キョン「おーいハルヒ」
ハルヒ「何よ」
キョン「ちょっと絵の具貸してくれないか?」
ハルヒ「何で」
キョン「絵でも描こうかなと思ってさ」
ハルヒ「へぇ」
キョン「だから、絵の具貸してくれ」
ハルヒ「うん、わかった……ゴソゴソ……あ、あった」
キョン「おぉ、センキュ」
ハルヒ「大事に使いなさいよー」
キョン「あぁ、わかった」


長門「このようにして新たな有機生命体は生まれる」
みくる「へぇ、勉強になりましたぁ」




キョン「さぁて、何を描こうかな……お、あの木なんかいいな。うん、あれにしよう」
バサァ
喜緑「……」
キョン「あ、喜緑さんでしたか」
喜緑「わたしの趣味は木に変装することです」
キョン「そうですか」



長門「このようにして新たな有機生命体は生まれる」
みくる「へぇ、勉強になりましたぁ」




喜緑「絵を描いているのですか?」
キョン「そうです」
喜緑「へぇ、すこし見せてください」
キョン「まだ何も描いてませんよ」
喜緑「そうですか、じゃあ描くまでここで待ってますね」
キョン「教室に行っていいですよ?描き終わったら見せに行きますから。ここは寒いですし」
喜緑「いいんですよ、あなたが描いてるところを見ていたいです」
キョン「そうですか」



長門「このようにして新たな有機生命体は生まれる」
みくる「へぇ、勉強になりましたぁ」




キョン「……っと、こんなもんかな」
喜緑「へぇ、うまいじゃないですか」
キョン「はは、ありがとうございます」
ハルヒ「キョン、そろそろ絵の具返して」
キョン「あ、お前も来たのか」
喜緑「お久しぶりですね」
ハルヒ「そうね」
キョン「さて、寒いからそろそろ部室に戻るか」
喜緑「え、わたしは……」
ハルヒ「黄緑さんもいいわよ」
喜緑「それではお言葉に甘えて……」


長門「……」
みくる「……」



長門「奴が来る」
みくる「そうですね」
長門「どうする」
みくる「お茶を淹れておきますね」
長門「駄目。お茶など飲ませてしまったら奴はますます強くなってしまう」
みくる「そうだったんですか」
長門「そう」
みくる「じゃあ紅茶は……?」
長門「紅茶は大丈夫」
みくる「じゃあ紅茶を淹れておきますね」
長門「わたしの分も」
みくる「はぁ~い」

ゴク
長門「……」
みくる「どうですか?」
長門「おいしい」
みくる「そうですか、ありがとうございます」
長門「これならうちの嫁にも出来る」
みくる「褒めすぎですよぉ」
長門「本当に」
みくる「……本当ですかぁ?」
長門「本当」
みくる「……長門さんのお嫁さんに、なっちゃいますよ」
長門「いい」
みくる「……嬉しいです」


キョン(なんか知らんが部室に入れない雰囲気だ……)



ギィ
ハルヒ「キョン連れ戻してきたわよ」
みくる・長門「ビク!」
キョン「どうしたんだ、お前ら今日はなんか仲良いな」
長門「もともと」
みくる「そうですよぉ」
キョン「そうか」
喜緑「お邪魔します」
長門(来た!)
みくる「紅茶はお好きですか?」
喜緑「遠慮しておきます」
みくる「そうですか」
キョン「あれ?古泉は?」
ハルヒ「古泉君なら今日は来ないわよ」
キョン「なんでだ?」
ハルヒ「言ってたじゃない、今日はバイトだから来れないって」
キョン「へぇ」
喜緑「この椅子に座ってもいいですか?」
キョン「あ、それ、俺の椅子です」




