一面、コンクリートのフィールドを


毎日 同じルートを辿る


誰が敵なのか


誰もが敵なのか


それすら 知ることを許さない この世界




怒ったからといって


パワーアップするワケでなく


巨大なトカゲのように


火を吐けるワケでもない



勇者の資格の欠片もない主人公



世界を映し出すこの目だけが


僕に僕を感じさせる



今日が終われば、また今日へ


僕は今日も 昨日と変わらない この世界の中心で


歯車として回り続ける

最終更新:2007年02月23日 17:30