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543.明代の前後の流賊

  盗賊として蜂起して、国家を転覆するにいたったものに、漢の張角らや、北魏の葛栄らや、隋の翟讓らがいるが、正史はともに専門の伝を持っていない。『唐書』は黄巣伝を立てて、逆臣の中に入れたが、黄巣はもともと臣ではないのである。『明史』が李自成、張献忠を取り上げて流賊伝を立てたのは、最も妥当である。しかしただこの二人を伝えるのみで、永楽年間以後に、間隙をうかがって蜂起した者たちを載せておらず、ただ諸臣の列伝中に散見されるのみである。いま特に取り出して、便覧に供するものである。そのほかにも土司の叛服は常ならず、苗族や猺族が洞穴に拠って道をふさいだりしたのは、つなぎ合わせるには及ばない。


543.明代先後流賊

  盜賊蜂起,至覆國家,漢則張角等,魏則葛榮等,隋則翟讓等,正史皆未有專傳。唐書則立黄巣傳,而入於逆臣中,然巣初未爲臣也。明史以李自成、張獻忠另立流賊傳,最爲允當。然祇傳此二人,而永樂以後,伺間竊發者不備載,但附見於諸臣列傳中。今特摘出,以便觀覽。其他土司之叛服不常,及苗、猺之據巣穴爲梗者,不贅及。


    前頁 『廿二史箚記』巻三十六  次頁
明從賊官六等定罪 543.明代先後流賊 唐賽兒
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