俺は今日、一日中ハルヒをストーキングしていた。
初めてのストーキングで感じた事はストーカーというのも中々大変なんだな、という事だ。
ハルヒがトイレに行かなければ俺も行けないし、
ハルヒが何か食べなければ俺も食べる事が出来ない。
ハルヒが何か食べなければ俺も食べる事が出来ない。
そこまで考えて気付いた。
なぜ俺はハルヒをストーキングなんかしているんだ?
なぜ俺はハルヒをストーキングなんかしているんだ?
馬鹿馬鹿しい。
もう帰ろう。そう思い振り返ると、遠くに誰かの影があった。
こそこそとこちらの様子を伺っている。
こそこそとこちらの様子を伺っている。
何だ? 目を凝らすとそれは…
長門だった。
彼女は物陰に隠れ、俺の様子をチラチラと見ている。
…何をやってるんだ?
だが、それよりも気になったのは、その長門の後ろの人物だ。
長門と同じようにこそこそと、長門の様子を伺っている。
…古泉だ。
その後ろには朝比奈さんらしき人物が。
その後ろに見えるのは鶴屋さんか?
俺は愕然とした。
この世界は常に誰かにストーキングされている。
この世界は常に誰かにストーキングされている。
俺が呆然としていると、ふと後ろから視線を感じた。
振り向くと、そこには俺と同じような表情をしているハルヒが居た。
終わる