ブラックファックSS
《保健室の1日》


希望崎学園の保健室は何時だって盛況だ。授業サボり、怪我、体調不良など、皆色々な理由でここを訪れるが、この部屋の管理人たるブラックファックの顔を見に来ている者も少なくないだろう。
それほどに彼は人気者なのだ。

その日も多くの生徒、教師が保健室を訪ねていた。

《朝》
「先生の○○欲しいのォ!!」

女生徒がこの上無く下品な言葉を吐き出した。
神聖な保健室で淫語プレイなどという変態行為を行うとはけしからん、と通常なら彼女は厳重な注意を受けて然るべきだろう。
しかし、保健室の人気者はそのようなことはしない。

「それを聞きたかった!」

ブラックファックは満足そうな表情を浮かべて、棚にしまわれた薬を彼女に処方した。
何故彼はこうも平然としていられるのか?
そこには簡単な理由がある。これは彼が望んで行わせた行為だからだ。
あくまでも治療の一環として、彼がそのように説明すれば、誰だって彼の言うことに従う。ブラックファックの魔人能力である催眠術だ。
しかし彼は患者が馬鹿みたいに素直であるとしか思っていない。

「先生ェ、私も具合悪くなっちゃったァ!」

新しい患者が保健室に入ってくる。
患者?いや、サボりだ。ブラックファックも医者の端くれ、患者の体調が本当に悪いかどうかくらいは見れば分かる。

しかし注意などしたことは無い。彼がブラックファックだからだ。

「服を脱げ!」

その代わりに、無茶を言いだす。彼がブラックファックだからだ!

「そう恥ずかしがるな。これは治療だから」

いつだって、女子生徒が入って来たら、病状に構わず服を脱がせる。彼がブラックファックだからだ!!

「これは治療だから仕方が無い…」


彼が!!ブラックファックだからだ!!!


そんな彼の下に遂に法の番犬が訪ねてきた。催眠術が効かない生徒(特殊能力無効:自分の能力持ち)がいるとは彼も思わなかったのだ。

「またあなたですか?」

今日希望崎学園を訪れた婦警は、ブラックファックと面識があった。前に別の学校の保険医を勤めていた時の事だ。
その時は洗脳された生徒がブラックファックの犯行を否定したため、逮捕はされなかった。
しかし、今回は違う。彼を訴えた生徒が洗脳されていないのだ。

「全くなんなの?子どもに欲情するなんて変態ね。あなたみたいな変態は駆逐されれば良いのよ!」

その婦警の言葉がブラックファックの逆鱗に触れた。

「死ね!」

「!?」

「若いコの裸の美しさの分からんやつはーーー生きる値打ちなど無い!!」

婦警は毒ヘビに噛まれたような表情を浮かべた。催眠術にかけられたのだ。

「確かに…人の価値観を自分の尺度に決めつけるような人間に生きる価値は無いわ…」

婦警はフラフラと怪しい足取りで保健室を出て行った。
ブラックファックの変態保健室生活はまだまだ続くのだ!

《続くかも》


















なお、婦警は崖から飛び降りようとする所を幼児から熟女までいける変態マッサージ師、琵ワーオ♡丸に救われ、アバンチュールしています。
このSSで人は死にません。ご安心下さい。

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最終更新:2016年01月19日 20:28