『本日未明に発生した閉鎖空間についての緊急報告
発生日時:本日午前四時すぎ。
発生場所:観察対象『B』の居住地を中心に半径百メートル。
侵入難度:昨年五月に発生した閉鎖空間と同程度。独力での侵入は不可能とみられる。
神人:現在発生は確認されていない。
観察対象:『A』は現時空に残留を確認。『B』は現在確認中。
追記:拡大の様子なし。
総合判断:
・観察対象『A』が現時空に残留している事。
・拡大の様子がない事。
・侵入が困難であること。
以上三点より本件を緊急度Cの要調査事項とする』


 僕は携帯の音で起きました。確認すると機関からの閉鎖空間発生の連絡。
「道理で今日の夢見が悪かったわけですね」
 しかし不思議な閉鎖空間の発生の仕方です。
 涼宮さんは消えていない。そうであるのに去年の五月の時と同じくらい侵入が困難……。
 神人も出現せず拡大の兆候もなし。無害ですね、今のところ。
 緊急度Cの要調査事項とは平たく言えば「放っとこう」ってことでしょう。
 もっとも発生した以上は現場に行かないといけないんですけどね。
 それに彼の家を中心に発生しているのは何か意味があるような気もします。
 僕は制服に着替えてから、新川さんに頼んで車をまわしてもらいました。
「どちらまで」
「彼の家までお願いします」
 車に揺られながら今回の閉鎖空間の引き金となった事は何かを考えました。
「特にこれといって思い当たる節があるわけではないんですけどね……」
「今度の事案ですか」
 どうやら考えごとが口に出たようです。
「ええ。昨日も普通の一日だったと……」
「思い当たる節がないのならばもう少しさかのぼってみてはどうですかな。
もしくは彼女の我慢が限界に達してしまったなんてことも考えられますな」
 ふむ。我慢と言えば煮え切らない彼にストレスを感じているかと思いますね。
 いい加減、彼も素直になればいいのに。


「そろそろつきますよ」
 新川さんの声で思考が中断されました。
「何か分かりましたかな?」
「いいえ。情報が足りませんよ」
 送ってもらった礼を言って僕は車を降りました。
 車を降りると声がしました。
「やっと古泉も来ましたか」
 朝からこの人の声を聞くとは。機関において逆らっていけない人の最上位、
 敵対組織からは『笑みの仮面を被った鬼』とまで言われる――。
「おはようございます。森さん」
 緊張しながら挨拶し、そっと辺りを伺うと能力者は大体全員そろっているようです。
 まずいです。皆さんは朝早くからここに集合してたみたいですね。
「これだけいれば大丈夫でしょう。誰が入りますか?」
 本題に入る森さん。
 誰が、と言っていますがこの雰囲気からして僕が指名されてるようなものですね
 おとなしく手を上げることにしました。
「いいでしょう。出来得る限りの情報を集めて来て」


 確かにこれは去年の閉鎖空間並みに入りづらいですね。
 何とか侵入したもののまた、ちっぽけな人魂もどきです。
「他は何時も通りの閉鎖空間……とはいかないようですね」
 そこは何もない荒野でした。まるで神人が全てを破壊したような廃墟。
 その中心に一人ぽつんと彼がいました。どうやら寝ているようです。
 こんな所で目を覚ますのはどんな気分でしょう? 少なくとも快適とはいえないと思いますね。
 何せ空は灰色、周りには何もない、と気が滅入る事この上ない景色ですから。
 取りあえず閉鎖空間を一回りし他に異常がない事を確かめてから、一時離脱します。
「報告は」
 ちょっとの休憩も許してくれない森さん。
「閉鎖空間内に『B』を確認しました」
 本当はこの呼び方を使うのは好きではありませんが、仕事ですから。
「『B』が?」
 眉をひそめる森さん。何か悪い事を言ったんでしょうか。
「『B』の時空残留は確認されています」
 そんな馬鹿な。間違いなく僕は、
「もう一度侵入。接触をはかりなさい」
 有無を言わせぬ森さんの口調。再び閉鎖空間へ向かいます。