喜緑「じゃあこの椅子は?」
キョン「それは古泉の椅子……ですが今日は来ないそうなのでいいですよ」
喜緑「そうですか」チョコン
キョン「オセロでもしますか?」
喜緑「そうですね」
長門(!奴にオセロという武器を与えてしまったら……っ!)
長門「待って。今日はわたしとオセロをすると約束していたはず」
キョン「そうだっけか?」
長門「そう」
喜緑「じゃあ、仕方ないですね」
キョン「長門の後に喜緑さんですね」
長門(……部活終了時刻までわたしとのオセロ対決を引き伸ばすしか……)



パチン
長門「王手」
キョン「ぐあー、負けたー」
喜緑「次はわたしですね」
長門(つい意固地になってすぐに勝ってしまった……)
キョン「どうした?長門」
長門「あなたの傍にいたい」
ガバッ
キョン「うわ、何すんだ長門」
長門(この状態なら奴がいつ襲い掛かってきても大丈夫)
長門「このままオセロをして」
キョン「でもなぁ」
喜緑「……」
キョン「前が見えん」



キョン「まぁいいか」
喜緑「そうですね」
ハルヒ「がんばれー」
みくる「がんばれー」


パチリ
喜緑「王手」
キョン「うわー油断した」
長門(これで一安心……)
キョン「なんか眠くなった」
ハルヒ「じゃああたしの膝枕で」
みくる「ここはわたしが」
喜緑「いやいや、わたしの膝で」
長門「……わたしが」
ハルヒみくる喜緑「どうぞどうぞ」
キョン「なんか知らんがこのベッド使わせてもらうぞ」
ハルヒ「あぁっ!それは団長用ベッドよ!」
キョン「うぅ~んむにゃむにゃ」
ハルヒ「まぁいいけど」
長門「……」
ハルヒ「あ、今有希変顔したでしょ」



長門「してない」
ハルヒ「してる。今もしてる」
長門「じゃあ元々こういう顔だった」
ハルヒ「そうだったの」
長門「そう」
みくる「……」
ハルヒ「どうしたのみくるちゃん」
みくる「いつも思うんですけど、キョンくんって寝る時ちょっと目が開いてますよね」
ハルヒ「あー、そういえばそうね」
長門「わたしもなる、と聞いたことがある」
喜緑「へぇ、そうなんですか」
ハルヒ「え?!じゃあちょっとここで寝てみてよ!」
長門「それはあなた専用のベッドのはず」
ハルヒ「もういいのよ、キョンも寝てるし」
長門「……じゃあ、寝る」
ハルヒ「どうぞ」



長門「……すー、すー」
ハルヒ「あ、ほんとだ」
みくる「ほとんど開いてますね」
喜緑「大丈夫なんでしょうか」
ハルヒ「ん、なんかあたしも眠くなっちゃった」
みくる「ふわぁ~あ、わたしもですぅ」
喜緑「みんなこのベッドで寝ちゃいましょう」
ハルヒ「良い案ね。このベッドけっこう広いからいけるわよね」
みくる「4畳半もありますね」
ぽすん
喜緑「ふかふかです」
ハルヒ「あ、喜緑さんずる~い!あたしも!」
ぽすん
みくる「わ、わたしもぉ!」
ぽすん
キョン「ぐぇ!」
みくる「あ、ごめんなさいキョンくん……」




キョン「朝比奈さんそれにしても重いですね……」
みくる「ごめんなさいごめんなさい」
キョン「太りました?」
みくる「……ひどいです」
キョン「すいません」
みくる「許す」
キョン「ありがとうございます」
みくる「じゃあ寝ましょう」
キョン「そうですね」
みくる「Zzz...Zzz...」
長門「うぅ~」
キョン(ん、長門の寝言か?)
長門「あ……とれた」
キョン(何がだ)
長門「乳首……取れた」
キョン(えぇ……どんな夢を見ているんだ)




