ハルヒ「ちょっとキョン!私のプリン食べたでしょ!」
キョン「おいおい人違いだ、俺はキョンだぞ?」
ハルヒ「ああっ私ったら間違えるなんて!キョン、ごめんね」
キョン「まあいいさ、今度プリンおごれよ」
ハルヒ「そう来ると思って用意しておいたよ」
キョン「わーい、いただきまーす」パク
ハルヒ「ちょっとキョン!何私のプリン食べてるのよ!」バッチーン
キョン「痛っお前がくれるって言ったんじゃないか」
ハルヒ「ごめん忘れてた…」
キョン「おいおい、物忘れの激しい奴だなw」
 



長「これがピアノ」キョロキョロ
長「……誰もいない」ツンツン
ピアノ「ポロン」
長「! ……鳴った」

ツンドレ=(指先で)ツンツンと鍵盤を叩いて音を出すこと。
転じてピアノ初心者のこと。(最初はドとかレとかから始める)

 

 



ハ「みくる? ルクミ(look me)」
キ「意味が分からないし笑えない」

ツンンツ=回文でツンツンすること。何言ってるか分からない。

 

 

 

 



キ「朝比奈さん、付き合ってください」
朝「喜んで!」
朝(ざまあみろ、ネクラに涼宮の野郎!)ブツブツボソボソ
キ(この人の本性が見えた気がする)ジー
朝「なななんですかあ? 何か視線が痛いですぅ」

ツンシー=ツンsee。刺さるような視線のこと。

 

 

 

 



それはハルヒが死んでしまい、葬式を済ませた夜のことだった。
ハ「キョン」
キ「ハルヒ!? お前……」スカッ
ハ「残念ながら幽霊よ。
別にあんたに言いたいことがあって出て来たわけじゃないんだからね!」
キ「言いたいこと?」
ハ「あたしが死んだくらいでへたれるな、このバカキョン!
あたしが先に向こうで待っててあげないこともないわ。
じゃね」
キ「ハルヒ……」

ツン女化=ツンデレの女のお化け、の略。

 

 

 

 



病院にて
ハ「別にあんたが心配なわ……」
キ「じゃあ、来るな」
ハ「いいえ、団長として団員の……」
キ「ご覧の通りピンピンしてる」
ハ「うるさい! あんたはあたしの言うことに……」
キ「なんて横暴な奴だ」ペッ
ハ「……」ウルウル
キ「……」ツーン
ハ「……本当はキョンのことが、心配なのよ」
キ「ありがとう、ハルヒ。好きだ」
ハ「あたしも……」
HAPPY END

ツンモテ=ツンデレ女をもてあそぶ、の略。
軽くあしらいつつ本音を引きだす策士。

 

 

 

 



長「風車……」シーン
長「回らない」キョロキョロ
長「よし」ツンツン
風「カラカラ……

ツンから=ツンツン、からからの略。
風が吹かないので指で風車を回す事。虚しさ漂うことを指す。

 

 

 

 



青春タンデム二人乗りの真実。
古 (重いんだよ、こいつはよぉ……)ヒーヒー
チャリ「ギーコー、ギーコー……バンッ!」
朝 「ひえっ、パンクしました~」ビックリデシュ

ツン古泉=積ん古泉。
厄介な荷物を古泉の方へ積むこと。

 

 

 

 



ハルヒ「・・・・・・・・・ユニーク」
長門「うるせぇな・・・聞こえてるよ」
キョン「大丈夫ですか?ニコニコ」
古泉「ふぇぇ・・・怖いですぅ」
みくる「ちょっと!なにしてんのよ!」

 

 

 

 



ハ「昨日は凄い雨だったわね」
キ「そうだ……うおっ」ツル、ベチャッ!
ハ「バカじゃな……」ツル、ビチャッ
キ「人のこと言えんのかよ」
ハ「むう……」
オチもなく終わる

ヤンドロ=雨がやんで地面ドロドロの略。

 

 

 

 



古「今まで隠していましたが」
キ「今さら何だ」
古「実は僕アナルがふたつあるんですよ」
キ「だから何だ」
古「それだけなんですけどね」
キ「春だな」
古「春ですね」

 

 

 

 