 もう彼は目を覚ましていました。僕は彼の前に姿を表します。
 「またそれか」と忌々しげに言います。
 この前、彼がこの姿をみたのは一年前の五月で、
 本人曰く思い出したくないできごとらしいのですが、どうだか。
 ともかく、努めて普段どおりに僕は、
「ええ、またこれです」
「お前はあんまり焦ってないな」
「そう言うあなたもですね」
 彼は軽く肩をすくめてみせます。
「なにせハルヒが世界を作り直す原因に心当たりがない。
近ごろのあいつは退屈や憂鬱の対蹠点にいたからな」
 まったくもって、同感です。
「まあ、お分かりでしょうが今回の閉鎖空間もまた、去年のように異例のものです。
なぜなら全く拡大する様子もなく、神人もいない。
実害がないんです。だから、我々の上の方も静観を決めています」
 僕があっさり言うと彼は溜め息をついて肩を落としました。
「これで実害がないだと? 俺はどうなる。一生ここで暮らせと言うのか?
大体あいつが俺だろうと誰だろうと消えたまま放っとくわけがないだろう」
 その通り。特に涼宮さんがあなたを放っとくなんてありえませんよ。
 涼宮さんが彼を遠ざけるはずはないのに遠ざけている。
 ここに何らかの意図があるよう、な……!
 ああ、なるほど。ようやく彼女がこの空間を作った意味を悟れましたよ。
「古泉?」
「……すいません。考えごとをしていました。
推測ですがあなたが一生ここにいるなんて事はないと思います。
僕の個人的な見解ですが、三日か四日くらいで元通りになるかと」
 ここで一目ぼれのように唐突に仲間からの連絡が入りました。
 一時離脱せよ、ですか。
「……おや、そろそろ時間のようですね」
「また、力が消えかかっていると?」
 どうでも良さそうに彼は訊きました。
「いいえ、そろそろ学校へ向かわないと遅刻してしまいます。
最後に訊きたいことはありますか?」
 僕にもこれくらいの冗談は許されると思いたいものです。
「……お前、俺が元の世界に戻ったら覚えてろよ。
だが今はそれを忘れておくとして、二つ訊いておきたい。
この前俺は元の世界から消えていたみたいだが、今回はどうなってる?
もう一つ。何だってハルヒはこんな馬鹿なことをしたんだ?」
 僕は即答しました。
「現実世界にあなたはちゃんと残ってるようです。
詳しいことはまだ分かりませんが、あなたの状態は昏睡といったところでしょうか。
二つ目の質問ですが、こう言ってしまうと少々語弊はありますが、『押して駄目なら引いてみろ』ですね」
 彼は怪訝な顔をします。もう少し分かりやすく言わないと駄目ですかね。
「あなたが自分の気持ちに素直になって欲しいのですよ、涼宮さんは。
そのために隔離された空間を用意したのでしょう」
 では、と言って僕は閉鎖空間を抜け出しました。
 恐らく彼はこうつぶやくでしょう。
「意味が分からんぞ、古泉」と


 閉鎖空間から抜け出した僕が見たのは深刻な顔をした森さんでした。
「どうしました?」
 森さんが片方の眉をあげました。
「古泉、報告」
 失念してましたね。
「接触した結果、あれは『B』本人あるいはその人格の完全なコピーかと」
「先程『B』が昏睡状態に陥ってることを確認しました。
どうやらあの閉鎖空間は意識だけを取り込むようですね」
「と言いますと?」
「詳しい報告はまた追って連絡します。
古泉はでき得る限り長く『B』の状態を『A』に悟られないようにしなさい。
他は通常通りに」
 こうして僕の少し忙しい日々が幕を開けました。


