人と龍は別々の世界に暮らしていた。
しかしある時、龍の長「神龍」によって異世界を隔てる扉が開かれ、
龍による人間界への侵攻が始まる。
その最中、龍と人の間に生まれた三人の子供がいた。
子供達は人を越えた力を持っていた。
彼等は人を束ねて龍と戦い、異界へ通じる扉を閉じ、
人間界に残った神龍を封印することに成功した。
そして、いずれ来たる戦うべき時の為に、
自らの龍の力を武器に封じ込め、神龍の封印を解く鍵とした。
守りに長けた守龍の血を継ぐ英雄が建てた豊穣の国。
草原地域と森林地域があり、
国の北西に位置する森林地域の中心、開けた地に王都がある。
東には草原地域が広がり、少数部族が其々の生活を営んでいる。
魔力に長けた聖龍の血を継ぐ英雄が建てた砂漠の国。
オアシスを中心に複数の都市が形成されている。
国境付近は商人が多く、交易が盛ん。同時に商人を狙った賊も多い。
王都には魔法使いが多く、魔道の聖地とよばれる。
王侯貴族の子女をはじめ、魔道の才に恵まれた者が留学に訪れることも多い。
力に長けた戦龍の血を継ぐ英雄が建てた荒野と渓谷の国。
難攻不落だが人が住める場所も少なく、全ての人間が豊かに暮らしているとは言い難い。
南方には獣人達がそれぞれの生活を営んでいる。
飛竜やペガサス等に騎乗した兵が多い。