朝、長門宅にて。
長「……生命体の反応あり」ピラッ
長「寝具の中にオニヤンマを発見」
オニ「ガブッ
長「……痛い」フルフル

ヤンネル=オニヤンマと寝るの略。
どうしてそうなったか分からないことを言う。

 

 

 

 



長門「眼鏡属性って何?」
キョン「何でもない、ただの妄言だ」
長門「妄言なんか言っちゃって、もう限界」
キョン「…10点だな」
長門「どうも」

 

 

 

 



キ「ちわーっと。ん、長門、お前だけか?」
長「……」
キ「どうしたレモンなんか持って」
長「人質は預かった」
キ「な、何がだ!?」
レ「どーも古泉です」
キ「またかよ! 設定引きずるなよ!」
長「こいつの命が惜しくばカレー一年分用意して」
キ「……本気か?」
長「まじ」
キ「古泉、お前はどうなんだ」
レ「いやぁ所詮僕レモンですからねぇ。絞られればそれまでです」
キ「達観すんな! そんなことで人生諦めんな!」
レ「これも涼宮さんの――」
キ「関係ねぇだろ!」
長「カレー、はやくして」
キ「マジかよ……お年玉全額崩さなきゃなんねぇ……しくしく」

 

 

 

 



キ「さて今年も野球大会か……。世界を救うために俺がピッチャーやるはめには――」
長「……」
キ「どうしたんだ長門?」
ハ「今年のエースは有希にたくすわ」
キ「何だって? お前投げないのか?」
ハ「えぇ、あたしは全力で外野を守るから」
キ「つうか長門、お前何持ってるんだよ?」
長「見て分からないの、レモン」
キ「いやそりゃ分かるけどさ、それどうすんだよ」
長「投げる」
キ「野球なんだから果物投げたってしょうがないだろ」
長「バットに当たった瞬間果汁がスプラッシュ、相手は走るどころじゃない」
キ「……反則だと思います」
長「ボールに見えるようにする。情報操作は得意」
キ「スペック無駄遣いすんなよ!」
レ「どーも古泉で
キ「それはもういい!!!」

 

 

 

 



ある日部室に行くと、長門がレモンを持ったまま微動だにせずにつっ立っていた。
長「……」
キ「長門?」
長「……」
キ「どうしたんだ。返事くらいしてくれたっていいだろ」
長「……」
キ「ん?」
ふと見ると、長門のうなじにメモ用紙が貼り付けてあった。

 これは新型の充電装置。実はわたしは充電式。ただいま充電中。少し待っていて。  有希

キ「なるほど」
長「……」
キ「……手紙かわえぇ」
長「……」
キ「……こほん」

 

 

 

 



キ「古泉…俺センター\(^o^)/オワタ」
古「僕もです」
キ「さぁ逝こう」
古「逝きますか…」
………グシャ

 

 

 

 



その日、一人の少年が何の前触れもなく、壊れた。
部室で、ある少女と言い争っているうちに、音もなく壊れた。
止まらない笑い声。慌てだす室内に居る少年と少女。
彼は叫んだ。叫びながら走った。
羽が見える、と。
そのまま屋上へと上っていき、そしてフェンスを乗り越えた。
そして、両手を広げて屋上から飛び降りた。
I can fly。そう叫びながら。
飛び降りた彼の体は、コンクリートに衝突したと同時に破裂した。
飛び散る内臓、血、肉。赤と黒と白のコントラスト。
千切れた消化器官から溶けかけた食物が飛び出る。
そのように体が壊れてなおぴくりと動く体はあたかも化け物のようだった。
かつての仲間はそれを見て顔を青ざめた。
一人の少女は私のせいだと言ってその場にうずくまった。
世界がその時動いた。
改変ですね。いつもは笑っている少年もこの時ばかりは笑う事は無かった。
そして、空間に皹が割れて―――。

 

 

 

 



ハルヒ「今の時代って……」
キョン「ん……? なんだ薮から棒に」
ハルヒ「今の時代って、一番狂ってると思わない?」
キョン「……? 一体どういう……」
ハルヒ「バブルとか恐慌とかじゃなくて、人が人を信用できなくなってたり、とにかく人の考えが、よ」
キョン「……まあ、いじめとか自殺とか多いのは確かだが」
ハルヒ「欲望とか剥き出しにして恐竜を追ってた時代のほうが、遥かに人間らしいわよ。でも今は違う」
キョン「つまり、人の心の闇が狂っているといいたい訳か」
ハルヒ「そう。それが一番怖くて、嫌よ。だから私、考えたの。もっと人が人らしくある方法をね」
キョン「ん……? なんだ?」
 
