キョン「コンビニでアイス買ってくるけど長門、何がいい?」

 

長門「……爽。」

 

 


 

 

「そろそろお別れだな…」
「…」
「手を重ねてくれるか」
「ガラスが邪魔」
「だよな。ははっ」
「情報連結を解除する」
「こらこら、やめとけよ。無闇に壊すもんじゃないぜ」
「でも、あなたに触れられない」
「いいじゃないか。ガラス越しってのもロマンチックで」
「ガラス越しでも、暖かい…」

 

 

「……なあ、キスしようぜ」
「……………うん」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだ長門1人か。声が聞こえたみたいだがなにしてたんだ?」

 

 

長門「……………窓掃除」

 

 


 

 

「ちょっとキョン!しっかりしてよ!?」
「むやみに動かしてはダメ。彼はいま心肺機能が停止している」
「死んでるの!?」
「すぐに蘇生措置が必要」
「蘇生措置って…人工呼吸?そんな、あたしできな…」
「わたしがやる」
「有希…」

 

 

「う…げほっ!げほげほっ!!」
「キョン!?生き返った…」
「うぁ…長門…か?」
「あなたは海でおぼれた。覚えている?」
「なんとなく…お前が助けてくれたのか?」
「心肺蘇生措置を施した。もう大丈夫」
「そうか…」

 

 

「…」
「…なんか」
「…なに?」
「なんか、照れるな…」
「…」
「ははっ…ごめんな、嫌な役回りさせちまったみたいで」
「………別に、嫌じゃない」
「…え?」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだ長門1人か。声が聞こえたみたいだがなにしてたんだ?」

 

 

長門「……………床にコンタクトが」

 

 


 

 

「ちくしょう、もう火も尽きちまった…」
「…なんだか…ねむ…」
「バカ!寝ちまったら死ぬぞ!?」
「さむい…」
「もうすぐ助けは来る。だからしっかりしろ!」
「・・・」
「おい!くそっ…しかたない、こうなったら…」

 

 

ごそごそ…。

 

 

「恥ずかしがってる場合じゃないな。もうこれしか無いんだ」
「…ん………裸?」
「すまないな、勝手に脱がしたりして」
「暖かい…」

 

 

「…うぁ…」
「?」
「あ、えっと、スマン…」
「……あ…この当たってるのって…」
「…スマン」

 

 

「別に、嫌…じゃない…」
「……え?」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだお前1人か。声が聞こえたみたいだがなにしてたんだ?」

 

 

古泉「いえ、ちょっとした妄想を。フフ…」

 

 


 

 

「二人っきり…だな」
「…うん」
「長門…」
「あ…ダメ…」
「嫌か?」
「…嫌、じゃない」
「ゴメン…俺ガマンできなくて」
「でも、ここは教室…」

 

 

「お前が欲しい…ダメか?」
「卑怯…そんな風に言われたら、拒めない…」
「そこの机に…」
「ん…」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだ長門1人…ってお前なに机の上に乗ろうとしてんだ!?危ないぞ?」

 

 

長門「……………蛍光灯の交換」
キョン「いや切れてないって」

 

 


 

 

「長門…どうしてまたこんなことを」
「…気持ちいい?」
「いや、まあなんだ、気持ちいいぞ」
「……」
「あ、ちょ、そこは」
「……」
「もう…終わりか」
「…うん」
「ありがとな長門、スッキリしたぞ」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだお前1人か。声が聞こえたみたいだがなにしてたんだ?」

 

 

長門「……………これを」
キョン「なんだこれは?」

 

 

 

渡されたのは1枚の肩叩き券だった

 

 

 


 

 

「愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン!!」
「月に代わって!」
「お仕置きよ!」

 

 

 

 

「おい長門、何やってんだ?」
「ああ、タキシード仮面いいところゲフンゲフン」

 

 

 

 


 

 

「長門!しっかりしろ!」
「わたしはいい…行って」
「そんな…崖下に落ちたらお前でも助からないぞ!?」
「…行って」
「そんなことできるか!さあ、もうちょっとで手が…うわっ!?」
「このままではあなたまで危」

 

 

「うるさい!だまってろ!」
「…」
「もうちょっと…もうちょっとなんだ!」
「…ありがとう」
「長門!?」
「さようなら」

 

 

「長門!長門ー!!」

 

 

ガチャ。

 

 

キョン「おっす。お、まだ長門1人…って本棚になんかぶら下がったら危ないぞ!?」

 

 

長門「……………棚にホコリが」
キョン「パンツ見えてるぞ」

 

 


 

 

みくる 「きょ・・・長門さん・・・だめよ・・・そんなことしちゃ・・・」
長門 「やだ。」
みくる 「あ・・・だ・・・だめ・・・いっちゃう・・・」

 

