「FCのゲーム制覇しましょ」まとめ

多元鏡のやり方

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匿名ユーザー

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ゲーム実況の醍醐味の一つとも言える多元鏡のやり方を解説します。と言ってもページ作成者は多元経験に乏しい上に人間/PCスペックがテラヒクスなので、識者の方がさらに内容を充実させてくれることを望みます。

※多元鏡はかなりのPCスペックを要求されます。最低でも3GhzクラスのCPU(C2Dなら1.6Ghz程度)、メモリ512Mは必要だと思います(9元とかやろうとするなら最近のデュアルコアCPUでないとムリポ)。回線については@1にして鏡さんに助けてもらえばADSLでも大丈夫ですが、最低でも上り500~600Kbpsは必要です。

※多元鏡は通常の実況配信に慣れてからやる方が無難です。

多元のメリット

  • 各実況主に対して個別に鏡が付く必要がないので、鏡リレーを一本化でき、全体としてのネットワーク負荷を軽減できる。
  • 難ゲーなどで多数の実況主が挑戦中であり、いつクリアされるかわからない、といった状況下でクリアシーンを見逃す人が出にくい。
  • 見てて面白い。

多元のやり方

原理的には、複数起動が可能な動画プレイヤーで各実況主に接続し、そのウィンドウをタイル状に並べ、その範囲全体をWMEで取り込んで配信するだけです。ただし、事前に動画プレイヤーでオーバーレイを使わないように設定しておく必要があります。

まず、オーバーレイを切る設定を行います。
一番簡単なのは、 OLC を使ってオーバーレイを事前に確保してしまう方法です(プレイヤー起動前にOLCを起動すること)。この方法はほとんどのプレイヤーに対して通用するはずです。OLCのウィンドウは最小化して放っておけばおk。
OLCを使わない場合は、プレイヤーごとにオーバーレイの設定方法が異なるので、各プレイヤーのマニュアル等を参照してください。
※OLCは長時間起動しっぱなしにしているとなぜかオーバーレイを手放してしまう?ことがあるみたいです。長時間多元をやる際は枠の追加後に一応自分の配信を見てちゃんと映っているかチェックした方がいいかも。

次に動画プレイヤーの選択です。
一般的には GOM Player が使われることが多い(多分ウィンドウスナップ機能が便利だからだと思う)ようですが、複数起動可能なプレイヤーならば何でも構いません。ただし、多元をやる際はなるべく画面サイズを節約した方がいいので、タイトルバーや操作インターフェースで画面サイズを食うものは避けたほうがいいでしょう。
また、スキンを変えられるプレイヤーの場合は画面サイズを食わないスキンを導入しておくべきです。例えば、GOM Playerなら nG.minimalistic , Orange_gom 等がよく使われているようです。

ここまでの設定ができたら、実際にプレイヤーを複数起動してみて、手持ちの適当な動画を流しつつウィンドウをタイル状に配置してみましょう。
取り込み範囲は四角形なので、基本的には全体のビデオサイズによって4元、9元、16元…というように同時配信可能数が決まることになります。自分のPCスペックと相談しつつ全体のビデオサイズを決定してください。ウィンドウ1つ当たりのサイズはそれを同時配信可能数で割ることで自動的に決定されます。FCの場合、1つ当たりの動画サイズは最低でも256*224くらいは必要であることに注意してください。
例えば、最低限のスペックで4元鏡をやろうとする場合は、1つ当たりの動画サイズを256*224くらいとして、縦方向についてはウィンドウのタイトルバーなどもあるのでもう少し余裕を見て、全体のビデオサイズを512*480くらいに設定し、これを4等分するようにプレイヤーのウィンドウを配置します。

ウィンドウの配置が終わったら、WMEでその範囲全体を取り込んでみてエンコードテストを行います。
まずWMEの設定ですが、取り込みサイズとビデオサイズは原則として一致させるべきです(拡大縮小処理が入るとCPU負荷が上がるため)。また、通常の実況配信に比べてビデオサイズが大きい分、ビデオビットレートを上げる必要があります。おそらく300~500Kbps程度が適正です。また、FPSをどうするかは難しいところで、ACT, STGなどの場合は20~30FPSは欲しいのですが、FPSを上げると元々のビデオサイズが大きいため急速にCPU負荷が上昇するので、スペックとゲーム内容をよく考慮した上で判断してください。他の設定は通常の実況配信と同様でおk。ただしビットレートが通常より高いので、最大接続数の設定には注意してください。
設定ができたら、試しにエンコードを行ってみて、WMEのモニタパネルでCPU負荷を確認します。ここでCPU負荷が100%に張り付いているようならスペック不足なので、ここまでに述べた設定について再度見直しを行ってください。だいたいCPU負荷が70%程度に抑えられていれば何とか大丈夫だと思います。

エンコードテストでCPU負荷が問題なさそうであれば、ローカルで別に動画プレイヤーを起動して自分のWMEに接続し、画質などに問題がないかチェックしてみましょう。WMEのプロパティの「出力」タブで「ファイルに保存」をチェックし、自己録画を行って検討してみるのも有効です。ここで画質などに問題ありと思われる場合は最初に戻って設定をやり直します。