ハルヒ「みんなで聖教新聞を買うのよっ!! そうすれば人は有史以前のように太陽となり輝かしく……」
キョン「そ、創価っ!? ハルヒおまえ、そっちにいっちゃダメだぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 



ハルヒ「ビット絵も慣れてみれば面白いものね」
キョン「出来たのか?」
ハルヒ「ううん、まだちょっとだけ。でも作ってもストーリーがまだ、ね」
キョン「王道でいいと思うぞ」
ハルヒ「まあ悪くないけど、個人で作るならもっと捻ったもののほうがいいじゃない」
キョン「そうか? マップは?」
ハルヒ「作った……けどなんか変な感じするわ」
キョン「自分のを見るとそんな感じに感じるもんだ」
ハルヒ「そっか、じゃあ、まあいいわ。あ、あと音楽は……」
 
SOS団、18歳にしてRPGツクールにはまる

 

 

 

 



真っ当な意見と見せかけ、実は詭弁で論点をはぐらかす輩が多々おります。
皆様も以下の「詭弁の特徴15条」を覚え、そういう輩を排除しましょう。

1.事実に対して仮定を持ち出す
 「彼女の名は朝比奈ミクル。未来から来た戦うウェイトレスである」
2.ごくまれな反例をとりあげる
 「こいつも黙ってさえいれば(ry」
3.自分に有利な将来像を予想する
 「もしやまだ見ぬ誰かからのラブレターか」
4.主観で決め付ける
 「眼鏡ないほうがかわいいと思うぞ。俺に眼鏡属性はないし」
5.資料を示さず自論が支持されていると思わせる
 「だいたいの人は今そこにあるもので満足してるんだよ」
6.一見関係ありそうで関係ない話を始める
 「サンタクロースが(ry」
7.陰謀であると力説する
 「ひょっとしてこれもまたハルヒが望んだから起きた事件なのか」
8.知能障害を起こす
 「フロイト先生も爆笑だっぜ!」
9.自分の見解を述べずに人格批判をする
 「真面目な声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い」
10.ありえない解決策を図る
 「乱闘だ、乱闘パーティだ」
11.レッテル貼りをする
 「真性のアホだこいつ」
12.決着した話を経緯を無視して蒸し返す
 「とりあえず、宇宙人未来人超能力者について話してやろうと思っている」
13.勝利宣言をする
 「落ちろカトンボ!」
14.細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
 「違う!学習能力がないんですかこの人は……」
15.新しい概念が全て正しいのだとミスリードする
 「俺、実はポニーテール萌えなんだ。いつかのお前のポニーテールはそりゃあ反則的なまでに似合ってたぞ」

 

 

 

 



「おや」
俺の隣に座った客が、すっとぼけた声を出した。
誰かと思ったら古泉だった。
「…珍しいところで会うな」
「ここの飲み屋は行き着けなんですよ」
「お前のイメージからは想像もつかないな」
「昔はそういうキャラを演じていましたからね」
「嘘つけ。素だったくせに」
古泉の表情は、年を重ねても笑顔がデフォルトだ。
まあ、今の方が、いくらか人間味があるかな。
「……懐かしいですね」
「ああ。一杯つきあっていかないか?家内には内緒でな」
「遠慮しましょう。バレたら後が怖いですからね」
相変わらずハルヒの機嫌を伺うことだけは得意だな。
「ちっ。道連れは多いほうがいいのに」
「ははは……ほら、道連れの方がいらっしゃいましたよ」
そういい残し、古泉は席を立った。
空席になった俺の隣に、会社の同僚が入れ違いで腰掛ける。
「ごめんよ。待ったかい?穴子くん」

ED:ハレ晴れユカイ

<声の出演>
キョン:若本規夫
古泉一樹:子安武人
キョンの同僚:増岡弘

 

 

 

 



ハルヒ「なに、元に戻っただけ?詰まらないわね」
古「これはまずいですね、閉鎖空間です」

キョ「また、閉鎖問題か」

 

 

 

 



ハ「そうよ、何も起きなければ起こせばいいのよ」
古「涼宮さんらしい、良い案かと」

キ「PHSで打つのは面倒だな」

 