長門「食べる?」
キョン(誰が食うか!)
長門「……おいしい?」
キョン(食ったのか?!)
長門「そんなにおいしいなら、こっちもどうぞ」
キョン(なんかエロい……)
長門「痛っ!!!」ガバッ!
キョン(……起きた)
長門「はぁ、はぁ、」
キョン「な、長門?」
長門「ひぃっ!」
キョン「なぜ逃げる」
長門「怖い夢を見た」
キョン「どんな夢だ」
長門「あなたに乳首をかじられた」
キョン「そうか」



長門「乳首……あ、あった」
キョン「夢の話だろ」
長門「夢でよかった」
キョン「そうだな」
長門「もし乳首がなくなったら乳首オナニーが出来なくなるところだった」
キョン「お前乳首オナニーなんてしてるのか?」
長門「そう」
ハルヒ「あ、あたしもしてるわ!」
キョン「お前も起きたのか」
ハルヒ「気持ち良いわよね、乳首オナニー」
長門「そう」
ハルヒ「略して」
長門「乳ナニー」



キョン「ほぅ、チナニーねぇ」
長門「そう、乳ナニー」
ハルヒ「ん、ふぅ、はぁ」
キョン「もしかして今やってるのか?」
ハルヒ「そうよ、ん、」
長門「手を使わなくてもできるのが上級者」
ハルヒ「有希、もしかして手を使わなくても出来るの?」
長門「出来る」
ハルヒ「え、見せて見せて」
長門「あなたに協力して欲しい」
キョン「俺か?」
長門「そう」
キョン「どうすればいいんだ?」
長門「この赤ポッチを舐めたりして」
キョン「分かった……ペロペロ」
長門「んんっ、ふぁ」
ハルヒ「すごーい!」
キョン「ペロペロペロ」
長門「ふぁ、はぅ、ぁぁあ」
ハルヒ「すごいすごーい!」
長門「んんんんんぁぁあああっ!」
ハルヒ「すごい!最後までいっちゃった!」
キョン(これって……単なる愛撫じゃ……)




みくる「うるさいですぅ」
キョン「すいません」
ハルヒ「ごめん」
長門「……」
ハルヒ「こらっ、有希も謝りなさい」
キョン「そうだぞ長門、謝れ」
長門「でも、今のわたしの上半身は裸」
キョン「そうだな」
長門「これでおあいこ」
ハルヒ「……!そう!そうだったわ!」
キョン「何がだ」
ハルヒ「『寝起き+上半身裸=俺は……いったいなんてことを……』だったわ!」
長門「そう。それ」
みくる「それなら仕方がないですぅ」
キョン「訳が分からん」
喜緑「うるさいですよぉ」
ハルヒ「すいません」
長門「ごめんなさい」
みくる「すいませんでしたぁ」
キョン「……」
ハルヒ「こら!キョンも謝りなさいよ!」




キョン「なんでだ?なんか分からんがおあいこじゃないのか?」
ハルヒ「バカ!二人目からは下半身も裸じゃないと意味がないのよ!」
長門「そう」
キョン「……」
ハルヒ「謝りなさい!喜緑さんに謝りなさい!」
キョン「じゃあ、俺が下半身裸になる。それでおあいこだろ?」
ハルヒ「え……なんかあんたに悪いわ、あたしが下半身裸になるわ」
長門「いや、わたしが」
みくる「わたしですぅ」
喜緑「じゃあ、わたしが」
ハ・キ・長・み「どうぞどうぞ」
喜緑「じゃあお言葉に甘えます」
スポーン
キョン「喜緑さん……」
喜緑「いや……そんなにまじまじと見ないで……」
キョン「綺麗ですよ、物凄く」
長門「綺麗」
ハルヒ「でも、毛が濃いわね」
キョン・長門「!」




