「古泉一樹は私のもの。誰にも渡さない」
これは長門。

「そ、それはこっちのセリフです!古泉君は私のです!」
これは朝比奈さん。

「ちょっと待て。古泉は俺のものだぞ」
これは俺。

今日の部室にはハルヒと古泉の姿は無く、俺と長門と朝比奈さんだけである。
ハルヒは担任からの呼び出し、古泉はそれが原因で発生した神人狩り。

なぜ俺たち3人が喧嘩してるのかというと、朝比奈さんのある一言が発端だった。
「古泉君がいないと寂しいです~、死んでしまいそうです~」

「ちょっと待ってくださいよ朝比奈さん。ひょっとして古泉の野郎のことが好きなんですか?」

「そうですけどぉ、、何か問題があるんですか?」
「この時間では恋人とか作るの禁止じゃなかったんですか!?」
「そうですけどぉ、、我慢できなくて・・・古泉君がいないと私・・・」
「なんで古泉の野郎なんですか!!」

朝比奈さんが半泣き状態になりながら
「あの・・キョン君ごめんなさい・・・私・・・キョン君に気持ちには応えられない」
「早く古泉のことは諦めてくださいよ。未来人はこの時代では恋愛禁止ですよ」
「ごめんなさい・・・私、キョン君にこと好きじゃないの。」
「はぁ?何を言ってるんですか?」
「え?何って・・・?キョン君わたしのこと好きなんじゃ・・・」

「違いますよ。俺も古泉のことが好きなんですよ」

その言葉を聞いた朝比奈さんは急に挙動不審になった。
「きょ、きょ、きょ、きょ、キョン君・・・・・・ウホッ?」

昨日の友は今日の敵。
まさに今の俺にとって朝比奈さんは敵である。
たとえ上級生だとしても敬語で話す必要は無い。
「そうだけど、何か問題でもあるのか?」

急に乱暴な口調になった俺に対して朝比奈みくるは更に挙動不審になった。

「あの、、キョン君、、そういうのは止めといた方がいいと思います。
やっぱり、、その、、ウホッ!はまずいと思います・・世間体とか・・・」
朝比奈ミクルは慎重に言葉を選びながらそう言った。

「ならお前はどうなんだ?未来人なのに、この時間で恋愛をしてもいいのか?」
「ダメですが、、でも、、もう我慢できないのです!」
「なんだと!自分のときだけ都合いいこと言って!」

そして俺と朝比奈ミクルは取っ組み合いの喧嘩になった。
もちろん俺が優勢である。
どうせ未来人だし、やってしまっても法は適応されないし、何かあったら長門に頼めばいい。

そして俺は調理場においてあった包丁を手に取り、朝比奈ミクルを刺そうとしたその時
誰かの手が俺を止めた。

その手の主は長門だった。
そして、「私も古泉一樹のことが好き」と言った。

「争いはしない方がいい。もしSOS団の1人でも欠けたら世界が崩壊する。
そうなれば古泉一樹にも会えなくなる」

さすが長門だぜ・・・
俺はちょっと熱くなりすぎてたな。

朝比奈さんはオシッコを漏らしながらヒイヒイ泣いていた。
「もう大丈夫だぞ朝比奈ミクル。もう変なことはしない」
「ウゥ・・本当ですか・・・?」
「とりあえずトイレに行ってパンツを脱いでこい。ここで脱がれると吐き気がする。
女の着替えほど気持ち悪いものは無いぜまったく」

数分後、朝比奈ミクルはトイレから帰ってきた。
その直後、長門が口を開いた。

「私にいい考えがある。ここは公平に勝負で決めるべき」

その後、俺の教室で何やら勝負をしようといった長門は1人で
俺の教室に向かって歩いていった。

教室には谷口と国木田がいた。
「あれ?キョン、何やってんだ?」
「朝比奈さん、長門さん、こんにちは」
2人はそう言った。

長門はそんな2人を無視して
「我々3人は今から勝負をするから出てって」と言った。

そして朝比奈ミクルが
「私と長門さんとキョン君とで古泉一樹君を賭けて勝負するんです」

開いた口がふさがらない谷口と国木田
「キョン、、お前、、古泉のことが好きなのか?
でもお前、、男だよな?実は女だったというオチはないよな?」

「今まで黙っててスマなかった。実は俺、ウホッ!なんだ」

「キョン・・・お前、、なんで今まで黙ってたんだよ」
「そうだよキョン。別に隠し事しなくてもいいのに」
「でも、、いろいろまずいだろ・・」

そして谷口と国木田が2人同時にこう言った。
「気にするなって、俺らもそうだから!」

話をまとめると、こういうことだ。
谷口と国木田は入学式当日から付き合ってたらしい。
そしてそれを俺に隠してたと。


「キョン、お前、古泉を狙ってるのか?あれは俺のランキングではAAAだぞ」
「そうなんだ、、でも・・・」
「ならさ、3人で小泉君にいたづらしない?」
国木田は3人で分け合おうという考えを提案した。

しかしその直後、俺と谷口と国木田と朝比奈ミクルは
何かの力によって黒板へ叩きつけられた。

「・・・」
その力を放ったのは長門だった。

結局、古泉は長門の物となった。
しかし肝心なのは古泉自身の気持ちである。

いくら長門が強くてもそんなのは関係ない、古泉の気持ちが第一である。
そして俺たちは文芸部室へ戻ることにした。

部室の扉を開こうとしたとき、中から変な声が聴こえてきた。

「あぁぁぁ!もっと激しくぅぅぅ!」

俺は扉を開けた。

なんと部室の中でハルヒと古泉がセックスをしていたのである。

「あんた達なんの用?じゃまだからさっさと帰ってよ」
「これはこれは、、恥ずかしいところを見られてしまいましたね」

古泉の裸を見た俺と谷口と国木田は理性を抑えることが出来ず、
服を脱いで全裸になって古泉のほうへ走っていった。
朝比奈ミクルと長門も我慢できずに服を脱いで全裸になって古泉の方へ走っていった。

俺は古泉を押し倒し、古泉の顔の上にまたがった。
「さぁ舐めろ」

谷口は古泉の両足を持ち上げ尻の穴に挿入しようとしている。
「力を抜け」

国木田は古泉の棒を嘗め回している。
「気持ちいいだろ?」


その次の瞬間である。
国木田の体が中に浮き上がり、窓の外へ飛んでいってしまった。
そして庭にゆっくりと着地した。これも長門の仕業だろう。

長門は今度は谷口の方を睨んだ。
谷口はガクガクと震えていたが、なかなか長門は力を使おうとしない。

古泉の裸を見たせいで&部室が不思議なパワーで溢れ返って
長門の力を減退させてしまっているようだった。

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最終更新:2007年01月15日 21:35