~STORY~

2年前、希望崎学園を支配する古参魔人達とルーキー魔人達との間で行われた決闘、覇竜魔牙曇(ハルマゲドン)はルーキー魔人達の勝利で終わった。
長きに渡る支配体制が入れ替わり、新たな時代の『魁』と学園中に歓喜の声が上がった。

しぶとく生き残った古参魔人達はその後も学園に居座り続けたが、新たな支配者となったルーキー魔人達は彼らとも融和した。
学園ではその後も幾度かのハルマゲドンが起こったが、争いを繰り返しながらも時代は確かに前に進んでいる……かのように見えた。

2015年、核の炎が東京を包むという大事件が起こったが、希望崎学園は何事も無かったかのように復興した。
新たな支配体制による秩序の維持は、一度の滅亡を乗り越えてなお盤石だった。
あれ程乱発していたハルマゲドンの数も激減。学園内での表立った暴力、殺人、略奪等の犯罪も減っていき、希望崎学園には長い平和の時が訪れていた。
一方で、これを支配体制の定着による「腐敗」と捉える者達もいた。

2016年4月、学園には新たな風が吹く。
続々と希望崎を訪れるルーキー魔人達。
2年前のルーキー達は上級生へと入れ替わり、今度は彼らが下級生たちを教え導く立場となるはずだった。
だが――

「どうやら生意気な一年坊主がいるらしいな。」
「俺達を差し置いて学園で好き勝手に振る舞うとはいい度胸だぜ。」
「期待のルーキーだか何だか知らんが、ずいぶんと偉そうじゃないか。」
「誰がこの学園の真の支配者か、ハッキリと教えてやる必要がありそうだな!」

歴史は何度でも繰り返す。
ルーキー達は秩序の維持のために強引に学園を支配する上級生『古参』達を疎ましく思い、古参達は常に変革を求める『新参』達を押さえつけようとする。
両者の対立は日毎に激しさを増し、来たる2016年6月、遂に両者の仲立ちをしていた一人の女子生徒、山乃端一人の暗殺事件を引き起こす。
もはや互いに引き下がれなくなった中、校長「江田島平八郎忠勝」は2年ぶりの新参 VS 古参による「覇竜魔牙曇(ハルマゲドン)」開催を宣言した――!

終わらない夜のように繰り返される争いの歴史。
はたして新たな『暁』は訪れるのであろうか……。

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最終更新:2015年12月15日 00:05