キョン「ば、馬鹿野郎!」
ハルヒ「え?」
キョン「喜緑さんはそれを気にしてるんだぞ!」
喜緑「もういいんです……」
キョン「それをお前は!」
ハルヒ「ごめんなさい……」
喜緑「いいんです、いいんです…・・・」
キョン「この、大馬鹿野郎!!!」
ハルヒ「ひぃっ!」
喜緑「もういい!」
キョン・ハルヒ「ビク!」
喜緑「もういいんですよ、わたしの毛が濃いのは生まれつきですし」
キョン「……本当に、すいません……」
長門「実はわたしの方が濃かったりする」
みくる「!」




  ∩___∩
  | ノ      ヽ
 /  ゜   ゜  | 
|    ( _●_)  ミ     わたしの陰毛でいいなら
彡、   |▽|  、`\              好きなだけ見て
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
|  長門  /
|  /\ \
| /    )  )
∪    (  \
      \_)

キョン「長門……無茶しやがって」




ハルヒ「あらま、本当に濃いわね」
長門「濃くても彼が刈り取っていくので大丈夫」
キョン「まぁ、俺の仕事でもあるしな」
ハルヒ「あら、キョン偉いじゃない」
キョン「そりゃどうも」
ハルヒ「あたしもお願いしようかな」
キョン「いいぞ」
ハルヒ「……」
スポーン
キョン「お前もなかなか濃いな」
ハルヒ「でしょ、ね、早く刈ってよ」
キョン「……すまん」
ハルヒ「どうしたの?」
キョン「専用の道具は家にしかないんだ」
長門「そうだった」
キョン「だから今は出来ない」
ハルヒ「えぇー、せっかくパンツまで脱いだのに」
キョン「待った!履かなくていい!」
ハルヒ「なんで?スースーするじゃん」
キョン「そっちの方が見栄えが良い」




ハルヒ「まぁ、キョンがそういうなら……」
みくる「しかしまぁ、濃いですね」
ハルヒ「もしかしてみくるちゃんも?」
みくる「いいえ、わたしは生えてもいません」
ハルヒ「じゃあちょっと見せてよ」
みくる「いいですよ」
スポーン
ハルヒ「あー、丸見えだわ」
キョン「これはこれで恥ずかしいな」
みくる「もはや羞恥心などというものは捨ててきました」
キョン「どこに?」
みくる「未来に」
キョン「……もしかしてうまいこと言ったつもりですか?」
みくる「……はい」
長門(……うまい……)
ハルヒ「丸見え!」
キョン「丸見え!」
長門「丸見え!」
喜緑「丸見え!」
みくる「ちょっと、そんなにはやしたてないでくださいよ」
ハルヒ「なんで?」
みくる「調子に乗っちゃいます」
キョン「関係ないぜ!丸見え!」
長門「丸見え!」
喜緑「丸見え!」
みくる「だめ……それ以上は……」
ハルヒ「丸見え!」




全員「まーるみえ!まーるみえ!まーるみえ!」
みくる「うぐぁぁああああ!!!」
ハルヒ「はっ!みくるちゃんが覚醒したわ」
長門「原子出力19865…・・・20067・・・・・・24679・・・・・・どんどんあがっていく」
ハルヒ「大変だわ・・・・・・」
キョン「あ~あ、だから止めとけって言ったのに」
ハルヒ「ごめんなさい」
みくる「うぼぉぉおおおおおあああああ!!!」
喜緑「大変!あの体勢は!」
キョン「シャイニングスペルマの構え!」
長門「87557・・・・・・98652・・・・・・109876・・・・・・これ以上持続させると彼女自身の体が持たない」
みくる「シャァァアアアアアイイイイニングゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウ!」
喜緑「なんとかして止めるのよ!」
キョン「喜緑さん!俺が体当たりしますから、後に繋いでください!」
喜緑「わかりました!」
キョン「うぉぉぉぉぉおお!!」
ダッ   ドガッ
みくる「スペェェエエエルウ」
喜緑「かめはめ波ぁぁあああ!!」
どかん
みくる「マァアアアァアアア!!!」
ハルヒ「シャイニングスペルマとかめはめ波の一騎打ちだわ!」
キョン「頑張れ・・・・・・喜緑さん・・・・・・」ガクッ
長門「キョンくぅぅぅうううううん!!!」




