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ソーン」(2007/01/24 (水) 18:58:46) の最新版変更点

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<解答1> 児玉 [sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1 [sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の場合は音圧レベル[dB]と同じ値で([phon]=[dB])、1000[Hz]以外の周波数では[phon][dB]の関係は大きく変わる。[sone]と[phon]の関係は、40 [phon]=1[sone]。 →等感曲線 <解答2> (田代) phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。 これに対し、心理領域における加算性が成り立つ音の大きさの測度をソーンという。 40dB、1kHz(及び等感曲線上で40phon)の純音の大きさは1ソーンに等しい。 音圧が10dB増加すると、音の大きさは二倍になる。 つまり、50phonの音は2ソーン、    60phonの音は3ソーン、    100phonの音は64ソーン。 N1ソーンの大きさの音とN2ソーンの大きさの音が同時にあったときの大きさはマスキングの影響がないとき(N1+N2)ソーンになる。(→複合音の音の大きさ参照) ●「ラウドネスをあらわす単位にphonとsoneの二種類が存在する理由」は言えたほうがいい。 主観的に比率として音の大きさをイメージしやすいのはsoneだが、物理量との対応付けにはsoneだけでは不可能。 実験、測定の際にはphonで表す必要がある。 phonは1000Hzの純音に限っては音圧レベルと同じ値をとるので、物理量とむすびつけやすく、騒音計にも対応付けられている。
<解答1> 児玉 [sone] ソーンとは、音の大きさ[loudness]を表す主観的な単位である。周波数1000[Hz]・音圧レベル40[dB]の純音を1 [sone]と定義し、ある音の大きさが1[sone]の音の2倍の大きさに感じられるなら、その音の大きさを2[sone]とする。また、同じくラウドネスの単位としてソーン以前に用いられていたフォーン[phon]とは、周波数1000[Hz]の純音の場合は音圧レベル[dB]と同じ値で([phon]=[dB])、1000[Hz]以外の周波数では[phon][dB]の関係は大きく変わる。[sone]と[phon]の関係は、40 [phon]=1[sone]。 →等感曲線 <解答2> (田代) phonという尺度(音の大きさのレベルと等感曲線参照)は、心理領域での二倍、三倍という感じの増大を直接表示するものではない。 これに対し、心理領域における加算性が成り立つ音の大きさの測度をソーンという。 40dB、1kHz(及び等感曲線上で40phon)の純音の大きさは1ソーンに等しい。 音圧が10dB増加すると、音の大きさは二倍になる。 つまり、50phonの音は2ソーン、    60phonの音は4ソーン、    100phonの音は64ソーン。 N1ソーンの大きさの音とN2ソーンの大きさの音が同時にあったときの大きさはマスキングの影響がないとき(N1+N2)ソーンになる。(→複合音の音の大きさ参照) ●「ラウドネスをあらわす単位にphonとsoneの二種類が存在する理由」は言えたほうがいい。 主観的に比率として音の大きさをイメージしやすいのはsoneだが、物理量との対応付けにはsoneだけでは不可能。 実験、測定の際にはphonで表す必要がある。 phonは1000Hzの純音に限っては音圧レベルと同じ値をとるので、物理量とむすびつけやすく、騒音計にも対応付けられている。

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