 さて、その日の涼宮さんは見た目にはいつもと変わりませんでした。
 部室に入るなり、
「風邪なんてたるんでるわ!」
 叫び、朝比奈さんのいれたてのお茶を一息に飲み干します。
「大体休むんならあたしに連絡くらいしなさいよ……」
 そして、つぶやくように言いました。
 ここで「心配ですか」、と尋ねても「団長として団員の体調の把握は云々」、
 というお題目がかえってくるだけですね。
「メール送っても一通も帰ってこないのよ!? 失礼だわ!」
 あんまり不機嫌になってもらっては困りますから、フォローを入れておきましょう。
「それだけ重態なのかもしれません」
「むう……」
 あ、しまった。
 これで「お見舞いに行きましょう」なんて言われたら、彼が昏睡状態な事がばれてしまう。
 そんな事になったら……、
「お見舞いに行きましょう!」
 まずい! 森さんにはできるだけ長く事態を隠蔽しとけって言われてるのに……。
「病名が分かるまでは避けた方が無難だと思いますよ。
単なる風邪なら良いのですが、この時期インフルエンザの可能性もあります」
 これで何とか誤魔化せれば。
「……そうね」
 そう言って視線をどこかへ飛ばす涼宮さん。


 ともかく、開始早々ゲームオーバーになることもなく、
 僕たちは普段どおりの部活を開始しました。
 もっとも、今日はボードゲームの相手もいないのでとてもゆっくり時が過ぎますが。
 どれ位経ったころでしょうか、暇を持て余していた僕の携帯に機関からの連絡が入りました。
――『B』対象、動きあり。
 やれやれ、とは彼の台詞ですが思わず言いたくなりますね。
「すいません、アルバイトが入ってしまったので僕は帰ります」
「……ん。そうね、もう時間が時間だし解散にしましょ」


 足早に北高をあとにし彼の家に向かいました。今思えばもう少し慎重になるべきでしたね。
 彼の家の前に立ち、様子を伺っていると、
「古泉君、何やってるの?」
 紛れもない涼宮さんの声。
「バイトじゃなかったの?」
 けさの閉鎖空間に注意力を置いてきたとしか思えません。溜め息の一つでも吐きたいものです。
「バイト先がこちらの方面にあるんですよ」
 どちらかと言えば、まさしくここ、なんですが。
「ですから、ついでに様子だけでもと思いまして」
「ふーん……」
 視線を上に――要するに彼の部屋の辺りに――固定する涼宮さん。
「古泉君、そのバイト先好きじゃないでしょ」
 この人は今何と? 勘が鋭すぎますね。
「あたしの勘違いだったら悪いんだけど、古泉君さっき携帯見た時に眉間に皺寄せてたわよ」
「まあ、あまり進んでやりたいような事ではありませんけどね」
「じゃあ、何でやるの?」
 義務だからですよ、とは言えません。
「メリット、デメリットを秤にかけるとメリットの方が大きいからですね」
「古泉君って大人びてるっていうのかしら? ……苦労人ね」
 近ごろでは、苦より楽の方が多くなってきましたけど。
「……前にキョンが馬鹿な事いってたのよ」
 顔を上に向けたまま、
「有希が宇宙人で、みくるちゃんが未来人、それで古泉君が超能力者だ、って」
 色々な意味で身の危険を感じる。
「あたしはそれを笑い飛ばしたわ。……でも、この頃はね」
 視線を地面に落とし、一拍置いてから僕に固定します。
「キョンの言った事は、」
 ……そこから先は、言わないでください。
「本当なの?」
 ああ、全くどうしたものでしょうか……。


――そうだ、笑い飛ばせ。まさかそんなわけありませんよ、と言え。そうすれば問題はない。
――躊躇するその一瞬の間が命取りだ。今すぐに。
「……まさか、そんなわけありませんよ」
 タコの吸盤のような視線で、
「ほんと?」
 駄目だ、誰か助けてくれませんか? この際、手段は問いません。
 さて、偶然かどうかは分かりませんが、僕の願いは聞き届けられました。
 予想外の暴力によって。
 確かに手段は問わないと言いましたが、これはあんまりではありませんか?