 

 

 



ハ「スレ、上げても一瞬で500位まで落ちるわ」
み「このままでは落ちちゃいましゅ」
キ「何か書いて上げるんだ」


長「プリンうめぇ~」

 

 

 

 



長門「なぜ みかん をたべると てがきいろくなるのか」
キョン「ちんちくりんだからさ」

 

 

 

 



「キョン、何やってんの? ゲーム?」
「ああ、コンピ研の最新作『信長の出世街道』だ」
「……微妙すぎ」

 

 

 

 



長門「カレーはカレー粉を使って作る」
キョン「確かにその通りなんだが…いきなりどうしたんだ?」
長門「『カレー』とカレー粉の『カレー』をかけてみた」
キョン「今のかけてみたって、カレーはご飯にかけるってのとかけたのかw」
長門「…うん」

 

 

 

 



キョン「おい長門、このカレーに●が入ってるんだが」
長門「大丈夫。食べても問題はない。」
キョン「じゃあお前が食べてみろ」
長門「それは無理」

 

 

 

 



長門「華麗なるカレー」
キョン「華麗なるヒラメ、なーんつってw」
長門「…うん」

 

 

 

 



ハルヒ「キョン……過疎っててさみしいよぉ」
キョン「しかたないな、もっとこっち来いよ」
ハルヒ「ふたりっきりだね///」ゴソゴソ

 

 

 

 



ハルヒ「ペロペロぺロ、キョンの腸おいしいわ、レロレロレロwww」
みくる「あれ?この茶色のって……もぐもぐもぐwwww」
長門「じゃあわたしはこの硬くなってる突起物を、しゃぶしゃぶしゃぶwwww」

キョン「……」


ハルヒと朝比奈さんと長門は俺の前で中華料理を食べている、俺にも分けてよ

 

 

 

 



キョン女体化

朝起きるとおっぱいがあった。
いや、おっぱいはもとからあったんだが今日のおっぱいはかなりデカい。……まあおっぱいにもそんな日はあるだろ。
おしっこがしたくなったので、トイレに入ってブリーフを下ろす。しかし一向に俺のちんちんが見えてこない。
しょうがないので触って確かめてみたが、ちんちんは引っ込んでしまっていて、代わりに変な穴が出来てた。……まあちんちんにもそんな日はあるさ。
朝飯を食べて学校へ向かう。家族はまるで変な人をみるような目をしていたが何だったのだろう。
教室に行き、ハルヒにいつもどうり「よう」と挨拶をする。しかしハルヒは「誰?」という顔をしている。
「どうした?具合悪いのか?」
「いや、あなた……誰?」
全く何を言っているのか。俺だよ。本名不明のキョン君だ。
「き、キョン!?」
ハルヒは何がそんなにびっくりしたのか後ろに思いっ切り椅子を倒して立ち上がった。
「なんだよ。どっからどう見ても俺だろ?」
「いやいやいや!キョンは男よ!あんたどうみても女じゃない!!」
なんだよ。ちょっとおっぱいおっきくなってちんちん引っ込んでたら女かよ。偏見だぜ?

 

 

 

 



ハルヒ「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしの所にきなさい!以上」
先公「君となりのクラスだよ」
ハルヒ「……///」

 

 

 

 