 

キョン 「長門!!何してるんだ!!」
長門 「朝比奈みくるの解剖」

 

 


 

 

「なんだ、部室は長門だけか・・・」
「・・・そう」
「なら、暇つぶしに昔話でもするか。ある時友達とプールに行ったときの話なんだがな。
そこのプールの料金が400円だったのさ。友達は金持ってなかったから
俺が1000円出して払ったんだかな、そのとき受付の人が俺たちに200円出して
『ロッカーは100円入れたら使えるから。100円は戻ってくるよ』って言ったんだ。
まぁそんなこと分かり切ってた話だから適当に聞き流していそいそ泳ぎに行った。
ちょうど1時間ぐらい経ってさぁ上がろうかってことになってロッカーから忘れずに100円を抜き出した。
その後、俺たち2人の100円の回収し『これ、ここから受け取ったロッカー代金です。』
って言って返したのさ。で、何事もなく帰りましたとさ。今思うとアレ、おつりだったんだな・・・」
「・・・そう」

 

 

 

「ちーs・・・って長門。一体何話してるんだ?」
「・・・嘘のようなホントの話」
「???」

 

 

 

 

 

ちなみに今日の事(´・ω・`)

 

 

 

 


 

 

「なあ古泉」
「ホッぺにご飯つぶついてるぞ」
「えっ、どこですか?」
「ほら、ここだよ」

 

 

ペロッ

 

 

「あっ・・・」
「うん、なかなか美味しいな」
「キョン・・・」
「こいず・・・・一樹」

 

 

 

 

 

 

 

長門「という夢を見た」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

古泉「このところ、あなたのおかげで閉鎖空間が発生することもめっきり減りました」
キョン「………なあ、『めっきり』ってよくよく考えると変な言葉だよな?擬音か?」
古泉「平和になったおかげで、機関では余った時間と財力を惜しみなくつぎ込んで色々なものの開発に着手しています」
キョン「俺の発言は無視かよ」

 

 

古泉「まずは実用的なものから」
キョン「その口ぶりだと、非実用的なものもあるってことか」
古泉「これをご覧ください。閉鎖空間が発生すると、このモニターに場所が表示されます」
キョン「へえ、これは便利…って、お前らこんなものなくてもわかるだろ?」
古泉「ええ、これは一般人むけのセンサーですから」
キョン「意味無いだろ!?閉鎖空間は入れないし」

 

 

古泉「ですからこれは、『ああ、今ここで機関の人たちが神人と戦っているんだなと、感慨にふけるための装置です」
キョン「実用的うんぬんの話はどこ行ったんだよ」

 

 

古泉「次はもっと実用的ですよ。これです。この長い棒の先にハサミがついた、なんだかわかりますか?」
キョン「…高枝切りバサミじゃないのか?」
古泉「………え?」
キョン「『え?』って、なんだよその意外そうな顔は。テレビショッピングとかでよくあるやつだろ?」

 

 

古泉「……では次です」
キョン「え?まさか知らずに本気で開発してたとか…」
古泉「…」
キョン「……スマン」

 

 


 

 

古泉「大変です。新ジャンルが止まりません」
キョン「意味わかんねーよ」
古泉「具体的に言うと、新しい新ジャンルを考えました」
キョン「いや、新しいから新ジャンルって言うんだろ?」

 

 

古泉「それはともかく新ジャンルです」
キョン「聞かないとしつこそうだから言ってみろ」
古泉「では…新ジャンル『素直ドライ』」
キョン「………は?パクリか?」
古泉「しょせん全てはなにかにインスパイヤされて出来たものですから!!」
キョン「ちょっ、興奮するな!顔近いって!」
古泉「『素直クール』、『素直ヒート』とくればもう、『素直ドライ』しかないでしょう!!」
キョン「エアコンかよ!?って鼻息がっ!?」

 

 

古泉「『好き』『…え?今なんて…』『同じ言葉を二度言わすな』『(´・ω・`)ショボーン』」
キョン「………やっぱ微妙。クールとどう違うんだ?」
古泉「『弁当を作った。食え』『え?俺に?なんか悪いな…』『悪いと思うなら食うな。私が食う。ガツガツッ!』」
キョン「なんか萌え要素ないぞ!?」
古泉「『実は、俺もお前のことが…』『書簡で頼む』」
キョン「なんか腹立つな」

 

 

古泉「…いかがですか?」
キョン「ってか仕事しろよ」

 

 


 

 

古泉「保守です!」
キョン「気合入れすぎだ」
古泉「………保守……デス…」
キョン「いや、それじゃテンション下がりすぎだろ。調整しろよ」

 

 

古泉「なんだかんだ言って、僕にかまってくれるんですね」
キョン「潤んだ目でみるな。お前やっぱり帰れ」

 

 

保守。

 

 


 

 

キョン「ハルヒ!」

 

 

ハルヒ「キョン!」

 

 

キョン「ハルヒーーーー!!!!」

 

 

ハルヒ「キョーーーーン!!!!」

 

 

キョン「ハルヒハルヒハルヒハルヒ!!!!!」

 

 

ハルヒ「キョンキョンキョンキョン!!!!!」

 

 

キョン「ハハハハハハルヒ!」

 

 

ハルヒ「キキキキキキョン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルヒ「ゼーハー、世の中ノリだけじゃ乗りきれないわね・・・・・・
   ゼーハー、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キョン「そうだな・・・・・・ゼーハー」

 

 


 

 

キョン「長門!好きだ!だから・・・いいだろ!」
長門「そんな・・・だめよ・・・ここは・・・やんっ」
キョン「いくぞ?!」
長門「いい・・・きて・・・早く!」

 

 

 

 

 

長門「ハッ!!ドリームか!」

 

 

 

 

 


 

 

ハルヒ「私はイエスマンが嫌いなのよね。
   私の周りにイエスマンなんて全然いないわ。
   私がノーって言えばみんなもノーって言ってくれるし」

 

 


 

 

ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

 

 

キョン「プリンはカラメルがある分食べやすいし
   子供から老人まで幅広く食べられている人類の基本おやつ
   対してフルーチェは見た目なんかはヨーグルトとほとんど変わらねぇが
   あえて牛乳で割って自分で作る分
   甘さと粘度を自分なりに調整させて自分の好みを優先した
   玄人好みのあつかいにくすぎるおやつ
   使いこなせねぇとカスピ海ヨーグルトより不味い
   ただの生ゴミみてぇなもんだってのに何であのガキは?」

 

 

ハルヒ「わけわかんないこと言ってないで食べたの?食べてないの?」

 

 

キョン「食べました」

 

 


 

 

「胸囲が小さい事に、特に不便は感じない」

 

 

 

「この体型は運動時に無駄なく動けるよう適した物」

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 


 

 

「任務を遂行するにあたって、現在考えられる最も適した体型」

 

 

 

「朝比奈みくるの様な大きな胸は特別必要としないし、興味を持ち得る対象ではない」

 

 

 

 

 

「信じて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「小さな胸に欲情する人間も少なからず存在する」

 

 

 

 

「ユニーク」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 


 

 

「もし、私の胸が朝比奈みくると同程度の大きさだったら、あなたはどう思う?」

 

 

 

「特に重要な意味を持った質問ではない。 だから、回答を出さなくても構わない」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「総合的な見地からこの胸囲が最適」

 

 

 

「設定年齢における一般的な女子高校生の平均から大きく逸脱しているとは思えない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「むにむに」

 

 

 

「むにむにむにむに」

 

 

 

 

「むにむに「うぃーす」

 

 

 

 

「むに……」
「……」

 

 

 

 

「……」
「……」

 

 

 

 

「数分前から現在までのあなたの記憶情報を消去し、再構築する」
「なにをs(ry」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……むにむに」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「胸囲の情報を豊乳変更」

 

 

 

「……」
「……」

 

 

 

 

「……」
「満足そうだな」

 

 

 

 

「別に」
「……そうか」

 

 

 

 

 

 

 

「……むにゅむにゅ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……夢」

 

 

 

 

 

 


 

 

「ごくごく」

 

 

 

「ごくごくごくごく」
「……」

 

 

 

 

「ごくごくごくごくごくごく」
「……飲みすぎだろ、牛乳」

 

 

 

 

「……」
「……ん、何読んでるんだ?」

 

 

 

 

「……」
「『新社会胸囲論』」

 

 

 

 

「……数分前から現在までのあなたの記憶情報を消去し、再構築する」
「だからなn(ry」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「その時間軸、社会的空間に適合した姿をする事は当然」

 

 

 

「任務の性質上、なるべく目立たない姿になる必要があった。 体型もそれに準ずる」
「朝倉は結構ボリュームがあったような気がするぞ」

 

 

 

 

「……そう」
「……ああ」

 

 

 

 

「……」
「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「あの……」
「……」

 

 

「入部、してくれますか?」
「……」

 

 

「……」
「……」

 

 

「……やっぱり、迷惑ですよね、こんなの」
「……お前は何をやっているんだ――って、その本……」

 

 

「『恋する乙女のバストアップ』」

 

 

「……」
「……」

 

 

「……数分前から現在までのあなたの記憶情報を消去し、再構築する」
「もう、なれました――」

 

 

 

 

 

 

「ぺたぺた」

 

 

 

 

 

 


 

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最終更新:2020年03月14日 02:18