 突然からだの芯までゆさぶる重低音が響き、気付いた時には腹部を打ち抜かれていました。
「古泉君!?」
 叫ぶ彼女の後ろから一台の車が迫り――、
 中から電光石火で飛び出てきた覆面姿の男に涼宮さんが車に連れ込まれたところまでしか、
 僕の意識は持ちませんでした。
――すいません。


………
……


 銃撃、誘拐、薄れる意識。助けなければ、動かなければ。
 起きろ、起きるんだ。
「目を覚ましたね」
 落ち着き払った森さんの声が横からします。
「森さん?
……そうだ、彼女は、涼宮さんは? 痛っ」
「折角はずして撃ったのですから、あまり騒いで傷口を広げないように。
あなたにはまだ監視任務があるのですよ」
 折角?
「あれは、森さんが撃ったのですか?そんな事しなければ涼宮さんは……」
 威圧感で僕の台詞を遮り、
「あれは新川です」
 新川さんが?
「あれくらいしなければ、あなたは本当の事を言っていたでしょう?
一年前ならばともかく、今のあなたは彼女らに深入りしすぎていますから」
「……」
 言い返せない。
「あの後、彼女は自宅前で開放。
作戦行動に使った車は同日に『機関』が発見した身元不明の遺体を乗せて処理。
警察が犯人の発作的な自殺と結論づけるように我々は誘導」
 事務的な口調で淡々と語る森さん。
「理解しましたか?」
「ええ、世間的に事件は解決した、と」
 だがそれで終わるわけがない。ここまで機関を動かしてしまったとなれば僕は、
「古泉の処置ですが、」
 ちらりと視線を流す森さん。
「私からの口頭注意。以上」
「……軽すぎませんか?」
 機関の一員として行動し始めてからもう四年。
 あまりに軽すぎる処分には裏があるような気がしてならない。
「あなたはすでに涼宮ハルヒに日常の一部と認識されています。
ゆえに機関上層部であろうと厳罰は下せません。その事実を忘れないように」
 最後を強調する森さん。
「……はい」
「よろしい。続けて次の作戦行動ですが、概要は現状の固定作業です。
まず、『A』に『B』は原因不明の病により意識を取り戻す可能性は極めて低いと信じさせなさい」
「……彼を閉鎖空間の中に閉じ込めたままにするという事ですか?」
 森さんが眉をつり上げ、
「古泉、勘違いしないように。我々が優先するのはまず世界です。
そのためには多少の犠牲はやむを得ません」
「もし、彼が目を覚まさないとなったら涼宮さんが世界を改変するのでは?」
「上層部も馬鹿ではありません。あなたが彼女に言い聞かせるべきことは次の三点。
まず、自力で起きる可能性はゼロに近いこと。
次に、現代医学は日進月歩で発展し、いつ治療法が発見されてもおかしくないこと。
最後に同様な事例は研究が盛んになっており、」
「……もう、いいです」
 要するに機関が僕にやらせようとしていることは
 涼宮さんを目を覚ましそうにない彼に縛り付けること。
 それだけでなくあわよくばその才能を医学の発展につなげようとしている。
 確かに客観的に見て機関のもくろみの方が有益です。ですが、
「古泉、もう一度言います。我々の優先すべきことは世界の現状維持です。
いいですか?」
 機関の一人として僕はうなずくしかありません。