『キョン女体化』

あの後なんとかハルヒを納得させ、何故かこちらをじろじろ見て来る男子を横目で見ながら席に着いた。
「キョン。お前、俺と付き合わないか?」
なんだなんだ。お前ホモだったのか?残念だが俺はノンケなんでな。無理だ。
「そうか……だがな、俺は諦めないからな」
そう言って谷口は自分の席に戻る。何熱くなってんだ?今って熱血が流行ってんのか?
そしていつものように岡部が教室に来ていつものようにつつがなく一日が始まった。
確か1限目は体育だったな。移動するか……。
「おわっ!」
「おい!なんでお前こっち来てんだよ!」
……は?
「いや、着替えなきゃ授業受けらんねぇだろ」
何言ってんだよ。お前ら全員馬鹿か?
「だってお前女じゃねぇか!」
「はぁ……。いいか榊。俺がいつ女になった?ただおっぱいがあってちんこが引っ込んだだけだ」
「大問題じゃねぇか!」
まあいい。さっさと着替えてグラウンドに出るか。
そう考えた俺は、制服を脱ぎ捨て、昨日洗濯したばかりの体操服に袖を通す。うん、この匂いがたまんねぇぜ。
「キョンはどこ!?」
ハルヒが現れた。
「おわっ!」
なんだこいつ。まさか男の裸をみてハァハァする変態さんだったのか!?
「おわっ!じゃないわよ!あんた何やってんのか判ってんの!?」
「何って、着替えてるだけだが……」
するとハルヒは呆れたような目をして
「あんたが男だって主張するのはいいわ。でも、これをみなさいよ」
そう言って男子が着替えに使っている教室をぐるりと見渡す。俺もそれにつられて教室を見た。すると、榊や谷口、国木田を含めた男子全員が腰を曲げてこっちを見ていた。
何やってんだ?
「キョン。ワリィがやっぱお前別の場所で着替えてくれないか?」
「僕達には刺激が、強過ぎ……」
おいおい。新種のいじめかよ。俺そんなに嫌われてたのか?
「バカキョーーーン!!」
その後色々あって俺は結局保健室で着替える事になった。しっかし今日は皆変だったな……。
まぁ思春期だからな。そういう日もあるんだろ。

何故か保健室で着替える事になった。まぁいい。さっさと着替えてグラウンドに行くか。


その日の体育はサッカーだった。俺のポジションはなんと補欠。やっぱいじめか。いじめなんだな?
「馬鹿言え。お前が混じると皆集中出来ないんだよ」
ほう。あからさまに非難してきましたか。
「だから、いじめとかじゃなくてだな……」
「なら俺を試合に出せ。今すぐ出せ」
「ぐ……」
ここで負けちゃダメだ。いじめと風邪は初期に対処しないと取り返しがつかなくなるからな。
「……わかった」
睨み合いを数秒続けた後、谷口が折れた。ふ、勝った。
そして俺は国木田の代わりにグラウンドに立つ。つかおっぱいがじゃまで下が見えないんだが。
まぁ問題はないだろ。

試合が再開した。俺は一気にフリーになれそうな所へ駆け込み、パスを待つ。すると俺に気付いた榊がパスを出してきた。
しかし、敵に奪われてしまう。
「ヤロウ!」
俺の猛烈なアタック。身体をぶつけてバランスを崩す作戦だ。すると俺の気合いに押された敵選手は腰を曲げて立ち止まってしまった。
いくらなんでも止まらなくてもよくないか?腹でも痛むのだろうか。
まぁいい。チャンスをみすみす逃すほど俺は間抜けではない。こちらスネーク。ボールを確保した。今から敵陣へ神風アタックを敢行する。
「止めろ!」
敵のリーダーらしき人物が声を張り上げる。……いいだろう。かかってきやがれ!
「オラオラオラオラオラオラァァ!」
怒声を上げながら敵陣へ特攻をかます。無論敵もだまってはいない。数人がこちらに向かって走って来る。
が、そいつらは俺を見た瞬間に先程の奴の様に腰を曲げて立ち止まってしまった。集団食中毒か?
しかし勝負は続いている。このままゴールを奪わせて貰うぜ!
「シュートォォォオ!!!」
テンション東ックスな俺はそう叫んで黄金の左を繰り出した。ボールは弾丸のように真っ直ぐに飛んでいき、キーパー諸共ゴールへ突っ込んだ。
見たか。これぞ【奥義邪気眼キック】だ!!

喜び勇んで飛び跳ねる俺。こんなにハイになったのは久しぶりだ。
「キョン。お前すげぇな」
ははは。まあ俺にかかればざっとこんなもんなわけだ。
そう胸を張って言ってやった。だが谷口は俺のジョークに突っ込みもせず、俺の胸をじっと見ている。
「あ?なんだよ。なんか着いてるか?」
「いやいやいや。何でもないんだ!」
怪しい、が、まぁいいだろ。こいつがたまに挙動不審になるのは今に始まった事ではない。
「(乳首、透けてんだよ……)ボソッ」
「なんか言ったか?」
「いや!なんでもない!!」
「そっか」
その内原因不明の腹痛と思われる症状から回復した敵チームの選手と固い握手を交わし、その日の体育の授業は終了した。
何故か皆俺と目を合わせなかったがなんだったのだろう?






おわり

 

 

 

 


 

 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年01月07日 10:07