長門「キョンくん!キョンくぅん!」
ハルヒ「駄目よ!そいつはもう使い物にならないわ!」
長門「でもぉ、でもぉ!」
ハルヒ「現実から目を逸らさないで」
長門「キョンくぅぅううん!!」
ハルヒ「キョンはもう死んだわ」
長門「ぐすん、ぐすん、・・・・・・なぜあなたは彼が死んだのに平然と?」
ハルヒ「あたしだって、悲しいわよ・・・・・・」
長門「そう?」
ハルヒ「うん」
みくる「ァァアアアアアアアアアア!!!」
喜緑「ぁあぁあぁぁぁぁああああああああああ!!!」

バチバチバチ!

ボカーン!




ハルヒ「やったわ!喜緑さんが勝った!」
喜緑「やりました」
キョン「良かった」
みくる「うーん、ここは・・・・・・」
長門「あなたのせいで、キョンくんはっ!」
ハルヒ「有希、もう終わったことは仕方がないわ」
キョン「あの、俺生きてるけど」
長門「!」
キョン「どうやら懐に入れてたこれが助けてくれたみたいだ」
長門「・・・・・・っ!それは・・・・・・っ!」
キョン「あぁ、俺がお前に初めて使ったコンドームだ」
長門「よかった、よかった」
キョン「中のトロトロした白い液体がまだ残っていたから助かったようなもんだ」
長門「あぁ、キョンくん大好きぃ」
キョン「ははは、やめろよ、くすぐったいって」
長門「ペロペロ」
キョン「くすぐ、ったい、ぁ、って」
長門「ペロペロ」
ハルヒ(これは・・・・・・乳ナニー?!)





"あの事件"からもう1年も経ったのか――……。

早くもクリスマス一色になりつつある我等がSOS団部室で自分で淹れた茶を啜りながらふと、感慨に耽る。
俺が絵を描こうと思って、木を描こうと思ったら喜緑さんだったりして、そして部室に戻ると長門と朝比奈さんがけっこうイイ感じになってたり。んで、長門と喜緑さんとオセロをして、なんか眠くなって寝て、朝比奈さんの重みで起き上がり。長門の寝言から乳ナニーの話題へと移り変わって、なぜか俺は長門の乳首を舐めた。朝比奈さん、喜緑さんの順番で寝ているところを起こしてしまって、謝るとか謝らないとかで喜緑さんが下半身裸になって、長門やハルヒ、さらには朝比奈さんまで下半身裸に。あまりにも丸見えだったもんでちょっとばかしはやしたてたら朝比奈さんが覚醒して。朝比奈さんのシャイニングスペルマを喜緑さんが必死のかめはめ波で押し返し、俺は九死に一生を得た。

「なぁ、長門」
「なに」
読みかけの本が閉じられて机に置かれる。長門と正面から向き合う形で話を切り出す。
「寒くないか?」
「ない」
「そうか」
とは言っても、ずいぶんと震えているじゃないか。やっぱり、寒いんだな。
俺はそっと長門の冷たい手を握る。


「……暖かい」
「やっぱり、寒かったんだな」
「……」
無言の首肯。
「なぁ、一つ訊いてもいいか?」
「いい」
「お前さ、俺のこと、好きか?」
長門は俺の質問に答えようとしないままに紙切れを取り出し、それにペンで文字を書き出した。すらすらと書き上げていく。ワープロで打ったような綺麗な明朝体。短い文字がその紙切れに現れていく。
「どうぞ」
俺に手渡す。

『好き。大好き。愛してる。結婚したい。キョンくんはわたしの夫。』

紙切れの文字がゆれて、にじんで、うまく読めない。何かを言おうと思った口が動かない。

俺は黙ったまま長門を深く抱き寄せた。

~END~

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最終更新:2007年01月15日 03:07