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**211.北斉に賢宦官がいた   北斉に宦官の田敬宣という者がいた。年のころ十四、五歳で、読書を好んだ。後宮に仕える宦官となり、暇があれば文林館に通って、書を問う以外に語ることもなかった。古人の節義の事績を見て、かつて感激沈吟しないことはなかった。後主高緯は周軍が迫るのを恐れて、青州に逃亡した。田敬宣は偵察に派遣されて、周軍に捕らえられた。後主の所在を問われると、偽ってすでに去ったと言った。殴打されて、手足を一本折られるたびに、言葉つきと顔色はますます激越になり、ついに四肢を切断されて死去した。宦官の賢いことでは、世間は呂強と張承業を伝えるに過ぎず、この人がいることは知られていないのである。このため特に取り上げるものである。 **211.北齊有賢閹   北齊有宦者田敬宣,年十四五,好讀書。既爲閹寺,得暇便至文林館,問書之外無他語。見古人節義事,未嘗不感激沈吟。後主緯懼周師之逼,奔於青州,使之偵伺,爲周軍所獲,問後主所在,紿曰已去。捶之,毎折一肢,辭色逾厲,竟斷四體而卒。宦寺之賢,世所傳不過呂強、張承業,而不知尚有此人也,故特表而出之。
**211.北斉に賢宦官がいた   北斉に宦官の田敬宣という者がいた。年のころ十四、五歳で、読書を好んだ。後宮に仕える宦官となり、暇があれば文林館に通って、書を問う以外に語ることもなかった。古人の節義の事績を見て、かつて感激沈吟しないことはなかった。後主高緯は周軍が迫るのを恐れて、青州に逃亡した。田敬宣は偵察に派遣されて、周軍に捕らえられた。後主の所在を問われると、偽ってすでに去ったと言った。殴打されて、手足を一本折られるたびに、言葉つきと顔色はますます激越になり、ついに四肢を切断されて死去した。宦官の賢いことでは、世間は呂強と張承業を伝えるに過ぎず、この人がいることは知られていないのである。このため特に取り上げるものである。 **211.北齊有賢閹   北齊有宦者田敬宣,年十四五,好讀書。既爲閹寺,得暇便至文林館,問書之外無他語。見古人節義事,未嘗不感激沈吟。後主緯懼周師之逼,奔於青州,使之偵伺,爲周軍所獲,問後主所在,紿曰已去。捶之,毎折一肢,辭色逾厲,竟斷四體而卒。宦寺之賢,世所傳不過呂強、張承業,而不知尚有此人也,故特表而出之。 |    前頁|[[『廿二史箚記』>トップページ]][[巻十五>巻十五 魏齊周隋書并北史]]|  次頁| |[[北齊百官無妾]]|211.北齊有賢閹|[[誦經獲報]]|

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