「くそったれ!」
 普段は言わないようにしている言葉が一人きりの病室に響く。
 機関だとか、世界だとか、そんな事はもうどうでもいい。
 僕には僕の日常が存在するんだから。
「古泉君? 目を覚ましたの?」
 病室の入口辺りに涼宮さんがいた。
「どうしたんですか、こんな時間に?」
 さっきの独り言を聞かれたんじゃないでしょうか?
「キョンの事聞いてる?」
「ええ」
「でね、あいつもここに入院してんの……」
 世界の平穏はこんな普通の少女の人生を縛ってまで得るべきものなのか?
「涼宮さんは彼の容体について聞きました?」
「ちょっとだけね」
 ここで僕がさっき森さんに命じられた事を言えば彼女は信じてくれる、
 それくらいの信頼関係はできています。
「実はですね、先程医師に聞いたのですが」
「ちょっと待って、古泉君。いつそんな事を聞いたの?」
「ここは僕の叔父の知り合いが経営しているところですから」
「……そうだったわね」
「それで、ですね。彼は――、」
 僕がこれから言う事は機関の命令に逆らう事。下手をすれば……。
「どうも一週間前後で目を覚ますそうですよ」
 途端に色とりどりの花火が打ち上がったような笑顔。
「ほんと?」
「本当ですよ」
 あなたが望めば。
「そういえば前も三日で起きたしね。ほんと、古泉君は頼りになる副団長ね!」
 そう言って肩を叩く涼宮さん。
「痛っ」
「あ……! そうだった、大丈夫なの?」
「まあ、急所は外れたみたいでして。すぐ治りますよ」
「そう。じゃあ、今度退院パーティーでも開きましょ」
 気の早いことで。「ところで、その手に持ってる寝袋は?」
「ああ、これ? 見回りかわし損ねてキョンの病室から追い出されたのよ」
 頭が固い、なんてぼやく涼宮さんに、
「じゃあ、泊まっていきますか?」
 何て訊いてしまった僕は一体どうしたことでしょう。
「んー……。そうね、お邪魔するわ」
 そして寝袋を広げて、潜り込む涼宮さん。
「お大事にね」
 と言ったかと思えばもう寝息が聞こえます。
「ははは……」
 彼女はなんでこんなに安らかな寝顔で寝るんでしょうね。
「……おやすみなさい」


 さて、一週間経つと本当に彼は目を覚ましました。
 それと同じ頃には僕も歩き回れるくらいには回復していました。
 病院内を歩き回っていると、
「古泉、話があります」
 森さんに呼び止められました。
「……ついに来ましたか」
「外出許可は取ってあります。玄関口までいきましょう」
 あくまで事務的に作業をこなす森さん。
 玄関口にあったのは新川さんの運転する車でした。
「新川個人の車です」
 話がおかしな方向へ進みます。機関の用事なら機関の車を使えば……、
「長く止まっていると目立ちますので、早く乗っていただけますかな」
 促されるままに乗り込むと車は発車しました。
「まず最初に言いますが、あなたの処分はありませんよ」
「はい?」
 そんな馬鹿な。
「『あなたはすでに涼宮ハルヒに日常の一部と認識されています。
ゆえに機関上層部であろうと厳罰は下せません。』
忘れるなと言ったのに忘れていたようですね。結果は同じでしたが」
 そう言ってメイド的笑みを見せる森さん。
「私とてもう四年も同じ現場で働いていますから、あなたが機関の命令を『くそったれ』と
けなせるほど大事な友人ができたなら喜ばしく思いますよ」
 あの台詞を聞かれていたんですか。
「さあ、帰りましょうか。新川、病院まで」
 わざわざ新川さんが自前の車で来てくれたのはこのためだったのか。
 人知れず僕を労ってくれるために。
「これからも、よろしくお願いします」
 気付けばそう言っていました。森さんは軽くほほ笑んだあと、
「もっとも、建て前上私からの口頭注意は残ってますよ」
 凄惨な笑顔。
「……はい」
 僕の仕事はまだまだ終わりそうにありません。


 ああ、そう言えば閉鎖空間に一週間も閉じ込められたことに彼がすねて、
 涼宮さんと話をしなかった日々の話もありますが、それはまたの機会に。では。
FIN.

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最終更新:2020年06月10日 14:27