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*SS 石磨き 登場キャラ:[[石(菅野隻蔵)>石]]、[[影丸]]、[[式鯉加奈>式鯉 加奈]] 春の陽気が終わり、徐々に夏の日差しが強くなり始める新参陣営の魔人達が集まる魔人小屋。 その部屋の一室で一人の男が黙々と、丁寧に「石」を磨いていた。 丸みがあるところはより滑らかになるように。「……のど…」「か……さ……」 かといって全てを丸くするのではなく、角ばっている所は主張させる。「か……どの」「……の…ーん」 色味にも注意して、少しずつ、少しずつ…。 「菅野殿!」「菅野さん!」 「!?」 菅野と呼ばれた男が驚き、顔を上げるとそこには2人の男女が男のことを見ていた。 一人は忍者部期待のクナイを操る男、影丸。 もう一人は恋に恋する魔人少女、式鯉 加奈。 二人とも同じ新参陣営の仲間である。 「…なんだ、影丸君に式鯉君か…いきなり現れてどうしたんだ?」 「いきなりじゃありませんよ!結構前から呼びかけていたんですよ!」 どうして気付かないんですか!と怒る加奈を宥めつつ、影丸は男に用件を伝える。 「今日は新参の皆で相談会をやろうということになっていたでござろう。 それで他のメンバーから菅野殿を呼んでくるように頼まれたのでござる。」 確かに今日、相談会をするという約束は男もした覚えがあった。 しかしそれは1時間ほど後、5時半からの話だったはずだ。 石磨きに30分掛かったとしても容易に間に合うはずでは…? と時計を確認すると時刻は既に6時。 どうやら石磨きに熱中しすぎて時間を忘れていたようだ。 「すまん、時間を忘れて熱中していた。少し片付けがあるからそれが終わってからでいいか?」 二人に了解を取った上で男は目の前の「石」を見ながら呟いた。 「今日の所はこれ位にしておくか。」 男の名前は菅野隻蔵(かんの せきぞう)。新参陣営の守備の要である。 続く?
*SS 石磨き 登場キャラ:[[石(菅野隻蔵)>石]]、[[影丸]]、[[式鯉加奈>式鯉 加奈]] 春の陽気が終わり、徐々に夏の日差しが強くなり始める新参陣営の魔人達が集まる魔人小屋。 その部屋の一室で一人の男が黙々と、丁寧に「石」を磨いていた。 丸みがあるところはより滑らかになるように。「……のど…」「か……さ……」 かといって全てを丸くするのではなく、角ばっている所は主張させる。「か……どの」「……の…ーん」 色味にも注意して、少しずつ、少しずつ…。 「菅野殿!」「菅野さん!」 「!?」 菅野と呼ばれた男が驚き、顔を上げるとそこには2人の男女が男のことを見ていた。 一人は忍者部期待のクナイを操る男、影丸。 もう一人は恋に恋する魔人少女、式鯉 加奈。 二人とも同じ新参陣営の仲間である。 「…なんだ、影丸君に式鯉君か…いきなり現れてどうしたんだ?」 「いきなりじゃありませんよ!結構前から呼びかけていたんですよ!」 どうして気付かないんですか!と怒る加奈を宥めつつ、影丸は男に用件を伝える。 「今日は新参の皆で相談会をやろうということになっていたでござろう。 それで他のメンバーから菅野殿を呼んでくるように頼まれたのでござる。」 確かに今日、相談会をするという約束は男もした覚えがあった。 しかしそれは1時間ほど後、5時半からの話だったはずだ。 石磨きに30分掛かったとしても容易に間に合うはずでは…? と時計を確認すると時刻は既に6時。 どうやら石磨きに熱中しすぎて時間を忘れていたようだ。 「すまん、時間を忘れて熱中していた。少し片付けがあるからそれが終わってからでいいか?」 二人に了解を取った上で男は目の前の「石」を見ながら呟いた。 「今日の所はこれ位にしておくか。」 男の名前は菅野隻蔵(かんの せきぞう)。新参陣営の守備の要である。 [[続く?>石運び]]

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