特に指定がない場合、音圧とはある時間内の瞬時音圧の実効値をさす。


音波が伝わっているときの,ある場所(x,y,z),ある時刻tにおける空気圧を

P[Pa]=〔N/m2〕,音波がくる前の空気圧をPs〔Pa〕(静圧:static pressure)としよう。

音波による圧力の変化分

   P-Ps=p( x,y,z,t )

は,瞬時音圧(instantaneous sound pressure)とよばれている。ある場所の瞬時音

圧は,圧力0〔Pa〕を中心に正と負の値を交互にとりながら刻々と変動する。変

動が周期性(周期T〔s〕)をもつとき,実効値は次の式で表される (音響理論2の教科書1.69式参照)
Pe^2 = (1/T)*∫[p(t)^2]dt

もし周期を持たない場合はTを十分大きくしてTのわずかな変化がPeに影響を及ぼさないようにする。

この2乗平均音圧Peは,実効音圧(effectivesound pressure)とよばれている。

平面正弦音波の場合は,音圧が単振動するので、
音圧の実効値も瞬時値の最大値(波高値:crest value)の1/√2倍となる

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最終更新:2007年01月23日 20:39