつつのび太の事を心配しているようだった。
「大丈夫だよ!!」
「ほんとに?」
「たぶん・・・・。」
ドラえもんの問いに段々と自信をなくすのび太だったがそこであることに気が付いた
「しずかちゃん、その顔の傷どうしたの?」
「え?」
いきなり話を振られて驚きながらもしずかが顔を触ると確かに引っかいたような小さなひっかき傷が左頬に三つほど出来ていた
「なにかしら・・・。きっと寝ているときに自分でひっかいたんだと思うんだけど・・・・。」
「な~んだ、しずかちゃんも意外とドジなんだな~、」
そう言いながら笑うのび太
「もうのび太さんたらっ!!」
笑われたことに少々不満の声を出すが勿論本気ではない、これも彼らの日常なのだ。
「兎に角、僕の勘だけど今回は大丈夫な予感がするんだ!!」
と、いつに無く自信満々なのび太に二人は半信半疑ではあるがのび太を信じてみよう。そう思ったのだった。
場所は変わって夕方ののび太達が通う学校の近くの裏山の少し開けた場所に
のび太が腕でパンを食べるかの命運を決めるシルク・ド・フリークのトレーラーやらテントやらが並べられていた
その中でも一際目立つ銀色の細長いトレーラーの中で二人の男が喋っていた
「ハイバーバニアス!!なぜ日本に来たのかいい加減目的を教えてもらえないのか?」
一人目はオレンジの髪に頬に傷のある男だった。
「ラーテン・・・私達旅芸人はどんな所にでも行って商売するのが仕事だ・・・ちがうかね?」
ハイバーニアスと呼ばれた男は身長が高く目玉がいように黒い・・・・そうのび太にチケットを渡した男だ
「我が輩が聞きたい事はそんな事じゃないことぐらい知っているだろう、これにミスター・タイニーが関っている!!
つまりこの日本に来たのは仕事以外にも何か理由があるのだろう?しかも我が輩やダレンにも関係があることだ!!」
「ラーテン、君はそんな声を荒げるような人物ではないだろう?」
ラーテンと呼ばれた男は興奮気味に話していたがどうやら落ち着きを取り戻したらしい。
「すまない、ハイバーニアス、その態度の時には必ず何かあった時だけだったな・・・・。」
「ラーテン・・・。此方こそすまない。だが真実はもう少しで明かそう、そのときには私は君に頼み事をしなければならない・・・。」
「ふん・・・。友の頼みは断れぬわ・・・。」
こうして日は沈んでいく・・・・。
そして数時間後廃墟の中でショーは開催されるのだ。
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: