[travering wave theory] 進行波説とは、べケシーが提唱した場所説の一種で「基底膜が周波数に応じてそれぞれ固有の進行波を生成する=周波数によって基底膜の最も強く振動する位置が異なる」という説である。一般的には、蝸牛基底部(手前)は高音域を感知し、先端部に行くに従って低音部を感知すると考えられている。べケシーの進行波説の他にも、ヘルムホルツの共鳴説(蝸牛の基底膜がピアノの弦を張ったような構造になっていて、周波数の振動に共鳴するという説)があるが、これは生理学的には正しくない。

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最終更新:2007年01月23日 21:39