ここまでで何も問題がなさそうであれば恐らく配信可能ですが、念のため WME配信簡易テスト を行った上でテストスレで配信テストをしておいた方が安全です。

いよいよ実際の配信に入りますが、多元鏡は流れ的に一度始めると長時間続けることになりやすいため、その辺り大丈夫かどうか一応考えておいて下さい。
まず、最大接続数の設定が適正であるかどうか再度チェックしてください(ビットレートが通常より高いため)。その後、各実況主に接続し、ウィンドウ配置からエンコードまでを行ったらアドレスを公開します。その際、鏡さんの接続数設定の参考にするために配信ビットレートも添えておくといいと思います。

後は時々スレをチェックしつつ実況主の増減などがあればそれに対応してウィンドウを追加/削除するなりしていけばおk。CPU/回線負荷がかなり高い状況になっているので、裏でうっかり重い作業などをしてしまわないように注意!
また、放置になる等の場合はスレに一言書いておきましょう。

雑多なこと

  • 動画プレイヤーで映像をシャープにする設定が可能な場合は、そうした方が文字などが多少見やすくなるかも。ただしビデオサイズが大きいと負荷が倍近くなるのでスペックと相談の上で。

トラブルシューティング

  • エンコードすると動画が映らないウィンドウがある
おそらくオーバーレイが切れていません。当該ウィンドウを閉じた上でOLCを起動するなり、オーバーレイを無効にする設定を行うなりしてください。
  • GOMで接続すると映像が真っ暗になる
配信者が音声なし(映像のみ)のエンコード設定にしているのが主な原因と思われます。GOM以外なら大抵は正常に視聴できるはず。

多元支援ツール

  • メモ帳
同時配信可能枠は常に全部埋まっているわけではないので、余白部分に連絡事項などを書いておくのに使えます。

これを使ってプレイヤーウィンドウのタイトルバーの部分に実況主番号を重ねて表示しておくと、視聴者にとってどれがどの実況主なのかがわかりやすくなります。
GOMを最前面表示にしていると字幕が後ろに隠れてしまうので注意。

字幕少女と違って最前面表示のGOMの上にも書けるので、場合によっては便利かも。

GOM Player まとめサイト にアップされているUSimpleSkinを少し修正したものです。余計な装飾が一切ないので、スペックに余裕のない環境では便利かもしれません。

Qonohaについて

動画プレイヤーとして Qonoha を用いると、環境によってはGOMに比べて若干CPU負荷/メモリ使用量を抑えられるかもしれません(ビデオレンダラにもよる。色々試してみるべし)。Qonohaはスキン機能もあるので十分GOMの代替となり得ます。ただしストリーミングを意識して作られたプレイヤーではないため、多元用として導入するには多少準備が必要です。

まず、Qonohaはストリーミングの視聴方法がちょっと特殊です。
具体的には、Qonoha.exe の引数として mms:// 形式のURLを渡します。例えば:
Qonoha.exe mms://localhost:8080/
これは毎回コマンドラインから打ち込むのは面倒なので、Janeの外部コマンドに登録するなどしておくと楽です。

ところが、一部の環境ではURL引数が無視される現象が発生するようです(美人などの場合はタイトルバーに mms:// 形式のURLが表示され、さらに「再生できません」とのメッセージが出るはずだが、この場合はそれすら出ず、引数なしで起動した場合と同様の挙動を示す)。
この場合は、ASXメタファイル経由でURLを読み込ませるとうまくいくようです。具体的には、hoge.asx などという名前で以下のような内容のファイルを作成し:
<ASX version="3.0">
  <Entry>
    <ref HREF="mms://localhost:8080/" />
  </Entry>
</ASX>
これをQonohaに読み込ませる必要があります。
毎回こんな作業をするのは面倒なので、動的にメタファイルを生成してQonohaに渡す ラッパー を作成してみました。

Qonohaのスキンは 過労妖精 のQonoha Skin+などを漁れば色々あります。
既存のスキンを参考にいくつかスキンを作成してみました:

Qonohaはウィンドウスナップ機能がありますが、画面端限定なので マグネットウィンドウ 等を併用した方が楽だと思います。

なお、Qonohaはストリーミング動画のスクリーンショットは保存できないようです(URLをそのままファイル名にしようとしてエラーになっているのかも)。

その他

DXVAが有効な場合、環境によっては一定数以上の配信を同時再生すると一部の映像が再生されなくなることがあるようです。この症状が現れた場合は、 ffdshow などを導入してWMV9(万全を期すならVC-1/WMV8/WMV7も)をソフトウェアで再生するように設定すれば直ると思います。

怪しい情報(識者求む)

  • ビデオレンダラを設定できるプレイヤーの場合、レンダラとしてオーバーレイミキサーでなくVMR7/VMR9を指定しておけば、OLCを起動していなくても問題なく配信できる…ように見えます。ただビデオレンダラについてよく知らないので他にどういう影響があるかわからないけど><

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