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やは
僕の名前は■■■ ■■(検閲済み)……うん?
■■■ ■■(検閲済み)、ふむ、え、何だって、なるほど、こっちからはばらせないのね。

仕方ないからイニシャルでKKとでも呼んでもらおうかな。
もしくはもっと気さくに「奇怪な妄想に侵食されるペルソナ」と呼んでもらっても結構だよ!
みんなにもそう呼ばれてるからね。
あるいはケー君でもドイツ風にカー君でもいいし

・・・・・・あ、それはやだな
それ、某ライトのベルの女キャラに振り回されるキャラじゃん・・・・・・
しかも本名隠してるキャラ被りまでしてるし。

まぁ、いいや、次に進もうか。
僕は希望崎学園に通うごく普通の魔人学生。
強いてチャームポイントを挙げるとするなら、この真っ白な仮面かな。
表面に一切の凹凸の無い、純白の仮面ですよ、いやーいい、これはいい。
正直、高級品だったから買うか躊躇ったんだけどね
ついつい、買ってしまったわけですよ。
魔人能面士にオーダーメイドで作ってもらった一点もの
耳で支える必要も無く、顔にぴたりと吸い付く
どこにも穴は開いていないのに、目は見えるし顔だって洗える優れもの。
食事だけはちょっと厄介だけど、まぁ食べれないことは無いよね。

なんで、こんな仮面をしているかって?
それはね、僕が学生をしていると同時に生粋の「ギャンブラー」だからさ。

「入ります!」
カランッ、カラカラカラカラ・・・・・・
僕が壺を振るたびに小気味のいい賽の音が響き、耳を喜ばす。
やはり、賽の音はよいものだ。
ここは、放課後の教室、そろそろ日も傾こうかとする時刻。
教室の一角では熱気を帯びた、10人近くの男たちが遊興にふけっていた。
思い思いに駒を張っていく、級友達。

「半方無いか?半方無いか?丁方無いか?丁方無いか・・・・・・駒揃いましたので御開帳と相成ります」

思い切り良く腕を上げ壺を開ける
上を向いている面は五、そして三

「五三(ごみ)、墓場の丁」

どっと歓声が沸き、僕は駒を分配しようと・・・・・・刹那

スパァァァーーーン

いい音を立てて頭をはたかれました。

「くぉら。何べん言えば分かるのよ、学校は賭博禁止」

さして痛くは無く、音だけが派手な(いわゆるハリセンというやつだ)為
ちょいと吃驚はしたものの、余裕を持って返す事が出来た。
「痛いじゃあないか」
全く痛くは無いものの、不満げに声をあげる。
「いいから、この賭場をとっとと畳みなさい」

おいでましたのは我らのクラスの委員長
お固いと評判だが、最近特に起こりやすい。
後、委員長のくせにお下げでもメガネでも幼馴染でもない。
委員長の風上にも置けない奴だ。

「おいおい、委員長待ってくれないか。僕たちはちょっとしたお遊びでやってるだけだよ。
 その証拠にほら、賭けてるのは金銭じゃない、う○い棒だ!」
そうだそうだ、と擁護の声が上がるも委員長は聞き入れない。

「どう考えたってサイコロ博打やってたら、お金賭けてなくたって悪いわよ。
 あと、あんたは何で脱いでんのよ?」
僕の方を指差しながら、若干うつむく委員長。
はて、確かに僕は上半身裸ではあるが・・・・・・

「委員長、一体何を助平なことを考えているんだい?
 これはいかさまをしていないという証明の為で、江戸時代から伝わる・・・・・・」
「いいから、さっさと着ろ!」

アメコミだとSMAAAAAAASH!と書き文字が出そうな勢いで
僕の顔面にハリセンが振り下ろされる。

・・・・・・仮面してて良かった。

「言い訳しない、さっさと帰る」

委員長の剣幕に押されてか、賭場の熱気も覚めた。
お開きにするには、調度よい頃合いかもしれない。

しかし。

「なぁ、委員長。最近、何か心配事とか抱えてないか?」
「……はぁ、いきなり何よ?」
「いや、何も無いならいいんだが」
「変なやつね?」
「本当に困ったら早めに誰かに相談するといいね、……手遅れになる前にね」

一言、忠告だけして僕も帰り支度を始める。
委員長は最近「置き換え」が多い傾向にある。
「置き換え」……つまりは八つ当たりだ。
あきらかに以前に比べて、その傾向が強いということは
現在の自分に自信が持てず、パニックに陥っている可能性が高い。
学校生活において、委員長に特に問題が起こっているようには見えないので
起こっているとすればプライベートでだろう。

「なんで、私が年中仮面被ってる変態に心配されなきゃいけないのよ」
「な、何を言うに事欠いて変態だと」
「いや、Kは変態だと思うぞ」「俺もそう思う」「右に同じ」「以下略」

……級友たちから忌憚のない意見が飛ぶ……貴様ら、次からテラ銭ふっかけるぞ。

わいわいがやがやと言いながら、皆と一緒に教室を出て行く。
委員長の乱入でテラ銭を回収しそこねたがまぁ、いいか。
今日はこれから一仕事あるしな……。


深夜、とあるビルの一室に僕は呼び出されていた。
室内には柄の悪そうなチンピラ風の男二人(内一人は金髪)
そして顔面に殴られた痕のある中年男性が一人。

「やは。こんばんは。『精算屋』KKです。」