■ 給食費未納者には断固とした法的措置を! 「トラネコ日記(2012.3.5)」より

 ・大阪市立の全297小学校で10年度末現在、保護者に支払い能力があるのに未納となっている給食費が計約4890万円に上っている。催促しても、保護者が「ケータイの支払いが先」「義務教育なので無料のはず」などと渋るケースが続出。

 ・個人的な経験を話すが、昔勤務していた某校での話。
  その学校の給食は正直、ショボイという言い方は不適切かも知れないが、私の知っていた学校の給食内容より質的に劣っているように感じた。

  或るとき保健の先生にそのことを話すと、地域的に給食費の未納が多いので、支払っている生徒の給食代金で、必要食材を調達せざるを得ないので、必然的に全体の給食の質的内容が低下するのだという。

  正直者が馬鹿を見るというのはこのことである。

 ・しかし給食費未納に黙ってる学校ばかりではなかった。
  沖縄県中部から赴任してきたある教頭の話である。

  その教頭のいた某校も、同じような給食費未納・滞納問題があった。そこで対策を講じたのは、何度督促しても支払う気のない家庭には、卒業式のとき生徒には、未記入の卒業証書を渡すことにしたそうだ。

  式典終了後に記入された証書を希望する子供は父母同伴で、校長室へ行って、未納の給食費を全額支払った後に、校長の署名と校名印を押した卒業証書を受け取れるのである。

  それを実施して以降、給食費滞納・未納はピタっとなくなったそうだ。
  そりゃそうだ、式典終了後に校長室へ親子同伴でいくのは未納者だけだし、周りの注目を浴びるし、それはカッコ悪いわなあ。





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最終更新:2012年03月05日 19:30