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<解答1> 児玉

聴覚におけるマスキングは「ある音が存在することによって、他の音が聞こえにくくなること」である。マスキングする音をマスカー[masker]、される音をマスキー[maskee]という。また、低音域はマスキングされにくく、高音域はマスキングされやすいため、マスカーの方がマスキーより周波数が低い場合、よりマスキング効果はある、と言える。
→音脈・聴覚の情景分析
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   * 臨界帯域

音の周波数成分が、狭い周波数範囲ごとに別々に処理されていると仮定すると、多くの精神物理学的なデータが統一的に説明できる。この、一つ一つの周波数範囲の処理単位のことを臨界帯域という。臨界帯域の周波数幅は、中心周波数の関数として表され、500[Hz]以下に対しては常に約100 [Hz]となり、500[Hz]以上に対しては中心周波数の5分の1程度となる。純音成分に、同時マスキングを最も及ぼしやすいのは、その純音成分を中心とする臨界帯域に含まれる他の成分である。複合音や雑音の音の大きさの知覚に関しては、臨界帯域ごとに、音エネルギーが音の大きさ(ソーン値)に変換され、全ての臨界帯域にわたって音の大きさが加算されると考えれば、かなり良い近似が得られる。
→複合音の音の大きさ




<解答2> (田代)

マスキング効果とは、ある音が存在することによって、別の音が本来よりも聞こえにくくなる(閾値が上がる)こと。
純音同士のマスキング量は、すべての周波数について一様ではない。

純音同士のマスキングの傾向は以下のとおり
①低音は高音をマスクしやすいが、高音は低音をマスクしにくい。これは基底膜の振動パターンによって説明できる。→進行波説参照
②マスカーのレベルが増加すると、マスクする範囲は広がり、マスキング量は増加する。
③一般に接近した周波数ほどマスクされやすが、あまり近いとうなりが生じるので、マスキーじたいは聞こえなくてもその存在は分かりやすく、マスキング量は小さくなる。

マスカーを純音ではなくバンドノイズにすると、うなりが生じないので、周波数についてマスキング量は連続的なパターンになる。マスキング量も、マスカーが純音の時よりも大きくなる。
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